シャーロック伯爵令嬢は虐げられてもめげませんっ!!だって中身は氷河期アラフィフ負け組女ですからっ!!

ゆきりん(安室 雪)

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 兄の顔をじっと見つめてみる。

 うん、兄様麗しい顔だわ。そう、よくよく今の家族の顔を思い出せば、父は真っ黒の艶々サラサラ髪で、アイスグレーの瞳で身長も180センチを超えている。太すぎず細すぎず、イケおじの部類だ、優しいし。母は美人だ、文句なしっ!!ネズミーランドにいそうな金髪碧眼でいつも優しく微笑んでる。おっとりさんだが芯は強め。兄様は母の金髪と父のアイスグレーの瞳で身長は伸び盛りだけど、既に170センチはあると思う。数年で父は抜かれて見下ろされそうかな?父と同じく性格は優しいが母と一緒で芯が強く、曲がった事が嫌いなタイプ。

 因みに私は母の血を強く引いたみたいで、同じく金髪碧眼で身長は150センチ位だけど、まだまだ伸びて欲しい、うん、伸びるだろ。セイラはホント引っ込み思案過ぎて、同じ魂かと思うとびっくり!!名前だけ婚約者に文句を言う訳でも無く、常に受け身。今まで自分の意見とかゴリ押しした事もない。ならゴリ所かゴリゴリ押しまくるよ。そんで、ドレス一つ贈らない婚約者なんてお茶会とかの話しのネタにしまくるわ~。あ~、セイラはお茶会に行っても喋らず、いじめられてる事もあったね~。だったら言い負かしてやるのになぁ、残念。

 おっと、よそ事を考えてしまった。

 兄様との話しが途中だった。

「兄様、言いたくは有りませんが説明します。そも負け組と言うのはーーー」

 かなり端折り、ザックリと説明する。

「なので、前世の私は50歳で職も安定せず、結婚もせずにいたって事です。あえて結婚しない人も増えて来てましたが、私の世代は負け組って言われる事が多かったの!!」

 ふんっ!!と鼻息荒く話すと、兄様はやれやれといった顔をした。

「負け組とは俺達はいわないが、そうだな。オールドミスとは言うな」

 兄様がこちらの言い方を教えてくれるが、

「あっちの世界でも、他国で言ってたかな」

 未婚女性をミス何ちゃら~、て言うのをもじって、古い→オールド、オールドミスって失礼だわっ!!

「で、兄様。私はこんな性格なんだけど、一応はセイラの記憶はあって、行儀や作法は気を付ければ何とかはなると思う。どうする?学院には通う?両親には多分、セイラとは違うってバレると思うけど・・・」

 引っ込み思案の性格は絶対に出来ないな~、どちらかと言うと猪突猛進だし、ケンカ上等受けて立つ!!だし。こちらからは手を出さないけど、売られたケンカは漏れなく買って叩き潰すタイプなのだ。

 昨日の舞踏会でも、だったら多分グラスは相手の顔目掛けて振り払ってたよ。もしくは掴んで投げ返す。反射神経いいし。

「・・・、そうだな。少し考える時間をくれ。で、明日はとりあえず、学院には休む連絡を入れさせておく。どうするか・・・・・考えないとシャーロック伯爵の沽券に関わる事態になりそうだからな」

 ふうっとため息を吐き、兄様はゆっくりと部屋から出ていった。

 イケメンの憂い顔、いいなぁ~。

 目の保養だわ~。



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