神獣様の森にて。

しゅ

文字の大きさ
12 / 14
本編の裏での別のお話。

05






「で........?どういうこと.......?」

「フェン。いいか?ショックを受けるなよ?」

「う、うん.......。」

「フェンはな、もうパパになることは出来ないんだ。」

「.........???なんで?」

「フェンのチンコの生殖能力を、神獣様が奪ったからだよ。」

「は、はぁ........。」


パパか........元々ギルを好きになった時点でなる事は不可能だし、諦めてるから全く問題ないなぁ。


「で、だ。フェン、お前な?パパにはなれない代わりに、ママにはなれるんだ。」


..............は?


「姿形は変わってないそうだ。子宮だけフェンのお尻の中にできたんだと思う。」


ま、ま..........?


「ママ...........?俺、赤ちゃん、産めるって、こと?」

「そう。そうだよ。フェン。」


ママ............かぁ..............。


「宝の持ち腐れに、なっちゃう、なぁ.............。」


子宮が出来たらしい、お腹を撫でる。
俺が産みたい赤ちゃんは、ギルの子だけ。一生望めない、俺の赤ちゃん。



理解すると溢れてくる涙。
大好きな人の赤ちゃんを産める身体になった。なってしまった。諦めていた事が、出来る身体になってしまった。求めてしまうじゃないか。希望なんてないのに。

あーぁ。........お情けで1回だけ、チャンスとか、貰えないかなぁ。それで孕めたら、宝物を貰ったと思って、大切に、大切に、育てるから。




一人で。





「宝の持ち腐れ........?フェン、好きな 人おとこでもいるの.......?」

「............................いない、よ.......。」

「じゃ、じゃあ、なん.....で....?涙が出るくらい、好きな人、が、いるんじゃないの.......?」

「.............。」

「なぁ......フェン..........」

「正直に言ったら.........1つ、俺の願い、叶えてくれる.........?」

「.............ものに、よるよ......。」

「そっかぁ.........。」


ものによる。か、それじゃあ、きっと、無理だね。

でも.........今、言わなきゃ、言えない、から。


「ねぇ、ギル.........?」

「ん.....?」

「愛してる。」


好きになって、ごめんなさい。


「おね、がい。1度だけで、いいから.......俺と、シて..........。」


夢を、みさせて。
感想 0

あなたにおすすめの小説

聖女の兄で、すみません! その後の話

たっぷりチョコ
BL
『聖女の兄で、すみません!』の番外編になります。

悪役令息に転生した俺は推しの為に舞台から退場する

スノウマン(ユッキー)
BL
前世の記憶を思い出したアレクシスは悪役令息に転生したことに気づく。このままでは推しである義弟ノアが世界を救った後も幸せになれない未来を迎えてしまう。それを回避する為に、俺は舞台から退場することを選んだ。全てを燃やし尽くす事で。 そんな俺の行動によってノアが俺に執着することになるとも知らずに。

婚約破棄された悪役令息は従者に溺愛される

田中
BL
BLゲームの悪役令息であるリアン・ヒスコックに転生してしまった俺は、婚約者である第二王子から断罪されるのを待っていた! なぜなら断罪が領地で療養という軽い処置だから。 婚約破棄をされたリアンは従者のテオと共に領地の屋敷で暮らすことになるが何気ないリアンの一言で、テオがリアンにぐいぐい迫ってきてーー?! 従者×悪役令息

幽閉王子は最強皇子に包まれる

皇洵璃音
BL
魔法使いであるせいで幼少期に幽閉された第三王子のアレクセイ。それから年数が経過し、ある日祖国は滅ぼされてしまう。毛布に包まっていたら、敵の帝国第二皇子のレイナードにより連行されてしまう。処刑場にて皇帝から二つの選択肢を提示されたのだが、二つ目の内容は「レイナードの花嫁になること」だった。初めて人から求められたこともあり、花嫁になることを承諾する。素直で元気いっぱいなド直球第二皇子×愛されることに慣れていない治癒魔法使いの第三王子の恋愛物語。 表紙担当者:白す(しらす)様に描いて頂きました。

【短編】乙女ゲームの攻略対象者に転生した俺の、意外な結末。

桜月夜
BL
 前世で妹がハマってた乙女ゲームに転生したイリウスは、自分が前世の記憶を思い出したことを幼馴染みで専属騎士のディールに打ち明けた。そこから、なぜか婚約者に対する恋愛感情の有無を聞かれ……。  思い付いた話を一気に書いたので、不自然な箇所があるかもしれませんが、広い心でお読みください。

【8話完結】強制力に負けて死に戻ったら、幼馴染の様子がおかしいのですが、バグですか?

キノア9g
BL
目が覚めたら、大好きだったRPGの世界に転生していた。 知識チートでなんとか死亡フラグを回避した……はずだったのに、あっさり死んで、気づけば一年前に逆戻り。 今度こそ生き残ってみせる。そう思っていたんだけど—— 「お前、ちょっと俺に執着しすぎじゃない……?」 幼馴染が、なんかおかしい。妙に優しいし、距離が近いし、俺の行動にやたら詳しい。 しかも、その笑顔の奥に見える“何か”が、最近ちょっと怖い。 これは、運命を変えようと足掻く俺と、俺だけを見つめ続ける幼馴染の、ちょっと(だいぶ?)危険な異世界BL。 全8話。

虐げられた令息の第二の人生はスローライフ

りまり
BL
 僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。  僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。  だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。  救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。  お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。        

末っ子王子は婚約者の愛を信じられない。

めちゅう
BL
 末っ子王子のフランは兄であるカイゼンとその伴侶であるトーマの結婚式で涙を流すトーマ付きの騎士アズランを目にする。密かに慕っていたアズランがトーマに失恋したと思いー。 お読みくださりありがとうございます。