美女罪

美女罪

将軍「王様」

王様「何じゃ。また美しい女子でも捕らえたのか？」

将軍「それが最近は美しい女の罪人がおりません」

王様「ではどうしたのじゃ」

将軍「それで提案なのでございますが、王様も美しい女の罪人に飢えておられましょうゆえ美女罪なる罰則を設けては如何かと」

王様「ほう、美女罪とな」

将軍「さすれば王様が良いと思われる女を捕らえてあんな事やこんな事をしてお楽しみ頂けます」

王様「それは良い考えじゃ。早速その旨を国民に伝えよ」

将軍「ははーっ！」

１週間後

王様「美女罪を設けて早１週間。まだ誰も捕らえてはおらぬのか？」

将軍「それが美女は皆他国へ逃げてしまいまして、我が国には不細工しかいなくなりましてございます」

王様「それはいかんではないか、すぐに美女罪を廃止しその旨を国民に伝えよ」

将軍「ははーっ！」

さらに１週間後

王様「どうじゃ我が国に美女は戻ったか？」

将軍「はい、たくさんの美女が戻りましてございます」

王様「それは良かった。美女が罪を犯すのを気長に待つとしよう」

将軍「さようでございますな。待てば何とやらという諺もございますゆえ」

王様「あーあ、いい女来ないかな」

将軍「ですよね」