68 / 193
章1
美しい人魚だと思っていたら本体は下半身の巨大な口腔だったみたいな話(1)※
しおりを挟む
----------
男の手が身体をまさぐる。
脱がされた下着から月経――のようなもの――の血液を目にした男たちは、引くどころか妊娠しなくて済むじゃないか、よかったなお嬢さん、と勝手に盛り上がった。
だが、その様子に透はかえって思考が落ち着き始める。
ここで名も知らぬ男たちのお手つきになったとして、はたして自分にそこまで損失はあるだろうか。
もちろん、大人しくしていて得になるというわけでもないが。
こんな場所でおっぱじめようというのだから、おそらくその間は邪魔をされないよう人払いでもしているか、他の人間が通りかからない時間帯なのだろう。
詩絵里たちがここに到着するまで、騒ぎになるのはまずい。
つまり、透に用意された選択肢としては、このまま大人しく身を任せて身体で時間を稼ぐか、カルブンクの魔法を使って男四人を一撃で仕留めるか、の二択だ。
前者は何をする必要も無い。
降りかかる暴力を受け入れていればいいだけだ。
一方、後者は難易度がはね上がる。
戦闘慣れしておらず、威力自体はチートというわけでもない透の魔法で、おそらく転生者だろう彼らを、声も上げさせずに倒す……成功するかどうかは分からない。
露出した男の局部を握らされる。
舐めろ、と頭を持っていかれた先に、左手の指輪が見えた。
これまでの透なら、迷いなく前者を選んだことだろう。
何も失敗のリスクを冒してまで守るほどの身体でもないのだ。
……でも、勝宏はきっと、こういうの嫌うだろうな。
『やる気になりまして? それなら、力を貸してさしあげましょうか』
ウィルの念話と同じように、頭の中に女性の声が響いた。
(あなたは……?)
『ここでは、はじめましてですわね。甘露なる花の御子』
(花の御子?)
『失礼。トール、でしたかしら。……その見た目でトールだなんて、面白い名前ですわね』
カルブンクと契約した時と同じだ。時間が止まり、透の体も動かせないが、念話だけが進んでいく。
『私はセイレン。イグニスや、カルブンクと同種族の存在ですのよ。毒、麻痺、石化、なんでも私の思うまま。永遠の眠りも、その眠りから解き放つことも、ね』
(あ、もしかして、俺の体、治してくれた人……?)
『あの時は契約というより、イグニスとの取引でしたから。私があなたを救う、イグニスは代わりに私の想い人を見つけ出す』
(は、はあ……でも、治療の件は、ありがとうございます)
『治すというより、カルブンクの魔法によってあなたの体が石になり、都度私がそれを元に戻す。そのサイクルを繰り返すことになりますの。あなたから何も貰わないというわけにはいきませんから、治療の間だけ声をお借りしていますわ』
女の体というのも、携帯が壊れた時の代替機のような感覚だろうか。
今回に関しては長らく放置したおかげで石化が進行していたから、治療にも時間がかかっているらしい。
『ですから、私とあなたはまだ本契約をしていない状態。トールが契約を望むなら、力を貸してさしあげてもよろしくてよ』
セイレンの話から推察するに、彼女は治療の際にウィルと一度話したことがあり、透と接触しても問題ないと判断されている、ということだろう。
ならば、透にそれ以上の懸念はない。
(お願いします)
『私は恋に生きておりますの。対価はそれに準じたものを、いただきますわね』
そこまで会話して、止まっていた時間がふたたび動き出す。
透の足の拘束を緩め、男の一人がそこへ性器をあてがおうとした。
『……私は人魚。愛を歌い、魂を食らうマーメイド』
セイレンの声が、透の頭の中に反響する。
瞬間、透の体の下から黒いもやが伸びた。
蛸の足のようにも、蛇の尾のようにも見える複数の触手が花弁のように広がり、男たちを絡み取り、包み込む。
音も無く、四人の転生者たちはその場に倒れ伏した。
『あらあら、ずいぶんと軽い魂ですこと。……アーメン』
え、ちょっと、なんだこれ。怖い。
本能で恐怖を抱く光景だった。
腕の拘束が祭壇に繋がったままの透にはよく分からないが、これはまさか、即死技の類だろうか。
詩絵里のような体ごと消滅するものではなく、内部的に破壊するような。
ウィルやカルブンクの時とは比べ物にならない。
明確に、「悪魔」の力だと見て取れる。
とんでもない人と契約してしまった気がする。
しかし、考えてみればウィルには「一緒に居てほしい」という過程で「異世界に行ってみたい」と願った。
