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第47話『夢は口にしないと叶わないんですよ』
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フィンさんの世界には、遠い世界に対する憧憬があった。
届かないものへの憧れ。
手に入らない物への渇望。
そして、残った物への感謝。
『フィン! 今回の報酬はこんなに貰えたよ!』
『おぉ! 凄いじゃないか! こんなに貰えたのか! しかし、領主の奴は大分ケチだったが、よくこんなに出したな』
『それは、ほら。この新入りさんのお陰さ!』
『おぉー! そうかそうか! アメリアちゃん! 君のお陰か!』
『はい! 私、フィンさんの為に頑張りました!』
『流石はアメリアちゃん。俺の天使だぜ!』
……。
何か、私が居る。
しかも今より成長した姿で。
……。
正直な所を言うと、私は魔法使いだからもう成長しないんだけど。
一部が、今の私よりずっと成長してる。
私は自分の胸を両手で触りながら、むー。と唇を尖らせた。
フィンさんの願いって、そういう願い?
いや、まぁ確かに魔法使いである私が成長するっていう遠い夢みたいな願いなんだけど。
よりもよってそういう夢かー。
何か、フィンさんの事を、リアムさんやキャロンさんが女の事しか考えてない屑だって言ってた理由がよく分かる気がする。
何か、フィンさんの周りにも女の人しか居ないし。
これがフィンさんの夢か。
そうか。
そうか……。
『ねぇ。フィン。これからどうする?』
『どうって、決まってるだろ?』
『なら今日は誰を選ぶのフィン』
『そうだなぁ。リーラ。やっぱりお前かな』
『えー』
『ごめんよ。アメリアちゃん。君の事も勿論大切さ。当然忘れた訳じゃないよ』
『本当ですか? ではその証拠にちゅっちゅしてください』
……もうそろそろ良いですかね。
これ以上見ててもしょうがないですし。
リアムさんの幸せな夢は全てが終わった後に現実で見てもらうとして、今はさっさと叩き起こしましょうか。
私はそう決意して、右手を握り締めた。
そして、それを振り下ろそうとして……その動きを止める。
『アメリアちゃん』
『な、なんですか? フィンさん。恥ずかしいですよぉ』
『俺はさ。今、幸せなんだ』
『そうなんですか?』
『あぁ。親も師匠もダチも……あの子も、みんな、みんな無くしちまった俺だけど、今ここには君が居る』
『なぁ。アメリアちゃん。君は知らないだろうな。君はたった少しの時間で、俺とリーラの心にあった澱みを全部溶かしてしまったんだよ』
フィンさんは夢の中の私を抱きしめながら、涙を流し、訴える。
幸せそうな顔で。
『君は俺たちの光だ。俺たちの子だ。あぁ! だが、勘違いしないでくれ。俺もリーラも決してあの子の代わりにしようってんじゃない。ただ、君だからこうして言っているんだ』
『フィンさん』
『アメリアちゃん』
私は夢の中の私を抱きしめるフィンさん。そして、リーラさんを見ながら目を閉じた。
そして、フィンさんの中から出て行きながら、フィンさんにも幸せな夢を見せる。
「フィンさん。夢は口にしないと叶わないんですよ」
そんな言葉を残して、私はフィンさんもキャロンさんの隣に寝かせるのだった。
さて。
ここまで三人を見てきた訳だが、皆さん闇と戦う事が出来る状態では無かった。
しかーし!
ここに居る人は一味違う。
何故ならこの人は、この旅を誰よりも早く始めながら、早く早くと言い続けてきた人だ。
どうせ見ている夢も闇を封印する夢とかだろう。
間違いない!!
という訳で、サクっとリアムさんの中に入り、サクっと起きてもらう事にした。
相も変わらず暗い水の中に落ちて、リアムさんが見ている夢を探す。
「さーて。リアムさんはどんな夢を見ているんでしょうねぇ」
ぐへへと笑いながら、リアムさんを探していた私に、どこからか大きな声が届いた。
『アメリア!!』
「ひゃい! ごめんなさい!」
癖になっている謝罪をしながら、体を小さくした私だったが、追撃の言葉が来ない。
おかしいなと思いながら周囲を見渡すと、特にリアムさんの姿は見えないのだった。
なんだ。夢で発している声かと納得しつつ、夢の中でも私を怒っているのかと少しだけ気分が下がった。
しかし、とはいえである。
声がしたという事はそこにリアムさんが居るという事だ。
私は急いでその声がした方に向かって泳いでいった。
そして、水を抜けてリアムさんの夢に入った私は、その夢の内容に息を飲んだ。
『アメリア。お前。何度言ったら分かるんだ!』
『ひぃー! ごめんなさーい!』
『お前。さては謝れば良いと思ってるんじゃないだろうな』
『はい! 思ってます!』
『アーメーリーアー!!』
『ひゃー! ごめんなさい! ごめんなさい!』
リ、リアムさん!
夢の中でも私を怒ってる!!
そんなに!?
