46 / 193
章1
マッチポンプダンジョン攻防戦(3)
しおりを挟む
勝宏の背中越し、ドラゴンを解体して素材を回収するか、そのままアイテムボックスに丸ごと入れて持ち運ぶか、という相談をしている女性メンバーの声が聞こえてくる。
慌てて手を引っ込めたが、もう遅い。
見上げる彼の表情は、怒っている、ように見える。
「透」
「あ、あ……こ、れは、……その」
「なんだよそれ。何が……」
言いかけて、勝宏が息を呑んだ。
「……体液以外も宝石になるのか?」
おそらく今このメンバーで、一番知られたらまずい人に知られてしまった。
せっかく料理をしていた状況だったのだから、手袋でも包帯でも、怪我を理由に用意してくればよかったのだ。
皮膚の下に宝石が見えていたことと、ウィルの言から、体内だけが徐々に石化していくと思ってしまったのが間違いだった。
「で、でも大丈夫、しばらくしたら痛くなくなるから――」
あわててその場を取り繕う。
実際、指先は既に宝石化が始まって時間が経っているからか、痛みを感じない。足の方も少し待てば支障なく動けるはずだ。
勝宏は、そっか、で終わらせてはくれなかった。
「日本に戻ってろ」
心臓が急激に冷えていく。
せっかく同行を許してもらえたばかりだったのに、もうやってしまった。
「透が居たら、絶対あてにするから。もう魔法使うな」
「そ、れは」
言葉が出てこない。
鉱物の側面が表出し始めていた指先を握り込む。
俯いていると、ドラゴンの素材についての話を終えたらしい詩絵里が声を掛けてきた。
「勝宏くん、ドラゴン部位別に捌くことになったんだけど――……なに、透くん怪我でもした?」
「ああ、こいつ魔法――」
「い、今の! 今、……戦った相手が……前襲われたのと同じドラゴンだった、ので」
ありのままを話そうとしたのだろう勝宏の言葉を遮って、無関係の話を振る。
勝宏に話させないために無理やり出した話だったが、詩絵里はそれだけで納得してくれたようだ。
「腰が抜けちゃったのね。立てる?」
「す、すみません……まだ……」
足先の痛みは少しずつ鈍くなってきている。
痛覚が分からなくなっているのかもしれないが、もう少し時間を置けば歩ける気がする。
勝宏が、先ほど言おうとしたのだろうこととは別の切り口で詩絵里に耳打ちする。
この距離だと透には聞こえてしまうので、おそらくルイーザに聞かれないように、だろう。
「なあ詩絵里、透のこと、ちょっとあっちで休ませてやれねえかな」
「あら、トラウマになってるの? ドラゴン苦手だったのね。PTSDとかだとたいへんだし、私はもちろん構わないけど……契約書的にどうだったかしら……」
確かに、先ほどの話と合わせるとそういうことになる。
詩絵里がルイーザに手招きをする。
何かあったんですか、と駆け寄ってきた少女に、詩絵里が現状の説明――伏せられている部分や彼女に話せていない部分が大きいが――をすると、ルイーザが難しい顔で唸った。
「ううん……少し離れるだけなら平気だと思いますけど、長時間離れるとなるとマジックアイテムが作動するかもしれないです」
「作動?」
「はい。違反をした者に懲罰……ダメージが与えられます。肉体的な懲罰か、精神的な懲罰かはランダムですが」
ルイーザの回答に、勝宏が顔をしかめる。
「それ、怪我で戦線離脱することになったらどうなんだよ?」
「契約続行不可能な怪我に関しては、例外処理してあるはずですよ。でもしょせん精神面の研究が現代日本と比べて進められていない世界のアイテムですから、戦闘が原因のパニック障害とかには対応してない……気がします」
不明瞭ですみません、とルイーザが締めくくる。
その場が沈黙しかかったところに、石化が始まっていない方の手をそろりと挙げた。
「あの……、俺、大丈夫です」
「え、平気? 逆に言えば短時間なら問題ないんだから、透くん少し休んでから来てもいいのよ?」
詩絵里の気遣いには首を振る。
この問答の間に、足の痛みはある程度引いてしまった。
ここから先はまたしばらく、特に支障なくダンジョン攻略ができるはずだ。
下層に降り、攻略を再開する。
16層目からの魔物はまた小物ばかりである。
「透……」
先ほどのやりとりもあって、前衛として先頭を歩くはずの勝宏が後方に来ている。
代わりに詩絵里がルイーザのすぐ近くを歩き、自然と前衛一人に後衛一人がついて歩く体制になってしまった。
透の手はしっかり彼に握られている。
手を繋いでダンジョン攻略という異様な光景である。
「ごめん、俺……なんでいつも、透の危ない時に気付いてやれないんだろ」
隣を歩く勝宏が、唇を噛み締める。
握られているのは、石化が進んでいる方の手。
指は何も感じないのに、まだ石化していない手の甲には勝宏の体温が伝わってくる。不思議な感覚だ。
「あの、大丈夫、これ、治療方法あるらしい、から」
「そうなのか? じゃあ、今すぐにでも――」
透の言葉に、曇っていた勝宏の表情がぱっと晴れた。
だが、ウィルの話によると、今ここで治療を行うというわけにはいかなさそうである。
首を振って、心配してくれてありがとう、と伝える。
「契約書のこともあるし、まずはイベントをこなすよ。このままでも、まだ、しばらくはもつみたいだから」
「あれ、途中破棄はできねえのかな」
例のマジックアイテムのことに触れると、勝宏が先ほどのウィルと同じようなことを言い出した。
「……俺たちからすればそれは、ルイーザさんが死んだ場合のみ、だね」
補足を入れる。
ウィルの場合はそれも織り込み済みでのことだったが、彼はそうではないだろう。
初対面の鷹也にだってああいう対応を取った勝宏のことだ。
こうして行動をともにしているルイーザならばなおのこと。
「署名した俺たちは、ルイーザさんには手が出せない。だからって彼女ひとりが魔物に囲まれるように誘導したり、罠を知らせずに見殺しにしたりなんて」
付き合いの長くない自分でも、それくらいは分かる。
「勝宏はそんなこと、……命を選ぶ、ようなことは、できないよ」
笑顔を作ってみせる。
繋いでいた手に、ぎゅっと力が込められた。
慌てて手を引っ込めたが、もう遅い。
見上げる彼の表情は、怒っている、ように見える。
「透」
「あ、あ……こ、れは、……その」
「なんだよそれ。何が……」
言いかけて、勝宏が息を呑んだ。
「……体液以外も宝石になるのか?」
おそらく今このメンバーで、一番知られたらまずい人に知られてしまった。
せっかく料理をしていた状況だったのだから、手袋でも包帯でも、怪我を理由に用意してくればよかったのだ。
皮膚の下に宝石が見えていたことと、ウィルの言から、体内だけが徐々に石化していくと思ってしまったのが間違いだった。
「で、でも大丈夫、しばらくしたら痛くなくなるから――」
あわててその場を取り繕う。
実際、指先は既に宝石化が始まって時間が経っているからか、痛みを感じない。足の方も少し待てば支障なく動けるはずだ。
勝宏は、そっか、で終わらせてはくれなかった。
「日本に戻ってろ」
心臓が急激に冷えていく。
せっかく同行を許してもらえたばかりだったのに、もうやってしまった。
「透が居たら、絶対あてにするから。もう魔法使うな」
「そ、れは」
言葉が出てこない。
鉱物の側面が表出し始めていた指先を握り込む。
俯いていると、ドラゴンの素材についての話を終えたらしい詩絵里が声を掛けてきた。
「勝宏くん、ドラゴン部位別に捌くことになったんだけど――……なに、透くん怪我でもした?」
「ああ、こいつ魔法――」
「い、今の! 今、……戦った相手が……前襲われたのと同じドラゴンだった、ので」
ありのままを話そうとしたのだろう勝宏の言葉を遮って、無関係の話を振る。
勝宏に話させないために無理やり出した話だったが、詩絵里はそれだけで納得してくれたようだ。
「腰が抜けちゃったのね。立てる?」
「す、すみません……まだ……」
足先の痛みは少しずつ鈍くなってきている。
痛覚が分からなくなっているのかもしれないが、もう少し時間を置けば歩ける気がする。
勝宏が、先ほど言おうとしたのだろうこととは別の切り口で詩絵里に耳打ちする。
この距離だと透には聞こえてしまうので、おそらくルイーザに聞かれないように、だろう。
「なあ詩絵里、透のこと、ちょっとあっちで休ませてやれねえかな」
「あら、トラウマになってるの? ドラゴン苦手だったのね。PTSDとかだとたいへんだし、私はもちろん構わないけど……契約書的にどうだったかしら……」
確かに、先ほどの話と合わせるとそういうことになる。
詩絵里がルイーザに手招きをする。
何かあったんですか、と駆け寄ってきた少女に、詩絵里が現状の説明――伏せられている部分や彼女に話せていない部分が大きいが――をすると、ルイーザが難しい顔で唸った。
「ううん……少し離れるだけなら平気だと思いますけど、長時間離れるとなるとマジックアイテムが作動するかもしれないです」
「作動?」
