Amazon で自分の書いた小説を出版した話。

Hiroko

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本にISBNをつける。その1

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 流通する本の裏には二つのバーコードを見ることができます。
 上が「ISBN 国際標準図書番号」と呼ばれるもので、国、出版者、書名を記したものです。世界中で使われているものであり、販売目的の本にはほぼ百パーセントこのバーコードがついています。そして下にあるバーコードは日本独自の基準で分類と価格情報を示したものです。
 僕は本を出版するにあたり、どうしても自分の本にこのISBNをつけるということにこだわるようになりました。だって、僕は本を売りたいのです。本屋に並んでいる本たちのように、正式に誰かに買って欲しいのです。そしてそのような本たちにはほぼ間違いなくこのISBNがついているのです。だったらつけないわけにはいかないじゃないですか。
 僕はどのようにしたらこのISBNを自分の本につけることができるか色々調べました。そして日本図書コード管理センターというところにたどり着き、そこでISBNを得ることができると知りました。
 僕はまず、出版社(会社ではないので「社」というのはおかしいかもしれませんが)の名前を決めることにしました。名前はあっさり「サピエンティア書房」と決めました。
 サピエンティアとはラテン語で「叡智(えいち)」という意味で、その時たまたま書いていた小説に使っていた言葉です。簡単に言うと、「知恵」や「賢さ」という意味ですが、哲学的に「真理」に近いニュアンスを持った言葉だと思っています。そしてその後ろに「書房」とつけたのは、家の近所にミネルバ書房という人文社会関係の本を出版している出版社があり、それにあやかったものです。ミネルバ書房は、多くの出版社が東京に集中している中、京都に本社を置く出版社で、ちょっと僕は親近感と尊敬の念をもっていつも本社の建物を見ていたのです。



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