貴方との運命

ゆきりん(安室 雪)

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 今まで、経験した事のない様な身体の痛みに、いきなり美緒は眼を開けた。部屋はかなり明るい。そして寝ているベッドは葉月の部屋だと気がついた。葉月は見当たらない。ゴロンと寝返りを打つが、あまりの身体の痛さに顔をしかめてしまう。身体の中から、ドロリと生温かいモノが流れ出てくる。

 うわっ、葉月さんのだ・・・。

 ううっ・・・、出したまんまって・・・。

 ホント病院行ってピル貰わないとかなりヤバイかも。

 ベッドを降りようと脚を床に着くと『ジャラリ』と音がする。何?と音がした方を見るとあり得ないモノが足にある。まず、脚には革のベルトが巻かれ、鎖が繋がっている。その鎖の先はベッドにクルクルと頑丈に括りつけてある。

「何でっ!?とりあえず、お風呂に行きたいんだけど!?」

 鎖の途中はベッドの下にあり見えなかったけど、かなりの長さがある。これならお風呂もトイレもキッチンも行けそうだけど・・・。何で繋がれなきゃいけないのっ!?こんなんじゃ仕事に行けないしっ!

 仕事?今日、月曜日じゃない!?

 あわわわわっ!

 無断欠勤だよっ。

 スマホを取りに行きたかったけど、とりあえずは身体を綺麗にしたいっ。お風呂でボディーシャンプーをいつもの倍くらい使って身体を洗うが、泡を流したあと、もう一度洗う。身体の中のモノも洗い出す。はっ、鎖に繋がれてるって事は外に出れない→病院に行けないっ!

 ううっ、葉月さんめっ!

 バスローブを羽織り、リビングに行くと宮田さんが料理を作っていた。

「あら、美緒さん。おはようございます、お昼ですけど」

「あ、宮田さん。おはようございます」

「まあ、美緒さんっ!」

 宮田さんが駆け寄ってくる。

「まあ、鎖なんて・・・。志乃さんの言ってた通りだわ。うふっ、葉月さんたら独占欲強いんですね~。ココから出したくないなんて」

 え、そんな反応?

 そこは『まあ~っ、何て事っ!警察呼びましょうか』じゃないの?

「ふふっ、美緒さん愛されてますねっ。あ、お食事の準備しますね。座って下さい」

 何故か、るんるんしながら宮田さんは食事の準備を始めるのだった。

 私の感覚がおかしいの?

 いやいや、普通だよね?

 この状況が普通じゃないんだよね?






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