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27 勝てる気がしない
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その日の夜、僕と香奈子はまだ電車の動くうちに南足柄市まで移動し、そこで土蜘蛛を待つことにした。ニュースでは、土蜘蛛を始めとした化け物の一群は、山中湖を過ぎた後そのまま東に進路を取り、神奈川県に向かっているとのことだった。
被害を抑えるために山の中で迎え撃ちたかったが、僕たちが自力で進めるのは南足柄市までが精いっぱいだった。そして明日のうちにはここも緊急安全確保が発令され、立ち入り禁止になるだろう。
僕と香奈子は伊豆箱根鉄道の大雄山駅で降り、そこからニュースの速報を頼りにさらに西に向かった。
最初の化け物の一団に出会ったのは、そこから歩いて十分もしない距離だった。
「もうこんなとこまで来てたのか……」僕は神璽剣を構えながらそう言った。
「速報で言ってたのより、だいぶ進むのが早そうね」香奈子は竹刀を取り出し、僕の後ろに控えながら言った。
最初に出くわした化け物たちは、鵺が一匹混じっていたものの、大した難敵もなくあっさり片が付いた。
「和也、どんどん強くなっていくね」
「僕は……、強いのかな……」
「今じゃもう、鵺なんか敵じゃなくなってる」
「うん、そうだね。でも……」
「でも?」
「うまく言えないけど、僕にはまだまだ弱いところがある」
「うん、そうだね。わかる気がする」
「道場にいると、香奈子の方が強い気がするよ。勝てる気がしない」
「まあ、じっさい私の方が強いけどね」香奈子は笑って言った。
「うん。でもそれだけじゃない。香奈子のひたむきなところ。誰よりも強さを求めてる。僕も頑張っているつもりだけど、どれだけ頑張っても香奈子に追いつける気がしない」
「化け物を倒せなきゃ同じだよ……」
「そうかな……」
「私なんて、化け物を前にしても震えるだけ」
「立ち向かっていたじゃないか」
「負けるとわかっててあんなことするなんて、ただの無謀でしかない。つまり馬鹿なの、私」
「そんな風に言うなよ」
「和也はすごい。いつも命がけで戦って、どんどん強くなって、震えたりしない……」
「僕も最初は震えてた……。何もできず、尻もちなんかついて」
「ほんとに?」
「うん。でも、僕を助けてくれて、支えてくれて、強くしてくれた人がいた」
「その人はどうなったの?」
「死んじゃったよ……」
「そうなの……」
油断していたわけではないけど、その気配を悟るのが一瞬遅れた。
身を潜め、待ち伏せするかのように気配を消していたのだ。
土蜘蛛は音も無く忍び寄り、気が付いて振り向いた時にはもう香奈子を連れ去っていた。
僕の脳裏に、美津子をさらわれた時の記憶がフラッシュバックした。
駄目だ……、駄目だ……、駄目だ……!
僕は神璽剣を手に、あらん限りの速さで土蜘蛛を追った。体はすでに金色の靄で覆われている。僕の体の出せる力は、とっくに人間のそれを超えている。走る速さは宙を飛ぶほどの勢いだ。それでも土蜘蛛には追いつけない。見失わないようにするのがやっとだ。矢を放とうかとも思ったが、走りながらでは狙いが定まらない。何より後ろからあてたところで土蜘蛛を足止めさえできるかどうかわからない。どうすれば、どうすればいい!
