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椎名

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ダレソカレ

◆かいせつ。

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黄昏編終了しました! 今回も詰め込んだな!(笑)
時政がとっても物知りなんだよ(オカルト方面)て事と、忠行の覚悟について書きたかったのですが、予想以上に凝縮されてしまった…。ちゃんと伝わってると良いのですが。


では、解説です↓

まず、『黄昏タソガレ』とは、夕方の陽が沈み始めて暗くなってきた頃合いを指します。その由来は、街灯も無い時代、相手の顔が見えず「誰そ彼タレソカレ」と問うた事から来たと言われています。
そしてのっぺらぼうですが、このお話は完全オリジナルです。
顔が見えない→顔が無い→のっぺらぼう?みたいな。
ですので、黄昏時にのっぺらぼうが現れるなんて事は有りませんので安心してださいね。
『のっぺらぼう』は顔の無い妖怪。平安から江戸くらいにかけて一般市民に親しまれてきました。
夜道、その無面で人を驚かすとされていますが、一説ではそのまま顔を奪われる・正体は狐である、などと噂されています。今回本編では『顔を奪われる』話を参考に書きましたが、実際はそれ程恐ろしい妖怪ではないようです。
…とまあ、こんな感じですね。あ、今回は事件ではないので本編の解説は省かせて頂きます。

ちなみに、のっぺらさん(仮)が言っていた捕われる、と、時政の囚われるの漢字が違いますが、これは、
捕われる→のっぺらぼうに捕まる。
囚われる→その場から脱け出せなくなる。
という意味の違いがあります。なんてわかりにくい!

それから、のっぺらさんのめちゃくちゃな方言ですが、
あれは長い間囚われていたせいで色んな言葉が混ざっている、という設定だったりします。京都弁が強い理由はまたいずれ!
もし、なにこれ意味わかんね、と悩まれた方がいらっしゃいましたらすみません。
説明不足なところはたくさんあると思いますが、またわからない場合は拍手などで聞いてください。書き足します。

ではでは、ここまでお読み頂き、ありがとうございました。
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