上 下
24 / 60
異世界との邂逅

ラナと紗耶香 3

しおりを挟む
 最初の一週間は、何事もなく過ぎて行った。

 紗耶香が野営地に選んだ場所は小高い台地の上であり、西に三百メートルほど行った場所には小川が流れていた。

 水質は清流に近くて透き通っていたからその水を加熱殺菌し、更に念には念を入れて、アーシェからもらった浄水器で濾過してから使用するようにしていたのだ。

 小川のある場所は周囲よりも数段、低地になっていたために、行き帰りで坂を幾つか上り下りしなければならない手間はあったがとにかく、これで水の心配は解消された。

 また食料についても、それほど心配はいらなかった、出発前に心配したアーシェが貸してくれたマジックアイテム“ミニマムバック”の中に、買ってきておいたインスタントラーメン十袋にお鍋、携帯用のガスコンロなどを詰めて、小さくして持ってきていた。

 それに加えて、周囲にはバナナやマンゴーの亜種と思われる果実がいくらでも自生していたし、またナッツ類も豊富でむしろ太らないように注意していたほどだった。

 そしてもう一つ、紗耶香を喜ばせたのが、東に二キロほど歩いた場所に天然の温泉が湧き出していたポイントがあって、そこで一日の汗を流し、気分をリフレッシュすることもできていたのだ。

 ただし。

 紗耶香にはそれ以外でいくつか気になったことがあった、時々誰かに見られているような視線を感じて、振り向いても誰もいないのだ。

 ところが後で入念に調べてみると、確かに何者かがそこにいた形跡がわずかに残されており、ちょっと緊張する場面もあった、退魔士としての戦闘訓練のみならず、他にもサバイバルや数種類の方術の心得もあった彼女はすぐに相手がかなりの体術の使い手であること、体格も自分よりも一回りか二回りほど大きなことを突き止める。

(ううっ。な、何だこの匂い、頭がクラクラする・・・!!)

 だけど問題はそこではなかった、そう言った事も修行の一つだと、捉えていた少女に更なる異変が襲うが正体不明の何者かがいた場所を調べているうちに、なんだか股間がムズムズと疼き、したくてしたくて仕方がなくなってしまった、ようするにエッチな気分になってきてしまったのだ。

 そこには相手の体臭だろう、蒸れた汗の匂いが残っており、それを嗅ぐと心拍が挙がって頭がクラクラとしてしまう。

 もっとも。

 それは紗耶香だけではなかった、その様子を少し離れた茂みに潜んで見ていたラナもまた、あそこがジュンと熱く潤み、体から汗が噴き出して来る。

 この時まだ、二人は知らなかったのだがお互いの体液や分泌物が、相手にとって非常に強力な催淫媚薬の効能をもっており、しかもそうとは気づかずに彼女たちはそれを、大量に摂取し続けてしまっていたのだ。

 少し歩いただけで汗だくになってしまう熱帯のジャングルにおいて、いかに身形に気を付けてはいても、匂いや汚れを完全に払拭することは困難だった、ましてや紗耶香もラナも、ここに来てからと言うモノろくにオナニーもしていなかったから、性欲の高ぶりは激しさを増す一方だった。

「はあ、はあ、はあ、はあ・・・っ!!」

(アイツ、名前なんて言うんだろ。可愛いな、それにすっごいいやらしいにおいがする・・・っ♥♥♥)

 もう我慢できないと思い、襲い掛かって犯そうとした、その時だ。

 突然目の前の少女がああっ、と色っぽく叫んだかと思うと着ていた服を脱ぎ捨てて全裸になり、オナニーを始めたではないか。

「はー、はー、はあぁぁぁぁぁぁぁんっ♥♥♥あ、あっ。ああん・・・!!」

(なんて色っぽい声を出すんだ・・・)

