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異世界なんかで教わりたくなんかないけど

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「では!自己紹介からいきましょうか!」
 
「おー!」

今十夜達は新たな仲間に加わった2人の歓迎会をしていた

「では、まず2人からどうぞ!」

レイが少し緊張していた2人に声をかけた

「は、はい!私はミオンと言います。ほかの人からは悪魔の子と呼ばれています。私が持っている能力は加工です。あらゆる物の形を一瞬で変える事ができます」

「ミオンちゃん!レストランで見せてくれたあれ!みんなに見せてあげてくださいよ!」

レイが目を輝かせて言った

「ガンズのことですね。これが私の作った武器ガンズです」

そう言ってミオンは二つの銃を出した

「これは!」

「うぇぇ!」

十夜がミオンの武器を見た瞬間驚きのあまりミオンに近づいた

これはどう見ても銃だ!形は日本とかで見るのよりゲームに出てくるようなやつだけどこれはすごい!

「ミオンちゃん!これはなにかをモデルにしたのか?」

「え、あっえっと私が考えましたけど」

「すごいよ!」

十夜はミオンに顔を近づけミオンは顔を赤くした

「あ、あのー、十夜さんち、ちかいです」

「あ、すまん」

「いえ!別に謝らなくていいですよ!」

十夜がすまなそうに言うとミオンが慌てて言った

「はーいそこまでです!」

レイが2人の間に割って入り2人を話した

「次はダーリンが連れてきた子を紹介してください!」

「あ、あぁわかった」

「私はマリンと申します。私はここにいるアイズの妹です。これからよろしくお願いします」

綺麗に自己紹介を終えたマリンはすぐに座った

「お兄ちゃん!私ちゃんとできたよ!」

先程とは違って子供のようにアイズに抱きついた

「さっき頑張って練習したから大丈夫だったぜ!」

「それは言わない約束ですよー!」

「すまんすまん!」

アイズは嬉しいそうにニコニコしながら言った

「仲良いですね」

レイが十夜の耳元で小さな声で話た

「そうだな」

「そろそろ僕達の番ですね」

そう言うとメティスが立ち自己紹介をしはじめた

「私はメティスです。気軽にメティスと呼んでください」

メティスが座るとすぐにバステトが立った

「私はバステトです」

「2人ともそんだけじゃダメっすよーもっと自分の事を話さないと!」

ヒュプノスは2人にダメ出しをした

「私はヒュプノスっす呼び方はなんでもいいっすよ!好きな食べ物はピザ!嫌いな食べ物は野菜系っす!よろしくお願いしますっす!」

「私はガイアです。好きなものはお茶嫌いな物はポセイドンどうぞよろしく」

「俺様はポセイドンだ!使う武器はトライデントだ!好きな物は肉!嫌いな物はガイア!2人ともよろしくな!」

ガイアとポセイドンはお互いを嫌いな物に入れていた

「私はアルテミスです。女の子同士仲良くしましょうね」

「へっ!次は俺か。俺はアレスだ!俺には関わらない方がいいぜ。怪我するからな」

「アンタは女の子が苦手なだけでしょ」

「はぁ!」

アレスに聞こえるようにヒュプノスがわざと言うとアレスがキレた

「次いきますよ。私はクロノスですよろしくお願いします」

「次は俺だな!俺はアイズだ!イビキがうるさいとよく言われる。よろしくな!」

「アイズさんそれ今言う事ですか?」

アイズの言葉にレイがつっこんだ

「私はレイです。将来ダーリンのお嫁さんになるのが夢です!」

そう言ってレイが座ると十夜は少し恥ずかしくなった

「では!最後は俺だ!このチームのリーダー十夜だ!よろしくな!」

そう言うと全員の視線が十夜に向いた

「いつから十夜くんがリーダーに?」

「十!どう言うこったー!?」

「西木! 俺様がリーダーだろが!」

「俺がリーダーだよ!」

男達が誰がリーダーになるか揉めていた

「多数決で決めるっす」

「「それだ!」」

男達がヒュプノスの言葉に一斉に振り向いた。自分以外の他の人に手をあげると言う一般的なルールを使って投票をおこなった

「では!ガイアがいいと思う人!」

誰も上げずシーンとした空気になってしまったがガイアはとくに気にした様子はなかった

「私はリーダーに向いていないと言う事でしょう」

「じゃ、次いくっすポセイドンがいいと思う人ー!」

またもや誰も上げなかった

「俺はリーダーは嫌いだからべ、べつにいいさ」

ポセイドンはそう言ったが先ほどまでリーダーになりたがっていたのだ

「次いくっす!アイズがいいと思う人ー!」

「はいはいはーい!」

元気な声でマリンが手を上げた

「1人っすね。次いくっす。アレスがいいと思う人ー!」

「はぁ!なんで誰も手をあげねー!」

全員の態度にアレスが怒った

「アレスうるさいぞ!」

「てめーは一票あるだけましだろが!」

「2人とも喧嘩はやめてください!」

アレスがアイズを殴ろうとしたときマリンが間に入ってきた

「ちっ、こいつに感謝しとけ!」

「お前もな!」

「で、では次にいきますっす。十夜きゅんがいいとおもうひとー!」

そう言うとメティス、アイズ、レイ、クロノス、バステト、ヒュプノスが手を上げた

「あちゃー、これはどうなるでしょうね。次いくっすメティスがいいと思う人ー」

メティスに手を上げたのは十夜、アレス、アルテミス、ガイア、ポセイドン、ミオンが手を上げた

「これはお互い同じと言う事でリーダーは2人に任せますっす!」

「「えー!」」

驚きの結果に全員が声をあげた

「メティス!これからリーダーたのむぜ!」

「十夜くんこそお願いしますよ!」

こうしてぶじに?リーダーを決める事ができた(2人)
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