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・別巻【21世紀デジタルリマスター版Blu-RayDVD解説-終わりに寄せて-】
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この歴史番組【英雄の世紀】は、20世紀の終わりを記念して作成され、当時高い評価を得た作品です。
いえ、現在でもこうしてデジタルリマスター版が作成されるように高い評価を得ている作品ですが……1996年当時の歴史的知見において作成されている為、後世から見て最後が実態と異なる形になってしまった事は、制作側として忸怩たる思いがあります。
その後の続編、【シン英雄の世紀】【英雄の世紀プライム】【英雄の世紀カオスセオリー】等では補完されていましたが……残念ながら【平和な21世紀】が来る事はありませんでした。
2001年9月11日にニューヨークを灰燼に帰した、中東に落下していたアメイジングマン=ディ・シィと同種の宇宙超人テロリスト【マフティーマン】アル・カイに端を発した対テロ戦争は、中東内戦・石油破局後の混乱に対するアメリカの介入の(本国が混乱していた為もあるとはいえ)杜撰さに対する恨みの念から起こったものであり、そしてテロに対するアメリカの反撃が更なる怨恨を生む事で、【歴史は終わらない】事を余りにも明らかにしてしまいました。
(写真・廃墟と化したニューヨークで、後に【アメリカに反省を促すダンス】と呼ばれる舞踏を舞い踊るマフティーマン)
それをまるで切っ掛けとしたかのように、事件は続きます。スタール・インダストリー倒産後、【第二の敗戦】とすら呼ばれるバブル崩壊後の経済的低調が何時までも止まらない日本に2011年3月11日に出現した大震災怪獣ヤエマガツジザラ。2020年中国に出現し今も世界中に眷属毒瘴獣を暴れ回らせ続けている毒瘴大怪獣ペルクロロス。【第三次内戦前夜】と呼ばれたアメリカ国内の政治的対立と、【第二のベトナム敗戦】と呼ばれたアフガニスタン撤退。そして2022年における組織残党の引き起こした【東欧事変】……
(注意・震災大怪獣ヤエマガツジザラに関する写真があります。ご注意下さい)
(写真・幾つもの港を踏みにじり、原子力発電所に迫る大震災怪獣ヤエマガツジザラ)
(写真・吸えば肺が腐る瘴気で満ちた穢界領域を展開しながら眷属毒瘴獣を生み出す毒瘴大怪獣ペルクロロス)
(写真・首都キーウを守りロシア超人特殊部隊を蹴散らす超人大統領プリーヴィド)
改獣が残した物理法則異常と世界各地に降り注いだ【ブウイヌムルの欠片】の影響で、一時は衰退した先天変異超人やより直接的に異次元の力を受け継いだ新世紀超人達の出現により、超人の数も再び上昇に転じました。
人類は今も、先の見えない嵐の如き時代の真っ只中に居ます。
ですが。
日本でもアメリカでも、今、ヒーローと正義の味方に再興の時が訪れています。
過去のスーパーヒーロー達を襲名した新たな超人達で構成されたアメリカの新たなヒーローチーム【マイティ・クライムバスター・ユニオン】と、仮面ファイターディクショナリなどの新たな超人で構成された日本の正義の味方団体【声を挙げよ!】。
(写真・現代風にコスチュームをリファインされた二代目ソルジャーステイツ)
(写真・唐突な奇行をしながらの登場で思わずその場の全員が突っ込みを入れざるを得ない状況を作りその隙に民間人を救助する全力野郎ドカボンバーの勇姿)
そしてアメリカの篤志家オットー・マイ氏が設立した、ヒーローのなり方・あり方というものを正式に学び研究する為の教育機関マイズ・ヒーロー・アカデミーと、それに対抗して設立された日本正義高専。
(写真・両学校の写真)
また、“二代目バラセンガラス”ことマスクドラグーン・クロウ、魔法の拳士ヒールキュート、フラッパーガール&ラッパーボーイのようなアメリカの無所属ヒーロー等、新しい時代のヒーローや正義の味方達は、確かに私達人類の傍らにいます。
勿論、量産型マスクドラグーン反社暴力暴走軍団・伐汰紋、民主原理主義超人治療運動、魔法少女王国、ジャスティス統一主義運動、Sアノン、怪獣再臨思想など様々な団体や思想や事件や行動も渦巻いています。