「香奈子!!!」
途中、化け物の一団に襲われた。
「じゃまするなあああああ!!!」僕はそう言うと神璽剣を化け物の一団に狙いも定めず振り切った。三叉戟を振った時ほどではないが、僕の纏った光の靄が神璽剣の軌跡をたどるように放たれ、化け物たちは一瞬で真っ二つに切り裂かれた。
香奈子、香奈子、香奈子……。
香奈子を失ってしまう……。
僕のせいで、僕のせいで……。
僕は心の奥底で、黒くどろどろとした言い表しようのない感情が小さく、強く渦巻くのを感じた。腐った果実の中心にある硬い核のようなものだった。やがてその核は細い根を張り、殻を割って一つの芽を出す。その芽はまるで何かを探して手を伸ばすかのように蠢き、僕の体を、僕の体を……。
「ぬわああああああああああ!!!」気が付くと僕の体は漆黒の靄に覆われていた。神璽剣も光を失い、まるで闇の炎を纏ったかのように黒く燃えている。
僕はアスファルトをえぐるほどの勢いで地面を蹴り、土蜘蛛を追い越し前に出た。
許さない……、許さない……、許さない……。
「香奈子を、香奈子を返せよ……」
土蜘蛛は、前足で香奈子を捕らえたまま、ぐるぐると糸を巻き付けていた。
「やめろおおおおおおおお!!!」僕はまた力任せに地面を蹴り、土蜘蛛に向かって行った。
土蜘蛛は素早くそれをかわし、空に逃げた。
「逃がすかあ!!!」僕は着地すると同時に土蜘蛛を追って空に飛んだ。
心はすでに怒りに支配されていた。その怒りの元が何なのか、爆薬に火をつけたかのように一瞬で膨れ上がった僕の怒りは、もはやその原因すら置き去りにし、手も付けられないほどに全身を駆け巡った。
「いやあああああああ!!!」と僕が神璽剣を振り下ろすと、あれほど堅く三叉戟の攻撃をはじき返した土蜘蛛の体が、いともたやすく半分に割れた。
「んあああ!!!」と言う悲鳴とともに、土蜘蛛の血液は銅を含むのか緑色に酸化し、飛び散って辺りを染めた。
地面に降りると土蜘蛛は香奈子を離し、斬り取られた腹から臓物を流しながら逃げようとした。
「逃がすか!!!」僕はまた土蜘蛛の前に出ると地面を蹴り、すれ違いざまに右の四本の脚を落とした。
まともに動けなくなった土蜘蛛は、残りの脚で地面を蹴ろうとしたがうまくいかず、もがきながら転がった。
「のわああああ!!!」と僕はさらに神璽剣で土蜘蛛を切り裂き、胴と頭を切り離した。
頭が朦朧とした。
あまりの怒りに意識を保っているのがやっとなのだ。
肩から上が燃えるように熱い。
視界が歪む。
もはや攻撃の対象が何なのか目で見て判断できない。
ただ目の前で動いているものがいる。それだけで怒りの、攻撃の対象とみなした。
土蜘蛛の、切り離された頭は牙をガチガチと鳴らしながら、目があらぬ方向を泳いでいる。さらに胴の方は、頭を失ってもなおひっくり返り脚を素早く動かしている。
気にくわなかった。僕は神璽剣をその口に突き立てると、そのまま頭を串刺しにして持ち上げ、地面に叩きつけた。動きの止まらぬ胴の部分を切り裂くと、中に心臓が見えた。僕はそれを鷲掴みにし引きちぎると、流れる血液を絞り出した。心臓はなおも手の中で脈を打ち続け、僕はそいつを止まるまで握りつぶした。
土蜘蛛を倒したところでまた別の化け物の一団が現れた。
僕の心にもう怒りは無く、殺戮への期待に歓喜に溢れた。
足りない、足りない、足りない……。
手の平にはまだ土蜘蛛の鼓動の感触が残っている。
僕は神璽剣を手放し、素手で化け物の一団に向かった。
化け物を一匹いっぴき殺して行った。
頭を潰し、胸に手をねじ込んで心臓を握りつぶした。
得体の知れない巨大な影が僕を飲み込んだが、内側から臓物を引き裂き、鼓動を手探りで探し、溢れ出る血液の流れに愉悦に浸り、それが止まるとまた次の化け物に襲い掛かった。
最後の一匹を見つけると僕は目を見開いて飛び掛かった。首に手をかけるとそいつは吹っ飛んで石の壁に体を打ち付けた。
だが立ち上がり、「きやあああああ!!!」と言って手に持った何かで僕を攻撃してきた。僕はそれをよけ、後ろから頭を掴むと横に放り投げた。
手にべっとりと赤い血がついた。
僕はそいつの息の根を止めようとさらに飛び掛かった。
「私の……、私の方が強いんだから……」頭半分を赤い血で染めたそいつはそう言うと、また「きやあああああ!!!」と叫び、僕に向かってきた。
ふと心に隙間ができた。
……勝てる気がしない。
香奈子の振り下ろした竹刀は僕の眉間を捕らえ、そのまま目の前が暗くなって僕は意識を失った。
被害を抑えるために山の中で迎え撃ちたかったが、僕たちが自力で進めるのは南足柄市までが精いっぱいだった。そして明日のうちにはここも緊急安全確保が発令され、立ち入り禁止になるだろう。
僕と香奈子は伊豆箱根鉄道の大雄山駅で降り、そこからニュースの速報を頼りにさらに西に向かった。
最初の化け物の一団に出会ったのは、そこから歩いて十分もしない距離だった。
「もうこんなとこまで来てたのか……」僕は神璽剣を構えながらそう言った。
「速報で言ってたのより、だいぶ進むのが早そうね」香奈子は竹刀を取り出し、僕の後ろに控えながら言った。
最初に出くわした化け物たちは、鵺が一匹混じっていたものの、大した難敵もなくあっさり片が付いた。
「和也、どんどん強くなっていくね」
「僕は……、強いのかな……」
「今じゃもう、鵺なんか敵じゃなくなってる」
「うん、そうだね。でも……」
「でも?」
「うまく言えないけど、僕にはまだまだ弱いところがある」
「うん、そうだね。わかる気がする」
「道場にいると、香奈子の方が強い気がするよ。勝てる気がしない」
「まあ、じっさい私の方が強いけどね」香奈子は笑って言った。
「うん。でもそれだけじゃない。香奈子のひたむきなところ。誰よりも強さを求めてる。僕も頑張っているつもりだけど、どれだけ頑張っても香奈子に追いつける気がしない」
「化け物を倒せなきゃ同じだよ……」
「そうかな……」
「私なんて、化け物を前にしても震えるだけ」
「立ち向かっていたじゃないか」
「負けるとわかっててあんなことするなんて、ただの無謀でしかない。つまり馬鹿なの、私」
「そんな風に言うなよ」
「和也はすごい。いつも命がけで戦って、どんどん強くなって、震えたりしない……」
「僕も最初は震えてた……。何もできず、尻もちなんかついて」
「ほんとに?」
「うん。でも、僕を助けてくれて、支えてくれて、強くしてくれた人がいた」
「その人はどうなったの?」
「死んじゃったよ……」
「そうなの……」
油断していたわけではないけど、その気配を悟るのが一瞬遅れた。
身を潜め、待ち伏せするかのように気配を消していたのだ。
土蜘蛛は音も無く忍び寄り、気が付いて振り向いた時にはもう香奈子を連れ去っていた。
僕の脳裏に、美津子をさらわれた時の記憶がフラッシュバックした。
駄目だ……、駄目だ……、駄目だ……!
僕は神璽剣を手に、あらん限りの速さで土蜘蛛を追った。体はすでに金色の靄で覆われている。僕の体の出せる力は、とっくに人間のそれを超えている。走る速さは宙を飛ぶほどの勢いだ。それでも土蜘蛛には追いつけない。見失わないようにするのがやっとだ。矢を放とうかとも思ったが、走りながらでは狙いが定まらない。何より後ろからあてたところで土蜘蛛を足止めさえできるかどうかわからない。どうすれば、どうすればいい!
