37 / 50
37
しおりを挟む
「松田さん、転職急でしたね。てっきり、こっちのお話しは断ってるんだと思ってました」
「そうなんだよね~、断ろうと思ってたのに案外、コレがぁ~」
と、親指と人差し指の先をくっつけて丸の形を作る。
「それに、やっぱり俺も音楽に関わった仕事やりたかったしな。ちなみに、今月中は前職は有休休暇消化で月末退職なんだ。挨拶は済ませたからもう行く事はないかな。で、俺は月末まではココのバイト扱い。社員期間被れないからね~」
楽しそうに備品を棚に収めていく。
「はぁ、無理矢理じゃないなら良かったです」
「これからは有村さんの相談にいつでも乗れるし、リョウもブン殴れるから言ってね」
バチっとウィンクしてくれる。
うっわ!
やっぱり松田さん、格好いいなぁ~。
最近、イケメン率高くてテンション上がるっ!さっきの蓮さんも性格悪そうだけど見た目は凄いイケメンだし。直接関わらなければ目の保養になるんだろうなぁ~。
そして桜はしばらく、元の部署と新しい部署を行ったり来たりして業務をこなすのだ。そんな行ったり来たりで松田さんとスタジオのあるフロアを歩いている時
「あれ?翔?」
「おっ、アヤト。久しぶり。俺リョウの新しい部署手伝う事になったんだ。で、こっちはリョウのサポート係の、有村 桜ちゃん。お前のせいでかなり有村さんに迷惑かけてるぞ、謝っとけ」
げっ。何その紹介。
「ああ、フォロー頼むな」
それだけ言ってアヤトはスタスタスタジオに入っていく。
「ごめんね、有村さん。アイツも音楽以外は、あぁ、あと思い人以外はどうでもいいヤツで」
ゴメンね、と謝まられる。
「いえいえ、生アヤト見れて、微妙ですが声掛けて貰えて嬉しいです」
コレは本心だ。
リョウに近づく為にスノスタを目標にして来たが、アヤトやスノスタの音楽は憧れていた。いつかあんな素敵な音楽を作りたいと思っていた。そんなアヤトに声を掛けられたのだ。うふっ、と笑みが溢れる。
「有村さん、その顔はリョウがいない所では出さない方がーーー、って遅かったわ。俺、先に部署戻るから、ごゆっくり」
松田さんが去ると、リョウが悪魔の微笑みの様な顔でやってくるのだった。
「そうなんだよね~、断ろうと思ってたのに案外、コレがぁ~」
と、親指と人差し指の先をくっつけて丸の形を作る。
「それに、やっぱり俺も音楽に関わった仕事やりたかったしな。ちなみに、今月中は前職は有休休暇消化で月末退職なんだ。挨拶は済ませたからもう行く事はないかな。で、俺は月末まではココのバイト扱い。社員期間被れないからね~」
楽しそうに備品を棚に収めていく。
「はぁ、無理矢理じゃないなら良かったです」
「これからは有村さんの相談にいつでも乗れるし、リョウもブン殴れるから言ってね」
バチっとウィンクしてくれる。
うっわ!
やっぱり松田さん、格好いいなぁ~。
最近、イケメン率高くてテンション上がるっ!さっきの蓮さんも性格悪そうだけど見た目は凄いイケメンだし。直接関わらなければ目の保養になるんだろうなぁ~。
そして桜はしばらく、元の部署と新しい部署を行ったり来たりして業務をこなすのだ。そんな行ったり来たりで松田さんとスタジオのあるフロアを歩いている時
「あれ?翔?」
「おっ、アヤト。久しぶり。俺リョウの新しい部署手伝う事になったんだ。で、こっちはリョウのサポート係の、有村 桜ちゃん。お前のせいでかなり有村さんに迷惑かけてるぞ、謝っとけ」
げっ。何その紹介。
「ああ、フォロー頼むな」
それだけ言ってアヤトはスタスタスタジオに入っていく。
「ごめんね、有村さん。アイツも音楽以外は、あぁ、あと思い人以外はどうでもいいヤツで」
ゴメンね、と謝まられる。
「いえいえ、生アヤト見れて、微妙ですが声掛けて貰えて嬉しいです」
コレは本心だ。
リョウに近づく為にスノスタを目標にして来たが、アヤトやスノスタの音楽は憧れていた。いつかあんな素敵な音楽を作りたいと思っていた。そんなアヤトに声を掛けられたのだ。うふっ、と笑みが溢れる。
「有村さん、その顔はリョウがいない所では出さない方がーーー、って遅かったわ。俺、先に部署戻るから、ごゆっくり」
松田さんが去ると、リョウが悪魔の微笑みの様な顔でやってくるのだった。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
83
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる