ガマン汁の安

犬童 幕

文字の大きさ
1 / 1

あだ名の由来

しおりを挟む
会社の慰安会が終わって

俺一人コンパニオンに連れられ

旅館の浴衣姿でその店に行った

他に客は無し

さびれた感じの店だった

店には俺を誘ったコンパニオンの他に二人

つまり三人、そして三人とも四十代

若い娘はいない

カラオケでも歌おうとマイクを取った

前奏の間に三人が殺到し

俺は浴衣や下着をはぎ取られ

全裸でカラオケ

他に客もいないし、まあいいかと歌った

曲が終わり全裸のままソファーへ

そこで下着や浴衣を返して貰えると思っていた

すると一人が細い紐のような物を俺のペニスに素早く結んだ

「何だよ、これ」

俺はペニスから紐を外そうとしたが外れない

「外しちゃ駄目よ」

女はそう言って紐を引いた

「痛い、痛い!」

紐に引かれ俺は立ち上がるしかなかった

そこへ客が入ってきた

女三人、やはりいずれも四十代

店の中は全裸でペニスに紐をつけられた俺(32歳)と四十代の女が六人

「いらっしゃいませー」

俺のペニスの紐を引きながら女が言った

「痛い、痛い!」

座ろうとしていた俺は立ち上がり客の方を向かされた

「さあお客様にご挨拶して」

「そんな、初対面なのに恥ずかしい」

「でもペニスは恥ずかしがってないわよ」

俺のペニスはいつの間にか勃起していた

「さあ、いらっしゃい」

女が紐を引き客の方へ俺を引っぱってゆく

俺は下腹部を突き出した格好で客の前に立たされた

そして天井から吊り下げられた手錠に両手を掛けられた

「起立、礼、着席!」

女が紐を上げたり下げたりしながら言った

その声に合わせて俺のペニスも上下に動いた

客はそれを見て笑った

「ねえ、ガマン汁出てない?」

客の一人が言った

「本当だ。ガマン汁出てる」

六人の女たちが俺のペニスを見て笑った

俺は一体何をやっているんだ

全裸で紐を付けられたペニスを勃起させガマン汁を滲ませている

このままだと射精してしまうかも知れない

今まで味わった事のない細い紐の食い込む痛みが快感に変わり押し寄せる

三人の客が帰り俺はやっと戒めを解かれた

射精こそしなかったが客のいる間中俺のペニスは勃起し続け

ガマン汁で俺の亀頭はベチョベチョになっていた

それで俺に付けられたあだ名が

ガマン汁の安

安は俺の名字の一文字

俺は逃げるようにその店を後にした

その後?

数日後に俺はまたその店を訪ねた

それからは毎日のようにその店で

全裸で勃起したペニスに付けられた紐を引かれガマン汁を滲ませ

お客様にご挨拶し続けている

会社を辞めた俺の今の仕事がこれだ



しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

ナースコール

wawabubu
大衆娯楽
腹膜炎で緊急手術になったおれ。若い看護師さんに剃毛されるが…

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

BODY SWAP

廣瀬純七
大衆娯楽
ある日突然に体が入れ替わった純と拓也の話

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

野球部の女の子

S.H.L
青春
中学に入り野球部に入ることを決意した美咲、それと同時に坊主になった。

処理中です...