お見合いに代理出席したら花嫁になっちゃいました

ゆきりん(安室 雪)

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「うまっ!」

 涼はハンバーグをガツガツ食べる。サラダとスープも勢いよく、胃袋に納めていく。

「昨日はケータリングだったけど、やっぱり手作りはいいよな。よし、ちゃんと料金払うから毎晩、飯作ってくれ」

「えっ!?そんなに凝ったもの作れないし、手抜きもするし、お惣菜やレトルトをアレンジとかになっちゃうし。料理は嫌いじゃないけど、ちゃんと習った事ないから。料理教室高いし・・・」

 一回で何千円とかかるし、入会金も必要だ。

「だったら、俺が経費として出すから」

「あ、いや、でも申し訳ないし」

  人様に料理教室代、出してもらうなんて。

「言い方変えればいいか?綾美。料理教室に通ってレパートリーを増やして俺に晩飯を作れ。仕事だ」

 命令口調に変わる。

「う、はい。それなら通います。和・洋・中・伊どれがいいですか?」

 料理と言っても色々あるし。

「綾美に任せるが・・・、ああ、秘書にいくつかピックアップしてもらう」

 と言ってメールを打ち始めた。



 夕食が終わり、後片付けをしてから涼とソファでお茶を飲んでいると、秘書から返信が届く。ざっと目を通してから綾美にスマホを手渡す。

「ココから好きな所を選べばいい。遠慮はするなよ」

 美味しそうな写真がいっぱい並んでいるホームページをいくつか見るが、高いっ!!一回で五千円以上の所しかない。思わず眉間に皺寄ってしまう。

「何だ、気にいる所は無いのか?」

「あ、いえ、高いなぁと」

「遠慮するなって言ったろ?お前の料理の腕が上がって、俺も色々な旨い飯が食える。2人分の料金だて思え、安いぞ」

 うっ、何だが納得してしまった。

「じゃあ、この教室がいいんだけど」

 ホームページを見せる。

「ああ、俺もソコ良さげだと思った。手配するから、明日の昼には入会手続き終わると思う。完了したらメール送る」

 涼は残っていたお茶を一気に飲み干し、自分の部屋に入っていく。

 綾美はマグカップ2つをシンクに持って行き洗い、ニンマリする。料理教室嬉しいっ!



 
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