言の葉を集めて

樫和 蓮

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第十一首

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裾を引く 私の期待と 計算を 飛び越えてくる 君の微笑み


君にかわいいなって思ってもらいたくて、君の裾を引いてみる。
女の子らしいかな、なんて、ちょっぴり計算。
照れたり、「かわいい」って言葉を期待して待ってると、
期待以上のとびっきりの笑顔で君は振り向いた。
そんなの反則。
君にかわいいって思わせたかったのに、
やっぱり私が君のことかわいいって思ってる。
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