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第19話『この世界に広がる悲しみを止める為には!』②
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それから私は、すっかり様変わりしていた森の奥で、かつて送っていた様な生活をする様になった。
魔王様の声が聞こえなくなってしまったと告げても、村の人たちは私が居れば良いと言ってくれ、その温かさに涙を流す。
「まー。確かに魔王様の声は聞こえなくなったかもしれないけどさ。力は感じるし。完全に消えた訳じゃないんでしょ。なら問題ナシ!」
「それは、そうかもしれないけど」
「それに! 私たちには新しい神様……もとい、ママが出来たからさ!」
「ママ?」
「そう! お姉ちゃんにも紹介するよ! 私たちが森の奥で会ったママ! ママだよ!」
『それじゃ紹介になってないだろう? ジーナ。それに、久しぶりだね。アメリア』
「貴女様は、森の主様ですよね。二度ほどお話をした事があると思いましたが」
『よく覚えているね。まぁ、ただ昔から住んでるってだけのモンさ。ジーナに頼まれて母親なんてやってるが、好きに呼びな』
「はい。主様」
「もー。固いよお姉ちゃん。ママって呼べば良いのに」
「そ、それはまだもうちょっと後でね」
私は背中に飛び乗りながら甘えてくるジーナに苦笑しながら、言葉を返す。
あぁ。
あぁ……!
なんて懐かしい日々なのだろう。
なんて愛おしい世界なのだろう。
私は帰ってきたんだ。
それから私は何とか魔王様の声が聞きたいと、精神を集中させたり、魔力の満ちた泉に飛び込んでみたりしたが、効果は無かった。
心配性な村の人たちは私がそういう事をする度に、怒って止めに来るが、諦めるにはまだ時間が足りないのだ。
それに、アルマが多くの人を率いて戦争を仕掛けようとしている事も、私を焦らせるには十分な理由だった。
……なにせ、私はこの期に及んで、アルマと戦いたいとは思っていないのだ。
出来る事なら、このまま静かに暮らして欲しいと、思ってしまう。
しかし、それは難しい。
何故ならいよいよアルマの率いる人々が、集まり始めていたからだ。
このまま何もしなければ前と同じ様に多くの人が命を落とすだろう。
しかも今回は人だけではない。森に住まうお母様と同じ神獣の方々にも、多くの犠牲が出るだろう。
私は決断をする必要があった。
魔王様の声が聞こえなくなってしまったと告げても、村の人たちは私が居れば良いと言ってくれ、その温かさに涙を流す。
「まー。確かに魔王様の声は聞こえなくなったかもしれないけどさ。力は感じるし。完全に消えた訳じゃないんでしょ。なら問題ナシ!」
「それは、そうかもしれないけど」
「それに! 私たちには新しい神様……もとい、ママが出来たからさ!」
「ママ?」
「そう! お姉ちゃんにも紹介するよ! 私たちが森の奥で会ったママ! ママだよ!」
『それじゃ紹介になってないだろう? ジーナ。それに、久しぶりだね。アメリア』
「貴女様は、森の主様ですよね。二度ほどお話をした事があると思いましたが」
『よく覚えているね。まぁ、ただ昔から住んでるってだけのモンさ。ジーナに頼まれて母親なんてやってるが、好きに呼びな』
「はい。主様」
「もー。固いよお姉ちゃん。ママって呼べば良いのに」
「そ、それはまだもうちょっと後でね」
私は背中に飛び乗りながら甘えてくるジーナに苦笑しながら、言葉を返す。
あぁ。
あぁ……!
なんて懐かしい日々なのだろう。
なんて愛おしい世界なのだろう。
私は帰ってきたんだ。
それから私は何とか魔王様の声が聞きたいと、精神を集中させたり、魔力の満ちた泉に飛び込んでみたりしたが、効果は無かった。
心配性な村の人たちは私がそういう事をする度に、怒って止めに来るが、諦めるにはまだ時間が足りないのだ。
それに、アルマが多くの人を率いて戦争を仕掛けようとしている事も、私を焦らせるには十分な理由だった。
……なにせ、私はこの期に及んで、アルマと戦いたいとは思っていないのだ。
出来る事なら、このまま静かに暮らして欲しいと、思ってしまう。
しかし、それは難しい。
何故ならいよいよアルマの率いる人々が、集まり始めていたからだ。
このまま何もしなければ前と同じ様に多くの人が命を落とすだろう。
しかも今回は人だけではない。森に住まうお母様と同じ神獣の方々にも、多くの犠牲が出るだろう。
私は決断をする必要があった。
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