 一瞬、“気付かれたか!?”と思って身構えるラナだったが、それは杞憂だった、全裸になった少女は繁みの中のラナには気付かず自慰行為に耽り始めたのだ。

 その姿は、それまでラナが感じたこともないくらいに淫靡で美しかった、片手で胸をもみながら、もう片方の手で股間をまさぐっている。

 よほど興奮しているのだろう、その手つきは徐々に激しさを増してきており、呼吸も荒くなっていた。

「はー、はー、あああああっ!?あ、あ・・・っ。はあぁぁっ。あ、あん・・・♥♥♥」

 程なくして少女がビクッとなったかと思うと仰け反り加減にしたまま体を硬直させた、イったんだと解ったがその直後、再びオナニーを再開して乳首やクリをいじくり始める。

「はあー、はあー、はあはあはあはあ・・・っ♥♥♥」

「ハー、ハー、ハー・・・ッ♥♥♥」

 高ぶっているのは、なにも少女だけではなかった、それを見ていたラナもまた我慢できなくなって乳首やあそこをまさぐり続けていたのだ。

 しばらくの間、二人はそのまま自慰を続けて何度も何度もイキ続けた、体はすっかり快楽に目覚めてほんのちょっと触っただけで、あっさりと達してしまうようになっていた。

「はあああっ、はあはあっ。はああああああっ♥♥♥」

「ハア―、ハア―ッ。ウ、アアアアアアアッ♥♥♥」

 しかし何度イっても、少しも満たされることはなかった、むしろ飢餓感に似た性欲は一層、高まってしまい、どうにもにもならなくなってしまう。

「・・・っ!?あ、ああっ!!」

「・・・・・」

 ついに、ラナは草むらから体を起こして紗耶香の目の前へと現れた、その姿に一瞬、ギクリとした紗耶香だったが警戒はすぐに解かれた、ラナは武器を持っておらず、殺意も害意もなかった、ただただ“やりたい”と言う、強烈な性欲があるだけだった。

「はあーっ、はあーっ。はあはあはあはあ・・・っ!!」

「ハー、ハー、ハーッ。・・・ゴクッ!!」

 すでに道着をはだけていた紗耶香はそのままラナに向き直るとグチョグチョになっている股間を開いて見せるが、もともと胸と腰に布を巻いただけの格好だったラナもまた、さっきまでのオナニーでそれをずり下してしまっていたために素っ裸になっていたのだ。

 紗耶香を押し倒して上から伸し掛かるようにすると、頭部を両腕で抱きかかえるようにして唇を奪い、両足の間に腰を入れてすでに開かれていた彼女の足を、自らのそれで、更に思いっきり開帳させる。

 完全に露出した股間に、自らのそれをググッと強く押し付けると、腰を素早く振り動かして秘部同士をこすり始めた。

「うひゃああああああああああああああああっっ!!!!!!!?」

「ウハアアアアアアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!!!!」

 女性器を中心にそれまで感じたことのない快感といやらしさとが立ち上り、全身に拡散してゆく。

 堪らなくなった二人は相手にしがみついたまま、さらにペッティングを激化させる。

 したくてしたくてたまらなかった二人のアソコは、相手のそれに吸い付いたままキュッキュッと窄まり、いやらしい口づけを繰り返した、それが更なる愉悦となってラナと紗耶香を一層、行為にのめり込ませた。

 自分とは違う女の体臭や汗の匂い、愛液まみれの粘膜同士が擦れ合う感触が、ラナと紗耶香を一層、夢中にさせる。

「んあああ、イクイクッ。イク、イク、イク、イク、イクッ。イックウウゥゥゥゥゥゥゥーーーッッ♥♥♥♥♥♥♥」

「ウアアア、マウ、マウ、マウ、マウッ。クルアル、クルアルッ。アアアアアアアーーーッッ♪♪♪♪♪」

 程なくしてほとんど同時に達した二人は、それぞれに絶頂の言葉を叫びつつ全身をビクビクと痙攣させる。

 相手をしっかりと抱きしめたままアソコを一際強く押し当て、激しく震える相手の膣の感触を、自らのそれで確かめた。

 しかし。

「・・・・・っはああぁぁぁぁぁぁぁっ!?は、は、は、は、はあぁぁぁっ。はあ、はあ、はあ、はあ。・・・あ、ああっ!!」

「・・・オ、オオオッ!!フウ、フウ、フウゥゥゥッ。チュブブブーッ♥♥♥」

「ん、んぶぶぶぶぶぶーっ!!!!?」

 あれだけ高ぶってしまっていた体は、一度イった位では全く満足していなかった、それどころか、もっとしたくてしたくてたまらなくなってしまう。

「ううううんもおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおーーーっっ!!!!!!?んじゅるるるるるるっ。んっぶうううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

