お見合いに代理出席したら花嫁になっちゃいました

ゆきりん(安室 雪)

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 その後の打ち合わせで、真理亜さんは元々綾美達が泊まるはずだった旅館にお手伝いさんと2人で泊まり、警察の護衛も受けれる事になった。

 しかし、明日の綾美が真理亜としての行動を完璧にするため、真理亜の例年の動きを教えてもらう。あまり大々的な役目は無いが、来たお客さんに入り口で、おっとりと微笑む事と、帰りも出口で微笑む事が主な仕事である。それと、

 「結婚の申し込みの断り?」

 「ええ、毎年沢山の方々にお話を頂くので、それのお断りです。よく言われる文章とお断り事例を後から涼さんにメールで送りますので、母と確認をお願いします」

 「・・・。真理亜さん、モテモテですね」

 真理亜さんはうっすらと微笑むだけだった。





 綾美と涼は、明日懇親会があるホテルに泊まる事になる。しかし、部屋は一条パパが奮発してくれたらしく、スウィートルームだった。京都の街が一望できる素敵なお部屋だ。

 「はあっ、綾美とラブラブ温泉の筈が。どうしてこうなるんだ?わざとか!?」

 「京都って言ったのは私だし・・・」

 「う~っ!真理亜め~っ!」

 「でも、真理亜さんいなかったら涼と出会ってないからね?」

 「・・・う~っ!」

 さっきより小さく涼さんは唸っていた。





 その後しばらくして部屋に来客がある。

 真理亜パパ・ママさんだ。

 「今回は突然でごめんなさいね。それでこれを綾美さんに渡そうと思って。ホラ、真理亜と普段の服が違うでしょ?だからお店の人に真理亜のイメージの物を揃えて持ってきてもらったの。どれもこれも可愛くてね?好きなの来て頂戴?鞄と靴、小物もあるからね?」

 「はい、お気遣いありがとうございます」

 と話してる間にドンドン運ばれてくる。

 あの~、何日分の服ですか?って位並べられてるんだけど。

 「明日着る衣装だけは、明日の朝、スタイリストが届けますからね?」

 「はぁ」

 「綾美さん、真理亜とサイズが一緒で助かるわ。これからも同じような体型でいて下さいね?」

 「はい・・・」

 それって、これからも身代わりする事があるって事だよね~。

 あはは~。

 お小遣い増えるからいいけど。



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