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一章 出会い

二十四  ほんとに勝てるんだよね?

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 さあ仕切りしだ。
 取り合えずロニエをちらりとと見る。うん。

 「何より先に服着るべきじゃね」
 「べきじゃ無いです」
 「べきだね。来なさい。ロニエ俺が着せてあげるから」
 「はい」

 俺はロニエの小さい身体を拭きながら考える。

 さて敵は強敵だ。だってロニエだ。でもロニエは味方になってくれるらしい。だから頼ったら同じになりかけた。つまり味方になったはずのロニエを頼ったら負けたのだ。俺一人で考えるべきなのか。ロニエの言葉を何一つ信じてはいけない。多分そういうことだ。でもロニエは味方だ。そもそもだ俺はどうしたらロニエに勝った事になれるのか、いつもいつも同じだった。ああそうかやっぱり俺はロニエと離れるべきなんだ。

 「違います。ヒカル様。それだけは違います」
 「.......」
 
 このロニエの言葉をどうとるかだが味方のロニエなのか敵のロニエなのか。まあ取り合えずロニエに服を着せるか。
 ロニエに服を着せながら更に考える。
 まずなんでロニエは味方と敵で別れているのかが分からない。
 呪い。ロニエは俺に呪いをかけた。それは離れられない呪いだ。そして事あるごとに呪いが発動して俺とロニエは心を共有していった。それには制御不能の快感共有と感情共有更にロニエだけが使える身体共有と夢共有。更に快感増幅がある。そもそも呪いは何を俺達にしたのかが分からない。変化前と変化後が分からない。呪いはどのタイミングで発動したのだろうか? そして。待てよ。俺はロニエに会う前に一ヶ月もの間泥棒をしていたよな。ロニエはそもそもなんであそこにいたのか俺は知らない。聞く必要が無かった。ロニエは王女だ。そんな一人がなんで路地裏で死にかけてた? おかしくないか? 絶対におかしい。そもそもロニエの協力者であるジョニーは何物で何に協力者何だ? 分からない。俺知らないことが多過ぎないか、そうか全部ロニエが俺の変わりに知っていたのか。ロニエは本当にロニエなのか? 呪いに侵食されて.......。

 「ロニエ。寒い?」
 「いえ寒く無いですよ」
 「寒そうだからギューしてあげる」
 「え?」

 ロニエを抱きしめる。

 「ロニエ俺片腕しかないからロニエも俺の事抱きしめて良いよ」
 「はい」

 ロニエに抱きしめられる。心地好い。さて考えに戻るか。

 ーーーヒカル様聞こえますか?

 ロニエが呪いに侵食されて意識を操られてるとしたら.......

 ーーーヒカル様。ロニエ返事してくれないと悲しくなります。

 それは、敵のロニエかロニエは当てに出来ない今。

 ーーーヒカル様? ロニエを当てにしてください。

 「ちょっとロニエ? 味方なんでしょ?邪魔しないで?」
 「?ロニエは邪魔して無いですよ?」
 「邪魔してるから」
 「してないですよ」
 「邪魔なの」
 「ロニエは邪魔なのですか?」
 「いやそうじゃ.......してないの?」
 「しません」
 「マジで?」
 「はい」
 「そうか邪魔して無いんだ」
 「はい」

 ーーー君は誰だよ。
 ーーーロニエですよ。
 ーーー誰だよ。
 ーーーロニエですよ。
 ーーーロニエの中から出ていけ!
 ーーーロニエもロニエですよ。
 ーーー君はロニエじゃないでしょ。
 ーーーロニエですよ
 ーーー君はロニエの呪いでしょ? 
 ーーー.......違います。 ロニエですよ。

 「なるほどね。ロニエ」
 「はい。ロニエです。ヒカル様のロニエですよ」
 「ロニエはもう。一人じゃないでしょ?」
 「ロニエはロニエですよ」
 
 涙が出そうになった。つまり。ロニエは俺が色んなロニエが好きなせいで呪いが分裂させたのか。

 ーーー違います。
 ーーー君は嘘をつくロニエだね。
 ーーー違います。
 ーーー違うの?
 ーーーはい。
 
 「ロニエェ~!!」

 ちがかったもう何が何だか分からない。
 正直おてやげだ。ロニエの言葉を疑うのが辛い。もう良いかな?

