18 / 19
番外編
7 ルイの煩悩(現在)
しおりを挟む
「はぅっ、うぁっ……アッ、アッ、~~ッ!」
「ぐっ……!」
ぱちゅんっ、ぱちゅん!
アシリスが高みに達していた。ぷるぷると腕の中で震えている間にも、ふっくらと紅色に膨らんだ乳首を捏ねたり、汗ばむ首筋を舐めるのは忘れない。そうすると、アシリスは身を捩って嫌そうにしながらも、ずっとイクのを止められないから。
「ハ……ッ、も、だめ、抜い、て……っ」
「無理だ。お前がキツく締めるから」
「だ……っ!ひぁ!や、だっ……!きちく……っあああああああ!」
カクカクと腰を揺らして、またトんでしまった愛しいオメガを、容赦なく抱きしめ、拘束した。
今の俺には分かる。この『抜いて』は『抜かないで』だし、この『ダメ』は『もう無理、ダメ、終わりにしろ』という意味ではなく、『身体に力が入らなくなるからしっかり支えてくれないとダメ』という意味だ。
もう何度か経験させた秘密の扉。そこを優しく、熱く、ぐっぽり押し込んで嵌めてやると、アシリスは喜んで開け渡す。
「ヒ……ーーーーッ!~~んぁっ……!」
大きくのけ反った細い身体。プシュッ、と潮を吹いたかと思えば、がっくん、がっくんと揺れて、ぱたりと力を失った。意識は無いのに、身体は勝手に快感を拾ってぴくぴくと痙攣している。
なんでこんなに可愛いのか。頸の噛み跡にそっと唇を寄せて、確認する。俺のオメガだよな、と。
この容姿だけは怜悧なアシリスは、ベッドの上だとこんなにもド淫乱なんて……最高すぎた。
そうさせたのは俺のせいでもあるが、アシリスの才能もあってこそ。
アシリスの中に欲を出し切ると、愛しい尻から自身を引き抜き、優しく清める。温かな湯で湿らせた布巾で汗や涙やもろもろを拭って、ガウンを羽織らせ、俺と共に毛布に包んだ。もちろん片腕は腕枕用、もう片方は尻に添えて。
脱童貞した頃は、アシリスが落ちた後も快感を与え続けて怒られていた。もうそんな失敗はしないし、やっぱり起きている時に鳴かせるのがいい。
『何事にも限度がある』という言葉を教え込まされた俺は、アシリスを虐めすぎないよう気をつけるようになった。
それでも毎晩抱いているのに、欲望は尽きることを知らない。
余りあまった精力を鍛錬によって昇華しているはずなのに、アシリスが側に居るとどうもダメらしい。
「あ、ルイ!ここさ、どうも代官が怪しくて……」
今日も溌剌としたアシリスは、書類を持って駆け寄って来た。足取りもしっかりしているのは、アシリス自ら作った体力ポーションを飲んでいるから。俺の妻は今日も清楚でピシッと完璧だ。
汗まみれの状態で近づきたくないのに、アシリスの方はまったく気を利かせてくれない。気付いてないのか、気にならないのか。
さらさらの銀髪を耳にかけ、何やらを説明してくれている。淡々と受け答えをしている間にも、真っ白な頬やよく動く小さな唇、ぱちぱちと忙しなく瞬く長いまつ毛を眺めていた。
これは長年アシリスの側にいることによって身につけた技能。アシリスとの会話を疎かにすることなく、アシリスを堪能する。一度に二味も楽しめる。
しかし、アシリスの立場が、『番になった愛おしい妻』に変わったと同時に、俺の中の煩悩は一部剥き出しになっていた。
「っ!?ちょっ、ルイ!」
「ん?ああ、コイツはノーランドの分家筋に当たる、正攻法よりも搦手を使った方が引き摺り落とせるだろう」
むにっ。もちもちもちもち。ふにふに、するり。
服の上から、アシリスの小尻を掴む。今日もなんていい尻なんだ、ごきげんよう。
「ちがっ、あ、んっ……、待って、て……!」
「身内だけの茶会でも開くか、結婚式以来だからな。アシリス、すまないが頼めるか?」
むちっ、むちっ、ぽよん。ぷるぷるぷる……
アシリスの尻だって変化してきた。少年尻から、青年尻に。やわやわ尻から、しっとりむちむち尻に。その変化を見守ってきた身として、これから歳を経てしわしわ尻になったとしても、それはそれで愛おしいと断言出来る。
それに夫になった特権として、背中や白く艶かしい頸、薄くとも引き締まった腹も全て、目に焼き付け、触れて形を覚え、愛でるのに忙しい。全身がもう、俺のものなのだから。
はぁ、はぁ、と息を荒げて顔を真っ赤にしたアシリスに抱きつかれると、もう、自身の汗の事など頭から吹き飛んで、ぎゅうと腕の中に閉じ込めてしまった。
俺と同じく自主訓練中の兵どもが、そわそわチラチラとアシリスを見ようとするのでさっと隠す。
こんな悩ましい美人妻を見せてたまるか!
