6 / 52
6
綾美は冷静に、涼のお腹に拳を一撃入れる。
「ぐっ!?」
と、涼は呻く。
「お生憎様、昔護身術を習いましたのよ?」
真理亜スマイルに睨みをプラスする。
運転手に車を止めさせ、降りる。
「婚約者話はお断りです。ご機嫌よう」
綾美は車から降り、駅に向かう。
「森田さん、ごめんなさいね。急なんだけど今月末で今の派遣は終了になります」
派遣の仕事帰り、派遣元からスマホに着信があったので、折り返し連絡すると担当に告げられる。
「えっ!?こないだ更新の確認あったじゃないですか?」
きちんと更新の筈だったのに。仕事も問題なくこなしているし、社員とトラブルも無い。
「そうなんだけど、会社都合なのよ。すぐに次を探すから、ね?条件は今まで探した条件で変わり無いですか?」
「はい、お願いします」
電話を切り、ふう~っと溜息をつく。
今月末って、もうすぐじゃない?
う~っ、土日の便利屋のバイト、しばらくはいっぱい入れなきゃ。そんな綾美の状況を見越したかの様に、便利屋から着信がある。
「はい、森田です」
仕事依頼かな?
「森田さん、今大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「こないだの一条さんから依頼の件繋がりの二階堂さんの婚約者の件。森田さん、直接断ってたみたいだけど、再度、二階堂さんから依頼が来たのよ。他の人を勧めたんだけど、どうしても森田さんでって。条件は破格よ?お願い出来ないかな?」
「来月から派遣の仕事が無くなってしまって、探さなきゃいけないんで・・・。受けたくは無いんですけど、仕方無いので受ける方向で検討しますので、条件のメールお願いします」
収入無くなるのは困るし。
「はいはい、送りますね。返事は明日の仕事帰りにでも電話してもらえるかしら?」
「わかりました、明日の夕方連絡しますね」
そして、メールで届いた契約条件は。
1、二階堂氏のマンションに引っ越す。
2、婚約者になる。
3、期間は3ヶ月。
4、月額40万円、経費別途支給。
5、その他は都度交渉。
以上。
「ぐっ!?」
と、涼は呻く。
「お生憎様、昔護身術を習いましたのよ?」
真理亜スマイルに睨みをプラスする。
運転手に車を止めさせ、降りる。
「婚約者話はお断りです。ご機嫌よう」
綾美は車から降り、駅に向かう。
「森田さん、ごめんなさいね。急なんだけど今月末で今の派遣は終了になります」
派遣の仕事帰り、派遣元からスマホに着信があったので、折り返し連絡すると担当に告げられる。
「えっ!?こないだ更新の確認あったじゃないですか?」
きちんと更新の筈だったのに。仕事も問題なくこなしているし、社員とトラブルも無い。
「そうなんだけど、会社都合なのよ。すぐに次を探すから、ね?条件は今まで探した条件で変わり無いですか?」
「はい、お願いします」
電話を切り、ふう~っと溜息をつく。
今月末って、もうすぐじゃない?
う~っ、土日の便利屋のバイト、しばらくはいっぱい入れなきゃ。そんな綾美の状況を見越したかの様に、便利屋から着信がある。
「はい、森田です」
仕事依頼かな?
「森田さん、今大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
「こないだの一条さんから依頼の件繋がりの二階堂さんの婚約者の件。森田さん、直接断ってたみたいだけど、再度、二階堂さんから依頼が来たのよ。他の人を勧めたんだけど、どうしても森田さんでって。条件は破格よ?お願い出来ないかな?」
「来月から派遣の仕事が無くなってしまって、探さなきゃいけないんで・・・。受けたくは無いんですけど、仕方無いので受ける方向で検討しますので、条件のメールお願いします」
収入無くなるのは困るし。
「はいはい、送りますね。返事は明日の仕事帰りにでも電話してもらえるかしら?」
「わかりました、明日の夕方連絡しますね」
そして、メールで届いた契約条件は。
1、二階堂氏のマンションに引っ越す。
2、婚約者になる。
3、期間は3ヶ月。
4、月額40万円、経費別途支給。
5、その他は都度交渉。
以上。
あなたにおすすめの小説
【完結】私は義兄に嫌われている
春野オカリナ
恋愛
私が5才の時に彼はやって来た。
十歳の義兄、アーネストはクラウディア公爵家の跡継ぎになるべく引き取られた子供。
黒曜石の髪にルビーの瞳の強力な魔力持ちの麗しい男の子。
でも、両親の前では猫を被っていて私の事は「出来損ないの公爵令嬢」と馬鹿にする。
意地悪ばかりする義兄に私は嫌われている。
異世界に逃げたシングルマザー経理は、定時退勤だけは譲れない
木風
恋愛
DV夫から一歳の娘を抱えて逃げた鈴木優子は、光に飲まれて異世界の王宮へ転移してしまう。
生きるために差し出した武器は簿記と経理経験――崩壊寸前の王宮会計を『複式簿記』で立て直すことに。
ただし譲れない条件はひとつ、「午後五時の定時退勤」。娘の迎えが最優先だからだ。
その姿勢に、なぜか若き国王ヴィクトルが毎日経理室へ通い始めて――仕事と子育ての先に、家族の形が芽吹いていく。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
冷徹義兄の密やかな熱愛
橋本彩里(Ayari)
恋愛
十六歳の時に母が再婚しフローラは侯爵家の一員となったが、ある日、義兄のクリフォードと彼の親友の話を偶然聞いてしまう。
普段から冷徹な義兄に「いい加減我慢の限界だ」と視界に入れるのも疲れるほど嫌われていると知り、これ以上嫌われたくないと家を出ることを決意するのだが、それを知ったクリフォードの態度が急変し……。
※王道ヒーローではありません
女性執事は公爵に一夜の思い出を希う
石里 唯
恋愛
ある日の深夜、フォンド公爵家で女性でありながら執事を務めるアマリーは、涙を堪えながら10年以上暮らした屋敷から出ていこうとしていた。
けれども、たどり着いた出口には立ち塞がるように佇む人影があった。
それは、アマリーが逃げ出したかった相手、フォンド公爵リチャードその人だった。
本編4話、結婚式編10話です。
旦那様が素敵すぎて困ります
秋風からこ
恋愛
私には重大な秘密があります。実は…大学一のイケメンが旦那様なのです!
ドジで間抜けな奥様×クールでイケメン、だけどヤキモチ妬きな旦那様のいちゃラブストーリー。
彼と私と甘い月
藤谷藍
恋愛
白河花蓮は26歳のOL。いつも通りの出勤のはずが駅で偶然、橘俊幸、31歳、弁護士に助けられたことからお互い一目惚れ。優しいけれど強引な彼の誘いに花蓮は彼の家でバイトを始めることになる。バイトの上司は花蓮の超好みの独身男性、勤務先は彼の家、こんな好条件な副業は滅多にない。気になる彼と一緒に一つ屋根の下で過ごす、彼と花蓮の甘い日々が始まる。偶然が必然になり急速に近づく二人の距離はもう誰にも止められない?
二人の糖度200%いちゃつきぶりを、こんな偶然あるわけないと突っ込みながら(小説ならではの非日常の世界を)お楽しみ下さい。この作品はムーンライトノベルズにも掲載された作品です。
番外編「彼と私と甘い月 番外編 ーその後の二人の甘い日々ー」も別掲載しました。あわせてお楽しみください。