お見合いに代理出席したら花嫁になっちゃいました

ゆきりん(安室 雪)

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 翌日のお昼時、ホテル内の中華レストランにて。一条パパ・ママ・真理亜さん・男・涼・私と6人で大きなテーブルを囲んでいる。

 「真理亜、今まで俺のせいで迷惑かけてすまなかった!」

 と、まずは涼が盛大に謝るところから始まった。

 昨日の夜、涼がエッチをしようとしてきたから、『真理亜さんに謝って、許してもらえるまでしません!』て宣言しちゃったから、涼は必至だ。でもまあ、普通に考えれば平謝りするよね?

 「犯人の動機はビックリしたけど、大丈夫よ?涼さん。気にしないで?」

 真理亜スマイル全開で気にしないでなんて、聖女ですか、天使ですか真理亜さんっ!!

 「ありがとう、真理亜っ!!」

 涼はスッキリ笑顔だよ。

 「所で、真理亜、そちらの方は?」

 真理亜ママからの質問は皆が思っていた事だ。

 「は、はい。実は・・・」

 「真理亜さんとお付き合いさせて頂いてますっ!新藤 嶺と申します!」

 ガバッと音がしそうな位に頭を下げる。

 「新藤と言うと、製薬会社の?」

 一条パパがたずねる。

 「そうです、一条さんには父が昔お世話になったと聞いてます」

 「お世話と言うか、まあ、学生時代の友達だ。そうか、君が新藤の息子さんか」

 「はい、真理亜さんとは将来を考えております。是非、お付き合いをお許し下さいっ!」

 「君と真理亜がいいなら口は出さないつもりだ。2人の人生だ、任せるよ」

 おおっ、一条パパは寛大だ。

 「ありがとうございますっ!で、こちらの方は妹さん?」

 朝、真理亜さんから真理亜メイクで必ず来て欲しいと言われたので、瓜二つ状態でいる。

 「こちらの方はね、たまに真理亜の身代わりになってもらってる方なの。綾美さんと言ってね。もしかしたら、また会う事もあると思うの。それと、横にいるのが涼さん。真理亜の従兄弟で綾美さんの旦那さんよ?」

 真理亜ママさん、また身代わり依頼来るんですかっ!?ついでにまだ結婚してませんからっ!!

 お互いに挨拶し、『ホント似てますね、知らずに街で見かけたら普通に真理亜さんだと思ってしまうね』との感想をもらった。

 その後のランチは何故か綾美と真理亜の身代わり事件や涼の見合いぶち壊しランチなどの話で盛り上がった。



 ランチを済ませた綾美と涼は、当初泊まる温泉旅館に移動し、一条親子は東京に帰って行った。

 「ああ、やっと綾美を独占できる」

 離れの玄関を入った所で、涼にギュッと抱きしめられ、首筋に吸い付かれてしまった。


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