そんなに鬱憤が溜まってたの!?
なんだか申し訳ない気持ちになるのと同時に、そこまで怒らなくても良いのではと思う気持ちがムクムク湧き上がった。
もう少しこう、手心をというか。
リアムさんは怒り過ぎだと思うんだよね。
『アメリア!!』
「ひゃい! ごめんなさい!」
思わず夢の中のリアムさんに謝ってしまった。
こ、怖い。
こんなに怒る人いる?
癖になってんだ。アメリアに説教するの。
って感じになってない?
息をする様に私に説教する様になってない?
大丈夫?
私は不安になりながら、どんな夢なのだろうと見てみれば、そこには懐かしいものが映っていた。
道の途中で綺麗な物を見つけて喜んでいたら、リアムさんに怒られて。
隣村が魔物に襲われて、私が助けるべきだと叫び、リアムさんに怒られて。
最初の町へ入る時に、人を癒していたら、騒ぎを起こすなと、リアムさんに怒られて。
フィンさんに協力を頼む際に。
カー君と少しの間一緒に暮らしていて。
キャロンさんの言葉に私が無茶を言って。
いつも、いつもリアムさんに怒られていた。
精霊さんに協力をお願いする旅でも、無茶をしてはリアムさんに怒られていたな。
なんだか酷く懐かしい。
私は、夢の中の私に怒っているリアムさんを見て、小さく息を吐いた。
そして、リアムさんの中から出た後、フィンさんの隣に寝かせて、今までと同じ様に……。
いや、別にしなくても良いか。
リアムさんの夢は私を怒っているだけだったし。
という訳で、私は一人、闇の力が生まれている場所へと向かう事にした。
森へ入って、闇の力が強くなっている場所を探して、そのより濃い場所を目指して歩く。
「見つけた」
その場所は、思い出の中に色濃く残る祭壇だった。。
昔、私が人と魔法使いの交流が出来る様にと作った、魔王様を崇める為の祭壇であった。
しかしそれが今、この世界に生きるあらゆる生物の負の感情を集める為の目印になってしまっている。
それもこれも、この世界にいつまで待っても光が生まれないからだ。
『母様。母様がこの世界の光なのです』
『お母さん。お母さんはいつだって私の光だったよ』
『アメリア様はこの世界の希望なのです』
『アメリア様』
『姉様』
『お姉ちゃん!』
「さ! いざ世界を救ってみましょうか!」
そして、世界に光を!
私は祭壇に触れ、水、風、火、土の精霊さんに力を借りて、自分の中にある力を爆発させる。
この世界に生きる全ての物に、希望の光を届ける為に。
届かないものへの憧れ。
手に入らない物への渇望。
そして、残った物への感謝。
『フィン! 今回の報酬はこんなに貰えたよ!』
『おぉ! 凄いじゃないか! こんなに貰えたのか! しかし、領主の奴は大分ケチだったが、よくこんなに出したな』
『それは、ほら。この新入りさんのお陰さ!』
『おぉー! そうかそうか! アメリアちゃん! 君のお陰か!』
『はい! 私、フィンさんの為に頑張りました!』
『流石はアメリアちゃん。俺の天使だぜ!』
……。
何か、私が居る。
しかも今より成長した姿で。
……。
正直な所を言うと、私は魔法使いだからもう成長しないんだけど。
一部が、今の私よりずっと成長してる。
私は自分の胸を両手で触りながら、むー。と唇を尖らせた。
フィンさんの願いって、そういう願い?
いや、まぁ確かに魔法使いである私が成長するっていう遠い夢みたいな願いなんだけど。
よりもよってそういう夢かー。
何か、フィンさんの事を、リアムさんやキャロンさんが女の事しか考えてない屑だって言ってた理由がよく分かる気がする。
何か、フィンさんの周りにも女の人しか居ないし。
これがフィンさんの夢か。
そうか。
そうか……。
『ねぇ。フィン。これからどうする?』
『どうって、決まってるだろ?』
『なら今日は誰を選ぶのフィン』
『そうだなぁ。リーラ。やっぱりお前かな』
『えー』
『ごめんよ。アメリアちゃん。君の事も勿論大切さ。当然忘れた訳じゃないよ』
『本当ですか? ではその証拠にちゅっちゅしてください』
……もうそろそろ良いですかね。
これ以上見ててもしょうがないですし。
リアムさんの幸せな夢は全てが終わった後に現実で見てもらうとして、今はさっさと叩き起こしましょうか。
私はそう決意して、右手を握り締めた。
そして、それを振り下ろそうとして……その動きを止める。
『アメリアちゃん』
『な、なんですか? フィンさん。恥ずかしいですよぉ』
『俺はさ。今、幸せなんだ』
『そうなんですか?』
『あぁ。親も師匠もダチも……あの子も、みんな、みんな無くしちまった俺だけど、今ここには君が居る』
『なぁ。アメリアちゃん。君は知らないだろうな。君はたった少しの時間で、俺とリーラの心にあった澱みを全部溶かしてしまったんだよ』
フィンさんは夢の中の私を抱きしめながら、涙を流し、訴える。
幸せそうな顔で。
『君は俺たちの光だ。俺たちの子だ。あぁ! だが、勘違いしないでくれ。俺もリーラも決してあの子の代わりにしようってんじゃない。ただ、君だからこうして言っているんだ』
『フィンさん』
『アメリアちゃん』
私は夢の中の私を抱きしめるフィンさん。そして、リーラさんを見ながら目を閉じた。
そして、フィンさんの中から出て行きながら、フィンさんにも幸せな夢を見せる。
「フィンさん。夢は口にしないと叶わないんですよ」
そんな言葉を残して、私はフィンさんもキャロンさんの隣に寝かせるのだった。
さて。
ここまで三人を見てきた訳だが、皆さん闇と戦う事が出来る状態では無かった。
しかーし!
ここに居る人は一味違う。
何故ならこの人は、この旅を誰よりも早く始めながら、早く早くと言い続けてきた人だ。
どうせ見ている夢も闇を封印する夢とかだろう。
間違いない!!
という訳で、サクっとリアムさんの中に入り、サクっと起きてもらう事にした。
相も変わらず暗い水の中に落ちて、リアムさんが見ている夢を探す。
「さーて。リアムさんはどんな夢を見ているんでしょうねぇ」
ぐへへと笑いながら、リアムさんを探していた私に、どこからか大きな声が届いた。
『アメリア!!』
「ひゃい! ごめんなさい!」
癖になっている謝罪をしながら、体を小さくした私だったが、追撃の言葉が来ない。
おかしいなと思いながら周囲を見渡すと、特にリアムさんの姿は見えないのだった。
なんだ。夢で発している声かと納得しつつ、夢の中でも私を怒っているのかと少しだけ気分が下がった。
しかし、とはいえである。
声がしたという事はそこにリアムさんが居るという事だ。
私は急いでその声がした方に向かって泳いでいった。
そして、水を抜けてリアムさんの夢に入った私は、その夢の内容に息を飲んだ。
『アメリア。お前。何度言ったら分かるんだ!』
『ひぃー! ごめんなさーい!』
『お前。さては謝れば良いと思ってるんじゃないだろうな』
『はい! 思ってます!』
『アーメーリーアー!!』
『ひゃー! ごめんなさい! ごめんなさい!』
リ、リアムさん!
夢の中でも私を怒ってる!!
そんなに!?
そんなに鬱憤が溜まってたの!?
なんだか申し訳ない気持ちになるのと同時に、そこまで怒らなくても良いのではと思う気持ちがムクムク湧き上がった。
もう少しこう、手心をというか。
リアムさんは怒り過ぎだと思うんだよね。
『アメリア!!』
「ひゃい! ごめんなさい!」
思わず夢の中のリアムさんに謝ってしまった。
こ、怖い。
こんなに怒る人いる?
癖になってんだ。アメリアに説教するの。
って感じになってない?
息をする様に私に説教する様になってない?
大丈夫?
私は不安になりながら、どんな夢なのだろうと見てみれば、そこには懐かしいものが映っていた。
道の途中で綺麗な物を見つけて喜んでいたら、リアムさんに怒られて。
隣村が魔物に襲われて、私が助けるべきだと叫び、リアムさんに怒られて。
最初の町へ入る時に、人を癒していたら、騒ぎを起こすなと、リアムさんに怒られて。
フィンさんに協力を頼む際に。
カー君と少しの間一緒に暮らしていて。
キャロンさんの言葉に私が無茶を言って。
いつも、いつもリアムさんに怒られていた。
精霊さんに協力をお願いする旅でも、無茶をしてはリアムさんに怒られていたな。
なんだか酷く懐かしい。
私は、夢の中の私に怒っているリアムさんを見て、小さく息を吐いた。
そして、リアムさんの中から出た後、フィンさんの隣に寝かせて、今までと同じ様に……。
いや、別にしなくても良いか。
リアムさんの夢は私を怒っているだけだったし。
という訳で、私は一人、闇の力が生まれている場所へと向かう事にした。
森へ入って、闇の力が強くなっている場所を探して、そのより濃い場所を目指して歩く。
「見つけた」
その場所は、思い出の中に色濃く残る祭壇だった。。
昔、私が人と魔法使いの交流が出来る様にと作った、魔王様を崇める為の祭壇であった。
しかしそれが今、この世界に生きるあらゆる生物の負の感情を集める為の目印になってしまっている。
それもこれも、この世界にいつまで待っても光が生まれないからだ。
『母様。母様がこの世界の光なのです』
『お母さん。お母さんはいつだって私の光だったよ』
『アメリア様はこの世界の希望なのです』
『アメリア様』
『姉様』
『お姉ちゃん!』
「さ! いざ世界を救ってみましょうか!」
そして、世界に光を!
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この世界に生きる全ての物に、希望の光を届ける為に。
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