「はい。違反をした者に懲罰……ダメージが与えられます。肉体的な懲罰か、精神的な懲罰かはランダムですが」
ルイーザの回答に、勝宏が顔をしかめる。
「それ、怪我で戦線離脱することになったらどうなんだよ?」
「契約続行不可能な怪我に関しては、例外処理してあるはずですよ。でもしょせん精神面の研究が現代日本と比べて進められていない世界のアイテムですから、戦闘が原因のパニック障害とかには対応してない……気がします」
不明瞭ですみません、とルイーザが締めくくる。
その場が沈黙しかかったところに、石化が始まっていない方の手をそろりと挙げた。
「あの……、俺、大丈夫です」
「え、平気? 逆に言えば短時間なら問題ないんだから、透くん少し休んでから来てもいいのよ?」
詩絵里の気遣いには首を振る。
この問答の間に、足の痛みはある程度引いてしまった。
ここから先はまたしばらく、特に支障なくダンジョン攻略ができるはずだ。
下層に降り、攻略を再開する。
16層目からの魔物はまた小物ばかりである。
「透……」
先ほどのやりとりもあって、前衛として先頭を歩くはずの勝宏が後方に来ている。
代わりに詩絵里がルイーザのすぐ近くを歩き、自然と前衛一人に後衛一人がついて歩く体制になってしまった。
透の手はしっかり彼に握られている。
手を繋いでダンジョン攻略という異様な光景である。
「ごめん、俺……なんでいつも、透の危ない時に気付いてやれないんだろ」
隣を歩く勝宏が、唇を噛み締める。
握られているのは、石化が進んでいる方の手。
指は何も感じないのに、まだ石化していない手の甲には勝宏の体温が伝わってくる。不思議な感覚だ。
「あの、大丈夫、これ、治療方法あるらしい、から」
「そうなのか? じゃあ、今すぐにでも――」
透の言葉に、曇っていた勝宏の表情がぱっと晴れた。
だが、ウィルの話によると、今ここで治療を行うというわけにはいかなさそうである。
首を振って、心配してくれてありがとう、と伝える。
「契約書のこともあるし、まずはイベントをこなすよ。このままでも、まだ、しばらくはもつみたいだから」
「あれ、途中破棄はできねえのかな」
例のマジックアイテムのことに触れると、勝宏が先ほどのウィルと同じようなことを言い出した。
「……俺たちからすればそれは、ルイーザさんが死んだ場合のみ、だね」
補足を入れる。
ウィルの場合はそれも織り込み済みでのことだったが、彼はそうではないだろう。
初対面の鷹也にだってああいう対応を取った勝宏のことだ。
こうして行動をともにしているルイーザならばなおのこと。
「署名した俺たちは、ルイーザさんには手が出せない。だからって彼女ひとりが魔物に囲まれるように誘導したり、罠を知らせずに見殺しにしたりなんて」
付き合いの長くない自分でも、それくらいは分かる。
「勝宏はそんなこと、……命を選ぶ、ようなことは、できないよ」
笑顔を作ってみせる。
繋いでいた手に、ぎゅっと力が込められた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う
ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。
次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた
オチ決定しました〜☺️
※印はR18です(際どいやつもつけてます)
毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します
メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目
凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日)
訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎
11/24 大変際どかったためR18に移行しました
12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2:10分に予約投稿。
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。
次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる