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頭の上で何か話し声が聞こえてきて、理沙は目覚める。
「どうだ、体調は?」
怖い顔のイケメンに話しかけられる。
「はい。身体の痛みも引いてきたし、風邪も治ったみたいです」
「そうか」
怖い顔のイケメンは、ふと表情を和らげる。
「もう熱も下がりましたので、明日には帰られても大丈夫だと医者も言ってました。響也様、明日の昼には自宅にお送りしてもよろしいでしょうか?」
アイドルイケメンが、怖い顔のイケメン『響也様』にたずねている。
「そうだなハク、送ってやれ」
そう返事を返し、響也様は部屋を出た。
ハクと呼ばれたアイドルイケメンは、明日昼食を食べた後、家まで送ってくれると言う。それと、家に着いたらここでの事、響也様の事は他言せず忘れる事を約束させられる。了解すると、ハクさんは何やら分厚い封筒を取り出し、理沙の枕元に置くと『くれぐれもお願いしますよ』と念を押し、部屋から出て行く。
何だろ?この封筒?と、中身を見て理沙は固まる。お札だっ、しかも帯封がしてある。て事は100万円!?何?口止め料?
もしかして、ヤバイ人に関わってしまった?
翌朝、朝食と共に現れたハクさんに、封筒に入った現金を返そうとするが受け取ってはもらえなかった。新しい服も用意される。何だか早く帰りたい気分だ。ハクさんに、今日は予定があるので、お昼ご飯はいらないので、帰りたい旨を伝え、早目に送ってもらう事になった。
封筒の現金はやはり、頂いて帰る事は出来ないなと思い、枕の下に置いて帰る事にした。
部屋を出て、廊下を何度も曲がり、やっと玄関に着く。玄関と言ってもとてつもなく広い。理沙のアパートの部屋がスッポリ入りそうだ。建物から出て立派な植木を両側に見ながら、門をくぐると黒塗りの車が止まっている。うっ、やっぱり「や」の付く職業の人なのかな・・・。車に乗せられ、家を聞かれ普通に答えてしまった。せめて最寄り駅にしとくべきだった?
無事、アパートに送り届けられ一安心だ。お礼を言い、自分の部屋に入る。ふぅ~っと息を吐き、手に持っていた鞄と薬局で買った物、服が入った紙袋を床に置く。バランスを崩し、服の入っていた袋を倒してしまう。すると、中から見覚えのある封筒が滑り出てくる。しかも封筒には『きちんと受け取るように』と書かれている。うっ、私の行動読まれてたのか。ハクさん、侮れなかったわ。
10日ある連休の内3日を人様の家で寝て過ごしてしまった。残りは当初の予定通りにまずは、部屋の掃除かな。午後からは部屋の掃除と冷蔵庫の片付けをする。家を空けていた間に食べれなかったモノを処分だ。野菜とか茶色い水が出てるよ・・・。
夕方になり、近くのスーパーに買い物に行けこうと、部屋を出て鍵をかけた所で声をかけられる。
「すいません・・・」
「はい?」
誰だろう?と思った所で、口に布を押し付けられる。
!?
意識が遠くなりながら、バタバタと何人かの足音が聞こえた。
頭がガンガンする。
風邪は治ったはずなのに・・・。
!?
「目が覚めましたか?すいません、巻き込んでしまいまして」
ハクさんがそう言い、部屋を出るが、すぐに戻ってくる。1人ではなく、響也様も一緒だ。
「ハク、さっき話した手配を頼む」
「はいっ」
と、ハクさんは部屋からいなくなる。
「さて、巻き込んでしまったから事情を話さないとな」
「お願いします」
スーパーに向かうはずが、何故午前中においとました家のベッドで寝ているのか。
「実は今、跡目争いで揉めていてな。俺ともう1人いるんだが、なかなか頭が悪くて自分の実力が理解出来ないらしい。で、偶然だが俺が連れ帰ったお前を、俺の女と勘違いしたらしい。まあ、3日もいたからな。で、お前を監禁して俺に跡目を降りさせるつもりだったみたいだな」
跡目・・・、やっぱり「や」の付く人だ!?
逃げるなら今!?
パニックになり、ベッドから降りようとするが、床に着いた足に力が入らず、そのまま倒れそうになる。それを響也様が抱きしめる。
「おっと、逃しはしないぜ?」
ニヤリと笑われ、そのままベッドに戻される。何も言えず、響也様を見上げる。
「ふっ、理沙。涙目で見上げるのはダメだろうよ。ヤられるぞ?」
「どうだ、体調は?」
怖い顔のイケメンに話しかけられる。
「はい。身体の痛みも引いてきたし、風邪も治ったみたいです」
「そうか」
怖い顔のイケメンは、ふと表情を和らげる。
「もう熱も下がりましたので、明日には帰られても大丈夫だと医者も言ってました。響也様、明日の昼には自宅にお送りしてもよろしいでしょうか?」
アイドルイケメンが、怖い顔のイケメン『響也様』にたずねている。
「そうだなハク、送ってやれ」
そう返事を返し、響也様は部屋を出た。
ハクと呼ばれたアイドルイケメンは、明日昼食を食べた後、家まで送ってくれると言う。それと、家に着いたらここでの事、響也様の事は他言せず忘れる事を約束させられる。了解すると、ハクさんは何やら分厚い封筒を取り出し、理沙の枕元に置くと『くれぐれもお願いしますよ』と念を押し、部屋から出て行く。
何だろ?この封筒?と、中身を見て理沙は固まる。お札だっ、しかも帯封がしてある。て事は100万円!?何?口止め料?
もしかして、ヤバイ人に関わってしまった?
翌朝、朝食と共に現れたハクさんに、封筒に入った現金を返そうとするが受け取ってはもらえなかった。新しい服も用意される。何だか早く帰りたい気分だ。ハクさんに、今日は予定があるので、お昼ご飯はいらないので、帰りたい旨を伝え、早目に送ってもらう事になった。
封筒の現金はやはり、頂いて帰る事は出来ないなと思い、枕の下に置いて帰る事にした。
部屋を出て、廊下を何度も曲がり、やっと玄関に着く。玄関と言ってもとてつもなく広い。理沙のアパートの部屋がスッポリ入りそうだ。建物から出て立派な植木を両側に見ながら、門をくぐると黒塗りの車が止まっている。うっ、やっぱり「や」の付く職業の人なのかな・・・。車に乗せられ、家を聞かれ普通に答えてしまった。せめて最寄り駅にしとくべきだった?
無事、アパートに送り届けられ一安心だ。お礼を言い、自分の部屋に入る。ふぅ~っと息を吐き、手に持っていた鞄と薬局で買った物、服が入った紙袋を床に置く。バランスを崩し、服の入っていた袋を倒してしまう。すると、中から見覚えのある封筒が滑り出てくる。しかも封筒には『きちんと受け取るように』と書かれている。うっ、私の行動読まれてたのか。ハクさん、侮れなかったわ。
10日ある連休の内3日を人様の家で寝て過ごしてしまった。残りは当初の予定通りにまずは、部屋の掃除かな。午後からは部屋の掃除と冷蔵庫の片付けをする。家を空けていた間に食べれなかったモノを処分だ。野菜とか茶色い水が出てるよ・・・。
夕方になり、近くのスーパーに買い物に行けこうと、部屋を出て鍵をかけた所で声をかけられる。
「すいません・・・」
「はい?」
誰だろう?と思った所で、口に布を押し付けられる。
!?
意識が遠くなりながら、バタバタと何人かの足音が聞こえた。
頭がガンガンする。
風邪は治ったはずなのに・・・。
!?
「目が覚めましたか?すいません、巻き込んでしまいまして」
ハクさんがそう言い、部屋を出るが、すぐに戻ってくる。1人ではなく、響也様も一緒だ。
「ハク、さっき話した手配を頼む」
「はいっ」
と、ハクさんは部屋からいなくなる。
「さて、巻き込んでしまったから事情を話さないとな」
「お願いします」
スーパーに向かうはずが、何故午前中においとました家のベッドで寝ているのか。
「実は今、跡目争いで揉めていてな。俺ともう1人いるんだが、なかなか頭が悪くて自分の実力が理解出来ないらしい。で、偶然だが俺が連れ帰ったお前を、俺の女と勘違いしたらしい。まあ、3日もいたからな。で、お前を監禁して俺に跡目を降りさせるつもりだったみたいだな」
跡目・・・、やっぱり「や」の付く人だ!?
逃げるなら今!?
パニックになり、ベッドから降りようとするが、床に着いた足に力が入らず、そのまま倒れそうになる。それを響也様が抱きしめる。
「おっと、逃しはしないぜ?」
ニヤリと笑われ、そのままベッドに戻される。何も言えず、響也様を見上げる。
「ふっ、理沙。涙目で見上げるのはダメだろうよ。ヤられるぞ?」
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