未来電子高等学校SNS研究会の日記帳

Kanata2

文字の大きさ
2 / 2
新入生偏

入学

しおりを挟む
未来電子高等学校(FEH)。ここは将来のIT社会を率いる人材を育成する為に創設された学校である。その学校は、開校からまだ15年しかたっていないにもかかわらず、日本の中でも超名門校。入れば確実に名門IT企業がこぞって自分の会社に入社させようとする為、将来安泰と言われる。
 そんな学校の、まだ新しい廊下を、歩いている女子生徒がいた。彼女の名は神氏芽亜里。
 イギリスからの帰国子女である。英国にいた時に通っていた学校は、ハートン校。有名な寄宿学校だ。親の都合で、2年前に日本に帰国して来た。本来は、幼稚園から入ってないと入学できないFEJH(中等部)を、特別に行われた試験に合格し、この学校に入学した。成績が優秀なうえに、容姿も整っている。この日は、9月4日(日)。FEHの入学式が行われる日だ。
この学校は、
電子工学コース(ロボットや次世代型半導体のことについて学ぶなど)
電子経営コース(IT関係の会社を経営したり、投資の勉強などをする。)
電子化学コース(プログラムや、ゲームなどの開発などを学ぶ)
 の3つのコースに分かれている。それぞれの校舎は別だが、廊下で繋がっている上に、入口が、真ん中にある、電子経営コースの校舎にあるので、コースが違う場合も、仲が良い人がいる、というケースは多い。また、入学式となれば、それを差し引いても、中学校から上がってきた生徒同士で話をしたりすることもある。また、この場でも、

「あっ!芽亜里じゃんおは~」
 芽亜里に早速話しかけてきた女子生徒がいた。
「おはよう。」
 そう芽亜里がそう返すと、嬉しそうな口調でその女子生徒も話しかけてくる。
「そういえば、電子工学コースに行くって聞いたけどほんと?」
「うん。」
「そっか~じゃあ芽亜里と離れちゃうか…ほんとは私も電子工学コースのほうに行きたかったんだけど電子経営コースに行けって親に命令されてて…」
「なんで?」
「なんとなくわかるでしょ?」
 そう言われば、なんとなく予想は出来る。
「ああ・・そういうことね。そっか~コースが別れるのは残念だけどお互い頑張ろ!」
「うん。ありがとね~」
そう言いながら、女子生徒は階段を上り、自分の教室に向かった。
そんな彼女を見送りながら、芽亜里も教室に向かう。
先程の女子生徒の名前は月夜夜桜。アイドルであり、そして芽亜里の親友でもある。
彼女は、アイドルを続けるために親の言うことを聞かないといけない。という話は前されたことがある。また、彼女の家はIT系大企業である。恐らくそういうこともあって親に電子経営コースに進むようにいわれたのであろう。
 少なくとも芽亜里の父親は外務省に勤めていて、2年前までは駐イギリス大使として働いていたし、母親も大学の教授なので、そこまでは要求されていない。
 教室に向かっていると、ふと、一つのポスターが目に入った。そのポスターには、
「SNS研究会部員募集中」
と書いてあった。



しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

大丈夫のその先は…

水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。 新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。 バレないように、バレないように。 「大丈夫だよ」 すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m

クラスで3番目に可愛い無口なあの子が実は手話で話しているのを俺だけが知っている

夏見ナイ
恋愛
俺のクラスにいる月宮雫は、誰も寄せ付けないクールな美少女。そのミステリアスな雰囲気から『クラスで3番目に可愛い子』と呼ばれているが、いつも一人で、誰とも話さない。 ある放課後、俺は彼女が指先で言葉を紡ぐ――手話で話している姿を目撃してしまう。好奇心から手話を覚えた俺が、勇気を出して話しかけた瞬間、二人だけの秘密の世界が始まった。 無口でクール? とんでもない。本当の彼女は、よく笑い、よく拗ねる、最高に可愛いおしゃべりな女の子だったのだ。 クールな君の本当の姿と甘える仕草は、俺だけが知っている。これは、世界一甘くて尊い、静かな恋の物語。

離婚すると夫に告げる

tartan321
恋愛
タイトル通りです

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

ちょっと大人な物語はこちらです

神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な短編物語集です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

拝啓~私に婚約破棄を宣告した公爵様へ~

岡暁舟
恋愛
公爵様に宣言された婚約破棄……。あなたは正気ですか?そうですか。ならば、私も全力で行きましょう。全力で!!!

黒瀬部長は部下を溺愛したい

桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。 人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど! 好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。 部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。 スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

処理中です...