そのかつてとは違う形の21世紀社会のあり方がどう評価されるかは、後世を待たねばならないでしょうが……
私達人類は、【英雄の世紀】と呼ばれた20世紀を切り抜け、生き延び、生き抜いてきました。
この21世紀も、言わば過去百年と同じ事。私達は超人と一体の人類であり、騒乱は最早常に傍らにある日常なのです。私達は【英雄の世紀】を通じて強くなりました。この動乱の21世紀を生き抜ける程に。
かつての歴史を振り返り参考にする事で賢明な判断を行い、人類と文明と正義が存続する為に生き抜いていきましょう。
今改めてこのドキュメンタリーが、皆様が未来を考える為の糧となる事を強く願いながら、この21世紀デジタルリマスター版Blu-RayDVDを刊行します。
・付録【21世紀の超人/怪獣/組織】
【仮面ファイターディクショナリ】
「過去の正義の全てを受け継ぎ、今を救って未来へ繋ぐ!仮面ファイターディクショナリ! 天の下、最強の俺が希望の王者だ!」
異次元人ブウイヌムルの欠片をその身に受けるも干渉を精神力で撥ね除け、正義の味方として覚醒した男。【声を挙げよ!】筆頭正義の味方。
【過去に日本に存在した全ての正義の味方の力を使いこなす】という絶大な能力を持ち、史上最強の呼び声も高い。
性格は唯我独尊とすら言える程の強気さと自信満々さだが、過去に存在した正義の味方の能力を把握しなければ使いこなせず、また力を引き出すまでの隙を埋める地力も問われる能力である為、それを完全に使いこなしている実力と、その実力を生み出す鍛錬は間違い無く本物。自信満々強気の振る舞いは、人々を勇気づける為である。
【マスクドラグーン・クロウ】
「正義だ悪だと騙る積もりは無え。ただ、テメエらのやってる事がムカつくんだよ、ぶっ飛ばす!」
かつてのバラセンガラスとマスクドラグーンを足して二で割ったような姿の、本人は正義の味方ではないと自称しているが対外的には正義の味方と認識されている存在。
組織日本支部が後世日本にまた超人武力が必要になるときが来る時を見越して残した遺産である、【手にした者を自動で改造し生機幽合体にする刀】を偶然手にした事で超人になったと言っている。
悪行を重ねる伐汰紋の犯罪に巻き込まれた被害者を巡って同組織に抗い、殺されかけた時にその力を手にした。肉体と合わせ愛用していたバイクも改造されており、マスクドラグーンと同じく第二の体として操る事が可能。
伐汰紋の悪と戦い続けている、マスクドラグーンの紛い物達に対する恐るべき狩人にして彼等の被害者学縋るべき義侠の庇護者。ちなみに女性。四島君緒とはあまり似てない不良気質な少女。
【魔法の拳士ヒールキュート】
「支配と力の下僕達、和を以て貴しとなせ!」
魔法少女王国から離反し、独自の道を追い求める魔女っ娘。
ピンクを基調としたフリルたっぷりのコスチュームに可愛らしい美貌。
外見は如何にも魔法少女王国の魔女っ娘らしい出で立ちだが、支配と力を否定する心を持ちながらその能力は身長2m筋骨隆々の超人の拳を一歩も動かず受け流して受け飛ばす柔の技と反撃の腹パン一発で沈める剛拳を併せ持つ格闘者。
とはいえヒールは悪役ではなく治癒であり、指圧や気功で治癒を行う能力も持っている。
能力と気質の違いに悩みながらも旅と戦いの日々を過ごしている。
【フラッパーガール】
「~♪(テーマソング、フラッパー・フリー・フライを歌っている)」
アメリカの無所属スーパーヒロイン。白人の美少女で、重力を無視して飛べる以外これといって力は持たない、とされていた。
復興しゆくニューヨークの空を飛び回り、ボランティアや救助、犯罪阻止を行ってきていた。
だが近年の戦いで、飛行能力が【『人は飛べないという常識・事実』を無視する・から自由になる・に囚われない・から開放される・と縁を切っている……のどれか】とでも言うべき状態(諸説研究中)であり、能力が単なる飛行では無く【認識や事実に関する無効化か改変】というものらしいという事が判明。成長性に期待がされている。
【ラッパーボーイ】
「お前の犯罪は俺らのうんざり!俺のライムがお前を狙撃!」
