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化生の群編
雛祈の決断
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雛祈はただただ状況を見ていることしかできなかった。
復活した伝説の鬼神・悪路王。その悪路王が語った昔日の悲劇と、これから行おうとしている破壊計画。それを真っ向から阻止すると宣言した結城。結城の意志を貫くべく、悪路王に敢然と挑むアテナと千夏。
全ての出来事が、当初の雛祈の想像を遥かに超えていた。
始まりこそ単純なはずだった。佐権院との会食をすっぽかした埋め合わせとして、雛祈にあてがわれた一つの事件。
螺久道村で起こった猟奇殺人事件が、実は『蟲毒の法』によって何かしらの存在を生み出そうとしているという結論に辿りつき、その目論見の真意を探るべく捜査を開始した。
その行き先で結城ら古屋敷の面々と鉢合わせし、女神アテナから賭けを持ちかけられ、雛祈は事件解決に躍起になってしまった。
どのような経緯で真相に辿り着いたのか不明だが、賭けは結城が勝利した。全てに納得できたわけではないにしても、雛祈は結城が持つ特殊な力を認めるに至った。
それで終わると思っていたはずが、いつの間にか事は予想もしていなかった方向に流れてしまった。
平安の世から現代まで語り継がれてきた東北最強の鬼神の一角、悪路王。しかし、それが名だけが一人歩きした幻の鬼だということは、雛祈も霊能者として知っていた。
あくまで『悪路王が根城としていた洞穴がある』という話があったのみで、実在したわけではない、文字通りの幻影。まさかその畏怖の念が呪いと怨嗟に染まった一人の名もなき男に集まり、『悪路王』の名を冠する鬼神を生み出していたとは。
たった一夜限りの復讐。日本の混乱期に村全体で隠蔽されては、雛祈を始めとした『二十八家』も存在を知ることは不可能だった。
螺久道村が百五十年も犯してきた禁忌を葬るべく、一人の母親が鬼神の力を借りようとした今回の事件。雛祈が関わってきた中でも、トップクラスで危険な案件であったのは間違いない。
雛祈は優秀ではあっても、まだまだ年若いだけに、この激烈な状況についていけないでいた。
すぐ目の先では、戦女神が鬼神を叩き潰さんと、目にも止まらぬ速さで殴打し続けている。もしもアテナが負けるようなら、村は瘴気で覆い尽くされ、後は炎で全てが灰となるのみ。
それを阻止するならば、雛祈もまた加勢するべきところである。
だが、動けなかった。状況に圧倒されているだけではない。下手な助太刀をしようものなら、それはかえって邪魔になると雛祈は自覚していたからだ。
もはや状況は雛祈が対応できるレベルではない。本当に神の力を借りなければ、進むことも退くこともままならなくなっていた。
「お嬢、今のうちにここから離れるぞ」
立ち尽くす雛祈に耳打ちしてきたのは桜一郎だった。
「今ならあの鬼は女神に手一杯だ。自分たちにまで気を配る余裕はない。息を潜めて移動すれば、脱出は適うはずだ」
「……」
「祀凰寺に仕える者として、ここでお嬢を死なせるわけにはいかない。これだけ事が大きくなった以上、佐権院もそう強くは言ってこないだろう」
「……」
「千冬もそろそろ限界だ。ここに留まり続ければ、『暴走』するかもしれない。そうなったら、脱出すらできなくなる」
雛祈はそっと千冬に目を向けた。千冬はアテナに攻撃され続ける悪路王を見ながら、頬を紅潮させて息を荒げている。袖絡にもたれかかりながら内股を震わせている様は、どう見ても正常ではない。
過去にも何度かその状態を見てきた雛祈には、何が起ころうとしているのか察しがついた。
「お嬢、決断しろ。ここで退いたとしても決して恥にはならないはずだ」
雛祈は目を瞑って考えを深く巡らせた。桜一郎の進言はどれを取っても間違いはない。むしろ正論だった。
結城が切った啖呵によって、悪路王の注意は完全に雛祈たちから逸れていた。そしてその悪路王を、女神アテナが全力で相手取っている。今なら雛祈の退避を気取られる心配はない。
単に『蟲毒の法』で生み出された適当な化け物ならば、雛祈たちで対処できたところだが、伝説の鬼神が出現したとなれば、もう祀凰寺家だけでの解決は難しい。『二十八家』からあと二家か三家、戦力を持ってこなければならないほどだ。
千冬についてもそうだ。このタイミングで『暴走』されたら、脱出どころではなくなる。
いまある条件から導き出される合理的な結論は、桜一郎の言うように静かに撤退することだった。幸い―――かどうかはさておき、悪路王と首謀者である朱月灯恵は、螺久道村以上の被害を拡げるつもりはないらしい。今回の一件、村一つを引き換えにすれば収束するということだった。
ほんの少し冷酷に徹すれば、事件の解決も、雛祈たちの命も、両方を取ることができる・雛祈もまた、祀凰寺家に長年仕えている桜一郎と千冬を死なせるわけにはいかない。
諸々の条件を考慮すれば、普段の雛祈なら脱出を図っていたはずだった。普段の雛祈なら。
「……」
「お、お嬢?」
ここで脱出するのが最良の選択と知りながら、雛祈は足を1mmも動かすことができなかった。頭では合理的な判断が完了していながら、何かがこの場を去ることを拒んでいた。
その正体が分からず、歯が割れそうなほど食いしばる雛祈の目に飛び込んできたのは、こっそりと灯恵に近づいていく結城の姿だった。
何をするつもりなのかは雛祈にも察しがついた。おそらく重傷を負った灯恵の応急処置か、灯恵をこの場から運び出して病院にでも駆け込もうとしている、と。
『せめて最期に笑えなければ、良い人生だったと言えない』。その大言を果たすために、ここで死なせることなく、灯恵を延命させようとしているのだ。
雛祈はほとほと呆れた。並みの霊能者なら腰を抜かすような強力無比な神霊たちを侍らせながら、その特異性に何の自覚もなく過ごしている霊能者でもない只の素人。
到底適うはずもない鬼神を相手に大層な喧嘩の売ったと思えば、今度は小動物のようにこそこそと立ち回っている。
本来ならこの場に最もそぐわないはずの結城が、一番に行動を起こし、今もそのために動き続けている。格好がつくかどうかなど関係なく。
滅茶苦茶で明け透けで、端から見ればみっともなさも感じられる結城の姿だが、なぜか雛祈は気持ちが軽くなった気がした。
状況や条件を合わせて考えれば、さっさと逃げてしまうのが得策だ。しかし、それが必ずしも納得できる解答とは言えない。
全てをひっくるめて合理的な答えを導き出しても、心が納得していないのでは後味が悪く、気分も悪い。雛祈が一歩も動けないでいたのは、まさにそれだった。
結城はその『納得できない』に正直に行動した。子どもじみて青臭い行動原理だが、少なくともそこに嘘はない。正直に生きることは難しいが、嘘を吐かないでいる分は幸福だ。
雛祈はふっと微笑った。あるいは結城の『嘘なく正直でいる』ことが羨ましかったのかもしれない。そして脳裏に過ぎった、雛祈自身も血迷ったと思える考えに口角が上がった。
「ねぇ桜一郎。もし千冬をあえて『暴走』させて悪路王にぶつければ、少しはこの場の勝率が上がるかしら?」
「お嬢!? 何を言って―――」
「あんな一般人に言いたい放題やりたい放題されて、祀凰寺家の人間が黙って逃げるなんてできるわけないわ。それこそ女神の前で面目が立たない」
「……」
「もちろん、あなたたちにも悪いと思ってるわよ。私の我が侭に付き合ってもらうんだから」
「お嬢の無茶に付き合うのは慣れたものだが……」
桜一郎は大きな溜め息を吐いて肩を落としたが、それでも雛祈の決定には納得したようだった。伊達に雛祈が生まれた時から傍に仕えてはいない。
「どうせなら『暴走』した後の千冬に貪られる自分を労ってほしいものだ」
「そ、そういう話題を私に振らないでよ!」
桜一郎との話がついたところで、雛祈は深呼吸を一回、大きく息を吸い込んで吐いた。ここから先は迷うことはないと腹を決めた今、内側から力が湧いてくるような気がしていた。
まずは状況を再確認しようとする。が、桜一郎と話をしている間に、状況は著しく動いてしまったらしい。
「何をしているかー!」
アテナの猛攻を強引に破り、首を極めていた千夏も振り払った悪路王が、後方へと取って返していた。その先にいるのは、倒れている灯恵の横に屈んでいる結城とマスクマンがいる。
結城たちが灯恵を連れ出そうとしているのを気取られたのだ。
悪路王は結城とマスクマンを爪の餌食にしようと、一足跳びで間合いを詰めようとした―――が、できなかった。
悪路王が突進しようとした瞬間、その足元が爆発したからだ。
「なっ!?」
予想だにしなかった現象に、雛祈は思わず声を上げて驚いた。
復活した伝説の鬼神・悪路王。その悪路王が語った昔日の悲劇と、これから行おうとしている破壊計画。それを真っ向から阻止すると宣言した結城。結城の意志を貫くべく、悪路王に敢然と挑むアテナと千夏。
全ての出来事が、当初の雛祈の想像を遥かに超えていた。
始まりこそ単純なはずだった。佐権院との会食をすっぽかした埋め合わせとして、雛祈にあてがわれた一つの事件。
螺久道村で起こった猟奇殺人事件が、実は『蟲毒の法』によって何かしらの存在を生み出そうとしているという結論に辿りつき、その目論見の真意を探るべく捜査を開始した。
その行き先で結城ら古屋敷の面々と鉢合わせし、女神アテナから賭けを持ちかけられ、雛祈は事件解決に躍起になってしまった。
どのような経緯で真相に辿り着いたのか不明だが、賭けは結城が勝利した。全てに納得できたわけではないにしても、雛祈は結城が持つ特殊な力を認めるに至った。
それで終わると思っていたはずが、いつの間にか事は予想もしていなかった方向に流れてしまった。
平安の世から現代まで語り継がれてきた東北最強の鬼神の一角、悪路王。しかし、それが名だけが一人歩きした幻の鬼だということは、雛祈も霊能者として知っていた。
あくまで『悪路王が根城としていた洞穴がある』という話があったのみで、実在したわけではない、文字通りの幻影。まさかその畏怖の念が呪いと怨嗟に染まった一人の名もなき男に集まり、『悪路王』の名を冠する鬼神を生み出していたとは。
たった一夜限りの復讐。日本の混乱期に村全体で隠蔽されては、雛祈を始めとした『二十八家』も存在を知ることは不可能だった。
螺久道村が百五十年も犯してきた禁忌を葬るべく、一人の母親が鬼神の力を借りようとした今回の事件。雛祈が関わってきた中でも、トップクラスで危険な案件であったのは間違いない。
雛祈は優秀ではあっても、まだまだ年若いだけに、この激烈な状況についていけないでいた。
すぐ目の先では、戦女神が鬼神を叩き潰さんと、目にも止まらぬ速さで殴打し続けている。もしもアテナが負けるようなら、村は瘴気で覆い尽くされ、後は炎で全てが灰となるのみ。
それを阻止するならば、雛祈もまた加勢するべきところである。
だが、動けなかった。状況に圧倒されているだけではない。下手な助太刀をしようものなら、それはかえって邪魔になると雛祈は自覚していたからだ。
もはや状況は雛祈が対応できるレベルではない。本当に神の力を借りなければ、進むことも退くこともままならなくなっていた。
「お嬢、今のうちにここから離れるぞ」
立ち尽くす雛祈に耳打ちしてきたのは桜一郎だった。
「今ならあの鬼は女神に手一杯だ。自分たちにまで気を配る余裕はない。息を潜めて移動すれば、脱出は適うはずだ」
「……」
「祀凰寺に仕える者として、ここでお嬢を死なせるわけにはいかない。これだけ事が大きくなった以上、佐権院もそう強くは言ってこないだろう」
「……」
「千冬もそろそろ限界だ。ここに留まり続ければ、『暴走』するかもしれない。そうなったら、脱出すらできなくなる」
雛祈はそっと千冬に目を向けた。千冬はアテナに攻撃され続ける悪路王を見ながら、頬を紅潮させて息を荒げている。袖絡にもたれかかりながら内股を震わせている様は、どう見ても正常ではない。
過去にも何度かその状態を見てきた雛祈には、何が起ころうとしているのか察しがついた。
「お嬢、決断しろ。ここで退いたとしても決して恥にはならないはずだ」
雛祈は目を瞑って考えを深く巡らせた。桜一郎の進言はどれを取っても間違いはない。むしろ正論だった。
結城が切った啖呵によって、悪路王の注意は完全に雛祈たちから逸れていた。そしてその悪路王を、女神アテナが全力で相手取っている。今なら雛祈の退避を気取られる心配はない。
単に『蟲毒の法』で生み出された適当な化け物ならば、雛祈たちで対処できたところだが、伝説の鬼神が出現したとなれば、もう祀凰寺家だけでの解決は難しい。『二十八家』からあと二家か三家、戦力を持ってこなければならないほどだ。
千冬についてもそうだ。このタイミングで『暴走』されたら、脱出どころではなくなる。
いまある条件から導き出される合理的な結論は、桜一郎の言うように静かに撤退することだった。幸い―――かどうかはさておき、悪路王と首謀者である朱月灯恵は、螺久道村以上の被害を拡げるつもりはないらしい。今回の一件、村一つを引き換えにすれば収束するということだった。
ほんの少し冷酷に徹すれば、事件の解決も、雛祈たちの命も、両方を取ることができる・雛祈もまた、祀凰寺家に長年仕えている桜一郎と千冬を死なせるわけにはいかない。
諸々の条件を考慮すれば、普段の雛祈なら脱出を図っていたはずだった。普段の雛祈なら。
「……」
「お、お嬢?」
ここで脱出するのが最良の選択と知りながら、雛祈は足を1mmも動かすことができなかった。頭では合理的な判断が完了していながら、何かがこの場を去ることを拒んでいた。
その正体が分からず、歯が割れそうなほど食いしばる雛祈の目に飛び込んできたのは、こっそりと灯恵に近づいていく結城の姿だった。
何をするつもりなのかは雛祈にも察しがついた。おそらく重傷を負った灯恵の応急処置か、灯恵をこの場から運び出して病院にでも駆け込もうとしている、と。
『せめて最期に笑えなければ、良い人生だったと言えない』。その大言を果たすために、ここで死なせることなく、灯恵を延命させようとしているのだ。
雛祈はほとほと呆れた。並みの霊能者なら腰を抜かすような強力無比な神霊たちを侍らせながら、その特異性に何の自覚もなく過ごしている霊能者でもない只の素人。
到底適うはずもない鬼神を相手に大層な喧嘩の売ったと思えば、今度は小動物のようにこそこそと立ち回っている。
本来ならこの場に最もそぐわないはずの結城が、一番に行動を起こし、今もそのために動き続けている。格好がつくかどうかなど関係なく。
滅茶苦茶で明け透けで、端から見ればみっともなさも感じられる結城の姿だが、なぜか雛祈は気持ちが軽くなった気がした。
状況や条件を合わせて考えれば、さっさと逃げてしまうのが得策だ。しかし、それが必ずしも納得できる解答とは言えない。
全てをひっくるめて合理的な答えを導き出しても、心が納得していないのでは後味が悪く、気分も悪い。雛祈が一歩も動けないでいたのは、まさにそれだった。
結城はその『納得できない』に正直に行動した。子どもじみて青臭い行動原理だが、少なくともそこに嘘はない。正直に生きることは難しいが、嘘を吐かないでいる分は幸福だ。
雛祈はふっと微笑った。あるいは結城の『嘘なく正直でいる』ことが羨ましかったのかもしれない。そして脳裏に過ぎった、雛祈自身も血迷ったと思える考えに口角が上がった。
「ねぇ桜一郎。もし千冬をあえて『暴走』させて悪路王にぶつければ、少しはこの場の勝率が上がるかしら?」
「お嬢!? 何を言って―――」
「あんな一般人に言いたい放題やりたい放題されて、祀凰寺家の人間が黙って逃げるなんてできるわけないわ。それこそ女神の前で面目が立たない」
「……」
「もちろん、あなたたちにも悪いと思ってるわよ。私の我が侭に付き合ってもらうんだから」
「お嬢の無茶に付き合うのは慣れたものだが……」
桜一郎は大きな溜め息を吐いて肩を落としたが、それでも雛祈の決定には納得したようだった。伊達に雛祈が生まれた時から傍に仕えてはいない。
「どうせなら『暴走』した後の千冬に貪られる自分を労ってほしいものだ」
「そ、そういう話題を私に振らないでよ!」
桜一郎との話がついたところで、雛祈は深呼吸を一回、大きく息を吸い込んで吐いた。ここから先は迷うことはないと腹を決めた今、内側から力が湧いてくるような気がしていた。
まずは状況を再確認しようとする。が、桜一郎と話をしている間に、状況は著しく動いてしまったらしい。
「何をしているかー!」
アテナの猛攻を強引に破り、首を極めていた千夏も振り払った悪路王が、後方へと取って返していた。その先にいるのは、倒れている灯恵の横に屈んでいる結城とマスクマンがいる。
結城たちが灯恵を連れ出そうとしているのを気取られたのだ。
悪路王は結城とマスクマンを爪の餌食にしようと、一足跳びで間合いを詰めようとした―――が、できなかった。
悪路王が突進しようとした瞬間、その足元が爆発したからだ。
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