「香奈子!!!」
途中、化け物の一団に襲われた。
「じゃまするなあああああ!!!」僕はそう言うと神璽剣を化け物の一団に狙いも定めず振り切った。三叉戟を振った時ほどではないが、僕の纏った光の靄が神璽剣の軌跡をたどるように放たれ、化け物たちは一瞬で真っ二つに切り裂かれた。
香奈子、香奈子、香奈子……。
香奈子を失ってしまう……。
僕のせいで、僕のせいで……。
僕は心の奥底で、黒くどろどろとした言い表しようのない感情が小さく、強く渦巻くのを感じた。腐った果実の中心にある硬い核のようなものだった。やがてその核は細い根を張り、殻を割って一つの芽を出す。その芽はまるで何かを探して手を伸ばすかのように蠢き、僕の体を、僕の体を……。
「ぬわああああああああああ!!!」気が付くと僕の体は漆黒の靄に覆われていた。神璽剣も光を失い、まるで闇の炎を纏ったかのように黒く燃えている。
僕はアスファルトをえぐるほどの勢いで地面を蹴り、土蜘蛛を追い越し前に出た。
許さない……、許さない……、許さない……。
「香奈子を、香奈子を返せよ……」
土蜘蛛は、前足で香奈子を捕らえたまま、ぐるぐると糸を巻き付けていた。
「やめろおおおおおおおお!!!」僕はまた力任せに地面を蹴り、土蜘蛛に向かって行った。
土蜘蛛は素早くそれをかわし、空に逃げた。
「逃がすかあ!!!」僕は着地すると同時に土蜘蛛を追って空に飛んだ。
心はすでに怒りに支配されていた。その怒りの元が何なのか、爆薬に火をつけたかのように一瞬で膨れ上がった僕の怒りは、もはやその原因すら置き去りにし、手も付けられないほどに全身を駆け巡った。
「いやあああああああ!!!」と僕が神璽剣を振り下ろすと、あれほど堅く三叉戟の攻撃をはじき返した土蜘蛛の体が、いともたやすく半分に割れた。
「んあああ!!!」と言う悲鳴とともに、土蜘蛛の血液は銅を含むのか緑色に酸化し、飛び散って辺りを染めた。
地面に降りると土蜘蛛は香奈子を離し、斬り取られた腹から臓物を流しながら逃げようとした。
「逃がすか!!!」僕はまた土蜘蛛の前に出ると地面を蹴り、すれ違いざまに右の四本の脚を落とした。
まともに動けなくなった土蜘蛛は、残りの脚で地面を蹴ろうとしたがうまくいかず、もがきながら転がった。
「のわああああ!!!」と僕はさらに神璽剣で土蜘蛛を切り裂き、胴と頭を切り離した。
頭が朦朧とした。
あまりの怒りに意識を保っているのがやっとなのだ。
肩から上が燃えるように熱い。
視界が歪む。
もはや攻撃の対象が何なのか目で見て判断できない。
ただ目の前で動いているものがいる。それだけで怒りの、攻撃の対象とみなした。
土蜘蛛の、切り離された頭は牙をガチガチと鳴らしながら、目があらぬ方向を泳いでいる。さらに胴の方は、頭を失ってもなおひっくり返り脚を素早く動かしている。
気にくわなかった。僕は神璽剣をその口に突き立てると、そのまま頭を串刺しにして持ち上げ、地面に叩きつけた。動きの止まらぬ胴の部分を切り裂くと、中に心臓が見えた。僕はそれを鷲掴みにし引きちぎると、流れる血液を絞り出した。心臓はなおも手の中で脈を打ち続け、僕はそいつを止まるまで握りつぶした。
土蜘蛛を倒したところでまた別の化け物の一団が現れた。
僕の心にもう怒りは無く、殺戮への期待に歓喜に溢れた。
足りない、足りない、足りない……。
手の平にはまだ土蜘蛛の鼓動の感触が残っている。
僕は神璽剣を手放し、素手で化け物の一団に向かった。
化け物を一匹いっぴき殺して行った。
頭を潰し、胸に手をねじ込んで心臓を握りつぶした。
得体の知れない巨大な影が僕を飲み込んだが、内側から臓物を引き裂き、鼓動を手探りで探し、溢れ出る血液の流れに愉悦に浸り、それが止まるとまた次の化け物に襲い掛かった。
最後の一匹を見つけると僕は目を見開いて飛び掛かった。首に手をかけるとそいつは吹っ飛んで石の壁に体を打ち付けた。
だが立ち上がり、「きやあああああ!!!」と言って手に持った何かで僕を攻撃してきた。僕はそれをよけ、後ろから頭を掴むと横に放り投げた。
手にべっとりと赤い血がついた。
僕はそいつの息の根を止めようとさらに飛び掛かった。
「私の……、私の方が強いんだから……」頭半分を赤い血で染めたそいつはそう言うと、また「きやあああああ!!!」と叫び、僕に向かってきた。
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