「う、それは、いいけど……!こんなところで、何考えてるんだ!ばか!」
「なるほど。では、屋敷に帰るか。久しぶりに昼間から運動をするのもいいだろ?」
「……っ!」
アシリスの言葉を曲解すると、『ここでなければいいよ』ということ。チュッと頭のてっぺんにキスを落として、早速横抱きで屋敷の方へ向かうと、やっぱりアシリスは顔を手で覆ったまま大人しい。耳まで真っ赤。……可愛いが過ぎる。どうやらソノ気になってくれたようだ。
そこに残された傭兵達は。
「……今日もアッツアツだな……」
「ああ……クソ羨ましい……」
「若旦那の仏頂面がああもひどく崩れるなんて、少し前までは想像も出来なかったのにな……」
「~~マジでアシリス様、若旦那の側だと色気が凶悪すぎる……!」
「「「「はぁぁ……」」」」
新婚で番となったノーランドの若夫婦を、生ぬるい目で見送ったのだった。
番外編・End
「ぐっ……!」
ぱちゅんっ、ぱちゅん!
アシリスが高みに達していた。ぷるぷると腕の中で震えている間にも、ふっくらと紅色に膨らんだ乳首を捏ねたり、汗ばむ首筋を舐めるのは忘れない。そうすると、アシリスは身を捩って嫌そうにしながらも、ずっとイクのを止められないから。
「ハ……ッ、も、だめ、抜い、て……っ」
「無理だ。お前がキツく締めるから」
「だ……っ!ひぁ!や、だっ……!きちく……っあああああああ!」
カクカクと腰を揺らして、またトんでしまった愛しいオメガを、容赦なく抱きしめ、拘束した。
今の俺には分かる。この『抜いて』は『抜かないで』だし、この『ダメ』は『もう無理、ダメ、終わりにしろ』という意味ではなく、『身体に力が入らなくなるからしっかり支えてくれないとダメ』という意味だ。
もう何度か経験させた秘密の扉。そこを優しく、熱く、ぐっぽり押し込んで嵌めてやると、アシリスは喜んで開け渡す。
「ヒ……ーーーーッ!~~んぁっ……!」
大きくのけ反った細い身体。プシュッ、と潮を吹いたかと思えば、がっくん、がっくんと揺れて、ぱたりと力を失った。意識は無いのに、身体は勝手に快感を拾ってぴくぴくと痙攣している。
なんでこんなに可愛いのか。頸の噛み跡にそっと唇を寄せて、確認する。俺のオメガだよな、と。
この容姿だけは怜悧なアシリスは、ベッドの上だとこんなにもド淫乱なんて……最高すぎた。
そうさせたのは俺のせいでもあるが、アシリスの才能もあってこそ。
アシリスの中に欲を出し切ると、愛しい尻から自身を引き抜き、優しく清める。温かな湯で湿らせた布巾で汗や涙やもろもろを拭って、ガウンを羽織らせ、俺と共に毛布に包んだ。もちろん片腕は腕枕用、もう片方は尻に添えて。
脱童貞した頃は、アシリスが落ちた後も快感を与え続けて怒られていた。もうそんな失敗はしないし、やっぱり起きている時に鳴かせるのがいい。
『何事にも限度がある』という言葉を教え込まされた俺は、アシリスを虐めすぎないよう気をつけるようになった。
それでも毎晩抱いているのに、欲望は尽きることを知らない。
余りあまった精力を鍛錬によって昇華しているはずなのに、アシリスが側に居るとどうもダメらしい。
「あ、ルイ!ここさ、どうも代官が怪しくて……」
今日も溌剌としたアシリスは、書類を持って駆け寄って来た。足取りもしっかりしているのは、アシリス自ら作った体力ポーションを飲んでいるから。俺の妻は今日も清楚でピシッと完璧だ。
汗まみれの状態で近づきたくないのに、アシリスの方はまったく気を利かせてくれない。気付いてないのか、気にならないのか。
さらさらの銀髪を耳にかけ、何やらを説明してくれている。淡々と受け答えをしている間にも、真っ白な頬やよく動く小さな唇、ぱちぱちと忙しなく瞬く長いまつ毛を眺めていた。
これは長年アシリスの側にいることによって身につけた技能。アシリスとの会話を疎かにすることなく、アシリスを堪能する。一度に二味も楽しめる。
しかし、アシリスの立場が、『番になった愛おしい妻』に変わったと同時に、俺の中の煩悩は一部剥き出しになっていた。
「っ!?ちょっ、ルイ!」
「ん?ああ、コイツはノーランドの分家筋に当たる、正攻法よりも搦手を使った方が引き摺り落とせるだろう」
むにっ。もちもちもちもち。ふにふに、するり。
服の上から、アシリスの小尻を掴む。今日もなんていい尻なんだ、ごきげんよう。
「ちがっ、あ、んっ……、待って、て……!」
「身内だけの茶会でも開くか、結婚式以来だからな。アシリス、すまないが頼めるか?」
むちっ、むちっ、ぽよん。ぷるぷるぷる……
アシリスの尻だって変化してきた。少年尻から、青年尻に。やわやわ尻から、しっとりむちむち尻に。その変化を見守ってきた身として、これから歳を経てしわしわ尻になったとしても、それはそれで愛おしいと断言出来る。
それに夫になった特権として、背中や白く艶かしい頸、薄くとも引き締まった腹も全て、目に焼き付け、触れて形を覚え、愛でるのに忙しい。全身がもう、俺のものなのだから。
はぁ、はぁ、と息を荒げて顔を真っ赤にしたアシリスに抱きつかれると、もう、自身の汗の事など頭から吹き飛んで、ぎゅうと腕の中に閉じ込めてしまった。
俺と同じく自主訓練中の兵どもが、そわそわチラチラとアシリスを見ようとするのでさっと隠す。
こんな悩ましい美人妻を見せてたまるか!
