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第43話『好きじゃ無いけど、楽しんでいるという事ですか? そんな事ありますか?』③
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キャロンさんは大きく頷きながら、私の体にぐったりと体を預けていた。
そんなキャロンさんを引き寄せて、崩した足の上に頭を乗せる。
ついでに、水の魔術を使って額を冷やす事も忘れない。
「……まま」
「はい。ママですよ」
涙を一筋流しながら、辛そうな顔をするキャロンさんの頬を撫でて安心して貰える様に声を掛ける。
そしてキャロンさんが眠りに入る様な小さな呼吸になった頃、宴会の中央に向けて歓声が上がるのだった。
『勝者ァァ! リアム!!』
「フン。余裕だな」
服をボロボロにしながら、誇らしげに笑うリアムさんに私はパチパチと拍手を送った。
しかし、リアムさんが解放される事はなく、次なる挑戦者がリアムさんの所へ向かうのだった。
「アメリア様。お隣失礼してもよろしいでしょうか」
「え? あ、はい。どうぞどうぞ」
リアムさんが戦っている姿を見ていた私は、不意に死角から話しかけられて、相手が誰とも分からぬまま頷いた。
そして、隣に座った猫の獣人さんは恭しく頭を下げると、私の手を取って、改めて頭を下げる。
「アメリア様」
「はい」
「実は私、一族で一番毛並みが良いと言われておりまして」
「そうなんですね。おめでとうございます」
「はい。ですので、アメリア様を満足させる事が出来ると自負しております」
「満足?」
「どうでしょう。私の体を心行くまで撫でまわして! あぁ! アメリア様ァ!」
「おい、雌猫! それくらいにするんだな!」
「何奴!! お前は……! 狐里のコン!」
「獣人で最も可愛い狐の獣人である私を差し置いて! 生意気なんだよ!」
「アンタが最も可愛いですって!? 一番可愛いのは猫に決まってるでしょ!」
「あぁ!? 一番は狐だ!」
「そこまでにしなよ。可愛い対決なんてさ! 私以外には居ないんだから」
「「お前はオコジョ!!」」
何か続々と集まってきたな。
と思いながら私は小型の獣人さん達が集まっていく姿を見る。
見つつ、宴会場の中央で戦うリアムさんと熊の獣人さんも見るのだった。
忙しい……!
「ふふ。最も可愛いと聞いて、私が来た!!」
「「失せろ! 狸!!」」
「この害獣が!」
「イチイチ媚びててキモイんだよ!」
「酷い!!」
っ! くっ!
「どうしたどうした!! 人間の実力はそんなモンか!!」
「舐めるなよ! 俺はまだ、負けちゃいねぇ!」
「それでこそだ!! 人間!」
「行くぞ……! グリム! 受けてみろ!」
「来い!! リアム!!」
忙しい……!
あっちでこっちで大盛り上がりだ!
そんなキャロンさんを引き寄せて、崩した足の上に頭を乗せる。
ついでに、水の魔術を使って額を冷やす事も忘れない。
「……まま」
「はい。ママですよ」
涙を一筋流しながら、辛そうな顔をするキャロンさんの頬を撫でて安心して貰える様に声を掛ける。
そしてキャロンさんが眠りに入る様な小さな呼吸になった頃、宴会の中央に向けて歓声が上がるのだった。
『勝者ァァ! リアム!!』
「フン。余裕だな」
服をボロボロにしながら、誇らしげに笑うリアムさんに私はパチパチと拍手を送った。
しかし、リアムさんが解放される事はなく、次なる挑戦者がリアムさんの所へ向かうのだった。
「アメリア様。お隣失礼してもよろしいでしょうか」
「え? あ、はい。どうぞどうぞ」
リアムさんが戦っている姿を見ていた私は、不意に死角から話しかけられて、相手が誰とも分からぬまま頷いた。
そして、隣に座った猫の獣人さんは恭しく頭を下げると、私の手を取って、改めて頭を下げる。
「アメリア様」
「はい」
「実は私、一族で一番毛並みが良いと言われておりまして」
「そうなんですね。おめでとうございます」
「はい。ですので、アメリア様を満足させる事が出来ると自負しております」
「満足?」
「どうでしょう。私の体を心行くまで撫でまわして! あぁ! アメリア様ァ!」
「おい、雌猫! それくらいにするんだな!」
「何奴!! お前は……! 狐里のコン!」
「獣人で最も可愛い狐の獣人である私を差し置いて! 生意気なんだよ!」
「アンタが最も可愛いですって!? 一番可愛いのは猫に決まってるでしょ!」
「あぁ!? 一番は狐だ!」
「そこまでにしなよ。可愛い対決なんてさ! 私以外には居ないんだから」
「「お前はオコジョ!!」」
何か続々と集まってきたな。
と思いながら私は小型の獣人さん達が集まっていく姿を見る。
見つつ、宴会場の中央で戦うリアムさんと熊の獣人さんも見るのだった。
忙しい……!
「ふふ。最も可愛いと聞いて、私が来た!!」
「「失せろ! 狸!!」」
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「酷い!!」
っ! くっ!
「どうしたどうした!! 人間の実力はそんなモンか!!」
「舐めるなよ! 俺はまだ、負けちゃいねぇ!」
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「行くぞ……! グリム! 受けてみろ!」
「来い!! リアム!!」
忙しい……!
あっちでこっちで大盛り上がりだ!
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