カルブンクには「魔法が使えるようになりたい」と願った。
彼らは願いを叶えただけで、ひょっとすると純粋に「力を貸せ」と言えばもっと凶悪な力が透の手に転がってきたのかもしれない。
いや、この件はもう考えるのはよそう。今のままで充分だ。
セイレンの即死技も封印。封印しよう。怖い。怖い。
セイレンへの恐怖を感じながら、無残にうち捨てられた服を手繰り寄せる。
どうにか上着を引っ張ってきたはいいが、シャツは破かれていて使い物にならない。
両手も拘束されたままである。
祭壇の下に落とされた下着類はどうしようもない。
ここに仲間たちが到着してしまったら、また勝宏が壊れたりルイーザに女物の服を押し付けられたりとあの時のような騒動になる気がする。
脱がされた服をどうにかできないか、と祭壇の上でもぞもぞしていると、暗がりの向こうからかつかつと一人の足音が聞こえてきた。
「やられたか。……女とはいえ腐ってもチート持ちの転生者なのだから、相応の警戒はしてしかるべきだろうに。全く、これだから脳足りんは」
声からして、先ほどこの場を離れた男だ。
手元には何か、光るものを持っている。スマホだろうか。
彼は、下半身を露出したまま祭壇の周辺に倒れている男たちを見て足を止める。
「……範囲攻撃か。これは、射程範囲内に近付かない方が懸命だな。ここからやるか」
少し離れた位置からスマホを操作して、男がその画面を掲げた。
「インヴィディアの種子よ、かの苗床に発芽せよ」
スマホの画面から青い光球が飛び出す。
おそらくこれが、ウルティナが嫉妬の種と言っていた呪術だ。
詩絵里のように呪いを跳ね返すような力は、透にはない。
どうしたものかと逡巡していると、教会の重い扉が大きな音を立てて吹き飛んだ。
「透!」
開け放たれた入り口から、強い光が差し込んでくる。
勝宏の声だ。
男の魔法が祭壇の上の透に向けられていると知って、勝宏がこちらへ駆けてくる。
しかし、種子の光は彼よりも速く、透の方へ向かってきた。
『なにかしら、そのできの悪い模造品は。本家に敵うとでもお思い?』
間に合わない。
呪物を受ける覚悟をしたタイミングで、セイレンが嘲笑した。
ばちん、と電撃が放たれたかのような音とともに、光球は闇に撥ね退けられる。
行き場をなくした嫉妬の種は、そのまま屋外へと飛び出していった。
男の手が身体をまさぐる。
脱がされた下着から月経――のようなもの――の血液を目にした男たちは、引くどころか妊娠しなくて済むじゃないか、よかったなお嬢さん、と勝手に盛り上がった。
だが、その様子に透はかえって思考が落ち着き始める。
ここで名も知らぬ男たちのお手つきになったとして、はたして自分にそこまで損失はあるだろうか。
もちろん、大人しくしていて得になるというわけでもないが。
こんな場所でおっぱじめようというのだから、おそらくその間は邪魔をされないよう人払いでもしているか、他の人間が通りかからない時間帯なのだろう。
詩絵里たちがここに到着するまで、騒ぎになるのはまずい。
つまり、透に用意された選択肢としては、このまま大人しく身を任せて身体で時間を稼ぐか、カルブンクの魔法を使って男四人を一撃で仕留めるか、の二択だ。
前者は何をする必要も無い。
降りかかる暴力を受け入れていればいいだけだ。
一方、後者は難易度がはね上がる。
戦闘慣れしておらず、威力自体はチートというわけでもない透の魔法で、おそらく転生者だろう彼らを、声も上げさせずに倒す……成功するかどうかは分からない。
露出した男の局部を握らされる。
舐めろ、と頭を持っていかれた先に、左手の指輪が見えた。
これまでの透なら、迷いなく前者を選んだことだろう。
何も失敗のリスクを冒してまで守るほどの身体でもないのだ。
……でも、勝宏はきっと、こういうの嫌うだろうな。
『やる気になりまして? それなら、力を貸してさしあげましょうか』
ウィルの念話と同じように、頭の中に女性の声が響いた。
(あなたは……?)
『ここでは、はじめましてですわね。甘露なる花の御子』
(花の御子?)
『失礼。トール、でしたかしら。……その見た目でトールだなんて、面白い名前ですわね』
カルブンクと契約した時と同じだ。時間が止まり、透の体も動かせないが、念話だけが進んでいく。
『私はセイレン。イグニスや、カルブンクと同種族の存在ですのよ。毒、麻痺、石化、なんでも私の思うまま。永遠の眠りも、その眠りから解き放つことも、ね』
(あ、もしかして、俺の体、治してくれた人……?)