フラッパーガールと同じくニューヨークで活動する無所属スーパーヒーロー。黒人の少年で、駆け出しラッパー。【ラップのリズムで喋り続ける間身体能力が向上し続ける】【相手にラップバトルを挑んで相手がそれを受けた場合、勝利した方が敗北した方を気絶させる】という複雑な能力を持つ。たまにラップで不利になることもあるのと隠密活動が苦手なのはご愛嬌。
フラッパーガールとは仲が良く、彼女のテーマソングを作曲したのも彼で、ラップ以外の才能もある模様。
【超人大統領プリーヴィド】
「私は逃げない。踏み止まり、ここで戦う」
組織残党で元超人スパイのロシア合衆国大統領グリゴリー・ラスノスキーが引き起こした東欧事変により侵略を受けたユークレイン共和国のヴォロディーミル・ソビエスキ大統領。首都に踏み留まって徹底抗戦を主導するもロシア合衆国特殊部隊に大統領官邸に踏み込まれ銃弾を撃ち込まれそうになったその瞬間、突如超人として覚醒。
首都キーウを襲ったロシア合衆国軍を撃退し英雄と讃えられた。
幽霊の如き灰色の外套と翼を持つ東欧風の騎兵めいた姿をしている。
他の幾人かの超人と祖国の軍を率い奮戦、その後もロシア黒海艦隊の旗艦である近代改修型ソビエツキー・ソユーズ級戦艦4番艦ソビエツカヤ・ロシアを撃沈する等、戦局を巻き返し抗戦を続けている。
【マフティーマン】
アメイジングマンと同種の宇宙人アル・カイが中東に赤子として落下し、現地の中等内戦に対する介入の粗雑さからアメリカ合衆国に怒りと恨みを抱いていた家族に育てられた者。
黒と緑、パンプキンイエローの装束を身に纏う。戦闘能力はアメイジングマンと同等。
長じてテロ組織【正統な王】を率いて米国を攻撃、アメイジングマンと同等の力で自らニューヨークを破壊した。
アメイジングマンと同等の力であれば同じように放射性物質や核兵器に弱い筈という発想がアメリカと中東の関係を更にこじれさせ、またかつての超人輸血と同じようにアル・カイが超人テロリストを量産 (しかも使用者の自滅覚悟の超人輸血倍量使用による超強化等の手法も編み出した)した事から、紛争と被害は最終的に打倒されたあとも長期化・増大した。
【大震災怪獣ヤエマガツジザラ】
1995年1月17日に出現した地震と火災を起こす無数のドリルじみた螺旋棘と巨大な腕を持つ震災怪獣マガジザラの同種と思しき怪獣。
その姿はマガジザラに似ているがより兇悪な印象を与え、体の各所に八つの顔があり、更に100m級の巨大な体格と強大な能力を持ち、水害をも自在に操る力を持つ。東日本全体を破壊して回り甚大な被害をもたらした。
尚、その巨大さから金光星龍以外の別名にもう一つ宇宙大怪獣という別名を持っていたズメルゴや棘竜大改獣キマイロン等の例と合わせ、100mを越える大きさを持つ怪獣は【大怪獣】と呼称されるようになった。
【毒瘴大怪獣ペルクロロス】
2020年に中国・武漢市地下から突如出現した100m級大怪獣。
人間の心肺機能と頭脳を破壊する猛毒瘴気を武器として噴射する能力、その瘴気で土地を満たす穢界領域を生み出す能力、微妙に異なる姿と能力と毒性を持つ50m級の眷属疫病獣を生み出す能力を持つ極めて厄介な大怪獣。
青と白の毛皮と緑の鱗、虎狼とコブラを融合させ日輪を象った鬣を首元に生やしたような姿をしている。現在も活動を継続しており、戦いは続けられている。
【マイティ・クライムバスター・ユニオン】
「M・C・U、アッセンブル!」
新時代のアメリカン・スーパーヒーロー集団。
ソルジャーステイツ(二代目)、サンダースピード(二代目)、マーベラスマン(二代目)など、かつて存在していたアメリカン・スーパーヒーロー達から能力や人気に秀でるヒーローを現代最新の超人技術で再現・強化した者達。
コスチュームがリファインされて現代的になっており、また国内融和の為嘗てのヒーローより人種や性別等をバリエーション豊かにして選考されている。
世界中で大人気だが「なんでミスターUSAが居ないんだよ」「なんでツートンカラーがいないんだよ」等、選考に文句を言うヒーローファンもいる。
【声を挙げよ!】
「声だけじゃダメだー!」
「いきなしチーム名否定したー!?」
新時代の日本における正義の味方集団。
この団体とは別にチームファイブの後継団体等もいるが、最精鋭として知られている。
ただ同時に極めて破天荒な正義の味方も幾人か抱えている事で知られており、破天荒組の一人である自信満々強気の仮面ファイターディクショナリですら、更に破天荒な言動全てが妄言奇行と恐れられながらも確かに正義を実行している全力野郎ドカボンバー相手にはタジタジとなっている。
【マイズ・ヒーロー・アカデミー】
篤志家オットー・マイ氏が設立した『君達はヒーローになれる』をキャッチフレーズに、ヒーローの育成を行う学校。
法的には大学扱いだが、資質が認められれば飛び級で何歳からでも入学が可能であり、事実上中高一貫校。
設立時は『ヒーローは“職業”なのか“生き方”なのか』『ヒーロー育成を私立校がやっていいのか』と論争を起こし、そしてまた日本に分校を作ろうとした事で『文化侵略では』とまた論争を生んだ、まだまだ未熟な若い組織だが未来志向の団体。
ヒーロー教育を以てしても尚アメリカの学校らしいスクールカーストと銃乱射が克服出来ないのが最大の悩み。
【日本正義高専】
マイズ・ヒーロー・アカデミーの日本分校設立計画に端を発する一連の論争から設立された、正義の味方を育成する学校。
扱いは高専だが、こちらも資質が認められれば飛び級で何歳からでも入学が可能であり、事実上中高一貫校。
設立時はマイズ・ヒーロー・アカデミーへの対抗という経緯があったが日本独自の正義の味方という伝統を守るべきか国際的なヒーローへの教育をもたらすべきかについては教師陣にも様々な考えがあり、教育方針は試行錯誤の段階にある。
【伐汰紋】
何らかの手段でマスクドラグーンを模倣した生機幽合体【の、ようなもの】と成った反社会暴力暴走集団。
反社として様々な犯罪に手を染めているが、超人としては大して力を使いこなせておらず嘗てのマスクドラグーンとは比べるべくもない。
【ジャスティス統一主義運動、民主原理主義超人治療運動】
それぞれ『世界の全ての言語におけるジャスティスの訳語とされる言葉を検証し、その意味が微妙に異なる部分を変更しジャスティスと完全に同意義に統一しなければならない』、『民主主義とは平等な人間によって構成されるものであり、超人の存在は民主主義を覆しうる、為に超人は【治療】して人間にするべきだ』とする思想。
何れもアメリカを起源とし、前者は2001年9月11日テロ事件の頃に、後者は逆にその時代の急進的な軍事行動が反省される頃に生まれた。
【魔法少女王国】
かつて【アンノウン】と呼ばれていた【魔法少女】【魔女っ子】達を束ねる、初めて観測された、宇宙でも異次元でもない【異世界】の組織。
地球の戦乱が同国に負の影響を与えるという世界としての特徴があり、その為に嘗て【魔法少女】【魔女っ子】達を地球に派遣した事もあったが、平和主義的な国家であったため非戦闘的な能力しか持たない者が多く、救助や治療など限定的な事しか出来なかった。
その反動から軍国主義化し、現女王である【魔法の魔王ゼロナイザー】を始め【魔法の騎士ゴールデンファング】など武闘派揃いになっており、平和を作り出す為に積極的武力介入を行い、ヒーローを運用出来ない中小国家に対して兵力を進駐させ宗主国として振る舞うようになった。
尚【魔女っ子】は異世界人であり、【魔法少女】は異世界人が地球人の少女に力を与えたものを指す。この【魔法少女】への勧誘は意色々な理由で様々な勢力から問題視されており、その方針に反感を抱いた【魔法の拳士キュートヒール】や個人的怨恨・復讐心を抱いた【魔法の銃士マルショワリー】など、祖国を後にした【魔女っ子】【魔法少女】達もいる。
【Sアノン】
組織は未だにアメリカや世界を裏から支配している、という陰謀論。
アメリカで多く発生し、反政府主義に繋がりしばしば暴動の原因となるので、同国の政局に面倒な影響を与え続けている。
また、異世界人を自称する【サノタロン】シュータロウ・サノや【バッファローホーク】ロナルド・ストロング等の強力・過激な超人が活動を扇動していると言われており、危険視されている。
【怪獣再臨思想】
【ガグラ教法王】マイク・ハーディなどが著名。怪獣愛を拗らせた怪獣研究者と過激派エコロジスト等が野合した、怪獣を増やそうとする団体。第一次怪獣頻出期と第二次怪獣頻出期の間金光星龍ズメルゴ相手に人類と怪獣が共闘した時代を理想とし人類の守護者としての怪獣を求める者、そこから過激化し寧ろ怪獣に人類を支配して貰おうとする者、環境汚染を続ける人類を怪獣に滅ぼして貰おうとする者、かつてのポス・ポルが求めた人類が怪獣と化した世界を目指す者など様々であり、混沌としており捜査を難航させている。
いえ、現在でもこうしてデジタルリマスター版が作成されるように高い評価を得ている作品ですが……1996年当時の歴史的知見において作成されている為、後世から見て最後が実態と異なる形になってしまった事は、制作側として忸怩たる思いがあります。
その後の続編、【シン英雄の世紀】【英雄の世紀プライム】【英雄の世紀カオスセオリー】等では補完されていましたが……残念ながら【平和な21世紀】が来る事はありませんでした。
2001年9月11日にニューヨークを灰燼に帰した、中東に落下していたアメイジングマン=ディ・シィと同種の宇宙超人テロリスト【マフティーマン】アル・カイに端を発した対テロ戦争は、中東内戦・石油破局後の混乱に対するアメリカの介入の(本国が混乱していた為もあるとはいえ)杜撰さに対する恨みの念から起こったものであり、そしてテロに対するアメリカの反撃が更なる怨恨を生む事で、【歴史は終わらない】事を余りにも明らかにしてしまいました。
(写真・廃墟と化したニューヨークで、後に【アメリカに反省を促すダンス】と呼ばれる舞踏を舞い踊るマフティーマン)
それをまるで切っ掛けとしたかのように、事件は続きます。スタール・インダストリー倒産後、【第二の敗戦】とすら呼ばれるバブル崩壊後の経済的低調が何時までも止まらない日本に2011年3月11日に出現した大震災怪獣ヤエマガツジザラ。2020年中国に出現し今も世界中に眷属毒瘴獣を暴れ回らせ続けている毒瘴大怪獣ペルクロロス。【第三次内戦前夜】と呼ばれたアメリカ国内の政治的対立と、【第二のベトナム敗戦】と呼ばれたアフガニスタン撤退。そして2022年における組織残党の引き起こした【東欧事変】……
(注意・震災大怪獣ヤエマガツジザラに関する写真があります。ご注意下さい)
(写真・幾つもの港を踏みにじり、原子力発電所に迫る大震災怪獣ヤエマガツジザラ)
(写真・吸えば肺が腐る瘴気で満ちた穢界領域を展開しながら眷属毒瘴獣を生み出す毒瘴大怪獣ペルクロロス)
(写真・首都キーウを守りロシア超人特殊部隊を蹴散らす超人大統領プリーヴィド)
改獣が残した物理法則異常と世界各地に降り注いだ【ブウイヌムルの欠片】の影響で、一時は衰退した先天変異超人やより直接的に異次元の力を受け継いだ新世紀超人達の出現により、超人の数も再び上昇に転じました。
人類は今も、先の見えない嵐の如き時代の真っ只中に居ます。
ですが。
日本でもアメリカでも、今、ヒーローと正義の味方に再興の時が訪れています。
過去のスーパーヒーロー達を襲名した新たな超人達で構成されたアメリカの新たなヒーローチーム【マイティ・クライムバスター・ユニオン】と、仮面ファイターディクショナリなどの新たな超人で構成された日本の正義の味方団体【声を挙げよ!】。
(写真・現代風にコスチュームをリファインされた二代目ソルジャーステイツ)
(写真・唐突な奇行をしながらの登場で思わずその場の全員が突っ込みを入れざるを得ない状況を作りその隙に民間人を救助する全力野郎ドカボンバーの勇姿)
そしてアメリカの篤志家オットー・マイ氏が設立した、ヒーローのなり方・あり方というものを正式に学び研究する為の教育機関マイズ・ヒーロー・アカデミーと、それに対抗して設立された日本正義高専。
(写真・両学校の写真)
また、“二代目バラセンガラス”ことマスクドラグーン・クロウ、魔法の拳士ヒールキュート、フラッパーガール&ラッパーボーイのようなアメリカの無所属ヒーロー等、新しい時代のヒーローや正義の味方達は、確かに私達人類の傍らにいます。
勿論、量産型マスクドラグーン反社暴力暴走軍団・伐汰紋、民主原理主義超人治療運動、魔法少女王国、ジャスティス統一主義運動、Sアノン、怪獣再臨思想など様々な団体や思想や事件や行動も渦巻いています。
そのかつてとは違う形の21世紀社会のあり方がどう評価されるかは、後世を待たねばならないでしょうが……
私達人類は、【英雄の世紀】と呼ばれた20世紀を切り抜け、生き延び、生き抜いてきました。
この21世紀も、言わば過去百年と同じ事。私達は超人と一体の人類であり、騒乱は最早常に傍らにある日常なのです。私達は【英雄の世紀】を通じて強くなりました。この動乱の21世紀を生き抜ける程に。
かつての歴史を振り返り参考にする事で賢明な判断を行い、人類と文明と正義が存続する為に生き抜いていきましょう。
今改めてこのドキュメンタリーが、皆様が未来を考える為の糧となる事を強く願いながら、この21世紀デジタルリマスター版Blu-RayDVDを刊行します。
・付録【21世紀の超人/怪獣/組織】
【仮面ファイターディクショナリ】
「過去の正義の全てを受け継ぎ、今を救って未来へ繋ぐ!仮面ファイターディクショナリ! 天の下、最強の俺が希望の王者だ!」
異次元人ブウイヌムルの欠片をその身に受けるも干渉を精神力で撥ね除け、正義の味方として覚醒した男。【声を挙げよ!】筆頭正義の味方。
【過去に日本に存在した全ての正義の味方の力を使いこなす】という絶大な能力を持ち、史上最強の呼び声も高い。
性格は唯我独尊とすら言える程の強気さと自信満々さだが、過去に存在した正義の味方の能力を把握しなければ使いこなせず、また力を引き出すまでの隙を埋める地力も問われる能力である為、それを完全に使いこなしている実力と、その実力を生み出す鍛錬は間違い無く本物。自信満々強気の振る舞いは、人々を勇気づける為である。
【マスクドラグーン・クロウ】
「正義だ悪だと騙る積もりは無え。ただ、テメエらのやってる事がムカつくんだよ、ぶっ飛ばす!」
かつてのバラセンガラスとマスクドラグーンを足して二で割ったような姿の、本人は正義の味方ではないと自称しているが対外的には正義の味方と認識されている存在。
組織日本支部が後世日本にまた超人武力が必要になるときが来る時を見越して残した遺産である、【手にした者を自動で改造し生機幽合体にする刀】を偶然手にした事で超人になったと言っている。
悪行を重ねる伐汰紋の犯罪に巻き込まれた被害者を巡って同組織に抗い、殺されかけた時にその力を手にした。肉体と合わせ愛用していたバイクも改造されており、マスクドラグーンと同じく第二の体として操る事が可能。
伐汰紋の悪と戦い続けている、マスクドラグーンの紛い物達に対する恐るべき狩人にして彼等の被害者学縋るべき義侠の庇護者。ちなみに女性。四島君緒とはあまり似てない不良気質な少女。
【魔法の拳士ヒールキュート】
「支配と力の下僕達、和を以て貴しとなせ!」
魔法少女王国から離反し、独自の道を追い求める魔女っ娘。
ピンクを基調としたフリルたっぷりのコスチュームに可愛らしい美貌。
外見は如何にも魔法少女王国の魔女っ娘らしい出で立ちだが、支配と力を否定する心を持ちながらその能力は身長2m筋骨隆々の超人の拳を一歩も動かず受け流して受け飛ばす柔の技と反撃の腹パン一発で沈める剛拳を併せ持つ格闘者。
とはいえヒールは悪役ではなく治癒であり、指圧や気功で治癒を行う能力も持っている。
能力と気質の違いに悩みながらも旅と戦いの日々を過ごしている。
【フラッパーガール】
「~♪(テーマソング、フラッパー・フリー・フライを歌っている)」
アメリカの無所属スーパーヒロイン。白人の美少女で、重力を無視して飛べる以外これといって力は持たない、とされていた。
復興しゆくニューヨークの空を飛び回り、ボランティアや救助、犯罪阻止を行ってきていた。
だが近年の戦いで、飛行能力が【『人は飛べないという常識・事実』を無視する・から自由になる・に囚われない・から開放される・と縁を切っている……のどれか】とでも言うべき状態(諸説研究中)であり、能力が単なる飛行では無く【認識や事実に関する無効化か改変】というものらしいという事が判明。成長性に期待がされている。
【ラッパーボーイ】
「お前の犯罪は俺らのうんざり!俺のライムがお前を狙撃!」
フラッパーガールと同じくニューヨークで活動する無所属スーパーヒーロー。黒人の少年で、駆け出しラッパー。【ラップのリズムで喋り続ける間身体能力が向上し続ける】【相手にラップバトルを挑んで相手がそれを受けた場合、勝利した方が敗北した方を気絶させる】という複雑な能力を持つ。たまにラップで不利になることもあるのと隠密活動が苦手なのはご愛嬌。
フラッパーガールとは仲が良く、彼女のテーマソングを作曲したのも彼で、ラップ以外の才能もある模様。
【超人大統領プリーヴィド】
「私は逃げない。踏み止まり、ここで戦う」
組織残党で元超人スパイのロシア合衆国大統領グリゴリー・ラスノスキーが引き起こした東欧事変により侵略を受けたユークレイン共和国のヴォロディーミル・ソビエスキ大統領。首都に踏み留まって徹底抗戦を主導するもロシア合衆国特殊部隊に大統領官邸に踏み込まれ銃弾を撃ち込まれそうになったその瞬間、突如超人として覚醒。
首都キーウを襲ったロシア合衆国軍を撃退し英雄と讃えられた。
幽霊の如き灰色の外套と翼を持つ東欧風の騎兵めいた姿をしている。
他の幾人かの超人と祖国の軍を率い奮戦、その後もロシア黒海艦隊の旗艦である近代改修型ソビエツキー・ソユーズ級戦艦4番艦ソビエツカヤ・ロシアを撃沈する等、戦局を巻き返し抗戦を続けている。
【マフティーマン】
アメイジングマンと同種の宇宙人アル・カイが中東に赤子として落下し、現地の中等内戦に対する介入の粗雑さからアメリカ合衆国に怒りと恨みを抱いていた家族に育てられた者。
黒と緑、パンプキンイエローの装束を身に纏う。戦闘能力はアメイジングマンと同等。
長じてテロ組織【正統な王】を率いて米国を攻撃、アメイジングマンと同等の力で自らニューヨークを破壊した。
アメイジングマンと同等の力であれば同じように放射性物質や核兵器に弱い筈という発想がアメリカと中東の関係を更にこじれさせ、またかつての超人輸血と同じようにアル・カイが超人テロリストを量産 (しかも使用者の自滅覚悟の超人輸血倍量使用による超強化等の手法も編み出した)した事から、紛争と被害は最終的に打倒されたあとも長期化・増大した。
【大震災怪獣ヤエマガツジザラ】
1995年1月17日に出現した地震と火災を起こす無数のドリルじみた螺旋棘と巨大な腕を持つ震災怪獣マガジザラの同種と思しき怪獣。
その姿はマガジザラに似ているがより兇悪な印象を与え、体の各所に八つの顔があり、更に100m級の巨大な体格と強大な能力を持ち、水害をも自在に操る力を持つ。東日本全体を破壊して回り甚大な被害をもたらした。
尚、その巨大さから金光星龍以外の別名にもう一つ宇宙大怪獣という別名を持っていたズメルゴや棘竜大改獣キマイロン等の例と合わせ、100mを越える大きさを持つ怪獣は【大怪獣】と呼称されるようになった。
【毒瘴大怪獣ペルクロロス】
2020年に中国・武漢市地下から突如出現した100m級大怪獣。
人間の心肺機能と頭脳を破壊する猛毒瘴気を武器として噴射する能力、その瘴気で土地を満たす穢界領域を生み出す能力、微妙に異なる姿と能力と毒性を持つ50m級の眷属疫病獣を生み出す能力を持つ極めて厄介な大怪獣。
青と白の毛皮と緑の鱗、虎狼とコブラを融合させ日輪を象った鬣を首元に生やしたような姿をしている。現在も活動を継続しており、戦いは続けられている。
【マイティ・クライムバスター・ユニオン】
「M・C・U、アッセンブル!」
新時代のアメリカン・スーパーヒーロー集団。
ソルジャーステイツ(二代目)、サンダースピード(二代目)、マーベラスマン(二代目)など、かつて存在していたアメリカン・スーパーヒーロー達から能力や人気に秀でるヒーローを現代最新の超人技術で再現・強化した者達。
コスチュームがリファインされて現代的になっており、また国内融和の為嘗てのヒーローより人種や性別等をバリエーション豊かにして選考されている。
世界中で大人気だが「なんでミスターUSAが居ないんだよ」「なんでツートンカラーがいないんだよ」等、選考に文句を言うヒーローファンもいる。
【声を挙げよ!】
「声だけじゃダメだー!」
「いきなしチーム名否定したー!?」
新時代の日本における正義の味方集団。
この団体とは別にチームファイブの後継団体等もいるが、最精鋭として知られている。
ただ同時に極めて破天荒な正義の味方も幾人か抱えている事で知られており、破天荒組の一人である自信満々強気の仮面ファイターディクショナリですら、更に破天荒な言動全てが妄言奇行と恐れられながらも確かに正義を実行している全力野郎ドカボンバー相手にはタジタジとなっている。
【マイズ・ヒーロー・アカデミー】
篤志家オットー・マイ氏が設立した『君達はヒーローになれる』をキャッチフレーズに、ヒーローの育成を行う学校。
