虐待弁当

食物連鎖

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第1話 母・松田エリカの経歴① 高校中退・結婚

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私は松田エリカ。
37歳。シングルマザー。
中学2年の長女、奏(かな)、小学6年の長男、靖(やすし)、小学5年の次女、郷(さと)と今は祖父母と田舎町で暮らしている。

父親は、7年前に離婚。
高校時代からずっと付き合ってた人だった。

中学時代バドミントンで県内でもいい成績を収めていた私はスポーツ推薦で県内随一の強豪校へ進学を決めた。
しかし、私はそこでひとつの挫折を味わう事となる。

元々、一般入試の倍率が3倍程の人気校なのだ。
当然一般入試で入学してくる人達は、その倍率を勝ち抜いてきているだけあって皆優秀であった。
私はお世辞でも勉強は出来る方ではない。
ここからは粗方予想通りの展開だ、授業には付いて行けず、周りとの差は日に日に広まっていく一方。補習でいつも残され、結果部活も遅れて参加する為、練習時間もなかなか取れず、先輩達からも目をつけられた。

徐々に、私は自分の身の丈に合わない選択をしたと日々後悔が頭の中を支配していった。
いつからか、学校をサボるようになっていった。

そんな中で出会ったのが、元旦那であった。
元旦那は、同じ歳で、同じ高校の同級生であったが、既に退学をし、家業である自動車板金の仕事をしていた。
元旦那は普通なら学校がある時間帯にウロウロしている私が気になったのであろう。
何があったのか聞いてきた。
私は元旦那に、部活も勉強も付いていけなくて、日々苦しい事を泣きながら相談した。
否定的な意見を言われるかと思いきや、元旦那は、「ここまでよく頑張ったな」
と言ってくれた。

この言葉にどれだけ救われたかわからない。
その時は、この人だけが、私を肯定してくれると思ったのだ。

私は親にも相談し、高校を退学する選択をした。
その時は、もちろん隣には元旦那がいた。

高校を退学した私は、そのまま元旦那の家に同棲し、パチンコ屋の店員やコンビニ店員を経て、介護職へ就いた。

そして、22歳で妊娠・結婚し、3人の子宝に恵まれた。
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