『あの時は契約というより、イグニスとの取引でしたから。私があなたを救う、イグニスは代わりに私の想い人を見つけ出す』
(は、はあ……でも、治療の件は、ありがとうございます)
『治すというより、カルブンクの魔法によってあなたの体が石になり、都度私がそれを元に戻す。そのサイクルを繰り返すことになりますの。あなたから何も貰わないというわけにはいきませんから、治療の間だけ声をお借りしていますわ』
女の体というのも、携帯が壊れた時の代替機のような感覚だろうか。
今回に関しては長らく放置したおかげで石化が進行していたから、治療にも時間がかかっているらしい。
『ですから、私とあなたはまだ本契約をしていない状態。トールが契約を望むなら、力を貸してさしあげてもよろしくてよ』
セイレンの話から推察するに、彼女は治療の際にウィルと一度話したことがあり、透と接触しても問題ないと判断されている、ということだろう。
ならば、透にそれ以上の懸念はない。
(お願いします)
『私は恋に生きておりますの。対価はそれに準じたものを、いただきますわね』
そこまで会話して、止まっていた時間がふたたび動き出す。
透の足の拘束を緩め、男の一人がそこへ性器をあてがおうとした。
『……私は人魚。愛を歌い、魂を食らうマーメイド』
セイレンの声が、透の頭の中に反響する。
瞬間、透の体の下から黒いもやが伸びた。
蛸の足のようにも、蛇の尾のようにも見える複数の触手が花弁のように広がり、男たちを絡み取り、包み込む。
音も無く、四人の転生者たちはその場に倒れ伏した。
『あらあら、ずいぶんと軽い魂ですこと。……アーメン』
え、ちょっと、なんだこれ。怖い。
本能で恐怖を抱く光景だった。
腕の拘束が祭壇に繋がったままの透にはよく分からないが、これはまさか、即死技の類だろうか。
詩絵里のような体ごと消滅するものではなく、内部的に破壊するような。
ウィルやカルブンクの時とは比べ物にならない。
明確に、「悪魔」の力だと見て取れる。
とんでもない人と契約してしまった気がする。
しかし、考えてみればウィルには「一緒に居てほしい」という過程で「異世界に行ってみたい」と願った。
カルブンクには「魔法が使えるようになりたい」と願った。
彼らは願いを叶えただけで、ひょっとすると純粋に「力を貸せ」と言えばもっと凶悪な力が透の手に転がってきたのかもしれない。
いや、この件はもう考えるのはよそう。今のままで充分だ。
セイレンの即死技も封印。封印しよう。怖い。怖い。
セイレンへの恐怖を感じながら、無残にうち捨てられた服を手繰り寄せる。
どうにか上着を引っ張ってきたはいいが、シャツは破かれていて使い物にならない。
両手も拘束されたままである。
祭壇の下に落とされた下着類はどうしようもない。
ここに仲間たちが到着してしまったら、また勝宏が壊れたりルイーザに女物の服を押し付けられたりとあの時のような騒動になる気がする。
脱がされた服をどうにかできないか、と祭壇の上でもぞもぞしていると、暗がりの向こうからかつかつと一人の足音が聞こえてきた。
「やられたか。……女とはいえ腐ってもチート持ちの転生者なのだから、相応の警戒はしてしかるべきだろうに。全く、これだから脳足りんは」
声からして、先ほどこの場を離れた男だ。
手元には何か、光るものを持っている。スマホだろうか。
彼は、下半身を露出したまま祭壇の周辺に倒れている男たちを見て足を止める。
「……範囲攻撃か。これは、射程範囲内に近付かない方が懸命だな。ここからやるか」
少し離れた位置からスマホを操作して、男がその画面を掲げた。
「インヴィディアの種子よ、かの苗床に発芽せよ」
スマホの画面から青い光球が飛び出す。
おそらくこれが、ウルティナが嫉妬の種と言っていた呪術だ。
詩絵里のように呪いを跳ね返すような力は、透にはない。
どうしたものかと逡巡していると、教会の重い扉が大きな音を立てて吹き飛んだ。
「透!」
開け放たれた入り口から、強い光が差し込んでくる。
勝宏の声だ。
男の魔法が祭壇の上の透に向けられていると知って、勝宏がこちらへ駆けてくる。
しかし、種子の光は彼よりも速く、透の方へ向かってきた。
『なにかしら、そのできの悪い模造品は。本家に敵うとでもお思い?』
間に合わない。
呪物を受ける覚悟をしたタイミングで、セイレンが嘲笑した。
ばちん、と電撃が放たれたかのような音とともに、光球は闇に撥ね退けられる。
行き場をなくした嫉妬の種は、そのまま屋外へと飛び出していった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
転生したらBLゲームのホスト教師だったのでオネエ様になろうと思う
ラットピア
BL
毎日BLゲームだけが生き甲斐の社畜系腐男子凛時(りんじ)は会社(まっくろ♡)からの帰り、信号を渡る子供に突っ込んでいくトラックから子供を守るため飛び出し、トラックに衝突され、最近ハマっているBLゲームを全クリできていないことを悔やみながら目を閉じる。
次に目を覚ますとハマっていたBLゲームの攻略最低難易度のホスト教員籠目 暁(かごめ あかつき)になっていた。BLは見る派で自分がなる気はない凛時は何をとち狂ったのかオネエになることを決めた
オチ決定しました〜☺️
※印はR18です(際どいやつもつけてます)
毎日20時更新 三十話超えたら長編に移行します
メインストーリー開始時 暁→28歳 教員6年目
凛時転生時 暁→19歳 大学1年生(入学当日)
訂正箇所見つけ次第訂正してます。間違い探しみたいに探してみてね⭐︎
11/24 大変際どかったためR18に移行しました
12/3 書記くんのお名前変更しました。今は戌亥 修馬(いぬい しゅうま)くんです
俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード
中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。
目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。
しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。
転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。
だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。
そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。
弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。
そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。
颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。
「お前といると、楽だ」
次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。
「お前、俺から逃げるな」
颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。
転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。
これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。
続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』
かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、
転生した高校時代を経て、無事に大学生になった――
恋人である藤崎颯斗と共に。
だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。
「付き合ってるけど、誰にも言っていない」
その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。
モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、
そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。
甘えたくても甘えられない――
そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。
過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの
じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。
今度こそ、言葉にする。
「好きだよ」って、ちゃんと。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
魔王の息子を育てることになった俺の話
お鮫
BL
俺が18歳の時森で少年を拾った。その子が将来魔王になることを知りながら俺は今日も息子としてこの子を育てる。そう決意してはや数年。
「今なんつった?よっぽど死にたいんだね。そんなに俺と離れたい?」
現在俺はかわいい息子に殺害予告を受けている。あれ、魔王は?旅に出なくていいの?とりあえず放してくれません?
魔王になる予定の男と育て親のヤンデレBL
BLは初めて書きます。見ずらい点多々あるかと思いますが、もしありましたら指摘くださるとありがたいです。
BL大賞エントリー中です。
穏やかに生きたい(隠れ)夢魔の俺が、癖強イケメンたちに執着されてます。〜平穏な学園生活はどこにありますか?〜
春凪アラシ
BL
「平穏に生きたい」だけなのに、
癖強イケメンたちが俺を狙ってくるのは、なぜ!?
夢魔の血を隠して学園生活を送るフレン(2年)は、見た目は天使、でも本人はごく平凡に過ごしたい派。
なのに、登校初日から出会ったのは最凶の邪竜後輩(1年)!?
幼馴染で完璧すぎる優等生騎士(3年)に、不良ワーウルフの悪友(同級生)まで……なぜかイケメンたちが次々と接近してきて――
運命の2人を繋ぐ「刻印制度」なんて知らない!恋愛感情もまだわからない!
それでも、騒がしい日々の中で、少しずつ何かが変わっていく。
個性バラバラな異種族イケメンたちに囲まれて、フレンの学園生活は今日も波乱の予感!?
甘くて可笑しい、異世界学園BLラブコメディ!
毎日更新予定!(番外編は更新とは別枠で不定期更新)
基本的にフレン視点、他キャラ視点の話はside〇〇って表記にしてます!
溺愛の加速が尋常じゃない!?~味方作りに全振りしたら兄たちに溺愛されました~
液体猫(299)
BL
毎日AM2:10分に予約投稿。
【《血の繋がりは"絶対"ではない。》この言葉を胸にクリスがひたすら愛され、大好きな兄と暮らす】
アルバディア王国の第五皇子クリスは冤罪によって処刑されてしまう。
次に目を覚ましたとき、九年前へと戻っていた。
巻き戻す前の世界とは異なるけれど同じ場所で、クリスは生き残るために知恵を振り絞る。
かわいい末っ子が過保護な兄たちに可愛がられ、溺愛されていく。
やり直しもほどほどに。罪を着せた者への復讐はついで。そんな気持ちで新たな人生を謳歌する、コミカル&シリアスなハッピーエンド確定物語。
主人公は後に18歳へと成長します(*・ω・)*_ _)ペコリ
⚠️濡れ場のサブタイトルに*のマークがついてます。冒頭のみ重い展開あり。それ以降はコミカルでほのぼの✌
⚠️本格的な塗れ場シーンは三章(18歳になって)からとなります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる