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綾美は料理教室と買い物以外は、ほぼ涼のマンションにいる。部屋で何をしているかと言えば、ネット小説を黙々と書いていたり、他の作家さんのお話を読んでいる。
そんな平穏な日々を壊すのが現れたのだ。
「今日はいいお天気だから布団干そうかなぁ~」
と布団をベランダに干し、喉が渇いたからアイスティーを飲んでいる時にインターフォンが鳴る。来客の予定は無い。
また涼父かなぁ?暇人だね、仕事忙しいはずなのにね。と思って、モニターを確認すると何故かマトリョーシカだ。
無視していいかな?
インターフォンは無視し、涼に電話する。
「あ、涼?何故か今、マトリョーシカがインターフォン鳴らしてるんだけど、出るべき?」
「あ?俺は住所教えて無いから無視しろ」
「うん、わかった」
その後、約1時間にも渡るインターフォン攻撃を無視する事にした。
そして、その夜。綾美は珍しく愚痴を言う。
「涼に言っても仕方ないのかも知れないけどさ、あのマトリョーシカのインターフォン攻撃参った。1時間近くもだよ?何考えてるんだか!」
「まあ、明日は来ないだろ?」
涼も呆れ顔で言う。
「だよね?そんな暇人いないよね?」
2人でそんな話をし、怖い笑い話にしたのだが、そんな嫌がらせが1週間続くとは、この時の2人には予想が付かなかったのだ。
翌日の午前中、綾美が料理教室に向かう為、部屋を出ようとした丁度その時、インターフォンが鳴る。まさか?と思いながらも、イヤイヤ2日連続でそんなアホな事はしないでしょと、モニターを見るとマトリョーシカ!!
うっ、出かけたいんだけど?地下の駐車場からこっそり出かけようかな?5分待ち、インターフォンが鳴り止まなかったので、地下の駐車場からでる。そして、駅に向かいながら涼にメールを入れる。
『今日もマトリョーシカ来た!料理教室に行く時間だったから地下の駐車場から出た。帰りには流石にいないよね?』
全く、嫌がらせにも程があるっ!
その話を咲先生に話したら、
「じゃあ帰りはマンションの地下まで車で送るよ?多分通り道だし。ね?」
と言ってくれる。
「えっ、いいんですか?」
「もちろん、ホントに帰り道だから遠慮しないでね?で、もしまだいるようだったら、私を部屋に上げてくれない?私がそのインターフォン出て、部屋間違えてませんかって言ってあげるよ?」
「ありがとうございますっ!いない方がいいんですけど、部屋間違いを話して貰えるならマトリョーシカにはまだいて貰った方がいいかも。あれ?でもコンシェルジュいるんじゃなかった?」
「そうなんですけど、コンシェルジュの人も怖かったって強く言えなかったみたいで。まさか2日連続とは、私も予想外だし」
「そうよね~、ま、後から様子見ましょ?」
「はい、お願いします」
ペコリと咲先生に頭を下げる。
そんな平穏な日々を壊すのが現れたのだ。
「今日はいいお天気だから布団干そうかなぁ~」
と布団をベランダに干し、喉が渇いたからアイスティーを飲んでいる時にインターフォンが鳴る。来客の予定は無い。
また涼父かなぁ?暇人だね、仕事忙しいはずなのにね。と思って、モニターを確認すると何故かマトリョーシカだ。
無視していいかな?
インターフォンは無視し、涼に電話する。
「あ、涼?何故か今、マトリョーシカがインターフォン鳴らしてるんだけど、出るべき?」
「あ?俺は住所教えて無いから無視しろ」
「うん、わかった」
その後、約1時間にも渡るインターフォン攻撃を無視する事にした。
そして、その夜。綾美は珍しく愚痴を言う。
「涼に言っても仕方ないのかも知れないけどさ、あのマトリョーシカのインターフォン攻撃参った。1時間近くもだよ?何考えてるんだか!」
「まあ、明日は来ないだろ?」
涼も呆れ顔で言う。
「だよね?そんな暇人いないよね?」
2人でそんな話をし、怖い笑い話にしたのだが、そんな嫌がらせが1週間続くとは、この時の2人には予想が付かなかったのだ。
翌日の午前中、綾美が料理教室に向かう為、部屋を出ようとした丁度その時、インターフォンが鳴る。まさか?と思いながらも、イヤイヤ2日連続でそんなアホな事はしないでしょと、モニターを見るとマトリョーシカ!!
うっ、出かけたいんだけど?地下の駐車場からこっそり出かけようかな?5分待ち、インターフォンが鳴り止まなかったので、地下の駐車場からでる。そして、駅に向かいながら涼にメールを入れる。
『今日もマトリョーシカ来た!料理教室に行く時間だったから地下の駐車場から出た。帰りには流石にいないよね?』
全く、嫌がらせにも程があるっ!
その話を咲先生に話したら、
「じゃあ帰りはマンションの地下まで車で送るよ?多分通り道だし。ね?」
と言ってくれる。
「えっ、いいんですか?」
「もちろん、ホントに帰り道だから遠慮しないでね?で、もしまだいるようだったら、私を部屋に上げてくれない?私がそのインターフォン出て、部屋間違えてませんかって言ってあげるよ?」
「ありがとうございますっ!いない方がいいんですけど、部屋間違いを話して貰えるならマトリョーシカにはまだいて貰った方がいいかも。あれ?でもコンシェルジュいるんじゃなかった?」
「そうなんですけど、コンシェルジュの人も怖かったって強く言えなかったみたいで。まさか2日連続とは、私も予想外だし」
「そうよね~、ま、後から様子見ましょ?」
「はい、お願いします」
ペコリと咲先生に頭を下げる。
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