法的には大学扱いだが、資質が認められれば飛び級で何歳からでも入学が可能であり、事実上中高一貫校。
設立時は『ヒーローは“職業”なのか“生き方”なのか』『ヒーロー育成を私立校がやっていいのか』と論争を起こし、そしてまた日本に分校を作ろうとした事で『文化侵略では』とまた論争を生んだ、まだまだ未熟な若い組織だが未来志向の団体。
ヒーロー教育を以てしても尚アメリカの学校らしいスクールカーストと銃乱射が克服出来ないのが最大の悩み。
【日本正義高専】
マイズ・ヒーロー・アカデミーの日本分校設立計画に端を発する一連の論争から設立された、正義の味方を育成する学校。
扱いは高専だが、こちらも資質が認められれば飛び級で何歳からでも入学が可能であり、事実上中高一貫校。
設立時はマイズ・ヒーロー・アカデミーへの対抗という経緯があったが日本独自の正義の味方という伝統を守るべきか国際的なヒーローへの教育をもたらすべきかについては教師陣にも様々な考えがあり、教育方針は試行錯誤の段階にある。
【伐汰紋】
何らかの手段でマスクドラグーンを模倣した生機幽合体【の、ようなもの】と成った反社会暴力暴走集団。
反社として様々な犯罪に手を染めているが、超人としては大して力を使いこなせておらず嘗てのマスクドラグーンとは比べるべくもない。
【ジャスティス統一主義運動、民主原理主義超人治療運動】
それぞれ『世界の全ての言語におけるジャスティスの訳語とされる言葉を検証し、その意味が微妙に異なる部分を変更しジャスティスと完全に同意義に統一しなければならない』、『民主主義とは平等な人間によって構成されるものであり、超人の存在は民主主義を覆しうる、為に超人は【治療】して人間にするべきだ』とする思想。
何れもアメリカを起源とし、前者は2001年9月11日テロ事件の頃に、後者は逆にその時代の急進的な軍事行動が反省される頃に生まれた。
【魔法少女王国】
かつて【アンノウン】と呼ばれていた【魔法少女】【魔女っ子】達を束ねる、初めて観測された、宇宙でも異次元でもない【異世界】の組織。
地球の戦乱が同国に負の影響を与えるという世界としての特徴があり、その為に嘗て【魔法少女】【魔女っ子】達を地球に派遣した事もあったが、平和主義的な国家であったため非戦闘的な能力しか持たない者が多く、救助や治療など限定的な事しか出来なかった。
その反動から軍国主義化し、現女王である【魔法の魔王ゼロナイザー】を始め【魔法の騎士ゴールデンファング】など武闘派揃いになっており、平和を作り出す為に積極的武力介入を行い、ヒーローを運用出来ない中小国家に対して兵力を進駐させ宗主国として振る舞うようになった。
尚【魔女っ子】は異世界人であり、【魔法少女】は異世界人が地球人の少女に力を与えたものを指す。この【魔法少女】への勧誘は意色々な理由で様々な勢力から問題視されており、その方針に反感を抱いた【魔法の拳士キュートヒール】や個人的怨恨・復讐心を抱いた【魔法の銃士マルショワリー】など、祖国を後にした【魔女っ子】【魔法少女】達もいる。
【Sアノン】
組織は未だにアメリカや世界を裏から支配している、という陰謀論。
アメリカで多く発生し、反政府主義に繋がりしばしば暴動の原因となるので、同国の政局に面倒な影響を与え続けている。
また、異世界人を自称する【サノタロン】シュータロウ・サノや【バッファローホーク】ロナルド・ストロング等の強力・過激な超人が活動を扇動していると言われており、危険視されている。
【怪獣再臨思想】
【ガグラ教法王】マイク・ハーディなどが著名。怪獣愛を拗らせた怪獣研究者と過激派エコロジスト等が野合した、怪獣を増やそうとする団体。第一次怪獣頻出期と第二次怪獣頻出期の間金光星龍ズメルゴ相手に人類と怪獣が共闘した時代を理想とし人類の守護者としての怪獣を求める者、そこから過激化し寧ろ怪獣に人類を支配して貰おうとする者、環境汚染を続ける人類を怪獣に滅ぼして貰おうとする者、かつてのポス・ポルが求めた人類が怪獣と化した世界を目指す者など様々であり、混沌としており捜査を難航させている。
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