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先輩の務め

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先輩になる人達へ

 先達とは、
 先にその道に通達して、他を導く人。先輩。
 先に立って案内する人。
  と、Oxford Languagesの定義 · 詳細にはある。

 つまり、「後輩に教え、育てる」、先輩の仕事そのものではないか。中には、わざと悪い所業で反面教師となる人もいるだろう。

 しかし、それではその人の良い点を後輩はどう見るだろうか?
「あの人は良くないことばかりするから、参考にしない。」
 こう考えるのが、自然ではないだろうか。

 それではいけない。
「あの人の良い点は真似し、良くない点は気をつけよう。」
 こんな風に考えてもらうのが理想である。

 貴方は、貴方以外の全ての人の先輩である。
 貴方が知り持っているモノは、貴方だけのものである。
そう、貴方が道端を歩いただけでも、貴方の服装、歩き方、何を取っても、他人の参考になるのである。
すぐに忘れてしまっても、貴方を認識し、行動を比較するのである。

 また、貴方は、貴方以外の全ての人の後輩である。自分以外の人達を参考にするだろう。

 後輩を育て、教え、導くことこそ全てのモノの義務である。

お読みいただきありがとうございました。拙作は、小説家になろう様・カクヨム様でも公開させていただいております。
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