「ンジュルル、ンジュルルルルルル~ッッ♪♪♪チュプチュプチュプッ、ジュルルルルルルル~ッッ!!!!!」

 自らにしがみついたまま、熱く潤んだ瞳を向けて来た少女の姿に、ラナはもはや遠慮しなかった、相手も興奮している事を見て取った彼女は再び少女の唇を奪うと舌を絡ませ、先ほどまでよりも激しい勢いでペッティングを再開させたのだ。

「んぶおおおおおおおおおっ!?んぐんぐんぐんぐんぐうううぅぅぅぅぅぅっ。んっぐうううううううううううううっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 再び達して少女が悶え、全身を強く戦慄かせるが、ラナはいっかな気にすることなく彼女をしっかりと抱きしめたまま、休むことなく腰を振る。

「んぶおおおおおおおおおおおおおおおっっっほおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉーーーっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 またもやアクメに昇った少女が体を芯から震わせるものの、それでもラナは彼女を離さずペッティングを継続させた。

 経験豊富なラナは一度肌を合わせただけで少女の性感帯や、そこへの最も効果的な責め方を見抜いていた、全身をギッチリと密着させたまま、これでもかと言うほど腰を振り、女性器同士をこすり合わせる。

 それもただ前後させるだけではない、円を描くようにしたり、時折わざと左右にも振るようにして、自身のアソコで少女のアソコをあらゆる方向から刺激した。 

「じゅるじゅるじゅるじゅるっ、んぐぐぐぐぐぐううぅぅぅぅぅぅぅっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪んぶぶぶ、んぶぶぶーっ。んべべべべべべえええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇっっっ!!!!!!!」

(んほおおおおおおおおおおおおっ!!?お、溺れりゅっ。唾でおぼれりゅうううぅぅぅぅぅぅぅっっ!!!!!!)

 それだけではない、ラナは律動に合わせてキスも行い、舌で口内を刺激してきた、そうやって出て来た唾液をすすり、反対に自身のそれを次々と少女の口内へと送り込む。

 当然、それらも強烈な媚薬となってお互いを更に燃え上がらせた、特に経験豊富なラナとは違って快楽に免疫のない紗耶香は女同士の汗だくエッチと言う、いやらしい行為に心底発情してしまい、肉欲の坩堝に叩き込まれて悶えに悶える。

「んぐんぐんぐんぐんぐんぐんぐっ。んっぐううううううううぅぅぅぅぅぅぅぅぅっっっ♥♥♥♥♥♥♥♥♥・・・ん、んふううぅぅぅっ。んふー、んふーっ、んふううぅぅぅぅぅっ!!ん、んぶぶぶぅっ。んぶううううううううううっっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪」

「ンムムム、ンムウゥゥゥゥゥゥッ。ンムオオオオオオオオオッ!!!?ンフー、ンフーッ。ンムムムムウゥゥゥゥゥゥゥゥゥッッッホオオオオオオオオオオオオッッッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

(んほおおおおおおおおおおおっっ♥♥♥♥♥き、気持ちいい、ぎぼぢいいぃぃぃぃぃぃっっ!!!女の子同士のエッチ、堪んないよぉ、気持ちいいよおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪)

 熱帯のジャングルで抱きしめ合って行為に耽る二人の体は大粒の汗にまみれており、それらが混ざりあうヌルヌルとした感触と匂いが一層、劣情を掻き立てた。

 愛液まみれの粘膜同士が擦れ合うと、そこからは痺れるような愉悦が生じて二人の全身を駆け巡る。

「んぼおおおおおおおおおおおっ!!?も、もうらめえええぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・っっ♪♪♪♪♪♪♪♪♪アへエエェェェェェッッ♥♥♥♥♥♥♥♥♥」

 そう呻いて気を失ってしまう紗耶香を、しかしラナは離さなかった、それどころか白目を剥いたままグッタリとしてしまった少女の痴態に恐ろしいほど性的興奮を覚えた彼女は一層、激しく抱き始めた。
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

鬼畜ロリコン!幼い少女にガンガン生中出し

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:369pt お気に入り:82

もう一つの顔

恋愛 / 完結 24h.ポイント:120pt お気に入り:73

イヤイヤしてて、いじめてあげる。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:63pt お気に入り:25

異種族合法ロリ教師の恋

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:21pt お気に入り:8

カノジョを成長させてみると?

恋愛 / 完結 24h.ポイント:21pt お気に入り:5

私が魔女になるまで

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:0pt お気に入り:6

処理中です...