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ルシアの旅(3)贈り物
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世界の震えと、眩暈の感覚の後。
「あら?」
ルシアは、いぶかしげにあたりをみた。
「転移したはずだけど……?」
今、ルシアの目の前にあるのは、転移前と同様に、滅びの井戸だったのだ。
しかし、先ほどまで目の前にいた、幼いミランダとエアリアルの姿は、どこにもない。
よく見ると、微妙にあたりの雰囲気はかわっていた。
滅びの井戸をとりまく空き地は、草も生えない荒れ地だったはずが、今、ここには丈の短い草がそこここに生えており、以前の禍々しい空気は消えていた。
それは、ミランダを助けるために使った、ルシアの浄化魔法の効果かも知れない。井戸の中の妖しのものは、浄化の光の直撃で祓われてしまい、もはや穢れはここにはない。
滅びの井戸の石組みには青くツタが絡みついて、その石組み自体も、こころなしか風化がすすんでいた。
「ひょっとして、場所はかわらないまま、時間だけが経過している?」
そう思案するルシアの後ろで
カサリ
と、物音がした。
「!」
すばやくふりかえる。
ふりかえったルシアは、そこに、木立から現れた、凜々しい若者の姿を認めた。
狩りの途中なのだろうか、若者は、たくましい肩に、しとめた何羽かのギジドリを担いでいた。
若者は驚いた表情で、井戸の前に立つルシアをじっと見ていたが、やがて、その顔が輝くと
「あの……ひょっとして……ルシアさん……ですか?」
おずおずと聞いてきた。
「えっ?」
とまどうルシアに、若者は
「またあえてよかった! ぼくはエアリアルです。ほら、ずいぶん昔、ここで、あなたにミランダをたすけてもらいました」
と言うのだった。
「おと(うさま)……いえ、エアリアル?」
「ああ、やっぱりルシアさんだ! あのときはびっくりしましたよ、だって、目の前でいきなり消えてしまわれるのだから……」
「あ……そ、そうね、驚かしてごめんなさい」
「いえ、とんでもないです。でも、あれからずいぶん経つのに、ルシアさんはぜんぜんかわりませんね! あの時のまま、お美しくて。ミランダはあなたみたいな綺麗な人になりたいって、ずっと言っています」
「ははは……そ、そうかしら?」
あの幼い男の子がいまはこんなに大きくなって。
凜々しい若者に。
そしてそこには、まぎれもなく父の面影があったのだ。
「おか(あさま)……いえ、ミランダとは、仲良くしてるの?」
ルシアは気になって、聞いた。
「ミランダと? はい、ぼくらはずっと一緒です……」
エアリアルは照れたように赤くなった。
しかし、その顔には、ちらりと影がさした。
それをルシアは見逃さなかった。
「なにか、心配なことがあるの?」
エアリアルはうつむく。
その様子に、ルシアは不安になってしまった。
まさか、お父様とお母様の間に何かトラブルが?
もし二人がうまくいかず、まんいち仲違いしてしまったら、未来のわたしはどうなってしまうの?
それで、あわてて聞いた。
「どうしたの? けんかでもしてしまったの?」
エアリアルは、なぜかもじもじとためらっていた。
ルシアは、ますます焦った。
「ね、わたしにできることなら、なんでも相談に乗るわよ?」
――と言ってはみたものの、複雑なことだったら、いったい自分になにができるのか、不安はある。
恋愛の機微をつかんで、若きお父様とお母様の間をうまくとりもつような自信は、まったくない。
なにしろ、ルシア自身、その手の経験が決定的に不足しているという自覚はあるのだ。これまでの長いエルフとしての生で、ルシアが恋をした相手は、ただ一人、ユウしかいないのだから。
「あの……」
と、エアリアルが、ようやく意を決して、口を開く。
顔はさらに赤くなっている。
「あの……ぼくは……ミランダに気持ちを伝える贈り物をしたいのですが、そんな大事な贈り物に、なにをあげたらいいのか、喜んでもらえるのか……ずっと悩んでしまって」
「ああ! そうなのね」
ルシアは、話が二人の仲違いのようなものでなくて、心の底からほっとした。
今のルシアから見れば、それはなんだか微笑ましい悩みで。
だって、なにをもらってもお母様はとても喜ぶに決まっている。
お母様は、お父様のことだけが好きなのだから。
それは、ルシアにはまったく自明のことだ。
でも――それは、また、若いお父様にとっては、とてもとても深刻なことなのだ。お父様のような、勇敢なエルフが途方に暮れてしまうほどに。
悩む父エアリアルが、もうしわけないけどかわいらしく見えたルシアは、真面目な顔を崩さないように気をつけながら、
「それで今、何か、考えているものはあるのかしら?」
と、聞いてみた。
エアリアルは、自信なさげに
「あるにはあるのですが……」
「言ってみて。わたしもいっしょに考えてあげるから」
「そうですか! 良かった……あなたのような方が考えてくださるなら心強い」
エアリアルが、うれしそうにいう。
「実は……」
と、エアリアルが候補に挙げたのは、翡翠を中心にあしらったフェロニエール(額飾り)だった。
その翡翠は、エアリアルが、苦闘の末に単独で倒した魔獣の体内から出てきたものだという。エルフの若者の、勇気の証である。これを鍛治師に加工してもらおうというのだ。
(ああ、それは!)
ルシアの、幼いころの記憶が蘇る。
あれだ!
お母様がとても大切にしてらっしゃった、あの美しい緑のフェロニエール。あれがそうだったんだ……。
遠い過去を思い出して、黙りこんだルシアの様子に、エアリアルは心配そうに言った。
「だめでしょうか……ミランダは、こういうのは好まないかな……?」
我にかえったルシアは、
「すてきじゃないの。それは絶対によろこんでもらえます!」
ルシアにはそのフェロニエールを渡されて、輝くような笑顔を見せる、若き母の姿が、ありありと目に浮かんだ。
「そうでしょうか」
エアリアルの表情が明るくなる。
「わたしが保証するわ。あなたは、まさにそのフェロニエールを、プレゼントしなければだめ」
「ちょっと仰々しくはありませんか」
「そんなことはありません! お願いだからそれにして。他のものは、けして考えないで!」
力説するルシアだった。
「わかりました。ありがとうございます。ルシアさんに言われた通り、翡翠のフェロニエールをプレゼントします」
エアリアルがうけあった。
「ルシアさん、せっかくだから、ミランダに会っていきませんか? 喜びますよ」
と、エアリアルはルシアを誘う。
(お母様……)
「そうしてみようかな……」
ルシアが、足を踏み出したとたん
ぶわん!
また、世界が震えた。
驚くエアリアルが遠くなる。
時を転移しながら
(こんなふうに、お父様とお母様を応援していけるなら、この時の乱れも悪くないのかも…)
そんなふうに思うルシアだったが、しかし。
時は、けして優しいだけではなく。
ルシアはそれを知ることになる。
「あら?」
ルシアは、いぶかしげにあたりをみた。
「転移したはずだけど……?」
今、ルシアの目の前にあるのは、転移前と同様に、滅びの井戸だったのだ。
しかし、先ほどまで目の前にいた、幼いミランダとエアリアルの姿は、どこにもない。
よく見ると、微妙にあたりの雰囲気はかわっていた。
滅びの井戸をとりまく空き地は、草も生えない荒れ地だったはずが、今、ここには丈の短い草がそこここに生えており、以前の禍々しい空気は消えていた。
それは、ミランダを助けるために使った、ルシアの浄化魔法の効果かも知れない。井戸の中の妖しのものは、浄化の光の直撃で祓われてしまい、もはや穢れはここにはない。
滅びの井戸の石組みには青くツタが絡みついて、その石組み自体も、こころなしか風化がすすんでいた。
「ひょっとして、場所はかわらないまま、時間だけが経過している?」
そう思案するルシアの後ろで
カサリ
と、物音がした。
「!」
すばやくふりかえる。
ふりかえったルシアは、そこに、木立から現れた、凜々しい若者の姿を認めた。
狩りの途中なのだろうか、若者は、たくましい肩に、しとめた何羽かのギジドリを担いでいた。
若者は驚いた表情で、井戸の前に立つルシアをじっと見ていたが、やがて、その顔が輝くと
「あの……ひょっとして……ルシアさん……ですか?」
おずおずと聞いてきた。
「えっ?」
とまどうルシアに、若者は
「またあえてよかった! ぼくはエアリアルです。ほら、ずいぶん昔、ここで、あなたにミランダをたすけてもらいました」
と言うのだった。
「おと(うさま)……いえ、エアリアル?」
「ああ、やっぱりルシアさんだ! あのときはびっくりしましたよ、だって、目の前でいきなり消えてしまわれるのだから……」
「あ……そ、そうね、驚かしてごめんなさい」
「いえ、とんでもないです。でも、あれからずいぶん経つのに、ルシアさんはぜんぜんかわりませんね! あの時のまま、お美しくて。ミランダはあなたみたいな綺麗な人になりたいって、ずっと言っています」
「ははは……そ、そうかしら?」
あの幼い男の子がいまはこんなに大きくなって。
凜々しい若者に。
そしてそこには、まぎれもなく父の面影があったのだ。
「おか(あさま)……いえ、ミランダとは、仲良くしてるの?」
ルシアは気になって、聞いた。
「ミランダと? はい、ぼくらはずっと一緒です……」
エアリアルは照れたように赤くなった。
しかし、その顔には、ちらりと影がさした。
それをルシアは見逃さなかった。
「なにか、心配なことがあるの?」
エアリアルはうつむく。
その様子に、ルシアは不安になってしまった。
まさか、お父様とお母様の間に何かトラブルが?
もし二人がうまくいかず、まんいち仲違いしてしまったら、未来のわたしはどうなってしまうの?
それで、あわてて聞いた。
「どうしたの? けんかでもしてしまったの?」
エアリアルは、なぜかもじもじとためらっていた。
ルシアは、ますます焦った。
「ね、わたしにできることなら、なんでも相談に乗るわよ?」
――と言ってはみたものの、複雑なことだったら、いったい自分になにができるのか、不安はある。
恋愛の機微をつかんで、若きお父様とお母様の間をうまくとりもつような自信は、まったくない。
なにしろ、ルシア自身、その手の経験が決定的に不足しているという自覚はあるのだ。これまでの長いエルフとしての生で、ルシアが恋をした相手は、ただ一人、ユウしかいないのだから。
「あの……」
と、エアリアルが、ようやく意を決して、口を開く。
顔はさらに赤くなっている。
「あの……ぼくは……ミランダに気持ちを伝える贈り物をしたいのですが、そんな大事な贈り物に、なにをあげたらいいのか、喜んでもらえるのか……ずっと悩んでしまって」
「ああ! そうなのね」
ルシアは、話が二人の仲違いのようなものでなくて、心の底からほっとした。
今のルシアから見れば、それはなんだか微笑ましい悩みで。
だって、なにをもらってもお母様はとても喜ぶに決まっている。
お母様は、お父様のことだけが好きなのだから。
それは、ルシアにはまったく自明のことだ。
でも――それは、また、若いお父様にとっては、とてもとても深刻なことなのだ。お父様のような、勇敢なエルフが途方に暮れてしまうほどに。
悩む父エアリアルが、もうしわけないけどかわいらしく見えたルシアは、真面目な顔を崩さないように気をつけながら、
「それで今、何か、考えているものはあるのかしら?」
と、聞いてみた。
エアリアルは、自信なさげに
「あるにはあるのですが……」
「言ってみて。わたしもいっしょに考えてあげるから」
「そうですか! 良かった……あなたのような方が考えてくださるなら心強い」
エアリアルが、うれしそうにいう。
「実は……」
と、エアリアルが候補に挙げたのは、翡翠を中心にあしらったフェロニエール(額飾り)だった。
その翡翠は、エアリアルが、苦闘の末に単独で倒した魔獣の体内から出てきたものだという。エルフの若者の、勇気の証である。これを鍛治師に加工してもらおうというのだ。
(ああ、それは!)
ルシアの、幼いころの記憶が蘇る。
あれだ!
お母様がとても大切にしてらっしゃった、あの美しい緑のフェロニエール。あれがそうだったんだ……。
遠い過去を思い出して、黙りこんだルシアの様子に、エアリアルは心配そうに言った。
「だめでしょうか……ミランダは、こういうのは好まないかな……?」
我にかえったルシアは、
「すてきじゃないの。それは絶対によろこんでもらえます!」
ルシアにはそのフェロニエールを渡されて、輝くような笑顔を見せる、若き母の姿が、ありありと目に浮かんだ。
「そうでしょうか」
エアリアルの表情が明るくなる。
「わたしが保証するわ。あなたは、まさにそのフェロニエールを、プレゼントしなければだめ」
「ちょっと仰々しくはありませんか」
「そんなことはありません! お願いだからそれにして。他のものは、けして考えないで!」
力説するルシアだった。
「わかりました。ありがとうございます。ルシアさんに言われた通り、翡翠のフェロニエールをプレゼントします」
エアリアルがうけあった。
「ルシアさん、せっかくだから、ミランダに会っていきませんか? 喜びますよ」
と、エアリアルはルシアを誘う。
(お母様……)
「そうしてみようかな……」
ルシアが、足を踏み出したとたん
ぶわん!
また、世界が震えた。
驚くエアリアルが遠くなる。
時を転移しながら
(こんなふうに、お父様とお母様を応援していけるなら、この時の乱れも悪くないのかも…)
そんなふうに思うルシアだったが、しかし。
時は、けして優しいだけではなく。
ルシアはそれを知ることになる。
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