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章1
幕間 【どこかの世界の誰かの話:脈動核】 (2)
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光の子と混ざりあったわたしは、光の子の知っていた知識を全部学んだ。
ちょっと恥ずかしかった。
なぜなら、わたしが勝手に妖精さんたちに名付けて呼んでいた名前のほぼ半分が間違っていて、別に名前を持っている子たちだったからだ。
たとえば、暗いところでだけめらめら燃える、明かりの子。
この子は明かりの子ではなくて、炎の子。
イグニス・ファトゥスという名前だった。
コップの水や、お風呂の水の中で手を振ってくれる、水の子。
この子は合っていたけれど、本当の名前はセイレン。
わたしがお外に行けないとき、お部屋のすきまからお花を連れてきてくれる、風の子。
この子の名前はフォルカロル。
お外に行けないわたしを、窓の向こうからずっと手招きしてくれていたお日さまの子。
お日さまじゃなくて、この子こそが光の子だった。
名前はアリアル。
体が痛くて眠れないときに、わたしの頭をそっと撫でておやすみってしてくれた夜の子。
正確には、闇の子。
ウロヴォロス・オフィスというらしい。
それから、わたしと一緒になったのが、光の子じゃなくて、大地の子。
名前は、カルブンク。
混ざりあってしまった大地の子とはもう話せないけれど、わたしの中にその子の”力”が居てくれるのは感じることができた。
キラキラの石――宝石を作るのには、契約者である人間が差し出すもの……もしくは、自身が体内にたくわえているエネルギー。
どちらかを消費する必要があった。
ただ、わたしはもともと体が弱く、たくわえているエネルギーなんてものに覚えはなかった。
そしてわたしが”光の子”と呼んでいた大地の妖精さん――カルブンクの前任者にも、残存エネルギーはほとんどなかった。
わたしは考えた。
前任者の、前任者たちの知恵をかきあつめて考えた。
思いついたその方法は、意外にも簡単にうまくいってしまった。
王様と、その家臣のひとりに面会を申し出たわたしは、この力についての話をした。
宝石を生み出す力は、人間の生命力を必要とする。
これまではわたし自身が生命力を削って行っていたが、このままではいずれ体に限界が来る。
病弱に見えていたのもそのためである。
生命力は、自分自身のものでなくても構わない。
よそから調達できるのであれば、それを用いて生産ペースを上げることができる。
わたしの話を受け入れた王様たちは、次の日から鎖につないだ人間たちを連れてくるようになった。
王様の家臣がいうには、彼らは皆犯罪や借金などで奴隷になったものたちなのだという。
部屋から出ていく家臣を見送って、わたしは拘束を解く鍵を手に言った。
わたしと契約してくれれば、この鍵をあげるよ。
わたしは魔法が使えるから、この城の地下に通路を作って、外に逃がしてあげられるよ。
この世界に、魔法なんてものは存在しない。
でも、カルブンクの力を使うと、まるで空想の世界のような魔法を再現することができた。
目の前で披露した宝石錬成は、彼らをその気にさせるのには十分だった。
手っ取り早く数十人と契約の準備を済ませる。
ここまでしてしまえば、遠く離れても対価を”奪う”ことができる。
重複して契約を履行することはできないから、全員の力をいっぺんには奪えないけれど、一人を吸い尽くしたら次の一人を使えばいい。
予約みたいなものだ。
全員にひとときの自由を与え、わたしはエネルギーを蓄えるようになった。
王様たちは、宝石ひとつ作るのにどれだけのエネルギーを使用するかを知らない。
多めに貰って、余剰分を蓄えるのには苦労しなかった。
カルブンクを引き継いでから、わたしの体は病に侵されることはなくなった。
さらに、余剰エネルギーを蓄えるようになってから、わたしはどんどん健康になっていった。
そうして心と体に余裕ができて、ようやく、カルブンクの前任者が言っていた「君の体は供物には不適合」という言葉の意味を理解した。
好き嫌いしなければ、なんでも食べられる。
老若男女、貴賤も生まれも問わず、どんな人間でも食らうことができる。
けれど、おいしくないのだ。
王様たちが連れてくる奴隷の中には、とてもおいしかったもの、まあまあおいしいもの、食べられるもの、食べたくないなあと思うものなど様々で、そのほとんどは後者二種類に分類できた。
きっと前任者にとって、わたしは「食べられるもの」もしくは「食べたくないなあと思うもの」――おいしくないものにあたる人間だったのだろう。
わたしは気にせず全部食べる。
けど、好き嫌いできる環境ならば、確かに端に避けてしまうかもしれない。
食事は、仕方ない、栄養は大事だ。
おいしくなくても、食べなきゃ力が弱ってしまう。
ああでも、あまいものが食べたいなあ。
この城に連れてこられて最初に食べたお菓子のように、とびきり甘くて、幸せになれるもの。
王様の欲しいだけ宝石を生み出す内職を片手間に、わたしはそんなことを考えるようになった。
やがて、この国は戦火にさらされることになった。
宝石の採れる土地ではないこの国から、上質な宝石が大量に産出するようになったことが原因のひとつらしい。
武器を作るための鉱石ですら他国に頼っていたこの国は、輸入元を絶たれてしまうと抵抗のすべがない。
頭を抱える王様に、わたしは提案した。
宝石の代わりに、武器を生み出すことも可能です。
他国よりも強力な武器を用い、戦況を覆しましょう。
歳をとることもなく、少女のままの見た目だったわたしは、このころ既に人ではない神聖なものとして見られていた。
わたしの力の対価が人間の命であることを知る王様と家臣だけが、その提案に待ったをかけた。
戦時におけるマンパワーは重要だ。
武器の生産のためにいちいち人を殺していては、肝心の駒の数が足りなくなってしまう。
だが、それも想定内だ。
空から毒を撒き、敵兵を捕虜にしてそれらを対価とすればいいのである。
カルブンクの力の本質は”錬成”。
その気になれば、宝石や鉄鉱石だけでなく、食糧も、毒物も、自然界に存在するものならば何でも生み出すことができた。
食肉としての家畜を錬成することもできる。
おそらくは”人間”も錬成可能だ。
人間の錬成はエネルギー消費がほぼ1対1と燃費が悪すぎるため、試したことはないが。
捕虜を対価にするという私の提案に、王様たちは飛びついた。
ちょっと恥ずかしかった。
なぜなら、わたしが勝手に妖精さんたちに名付けて呼んでいた名前のほぼ半分が間違っていて、別に名前を持っている子たちだったからだ。
たとえば、暗いところでだけめらめら燃える、明かりの子。
この子は明かりの子ではなくて、炎の子。
イグニス・ファトゥスという名前だった。
コップの水や、お風呂の水の中で手を振ってくれる、水の子。
この子は合っていたけれど、本当の名前はセイレン。
わたしがお外に行けないとき、お部屋のすきまからお花を連れてきてくれる、風の子。
この子の名前はフォルカロル。
お外に行けないわたしを、窓の向こうからずっと手招きしてくれていたお日さまの子。
お日さまじゃなくて、この子こそが光の子だった。
名前はアリアル。
体が痛くて眠れないときに、わたしの頭をそっと撫でておやすみってしてくれた夜の子。
正確には、闇の子。
ウロヴォロス・オフィスというらしい。
それから、わたしと一緒になったのが、光の子じゃなくて、大地の子。
名前は、カルブンク。
混ざりあってしまった大地の子とはもう話せないけれど、わたしの中にその子の”力”が居てくれるのは感じることができた。
キラキラの石――宝石を作るのには、契約者である人間が差し出すもの……もしくは、自身が体内にたくわえているエネルギー。
どちらかを消費する必要があった。
ただ、わたしはもともと体が弱く、たくわえているエネルギーなんてものに覚えはなかった。
そしてわたしが”光の子”と呼んでいた大地の妖精さん――カルブンクの前任者にも、残存エネルギーはほとんどなかった。
わたしは考えた。
前任者の、前任者たちの知恵をかきあつめて考えた。
思いついたその方法は、意外にも簡単にうまくいってしまった。
王様と、その家臣のひとりに面会を申し出たわたしは、この力についての話をした。
宝石を生み出す力は、人間の生命力を必要とする。
これまではわたし自身が生命力を削って行っていたが、このままではいずれ体に限界が来る。
