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ジークフリード編
42話 異世界なんかで試練なんて受けたくないけど8 試練2 百足の砂漠
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アイズ達3人はギルドで受注した『砂漠神殿探索クエスト』のために街から離れ、砂漠神殿へと足を運んだ。
「いったいここには何があるんすか?」
ヒュプノスが神殿内を軽く見渡した。
「この神殿は構造が複雑でまだ全体の20%しか調査されていないらしいのですが、そのためここでしか出現しない魔物や古代の宝なんかが眠っているようです」
と、ガイアはギルドスタッフから聞いた話を2人にも伝えた。
「宝は私がもらうっす!」
ヒュプノスが自信満々に言った。
その後も辺りを見渡しながら3人は歩き続けた。
「何もいないっすね」
「この辺りは狩り尽くされたかもですね」
「早く命の石を集めないとなんねぇのに...まどろっこしいぜ」
アイズは少し焦り始める。
「今は進むしかないですよ」
その時どこからかこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
「何だよこの音」
パカッパカッと何か動物のような走る足音が聞こえる。
「どんどん向かってくるぞ」
3人は武器を構えた。
「あそこっす!」
ヒュプノスが音の方向を指さすとそこには2m程のガゼルのような見た目をした魔物がこちらに向かって走ってきていた。
「あれは『アタックガゼル』です」
「ってことはあれを倒せば枠が1個埋るのか」
アイズは斧を強く握りしめる。
「俺が注意を引く!2人は後ろにまわりこめ!」
アイズの言葉に2人はその場を離れる。
「エアカッティング!」
風の刃がアタックガゼルに襲いかかる。
「今だ!」
アイズの掛け声とともに2人がアタックガゼルの後方から攻撃をしかけた。
「スネークナックル」
「シールドバンカー!」
だが3人の攻撃は軽々とかわされてしまう。
それどころかヒュプノスのガイアの後ろに回り込み後ろ足で2人を蹴った。
「...ぐっ!」
「痛いっす!」
2人は蹴られた箇所を手で抑え、痛みを堪えた。
「エアカッティング!」
アイズはすぐさま攻撃をしかけた。
しかし攻撃はまた避けられた。
「アイズくん、私を使ってください」
以前、ガイアがクロノスの武器として変身したことがあった。
それを今回はアイズに使ってもらおうということらしい。
「よし。ヒュプノス、少しでいい、あいつを足止めしてくれ」
「わかったっす」
「ではいきます。ビジョン」
ガイアはオーラに包まれ自身の武器と融合しガイアナックルへと変化した。
「いくぜガイア!」
アイズはアタックガゼル目掛けて走り出し、アタックガゼルもまた角をアイズに向け走り出した。
「防御は私に任せるっす!」
アイズに攻撃が当たる寸前、ヒュプノスがシールドバンカーで攻撃を防いだ。
「エアインパクト!」
アイズの攻撃はまたしても軽々と避けられた。
「あまいぜ!」
だがアイズの狙いはアタックガゼル本体ではなかった。
アイズの攻撃は地面を割り衝撃波となりガゼルに傷を負わせた。
「ギギィー」
「当たったぜ!」
アタックガゼルは足を負傷しその場に伏せた。
「すまない。なるべく痛くはしないからな」
アイズはそう言って最後の攻撃をガゼルに当てた。
「ナイスっす!よくやりましたっす!」
ヒュプノスがアイズの元へ走った。
「ああ。ガイアもありがとう」
ガイアはビジョンを解き元に戻っていた。
「お礼なんていいですよ。ですがこの魔法はいつ使っても疲れますね...」
アイズはガイアの肩を持ち再び歩き出した。
「しかしいつあんな技を?」
ヒュプノスが2人の顔を覗き込んだ。
「以前ガイアくんの要望で特訓を行っていたんですよ」
「ああ。十夜のためにも新しい力が欲しかったんだ。そこでガイアが特訓してくれるって言ってくれてな」
アイズは小さく頷き答えた。
「あんたそんなに面倒見よかったっすか?」
「力が欲しいという気持ちには共感出来ますから。魔王を倒すためにもアイズくん達にはもっと力をつけてもらいます」
ガイアは疲れた表情でアイズを見た。
「まかせとけ!」
アイズは元気よく笑いながらガイアの顔を見た。
「頼もしい」
ガイアは柄にもなく少し笑ってみせ、すぐに顔をそらした。
「今ガイアが笑ったっす!」
そんなガイアを見てヒュプノスが何度もガイアの顔を覗き込み、ガイアは何度も顔を逸らした。
「ヒュプノスやめてください。先に進みますよ」
ガイアは頬赤らめてヒュプノスを急かした。
「いったいここには何があるんすか?」
ヒュプノスが神殿内を軽く見渡した。
「この神殿は構造が複雑でまだ全体の20%しか調査されていないらしいのですが、そのためここでしか出現しない魔物や古代の宝なんかが眠っているようです」
と、ガイアはギルドスタッフから聞いた話を2人にも伝えた。
「宝は私がもらうっす!」
ヒュプノスが自信満々に言った。
その後も辺りを見渡しながら3人は歩き続けた。
「何もいないっすね」
「この辺りは狩り尽くされたかもですね」
「早く命の石を集めないとなんねぇのに...まどろっこしいぜ」
アイズは少し焦り始める。
「今は進むしかないですよ」
その時どこからかこちらに向かってくる足音が聞こえてきた。
「何だよこの音」
パカッパカッと何か動物のような走る足音が聞こえる。
「どんどん向かってくるぞ」
3人は武器を構えた。
「あそこっす!」
ヒュプノスが音の方向を指さすとそこには2m程のガゼルのような見た目をした魔物がこちらに向かって走ってきていた。
「あれは『アタックガゼル』です」
「ってことはあれを倒せば枠が1個埋るのか」
アイズは斧を強く握りしめる。
「俺が注意を引く!2人は後ろにまわりこめ!」
アイズの言葉に2人はその場を離れる。
「エアカッティング!」
風の刃がアタックガゼルに襲いかかる。
「今だ!」
アイズの掛け声とともに2人がアタックガゼルの後方から攻撃をしかけた。
「スネークナックル」
「シールドバンカー!」
だが3人の攻撃は軽々とかわされてしまう。
それどころかヒュプノスのガイアの後ろに回り込み後ろ足で2人を蹴った。
「...ぐっ!」
「痛いっす!」
2人は蹴られた箇所を手で抑え、痛みを堪えた。
「エアカッティング!」
アイズはすぐさま攻撃をしかけた。
しかし攻撃はまた避けられた。
「アイズくん、私を使ってください」
以前、ガイアがクロノスの武器として変身したことがあった。
それを今回はアイズに使ってもらおうということらしい。
「よし。ヒュプノス、少しでいい、あいつを足止めしてくれ」
「わかったっす」
「ではいきます。ビジョン」
ガイアはオーラに包まれ自身の武器と融合しガイアナックルへと変化した。
「いくぜガイア!」
アイズはアタックガゼル目掛けて走り出し、アタックガゼルもまた角をアイズに向け走り出した。
「防御は私に任せるっす!」
アイズに攻撃が当たる寸前、ヒュプノスがシールドバンカーで攻撃を防いだ。
「エアインパクト!」
アイズの攻撃はまたしても軽々と避けられた。
「あまいぜ!」
だがアイズの狙いはアタックガゼル本体ではなかった。
アイズの攻撃は地面を割り衝撃波となりガゼルに傷を負わせた。
「ギギィー」
「当たったぜ!」
アタックガゼルは足を負傷しその場に伏せた。
「すまない。なるべく痛くはしないからな」
アイズはそう言って最後の攻撃をガゼルに当てた。
「ナイスっす!よくやりましたっす!」
ヒュプノスがアイズの元へ走った。
「ああ。ガイアもありがとう」
ガイアはビジョンを解き元に戻っていた。
「お礼なんていいですよ。ですがこの魔法はいつ使っても疲れますね...」
アイズはガイアの肩を持ち再び歩き出した。
「しかしいつあんな技を?」
ヒュプノスが2人の顔を覗き込んだ。
「以前ガイアくんの要望で特訓を行っていたんですよ」
「ああ。十夜のためにも新しい力が欲しかったんだ。そこでガイアが特訓してくれるって言ってくれてな」
アイズは小さく頷き答えた。
「あんたそんなに面倒見よかったっすか?」
「力が欲しいという気持ちには共感出来ますから。魔王を倒すためにもアイズくん達にはもっと力をつけてもらいます」
ガイアは疲れた表情でアイズを見た。
「まかせとけ!」
アイズは元気よく笑いながらガイアの顔を見た。
「頼もしい」
ガイアは柄にもなく少し笑ってみせ、すぐに顔をそらした。
「今ガイアが笑ったっす!」
そんなガイアを見てヒュプノスが何度もガイアの顔を覗き込み、ガイアは何度も顔を逸らした。
「ヒュプノスやめてください。先に進みますよ」
ガイアは頬赤らめてヒュプノスを急かした。
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