「う、それは、いいけど……!こんなところで、何考えてるんだ!ばか!」
「なるほど。では、屋敷に帰るか。久しぶりに昼間から運動をするのもいいだろ?」
「……っ!」
アシリスの言葉を曲解すると、『ここでなければいいよ』ということ。チュッと頭のてっぺんにキスを落として、早速横抱きで屋敷の方へ向かうと、やっぱりアシリスは顔を手で覆ったまま大人しい。耳まで真っ赤。……可愛いが過ぎる。どうやらソノ気になってくれたようだ。
そこに残された傭兵達は。
「……今日もアッツアツだな……」
「ああ……クソ羨ましい……」
「若旦那の仏頂面がああもひどく崩れるなんて、少し前までは想像も出来なかったのにな……」
「~~マジでアシリス様、若旦那の側だと色気が凶悪すぎる……!」
「「「「はぁぁ……」」」」
新婚で番となったノーランドの若夫婦を、生ぬるい目で見送ったのだった。
番外編・End
678
あなたにおすすめの小説
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
婚約破棄で追放された悪役令息の俺、実はオメガだと隠していたら辺境で出会った無骨な傭兵が隣国の皇太子で運命の番でした
水凪しおん
BL
「今この時をもって、貴様との婚約を破棄する!」
公爵令息レオンは、王子アルベルトとその寵愛する聖女リリアによって、身に覚えのない罪で断罪され、全てを奪われた。
婚約、地位、家族からの愛――そして、痩せ衰えた最果ての辺境地へと追放される。
しかし、それは新たな人生の始まりだった。
前世の知識というチート能力を秘めたレオンは、絶望の地を希望の楽園へと変えていく。
そんな彼の前に現れたのは、ミステリアスな傭兵カイ。
共に困難を乗り越えるうち、二人の間には強い絆が芽生え始める。
だがレオンには、誰にも言えない秘密があった。
彼は、この世界で蔑まれる存在――「オメガ」なのだ。
一方、レオンを追放した王国は、彼の不在によって崩壊の一途を辿っていた。
これは、どん底から這い上がる悪役令息が、運命の番と出会い、真実の愛と幸福を手に入れるまでの物語。
痛快な逆転劇と、とろけるほど甘い溺愛が織りなす、異世界やり直しロマンス!
僕たちの世界は、こんなにも眩しかったんだね
舞々
BL
「お前以外にも番がいるんだ」
Ωである花村蒼汰(はなむらそうた)は、よりにもよって二十歳の誕生日に恋人からそう告げられる。一人になることに強い不安を感じたものの、「αのたった一人の番」になりたいと願う蒼汰は、恋人との別れを決意した。
恋人を失った悲しみから、蒼汰はカーテンを閉め切り、自分の殻へと引き籠ってしまう。そんな彼の前に、ある日突然イケメンのαが押しかけてきた。彼の名前は神木怜音(かみきれお)。
蒼汰と怜音は幼い頃に「お互いが二十歳の誕生日を迎えたら番になろう」と約束をしていたのだった。
そんな怜音に溺愛され、少しずつ失恋から立ち直っていく蒼汰。いつからか、優しくて頼りになる怜音に惹かれていくが、引きこもり生活からはなかなか抜け出せないでいて…。
「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される
水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。
絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。
長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。
「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」
有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。
追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!
「自由に生きていい」と言われたので冒険者になりましたが、なぜか旦那様が激怒して連れ戻しに来ました。
キノア9g
BL
「君に義務は求めない」=ニート生活推奨!? ポジティブ転生者と、言葉足らずで愛が重い氷の伯爵様の、全力すれ違い新婚ラブコメディ!
あらすじ
「君に求める義務はない。屋敷で自由に過ごしていい」
貧乏男爵家の次男・ルシアン(前世は男子高校生)は、政略結婚した若き天才当主・オルドリンからそう告げられた。
冷徹で無表情な旦那様の言葉を、「俺に興味がないんだな! ラッキー、衣食住保証付きのニート生活だ!」とポジティブに解釈したルシアン。
彼はこっそり屋敷を抜け出し、偽名を使って憧れの冒険者ライフを満喫し始める。
「旦那様は俺に無関心」
そう信じて、半年間ものんきに遊び回っていたルシアンだったが、ある日クエスト中に怪我をしてしまう。
バレたら怒られるかな……とビクビクしていた彼の元に現れたのは、顔面蒼白で息を切らした旦那様で――!?
「君が怪我をしたと聞いて、気が狂いそうだった……!」
怒鳴られるかと思いきや、折れるほど強く抱きしめられて困惑。
えっ、放置してたんじゃなかったの? なんでそんなに必死なの?
実は旦那様は冷徹なのではなく、ルシアンが好きすぎて「嫌われないように」と身を引いていただけの、超・奥手な心配性スパダリだった!
「君を守れるなら、森ごと消し飛ばすが?」
「過保護すぎて冒険になりません!!」
Fランク冒険者ののんきな妻(夫)×国宝級魔法使いの激重旦那様。
すれ違っていた二人が、甘々な「週末冒険者夫婦」になるまでの、勘違いと溺愛のハッピーエンドBL。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる