70 / 318
決着後にて 再構成と威圧感
広場は楕円形で一面を下草に覆われていて、下草以外にも広場の真ん中に実をつけた果樹があり、それ以外の場ところには紫色の花の固まり・前世で言う竹っぽい奴・棘だらけの藪なんかの色々な植物があった。そして鬼熊と破壊猪は広場の真ん中から少しはずれたところに巨体を横たえている。とりあえずこのまま見ていてもしょうがないから、広場に腰まである下草をかき分けて入って、植物に覆われている鬼熊と破壊猪のところに行って二体の状態を確かめる。
……うん、呼吸も脈拍もあるから眠ってるだけだ。ただ植物に覆われて眠っている状態は絶対に普通じゃない。あとディグリは、どこにいるんだ? 二体が広場にいるし植物達がディグリの事も表してたから、ディグリもここにいると思ってたけど当てが外れたな。
わからない事を考えても時間の無駄だから、とりあえず眠ってる二体を起こそう。眠っている原因だろう二体の身体を覆っている植物をなんとかすれば良いかな。そう思っていつもの感じで二体を覆っている植物に同調すると、いくつかの事がわかった。
まず二体を覆っている植物は、二体の身体に寄生していて魔力や養分を吸っている。次に広場で異常な成長している植物達は、魔力的なつながりがある。つまり広場に生えている植物は、種類は様々だけど一つの同じ枠組みの集合体である。最後にこの集合体の枠組みはディグリである。要は人型にまとまっていたディグリの身体がばらけて、二体の身体ごと広場を覆い尽くしているみたいだ。
という事は、ディグリを元の状態に戻せば二体を覆っている植物も無くなって起きるはず。ただ今のばらけた状態だとディグリの意識が薄くなってるから、かなり強く呼びかけないといけない。体調が万全じゃない中で、しっかりとやれるか自信がないけど被害は治すって約束したからがんばろう。
「緑盛魔法・緑盛人形」
僕が深呼吸して魔法を発動させると、元ディグリの植物達がザワッと震えて広場の端の方から少しずつ植物達が移動し始める。…………これはなかなかきつい。言ってみれば人一人分の砂山を自分の手で造って、そこから人型に成型しないといけないから時間がかかる。僕は細かい制御は得意だけど、元々魔力が少ないから持久力がないんだよね。まあ、どう考えても身から出た錆だからがんばろう。
その後しばらくの間、じりじりと少しずつ広場の真ん中に集めながら思うのは、確実に僕の魔力が保たないから何か他の手段を考えないといけないって事だ。さし当たって思いつくのは、広場の真ん中にある実をつけた果樹かな。同調で調べて特にディグリの核ってわけじゃないけど、僕が核になるように誘導すればディグリも自力で身体を元に戻す事ができるなるかもしれない。……よし、緑盛人形を実に集中させたら、実が淡く光ると鼓動のように点滅をし始めた。
「ディグリ聞こえる? 僕の言ってる事がわかる?」
僕が呼びかけると返事をするように実が強く光る。これならなんとかなりそうだ。
「ディグリ、僕が補助するから自分の身体を思い出して再構成して」
緑盛人形を再び広場全域に広げると、実の光と広場の植物のざわつきが強くなる。そして実が一際大きく光って広場を光が満たした。光が無くなり目が慣れてから周りを確認すると、広場を覆っていた植物達が消えて広場の真ん中にディグリが立っていた。
「身体の調子はどう?」
「ゴ迷惑ヲオカケシマシタ」
「特に問題ないから大丈夫だよ」
とりあえずディグリは元に戻ったけど、鬼熊と破壊猪はどうかな? 二体を見ると、ちょうどのっそりと立ち上がってたけど明らかにだるそうだ。植物に覆われるっていう妙な状態にだったんだからしょうがないか。
「身体の状態をもう一度確かめるから無理に立たなくて良いよ」
「ガア……」
「ブオ……」
地面に横たわった二体を同調で確認したら、外傷は無くて疲労と脱水の状態だった。まずは水分補給が先決だね。腰の小袋から種を取り出して僕の足もとに埋めて魔法を発動させる。
「緑盛魔法・超育成・水蜜桃」
水蜜桃水蜜桃は、見た目が桃に似た甘い果物でとにかく水分があるから、これなら水分補給と甘いしエネルギー補給もできる。実際、僕も森を散歩していて疲れた時にこれを食べている。少し時間をかけて成長させて果実がなる前までにした後、強めに魔力を集中して果実をどんどん結実させて鈴生りの状態にする。
「ディグリ、二体に水蜜桃を食べさせたいから果実を採るの手伝って」
「ワカリマシタ」
ディグリと手分けして水蜜桃を二体に運んでいくと、二体はあっという間に食べていく。たぶん冬眠明けの動物はこんな感じかな。そして樹になっていた水蜜桃が無くなると、ようやく落ち着いたみたい。
「ガア!! ガ?」
「ブオ。ブブオ」
「うん、体調が戻って良かった」
「主、アナタノ身体ハ大丈夫デスカ?」
「筋肉痛で動きにくいくらいで、他は特に問題ないよ」
「ソウデスカ、良カッタデス」
「まあ、これで証明できたから僕も良かった」
「証明デスカ?」
「ガ?」
「ブ?」
三体が何の事だろうと首をかしげる。
「お前らとあれだけ戦えたら、大神林の奥に行くのは問題ないよね? 僕の体調が戻ったら案内よろしく」
「ガ!?」
「ブ!?」
「……そのしまったっていう顔は何?」
「何ノ話デスカ?」
「ああ、ディグリと出会う前に大神林の奥に案内してもらうって約束してたんだ」
「…………本当デスカ?」
「……ガア」
「……ブオ」
「チョットコチラニ来テクダサイ」
ディグリに鬼熊と破壊猪が広場の端に連れて行かれた。声は聞こえないけどディグリが二体を問いただして、二体がうろたえながら答えてる感じかな? 僕が座って空を見ながら待っていると三体が戻ってきた。……あれ?
「私シモ行キマスノデ」
「二体の住処にって事?」
「ソウデス」
「わかった。ところでさ」
「何デショウカ?」
「二体と何かあった?」
「イイエ」
「そう」
「ハイ、何モアリマセンヨ。ソウデスヨネ?」
「ガア……」
「ブオ……」
二体がディグリから微妙に距離をとってるし絶対に何かあったと思うんだけど、ディグリから妙な威圧感を感じるから聞かないでおこう。なんとなくリンリーとお姫様が向かい合っている時の感じに似てる気がする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
……うん、呼吸も脈拍もあるから眠ってるだけだ。ただ植物に覆われて眠っている状態は絶対に普通じゃない。あとディグリは、どこにいるんだ? 二体が広場にいるし植物達がディグリの事も表してたから、ディグリもここにいると思ってたけど当てが外れたな。
わからない事を考えても時間の無駄だから、とりあえず眠ってる二体を起こそう。眠っている原因だろう二体の身体を覆っている植物をなんとかすれば良いかな。そう思っていつもの感じで二体を覆っている植物に同調すると、いくつかの事がわかった。
まず二体を覆っている植物は、二体の身体に寄生していて魔力や養分を吸っている。次に広場で異常な成長している植物達は、魔力的なつながりがある。つまり広場に生えている植物は、種類は様々だけど一つの同じ枠組みの集合体である。最後にこの集合体の枠組みはディグリである。要は人型にまとまっていたディグリの身体がばらけて、二体の身体ごと広場を覆い尽くしているみたいだ。
という事は、ディグリを元の状態に戻せば二体を覆っている植物も無くなって起きるはず。ただ今のばらけた状態だとディグリの意識が薄くなってるから、かなり強く呼びかけないといけない。体調が万全じゃない中で、しっかりとやれるか自信がないけど被害は治すって約束したからがんばろう。
「緑盛魔法・緑盛人形」
僕が深呼吸して魔法を発動させると、元ディグリの植物達がザワッと震えて広場の端の方から少しずつ植物達が移動し始める。…………これはなかなかきつい。言ってみれば人一人分の砂山を自分の手で造って、そこから人型に成型しないといけないから時間がかかる。僕は細かい制御は得意だけど、元々魔力が少ないから持久力がないんだよね。まあ、どう考えても身から出た錆だからがんばろう。
その後しばらくの間、じりじりと少しずつ広場の真ん中に集めながら思うのは、確実に僕の魔力が保たないから何か他の手段を考えないといけないって事だ。さし当たって思いつくのは、広場の真ん中にある実をつけた果樹かな。同調で調べて特にディグリの核ってわけじゃないけど、僕が核になるように誘導すればディグリも自力で身体を元に戻す事ができるなるかもしれない。……よし、緑盛人形を実に集中させたら、実が淡く光ると鼓動のように点滅をし始めた。
「ディグリ聞こえる? 僕の言ってる事がわかる?」
僕が呼びかけると返事をするように実が強く光る。これならなんとかなりそうだ。
「ディグリ、僕が補助するから自分の身体を思い出して再構成して」
緑盛人形を再び広場全域に広げると、実の光と広場の植物のざわつきが強くなる。そして実が一際大きく光って広場を光が満たした。光が無くなり目が慣れてから周りを確認すると、広場を覆っていた植物達が消えて広場の真ん中にディグリが立っていた。
「身体の調子はどう?」
「ゴ迷惑ヲオカケシマシタ」
「特に問題ないから大丈夫だよ」
とりあえずディグリは元に戻ったけど、鬼熊と破壊猪はどうかな? 二体を見ると、ちょうどのっそりと立ち上がってたけど明らかにだるそうだ。植物に覆われるっていう妙な状態にだったんだからしょうがないか。
「身体の状態をもう一度確かめるから無理に立たなくて良いよ」
「ガア……」
「ブオ……」
地面に横たわった二体を同調で確認したら、外傷は無くて疲労と脱水の状態だった。まずは水分補給が先決だね。腰の小袋から種を取り出して僕の足もとに埋めて魔法を発動させる。
「緑盛魔法・超育成・水蜜桃」
水蜜桃水蜜桃は、見た目が桃に似た甘い果物でとにかく水分があるから、これなら水分補給と甘いしエネルギー補給もできる。実際、僕も森を散歩していて疲れた時にこれを食べている。少し時間をかけて成長させて果実がなる前までにした後、強めに魔力を集中して果実をどんどん結実させて鈴生りの状態にする。
「ディグリ、二体に水蜜桃を食べさせたいから果実を採るの手伝って」
「ワカリマシタ」
ディグリと手分けして水蜜桃を二体に運んでいくと、二体はあっという間に食べていく。たぶん冬眠明けの動物はこんな感じかな。そして樹になっていた水蜜桃が無くなると、ようやく落ち着いたみたい。
「ガア!! ガ?」
「ブオ。ブブオ」
「うん、体調が戻って良かった」
「主、アナタノ身体ハ大丈夫デスカ?」
「筋肉痛で動きにくいくらいで、他は特に問題ないよ」
「ソウデスカ、良カッタデス」
「まあ、これで証明できたから僕も良かった」
「証明デスカ?」
「ガ?」
「ブ?」
三体が何の事だろうと首をかしげる。
「お前らとあれだけ戦えたら、大神林の奥に行くのは問題ないよね? 僕の体調が戻ったら案内よろしく」
「ガ!?」
「ブ!?」
「……そのしまったっていう顔は何?」
「何ノ話デスカ?」
「ああ、ディグリと出会う前に大神林の奥に案内してもらうって約束してたんだ」
「…………本当デスカ?」
「……ガア」
「……ブオ」
「チョットコチラニ来テクダサイ」
ディグリに鬼熊と破壊猪が広場の端に連れて行かれた。声は聞こえないけどディグリが二体を問いただして、二体がうろたえながら答えてる感じかな? 僕が座って空を見ながら待っていると三体が戻ってきた。……あれ?
「私シモ行キマスノデ」
「二体の住処にって事?」
「ソウデス」
「わかった。ところでさ」
「何デショウカ?」
「二体と何かあった?」
「イイエ」
「そう」
「ハイ、何モアリマセンヨ。ソウデスヨネ?」
「ガア……」
「ブオ……」
二体がディグリから微妙に距離をとってるし絶対に何かあったと思うんだけど、ディグリから妙な威圧感を感じるから聞かないでおこう。なんとなくリンリーとお姫様が向かい合っている時の感じに似てる気がする。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◎後書き
最後まで読んでいただきありがとうございます。
注意はしていますが誤字・脱字がありましたら教えてもらえるとうれしいです。
感想や評価もお待ちしています。
あなたにおすすめの小説
転生したので好きに生きよう!
ゆっけ
ファンタジー
前世では妹によって全てを奪われ続けていた少女。そんな少女はある日、事故にあい亡くなってしまう。
不思議な場所で目覚める少女は女神と出会う。その女神は全く人の話を聞かないで少女を地上へと送る。
奪われ続けた少女が異世界で周囲から愛される話。…にしようと思います。
※見切り発車感が凄い。
※マイペースに更新する予定なのでいつ次話が更新するか作者も不明。
婚約破棄された公爵令嬢は冤罪で地下牢へ、前世の記憶を思い出したので、スキル引きこもりを使って王子たちに復讐します!
山田 バルス
ファンタジー
王宮大広間は春の祝宴で黄金色に輝き、各地の貴族たちの笑い声と音楽で満ちていた。しかしその中心で、空気を切り裂くように響いたのは、第1王子アルベルトの声だった。
「ローゼ・フォン・エルンスト! おまえとの婚約は、今日をもって破棄する!」
周囲の視線が一斉にローゼに注がれ、彼女は凍りついた。「……は?」唇からもれる言葉は震え、理解できないまま広間のざわめきが広がっていく。幼い頃から王子の隣で育ち、未来の王妃として教育を受けてきたローゼ――その誇り高き公爵令嬢が、今まさに公開の場で突き放されたのだ。
アルベルトは勝ち誇る笑みを浮かべ、隣に立つ淡いピンク髪の少女ミーアを差し置き、「おれはこの天使を選ぶ」と宣言した。ミーアは目を潤ませ、か細い声で応じる。取り巻きの貴族たちも次々にローゼの罪を指摘し、アーサーやマッスルといった証人が証言を加えることで、非難の声は広間を震わせた。
ローゼは必死に抗う。「わたしは何もしていない……」だが、王子の視線と群衆の圧力の前に言葉は届かない。アルベルトは公然と彼女を罪人扱いし、地下牢への収監を命じる。近衛兵に両腕を拘束され、引きずられるローゼ。広間には王子を讃える喝采と、哀れむ視線だけが残った。
その孤立無援の絶望の中で、ローゼの胸にかすかな光がともる。それは前世の記憶――ブラック企業で心身をすり減らし、引きこもりとなった過去の記憶だった。地下牢という絶望的な空間が、彼女の心に小さな希望を芽生えさせる。
そして――スキル《引きこもり》が発動する兆しを見せた。絶望の牢獄は、ローゼにとって新たな力を得る場となる。《マイルーム》が呼び出され、誰にも侵入されない自分だけの聖域が生まれる。泣き崩れる心に、未来への決意が灯る。ここから、ローゼの再起と逆転の物語が始まるのだった。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
迷い人と当たり人〜伝説の国の魔道具で気ままに快適冒険者ライフを目指します〜
青空ばらみ
ファンタジー
一歳で両親を亡くし母方の伯父マークがいる辺境伯領に連れて来られたパール。 伯父と一緒に暮らすお許しを辺境伯様に乞うため訪れていた辺境伯邸で、たまたま出くわした侯爵令嬢の無知な善意により 六歳で見習い冒険者になることが決定してしまった! 運良く? 『前世の記憶』を思い出し『スマッホ』のチェリーちゃんにも協力してもらいながら 立派な冒険者になるために 前世使えなかった魔法も喜んで覚え、なんだか百年に一人現れるかどうかの伝説の国に迷いこんだ『迷い人』にもなってしまって、その恩恵を受けようとする『当たり人』と呼ばれる人たちに貢がれたり…… ぜんぜん理想の田舎でまったりスローライフは送れないけど、しょうがないから伝説の国の魔道具を駆使して 気ままに快適冒険者を目指しながら 周りのみんなを無自覚でハッピーライフに巻き込んで? 楽しく生きていこうかな! ゆる〜いスローペースのご都合ファンタジーです。
小説家になろう様でも投稿をしております。
幼女はリペア(修復魔法)で無双……しない
しろこねこ
ファンタジー
田舎の小さな村・セデル村に生まれた貧乏貴族のリナ5歳はある日魔法にめざめる。それは貧乏村にとって最強の魔法、リペア、修復の魔法だった。ちょっと説明がつかないでたらめチートな魔法でリナは覇王を目指……さない。だって平凡が1番だもん。騙され上手な父ヘンリーと脳筋な兄カイル、スーパー執事のゴフじいさんと乙女なおかんマール婆さんとの平和で凹凸な日々の話。
留学してたら、愚昧がやらかした件。
庭にハニワ
ファンタジー
バカだアホだ、と思っちゃいたが、本当に愚かしい妹。老害と化した祖父母に甘やかし放題されて、聖女気取りで日々暮らしてるらしい。どうしてくれよう……。
R−15は基本です。
没落貴族と拾われ娘の成り上がり生活
アイアイ式パイルドライバー
ファンタジー
名家の生まれなうえに将来を有望視され、若くして領主となったカイエン・ガリエンド。彼は飢饉の際に王侯貴族よりも民衆を優先したために田舎の開拓村へ左遷されてしまう。
妻は彼の元を去り、一族からは勘当も同然の扱いを受け、王からは見捨てられ、生きる希望を失ったカイエンはある日、浅黒い肌の赤ん坊を拾った。
貴族の彼は赤子など育てた事などなく、しかも左遷された彼に乳母を雇う余裕もない。
しかし、心優しい村人たちの協力で何とか子育てと領主仕事をこなす事にカイエンは成功し、おまけにカイエンは開拓村にて子育てを手伝ってくれた村娘のリーリルと結婚までしてしまう。
小さな開拓村で幸せな生活を手に入れたカイエンであるが、この幸せはカイエンに迫る困難と成り上がりの始まりに過ぎなかった。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!