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アンジェラ編
05
シャーリーの屋敷に滞在して数日が経った。
この屋敷に来てわかったことは、シャーリーのご両親が不在であり、ダニエルがお父様の代わりに屋敷を支えているとのことだ。理由をそれとなく聞いたら、ご両親は万年新婚状態で、現在は長期の旅行に出かけてるらしい。私の事は、ダニエルの判断で滞在を許されてるみたいだけど、いいのかしら?シャーリーに相談したら、両親からダニエルへの信頼は半端ないみたいで、曰く「お兄様に任せておけば大丈夫」らしい。
まぁ、ゲームの世界だからダニエルに都合の良い様になっているのかしら?
そして、あのグスタフが登場した日からダニエルの私に対するスキンシップは濃厚になってきている。
朝餉の際は、いつの間にか私の席はダニエルの隣になっているし、彼が屋敷にいる時は必ずティータイムに誘われる。時折、手を握られたりドレスやアクセサリーも贈られたり…事実上の使用人に対しては行き過ぎてる気がする。でも、あの綺麗な瞳で見つめられると何も考えられなくなるから、恐ろしいわ。
それにしても、ゲームのシナリオは進んでいるのかしら。攻略対象も、初日のグスタフ以外は見かけないし、そもそもダニエルは仕事以外はほとんど屋敷にいるから、対象者と接触する機会さえない気がする。
そういえば、ダニエルの裏設定は確か性欲強めの絶倫だった気が…一日抜かなかったら、欲求が溜まり過ぎて人格変わっちゃうって言う恐ろし設定があったはずだ。使用人に手を出して発散とかもしてなさそうだし…もしかして、1人でしてる?!
やば、ちょー気になるんだけど…!あの美しい顔が快楽に歪む姿は、ゲームのプレイしてる時に何度も身悶えたのよね。
どうしよう…気になるわっ。
私の中の腐った欲望がムクムクと湧いてくる。
ダニエルが1人でしてるとこを見たい…!
やっぱり、するなら夜なのかしら?
はしたないこと、この上ないけど…この欲求を抑える事は、出来ないわ!よし。今夜、彼の部屋を覗こう。
ふふふ…彼と結ばれないんだから思いっきりこの世界に起こる、ラッキースケベを堪能してみせるわ!
そして、夜になりいつも通り3人でディナーを楽しむ筈だったのだけど、なぜかシャーリーがいない。
「あら?ダニエル様、シャーリーがおりませんけど…。」
「あぁ、あの子は今夜はお祖母様に呼ばれていてね。祖母は、隣町に1人で住んでいるんだけど寂しいみたいで、時折妹を呼んでしばらく滞在させるんだよ。」
「あら、そうだったのですね。」
え、てことはしばらくはダニエルと2人?!
まじかー!緊張するっ。でも、彼の痴態を覗くチャンスだわ。シャーリーがいたら、なんとなく気まずいもの。
ダニエルが私の顔をじっと見つめて、クスリと笑う。
「俺と2人は嫌か?」
「い、いえっ…う、嬉しいですぅ…。」
なんか口調がくだけてる?俺って今まで言ってたかしら。
「あぁ、そうだ。いいワインが手に入ったんだ。」
そう言って、彼は執事に合図して一本のワインをグラスに開けた。
「ほら、アンジュ…。」
私にもグラスが出されて、ワインが注がれる。
「今夜に乾杯。」
カチンと、グラスがあたる音が響いて私はワインを口にする。とろりと、口の中に葡萄の芳醇な香りが広がっていく。
「ん…美味しい…。」
コクンと飲み、ダニエルを見たら彼は不敵に微笑んでいた。
え、何?めっちゃ、格好いいんだけど…。
「年代物のワインだから、濃厚だろう?ほら、遠慮しないで、飲みなさい。」
空になったグラスにワインが注がれて、言われるがまま、2杯目を煽る。
私、あんまりお酒に強くないんだけどこれは飲みやすくて、ペースが早くなる。
でも、あんまり酔うと今夜のラッキースケベにあやかれなくなるから、ほどほどにしなきゃ。
ダニエルとの夕食は、会話上手な彼のおかげですごく楽しい。美味しいお酒と、ディナーであっという間に時間が過ぎる。
でもちょっと飲みすぎたかしら、なんか身体が熱いわ…。
「はぁはぁ…だ、ダニエル様。私、少し酔ったみたいなので今夜はもう下がらせて頂きます…。」
「大丈夫か?少し顔が赤いな。」
そう言って、立ち上がった彼は素早く私の隣に来て、頬をスッと触れた。その瞬間、
「ひゃあんっ、あっ…な、何??」
彼の触れた所がビリビリと電気の様な衝撃が走る。
ドクドクと、心臓が脈打ち息が苦しい。
え、何…?私、死ぬのかしら。
「はぁはぁ、んぅ…体が…熱い…な、んで?」
じっとりと汗が吹き出てきて、身体がふるふると震える。何これっ、怖い!
ダニエルは、何も言わずじっと私の事を見ている。
「だ、ダニエル…様…私、はぁ…おかしい…。」
駄目だわ、体が熱くて言葉が出てこないっ。
それに、なんか体の奥が疼く様な妙な気分になってきたわ。コルセットが苦しいから、脱ぎたいけど流石にここで脱ぐわけにいかないからどうにか部屋に戻らなきゃ。でも、どうしよう…力が入らないわ。
メイドに頼んで、部屋まで連れて行って貰おうかしら?
「ダニエル様…申し訳ありませんが…誰か人を呼んで頂きたいのですが…はぁはぁ。」
とにかく、ダニエルに人を呼んで貰うしかない。
「あぁ、辛そうだな…アンジュ。大丈夫だ、俺が部屋まで運ぼう。」
そう言うと、彼は私の身体を抱き上げた。
ちょっと待って、今触られたらなんかヤバイわ!
「あ、ダニエル様…いけませ、んぅーー!」
ビクビクっと、身体が痙攣してしまった。
嘘でしょ、今何が起こったの?
体の奥からジワっと溢れてきたわ…。
もしかして、今私…イっちゃった?
どうしよう、抱き上げてもらっただけで…。
さぁっと血の気が引いたわ。私の体どうしちゃったの?恐る恐るダニエルの顔を見上げると、彼はそれはそれは美しく微笑んでいる。
ちょっと待って…この表情見覚えがあるわ。
確か、ゲームの中でダニエルが攻略対象を頂く前に様々な手で追い詰めて、食べごろになる瞬間を見計らってる時の顔だわ…!微笑みの仮面を被って、それはそれはゲスい事を考えてる時の、キラーゲススマイル!なぜ、今…?ま、まさか。
「クス、さぁ部屋に行こうか。大丈夫だよ。アンジュの体調が良くなるまで、一晩かけて看病するからね…。」
「あ、私…駄目…。」
力なく抵抗するも、無意味だった。
この屋敷に来てわかったことは、シャーリーのご両親が不在であり、ダニエルがお父様の代わりに屋敷を支えているとのことだ。理由をそれとなく聞いたら、ご両親は万年新婚状態で、現在は長期の旅行に出かけてるらしい。私の事は、ダニエルの判断で滞在を許されてるみたいだけど、いいのかしら?シャーリーに相談したら、両親からダニエルへの信頼は半端ないみたいで、曰く「お兄様に任せておけば大丈夫」らしい。
まぁ、ゲームの世界だからダニエルに都合の良い様になっているのかしら?
そして、あのグスタフが登場した日からダニエルの私に対するスキンシップは濃厚になってきている。
朝餉の際は、いつの間にか私の席はダニエルの隣になっているし、彼が屋敷にいる時は必ずティータイムに誘われる。時折、手を握られたりドレスやアクセサリーも贈られたり…事実上の使用人に対しては行き過ぎてる気がする。でも、あの綺麗な瞳で見つめられると何も考えられなくなるから、恐ろしいわ。
それにしても、ゲームのシナリオは進んでいるのかしら。攻略対象も、初日のグスタフ以外は見かけないし、そもそもダニエルは仕事以外はほとんど屋敷にいるから、対象者と接触する機会さえない気がする。
そういえば、ダニエルの裏設定は確か性欲強めの絶倫だった気が…一日抜かなかったら、欲求が溜まり過ぎて人格変わっちゃうって言う恐ろし設定があったはずだ。使用人に手を出して発散とかもしてなさそうだし…もしかして、1人でしてる?!
やば、ちょー気になるんだけど…!あの美しい顔が快楽に歪む姿は、ゲームのプレイしてる時に何度も身悶えたのよね。
どうしよう…気になるわっ。
私の中の腐った欲望がムクムクと湧いてくる。
ダニエルが1人でしてるとこを見たい…!
やっぱり、するなら夜なのかしら?
はしたないこと、この上ないけど…この欲求を抑える事は、出来ないわ!よし。今夜、彼の部屋を覗こう。
ふふふ…彼と結ばれないんだから思いっきりこの世界に起こる、ラッキースケベを堪能してみせるわ!
そして、夜になりいつも通り3人でディナーを楽しむ筈だったのだけど、なぜかシャーリーがいない。
「あら?ダニエル様、シャーリーがおりませんけど…。」
「あぁ、あの子は今夜はお祖母様に呼ばれていてね。祖母は、隣町に1人で住んでいるんだけど寂しいみたいで、時折妹を呼んでしばらく滞在させるんだよ。」
「あら、そうだったのですね。」
え、てことはしばらくはダニエルと2人?!
まじかー!緊張するっ。でも、彼の痴態を覗くチャンスだわ。シャーリーがいたら、なんとなく気まずいもの。
ダニエルが私の顔をじっと見つめて、クスリと笑う。
「俺と2人は嫌か?」
「い、いえっ…う、嬉しいですぅ…。」
なんか口調がくだけてる?俺って今まで言ってたかしら。
「あぁ、そうだ。いいワインが手に入ったんだ。」
そう言って、彼は執事に合図して一本のワインをグラスに開けた。
「ほら、アンジュ…。」
私にもグラスが出されて、ワインが注がれる。
「今夜に乾杯。」
カチンと、グラスがあたる音が響いて私はワインを口にする。とろりと、口の中に葡萄の芳醇な香りが広がっていく。
「ん…美味しい…。」
コクンと飲み、ダニエルを見たら彼は不敵に微笑んでいた。
え、何?めっちゃ、格好いいんだけど…。
「年代物のワインだから、濃厚だろう?ほら、遠慮しないで、飲みなさい。」
空になったグラスにワインが注がれて、言われるがまま、2杯目を煽る。
私、あんまりお酒に強くないんだけどこれは飲みやすくて、ペースが早くなる。
でも、あんまり酔うと今夜のラッキースケベにあやかれなくなるから、ほどほどにしなきゃ。
ダニエルとの夕食は、会話上手な彼のおかげですごく楽しい。美味しいお酒と、ディナーであっという間に時間が過ぎる。
でもちょっと飲みすぎたかしら、なんか身体が熱いわ…。
「はぁはぁ…だ、ダニエル様。私、少し酔ったみたいなので今夜はもう下がらせて頂きます…。」
「大丈夫か?少し顔が赤いな。」
そう言って、立ち上がった彼は素早く私の隣に来て、頬をスッと触れた。その瞬間、
「ひゃあんっ、あっ…な、何??」
彼の触れた所がビリビリと電気の様な衝撃が走る。
ドクドクと、心臓が脈打ち息が苦しい。
え、何…?私、死ぬのかしら。
「はぁはぁ、んぅ…体が…熱い…な、んで?」
じっとりと汗が吹き出てきて、身体がふるふると震える。何これっ、怖い!
ダニエルは、何も言わずじっと私の事を見ている。
「だ、ダニエル…様…私、はぁ…おかしい…。」
駄目だわ、体が熱くて言葉が出てこないっ。
それに、なんか体の奥が疼く様な妙な気分になってきたわ。コルセットが苦しいから、脱ぎたいけど流石にここで脱ぐわけにいかないからどうにか部屋に戻らなきゃ。でも、どうしよう…力が入らないわ。
メイドに頼んで、部屋まで連れて行って貰おうかしら?
「ダニエル様…申し訳ありませんが…誰か人を呼んで頂きたいのですが…はぁはぁ。」
とにかく、ダニエルに人を呼んで貰うしかない。
「あぁ、辛そうだな…アンジュ。大丈夫だ、俺が部屋まで運ぼう。」
そう言うと、彼は私の身体を抱き上げた。
ちょっと待って、今触られたらなんかヤバイわ!
「あ、ダニエル様…いけませ、んぅーー!」
ビクビクっと、身体が痙攣してしまった。
嘘でしょ、今何が起こったの?
体の奥からジワっと溢れてきたわ…。
もしかして、今私…イっちゃった?
どうしよう、抱き上げてもらっただけで…。
さぁっと血の気が引いたわ。私の体どうしちゃったの?恐る恐るダニエルの顔を見上げると、彼はそれはそれは美しく微笑んでいる。
ちょっと待って…この表情見覚えがあるわ。
確か、ゲームの中でダニエルが攻略対象を頂く前に様々な手で追い詰めて、食べごろになる瞬間を見計らってる時の顔だわ…!微笑みの仮面を被って、それはそれはゲスい事を考えてる時の、キラーゲススマイル!なぜ、今…?ま、まさか。
「クス、さぁ部屋に行こうか。大丈夫だよ。アンジュの体調が良くなるまで、一晩かけて看病するからね…。」
「あ、私…駄目…。」
力なく抵抗するも、無意味だった。
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