 「もう良いよ。ロニエ」

 もう良いよね。

 「もう。やだよロニエ」

 だから。

 「ならもう良いや。疑うのが辛いならいっそ。疑わない。ロニエになら騙されても良いよ。負けても良いよ。勝てなくても良いよ」
 「駄目です」
 「駄目なの?」
 「駄目です」
 
 駄目らしい。けど。

 「もう辛いよ。君がいないと辛いよ。本当は分かってるもん。だって最初っから分かってるもん。でも嫌なんだよ。俺はロニエと離れたくない。絶対に嫌だよ。だから良いやもう負けた降参俺はロニエと一つになる。うれしいだろ? それがロニエの望ならそれで良いよ」
 「本当ですか?」
 「うん。良いよ」
 
 だからいった。

 「だからロニエ俺と一体になって良いよ。そのかわり俺がロニエと一体になる。できるよね。俺がロニエの中にはいる」
 「え?」
 「え? 嫌なの? ひどいよロニエェ」
 「ロニエはヒカル様と一体になる.......ロニエの中にヒカル様がはいる。そしたらヒカル様は.......ロニエと一体になる。ロニエの願いが叶う。ロニエの願い.......ヒカル様はロニエと一体になりたくないのにロニエはなりたい? なんで?」
 「それが俺とロニエの違いだった。でももうやめた。そんなのは辛いよ。ロニエがいないとどうせ俺壊れちゃうから。ロニエと結婚して。ロニエとエッチして。ロニエにコドモを孕ませてあげるよ」
 「子供は要りません。ロニエはヒカル様とエッチしたいです」
 「ほんとに要らないの? 子供ともエッチできるよ?」
 「たとえヒカル様との子供でも私はヒカル様とヒカル様だけのロニエです」
 
 嬉しいことをいってくれる。いつもだけど、ロニエはいつも俺を幸せにしてくれた。

 「だから今度も俺が間違ってた。そういってたロニエも最初っからそういってた。俺が一人で考えると間違えるってハハハ!」

 腕に身体に感じる全てのロニエを抱きしめる。力付く抱きしめる。

 「俺が勝つにはロニエと離れるしかない。そんなのは嫌だよ。これは俺の気持ちだよ。ロニエもう良いや。いや良いよ。お待たせ。待っていてくれてありがとう。ロニエ結婚してよ。それで俺をロニエの中に入れて」
 「ロニエ何かおかしいです。嬉しいのに。嬉しいのに! 何かおかしいです」
 
 珍しくロニエが俺と同じようなもやもやな気持ちになってる。けど。

 「おかしくないよ」
 「おかしいんです」

 だからこそ

 「ロニエおかしくない。ロニエはおかしくない。断言するロニエはおかしくない! それだけは違う。ロニエを好きな俺がそう断言する」
 「ロニエおかしくないんですか?」
 「ああ。断言するよロニエ。ロニエはおかしくない」
 「ならなんでロニエはヒカル様をヒカル様と一つになりたくないなんて思ってるんですか?」
 「え? なりたくないの?」
 「やっぱりおかしいんですね」

 あ! 予想外の言葉にちょっとショックを受けてへこんだらロニエもへこんでしまった。

 「おかしいなそれ。ロニエ。俺と一つになろうよ。俺を一つにして。結婚して」
 「嫌です」
 
 ガーン! 待たせ過ぎてしまったのか? 俺は。

 「ロニエと結婚したいよ」
 「私はしたくありません」
 「俺普通にショック.......ショックってロニエさっきいって.......ロニエ、キスしよう。大丈夫だからキスしよう。何時もみたいに二人でロニエと二人で! 悩まさせて」
 「それは駄目です」
 
 断れた。いや断られてない。駄目と言われただけだ。

 「ロニエは俺が何をしても愛してくれる?」
 「はい。ロニエはヒカル様が何をしても愛します」
 「そうか.......ならロニエごめん」
 「!? ーーーんんんん。ううう駄目です。駄目ですんんん」

 ロニエに無理矢理キスをする。ロニエがそれを拒むけどロニエにキスをする。

 「嫌がってもやめない。ロニエとキスしたい。ついでにエッチしたい。それで一つになりたい」
 「駄目です!」
 
 ロニエの唇を強引に奪う。何時もみたいに舌を絡ませてくれない。だから無理矢理絡ませる。ねっとりとしているロニエのしたを俺のぐちゃぐちゃの舌と絡ませる。嫌がるロニエをおしたしてそれでも絡ませる。ロニエの胸を揉む。ロニエのあそこを障る。ロニエの服を破く。そして.......ロニエが抵抗を辞めた。だからロニエの胸をまさぐりながらロニエとキスをする。美味しい。ねっとりとねちゃねちゃのロニエの唾液。柔らかいロニエの俺好みの小さくてでもちゃんと膨らんだおっぱいのピンクの乳首をクリクリクリクリする。ロニエのトロトロまさに俺の腫れ上がったぺニスを擦り付ける。そしてあ! ロニエのパンツ脱がさないと。

 ーーーヒカル様ぁ!
 ーーーゴメン。パンツ脱がさないと出来ないよね。
 
 だからロニエのパンツを脱がす。ヌタッーと糸を引いているロニエパンツ脱がして.......それをポケットさりげなく入れる。

 ーーーヒカル様ぁ!
 ーーーゴメン。だってロニエの初夜のパンツ俺欲しいよ。
 ーーーヒカル様ぁ!
 ーーーロニエ最後に聞かせて? 結婚してくれるよね。
 ーーーはい。ロニエは幸せです。
 ーーー俺と一つになっていいよね。
 ーーーはいロニエと一つになってください。
 ーーーロニエと一体になっていいよね。
 ーーーはい。ロニエと一体になってください。
 ーーーロニエの中に溶けて良いよね。
 ーーーヒカル様の中に熔けさせてください。
 ーーー.......まあその辺はもう良いや。ロニエに任せる。ロニエは俺のこと俺を悲しませることしないし。
 ーーーはい。ロニエはヒカル様を悲しませません。
 ーーーロニエ。俺の童貞をあげる。
 ーーーヒカル様。ロニエ処女あげます。
 ーーーじゃあ行くよ?
 ーーーはい。

 そしてロニエのあそこにゆっくりとぬぽーっと入れてロニエの処女をゆっくりゆっくりゆっくり突き破った。ロニエが痛そうに顔を歪ませる。

 ーーー痛い?
 ーーー嬉しいです。
 ーーー幸せ?
 ーーー幸せです。
 ーーー結婚出来た?
 ーーーまだです。
 ーーーええ? まだなの? どうすれば良い?
 ーーーロニエの中にヒカル様をください。
 ーーーいや。子供できるよ?
 ーーーロニエはまだ来てないので大丈夫です。
 
 何だと!? ヌポヌポとゆっくりと掻き混ぜ名から驚く。

 ーーーロニエって何歳だっけ?
 ーーー十四です。
 ーーーあ。それ駄目。俺犯罪者になっちゃう。
 ーーー間違いました。十八です。
 
 さあ何度も言う。ロニエは嘘をつかないと。

 ーーー十八で来てないの?
 ーーーロニエには一生来ません。
 ーーーいや呪い解こうよ。
 ーーーいやです。
 ーーーそうか嫌か。
 ーーーはい。ロニエは一生小さいロニエが良いです。
 ーーーそうか。なら別に良いか。
 ーーーでもヒカル様が望むなら。ロニエは成長したいです。ヒカル様の理想でありつづけます。
 ーーーロニエでも頼むからセックスもしてるんだし。そろそろ俺の見た目を他の人に化け物に見えるようにするのは辞めて? もう初めては交換したし。
 ーーー.......気づいてたんですか?
 ーーーいや全然。何となく思っただけ。ロニエの旦那さん、話しかけただけで強姦魔扱いだよ?
 ーーーでもロニエどうしたら良いか分かりません。
 ーーー多分。俺を信じてくれれば良いよ。俺はロニエ以外を愛することはないって。信じられないなら良いけど.......そしたらちょっとショックだよ。
 ーーーロニエの中にくれたら信じます。
 ーーーわかった。ビューと出してあげる。ロニエ痛いでしょ?
 ーーーロニエは幸せです。
 ーーーそんなロニエに快感増幅をちょっとだけ使うよ。でも快感共有は駄目だよ。あれは一瞬で果てるから。長ーくロニエを味わ痛い。
 ーーー!? そのための力だったんですね。
 ーーーいや。多分違うと思う。
 ーーーロニエを感じさせてください。
 ーーーおう。任せろ!
 ーーーんーっ! まだ痛いです。
 ーーーこれくらい?
 ーーーっん!? らりすぎっ! ロニエっ! んっんも楽しみたいです。
 ーーー調整がむずい。これはどうだ!?
 ーーーはい。痛くないです。気持ちいです。
 ーーーよし後はもう楽しむか!
 ーーーはい。楽しみましょう!

 ロニエとのキスがおっぱい揉む手がそして何より、腰が止まらない。
 ずんずんとパンパンと音を立てながら、ヌポヌポのロニエのアソコの奥につく。何度もつく。ロニエ気持ち良さそうな声をあげているから更につく。ロニエのキスが激しくなるから更に激しくつく! ロニエのおっぱいが固くなるから更に更に激しくつく!! ロニエと全てが絡み合い。溶け合い。一体になって、同じになって、更に更に更につく。ぬぽぬぽぬぽと気持ち快感を長く長くロニエと楽しむ。

 ーーーヒカル様ぁぁ!! ロニエェは もう!!
 ーーー俺もだけどぉ!! もっと!! もっと!! まだもっと!!
 ーーーはいぃ!! 長く!! できるだけ長く!! ヒカル様ぁぁと!! 繋がっていたいです!!

 ビクビクでパンパンだけどそれでも俺達はまだまだ何度もその快感を捨てない。捨てない! 捨てない!! 

 ーーーロニエ!! 同時に!! 最高に!! イこうか!!
 ーーーヒカル様ぁぁ!! はい。
 ーーー今だ!! ロニエ!!

 ロニエが快感共有を俺が快感増幅を最大限に使う。その瞬間。ロニエの中に初めて精液を最大限貯めた精液をビューーっと出した。ロニエもイった。そして天国を見た。 
 
 
 
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