病弱に見えていたのもそのためである。
生命力は、自分自身のものでなくても構わない。
よそから調達できるのであれば、それを用いて生産ペースを上げることができる。
わたしの話を受け入れた王様たちは、次の日から鎖につないだ人間たちを連れてくるようになった。
王様の家臣がいうには、彼らは皆犯罪や借金などで奴隷になったものたちなのだという。
部屋から出ていく家臣を見送って、わたしは拘束を解く鍵を手に言った。
わたしと契約してくれれば、この鍵をあげるよ。
わたしは魔法が使えるから、この城の地下に通路を作って、外に逃がしてあげられるよ。
この世界に、魔法なんてものは存在しない。
でも、カルブンクの力を使うと、まるで空想の世界のような魔法を再現することができた。
目の前で披露した宝石錬成は、彼らをその気にさせるのには十分だった。
手っ取り早く数十人と契約の準備を済ませる。
ここまでしてしまえば、遠く離れても対価を”奪う”ことができる。
重複して契約を履行することはできないから、全員の力をいっぺんには奪えないけれど、一人を吸い尽くしたら次の一人を使えばいい。
予約みたいなものだ。
全員にひとときの自由を与え、わたしはエネルギーを蓄えるようになった。
王様たちは、宝石ひとつ作るのにどれだけのエネルギーを使用するかを知らない。
多めに貰って、余剰分を蓄えるのには苦労しなかった。
カルブンクを引き継いでから、わたしの体は病に侵されることはなくなった。
さらに、余剰エネルギーを蓄えるようになってから、わたしはどんどん健康になっていった。
そうして心と体に余裕ができて、ようやく、カルブンクの前任者が言っていた「君の体は供物には不適合」という言葉の意味を理解した。
好き嫌いしなければ、なんでも食べられる。
老若男女、貴賤も生まれも問わず、どんな人間でも食らうことができる。
けれど、おいしくないのだ。
王様たちが連れてくる奴隷の中には、とてもおいしかったもの、まあまあおいしいもの、食べられるもの、食べたくないなあと思うものなど様々で、そのほとんどは後者二種類に分類できた。
きっと前任者にとって、わたしは「食べられるもの」もしくは「食べたくないなあと思うもの」――おいしくないものにあたる人間だったのだろう。
わたしは気にせず全部食べる。
けど、好き嫌いできる環境ならば、確かに端に避けてしまうかもしれない。
食事は、仕方ない、栄養は大事だ。
おいしくなくても、食べなきゃ力が弱ってしまう。
ああでも、あまいものが食べたいなあ。
この城に連れてこられて最初に食べたお菓子のように、とびきり甘くて、幸せになれるもの。
王様の欲しいだけ宝石を生み出す内職を片手間に、わたしはそんなことを考えるようになった。
やがて、この国は戦火にさらされることになった。
宝石の採れる土地ではないこの国から、上質な宝石が大量に産出するようになったことが原因のひとつらしい。
武器を作るための鉱石ですら他国に頼っていたこの国は、輸入元を絶たれてしまうと抵抗のすべがない。
頭を抱える王様に、わたしは提案した。
宝石の代わりに、武器を生み出すことも可能です。
他国よりも強力な武器を用い、戦況を覆しましょう。
歳をとることもなく、少女のままの見た目だったわたしは、このころ既に人ではない神聖なものとして見られていた。
わたしの力の対価が人間の命であることを知る王様と家臣だけが、その提案に待ったをかけた。
戦時におけるマンパワーは重要だ。
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だが、それも想定内だ。
空から毒を撒き、敵兵を捕虜にしてそれらを対価とすればいいのである。
カルブンクの力の本質は”錬成”。
その気になれば、宝石や鉄鉱石だけでなく、食糧も、毒物も、自然界に存在するものならば何でも生み出すことができた。
食肉としての家畜を錬成することもできる。
おそらくは”人間”も錬成可能だ。
人間の錬成はエネルギー消費がほぼ1対1と燃費が悪すぎるため、試したことはないが。
捕虜を対価にするという私の提案に、王様たちは飛びついた。
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