4 / 4
第4話:ライバル登場、なんか嫌な予感がする件
しおりを挟む
第4話:ライバル登場、なんか嫌な予感がする件
月曜日の朝。
僕は教室に入った瞬間、空気が違うことに気づいた。
なんか、見られている。
気のせいかと思ったけど、気のせいじゃなかった。
席に着くと、隣の山田が身を乗り出してきた。
「なあ翔、お前最近なんか変わったよな」
「そうか?」
「なんか、シャキッとしてる」
「してるかな」
「してるよ。先週の小テスト、平均点超えてたじゃないか」
「……まあ、ちょっと勉強したから」
「お前が勉強!?」
声がでかい。
周りの何人かが振り返った。
やめてくれ。
「普通にするだろ勉強くらい」
「いや、お前去年の期末、学年で下から三番だったじゃないか」
「それは言わなくていい」
「何があったんだよ、家庭教師でも来たか?」
「…………」
「え、まじで?」
顔に出てた。
「来てない」
「絶対来てるじゃないか!!」
山田の声が、また教室に響いた。
だから声がでかいって。
昼休み。
僕はひとりで購買のパンを食べていた。
窓の外を眺めながら、昨日の夜のことを思い出していた。
咲楽さんが夕飯に挑戦して、今度は味噌汁に砂糖を入れた。
……どうしてそうなるんだ。
でも、「すみません」ってしゅんとした顔が、なんか可愛くて。
って、何考えてるんだ俺は。
「神崎くん」
急に声をかけられて、パンを落としそうになった。
振り返ると、女子が立っていた。
クラスメイトだ。
確か……。
水瀬、凛。
成績学年トップ。
見た目は、さらっとした黒髪のショートで、背筋がすっと伸びていて、いつも涼しい顔をしている。
話したことは、ほとんどない。
「……水瀬? 何か用?」
「少し、いい?」
有無を言わさない口調だった。
なんだろう。
凛が、向かいの席に座った。
そして、まっすぐ僕を見た。
「最近、変わったよね」
「今日それ二回目だ」
「事実だから」
凛が、腕を組んだ。
「先週の小テスト、見たよ。数学、72点だったでしょ」
「……見てたの?」
「たまたま目に入っただけ」
たまたまにしては、詳しいな。
「それが何か?」
「あなた、先月は30点台だったよね」
「……知ってるんだ」
「クラスの成績くらい、だいたいわかる」
凛が、少し眉を寄せた。
「一ヶ月で40点近く上がるって、普通じゃない」
「まあ、色々あって」
「何があったの」
「……勉強した」
「何かきっかけがあったでしょ」
鋭い。
「別に、特には」
凛がじっと僕を見た。
探るような目だった。
でも、それ以上は聞いてこなかった。
「……そう」
短く言って、立ち上がった。
「頑張ってるじゃない」
「……どうも」
「でも」
凛が、行きかけて振り返った。
「調子に乗らないでね。学年トップは、渡さないから」
学年トップなんて目指してないけど。
「……わかった」
凛はそれだけ言って、さっさと行ってしまった。
……なんだったんだ。
僕は落としかけたパンを、もう一度持ち直した。
放課後。
下駄箱で靴を履き替えていると、また声がした。
「神崎くん」
凛だった。
また、か。
「……なに」
「一緒に帰らない?」
は?
「……同じ方向だっけ」
「知らない。でも少し話したいことがあって」
謎だ。
断る理由もなかったので、並んで歩くことになった。
校門を出て、しばらく無言だった。
凛が先に口を開いた。
「昔から知ってるよ、あなたのこと」
「……そうなの?」
「小学校、同じだったから」
言われて、記憶をたぐり寄せた。
……あ。
「水瀬って、もしかして」
「覚えてなかったんだ」
凛が、ため息をついた。
怒っているわけじゃない。
ただ、少しだけ呆れたような顔だった。
「ごめん、全然気づかなかった」
「まあ、いいけど」
「そっか、じゃあ幼馴染みたいなもんか」
「……みたいなもん、ね」
凛が、少し視線を逸らした。
何か言いたそうな顔だったけど、何も言わなかった。
「それで、話したいことって?」
「……最近、楽しそうだなって思って」
「え?」
「あなた、去年まで、なんかぼんやりしてたから」
ぼんやり。
否定できなかった。
「今は、違うの?」
「……なんか、毎日忙しいから」
「忙しいと楽しいは違うでしょ」
「まあ……両方かな」
凛が、ちらっとこちらを見た。
「何があったか、やっぱり聞いてもいい?」
少し考えた。
別に隠すことでもない気がした。
「家庭教師が来たんだ」
「やっぱり」
「山田にも同じこと言われた」
「顔に出てたから」
わかりやすいな俺。
「どんな人?」
「……東大の院生」
「へえ」
「教え方が、すごく上手くて」
「それだけ?」
「え?」
凛が、またこちらを見た。
「なんか、顔が緩んでるけど」
「……緩んでない」
「緩んでる」
緩んでたのか。
「教え方が上手いって言っただけだろ」
「その割に、顔がにやけてた」
「にやけてない!!」
凛が、小さくため息をついた。
「……男の人?」
「え? いや、女性だけど」
一瞬、凛の表情が動いた。
気のせいかと思うくらい、一瞬だった。
「そう」
「うん」
「……何歳?」
「二十三」
「年上じゃない」
「まあ」
凛が、また視線を逸らした。
「……ふうん」
それだけ言って、黙った。
なんか、機嫌が悪くなった気がする。
気のせいかな。
分かれ道で、凛が立ち止まった。
「私、こっちだから」
「そっか。じゃあまた」
「……神崎くん」
「うん?」
凛が、真っ直ぐこちらを見た。
「その家庭教師の人、信用できる人なの?」
唐突な質問だった。
「……なんで?」
「なんとなく」
「信用してるよ、普通に」
凛が、少し眉を寄せた。
何かを言いかけて、やめた。
「……そう」
「それだけ?」
「それだけ」
凛はそう言って、さっと背を向けた。
「勉強、頑張りなよ」
「……ありがとう」
凛の背中が、遠ざかっていった。
なんか、不思議な奴だな。
小学校の時の記憶を、もう少し掘り返してみたけど、あまり出てこなかった。
まあ、いいか。
家に帰ると、咲楽さんがソファでうとうとしていた。
論文らしき紙の束を胸に抱えたまま、こくりこくりと舟を漕いでいる。
……また寝落ちしてる。
「咲楽さん」
「……んぁ」
「起きてください」
「……データが……有意差が……」
寝言まで研究の話してる。
「咲楽さん!」
「っ……あ、翔くん」
咲楽さんがぱっと目を開けた。
眼鏡が少しずれていた。
髪も少し乱れていて。
……なんかずるい格好してるな、無自覚に。
「おかえりなさい」
「ただいまです。論文読みながら寝てましたよ」
「読みながら考えていたら、いつの間にか」
「それを寝落ちって言います」
咲楽さんが眼鏡を直しながら、ちょっと照れた顔をした。
「……今日の授業、始めますか」
「その前に顔洗ってきてください、目が据わってますよ」
「……失礼な」
「事実です」
咲楽さんが、むっとした顔で立ち上がった。
そして、案の定。
テーブルの角に、足の小指をぶつけた。
「……っ」
「大丈夫ですか」
「平気です、慣れてるので」
「小指をぶつけることに慣れないでください」
咲楽さんが、びっこをひきながらキッチンへ向かった。
……ほんと、何なんだこの人。
東大院生が聞いて呆れる。
でも、なんか。
……いないと困るな、もう。
自分でそう思って、少し驚いた。
一ヶ月前の俺には、想像もできなかった感情だ。
夜の授業が終わって、咲楽さんが研究ノートを開いた。
いつものやつだ。
さらさらとペンを走らせながら、咲楽さんが聞いた。
「今日、学校はどうでしたか」
「普通でした。あ、幼馴染に話しかけられて」
「幼馴染?」
「女子で、水瀬凛って言うんですけど」
咲楽さんのペンが、一瞬止まった。
「……女子の幼馴染」
「小学校が一緒だったみたいで、全然覚えてなかったんですけど」
「仲がいいんですか」
「いや、今日初めてちゃんと話した感じで」
「……そうですか」
咲楽さんが、また何かを書き始めた。
「なんか、咲楽さんのこと信用できるかって聞いてきて」
「私のことを?」
「家庭教師がいるって話したら」
咲楽さんが、ちょっと複雑な顔をした。
「……どう答えたんですか」
「信用してるって」
一秒、間があった。
「……そう、ですか」
咲楽さんの声が、少し柔らかくなった気がした。
研究ノートに何かを書いて。
それから、独り言のように呟いた。
「……複雑ですね」
「え、何が?」
「何でもありません」
また独り言。
「咲楽さん、独り言多いですよね」
「几帳面なので」
「それ、独り言が多いこととは関係なくないですか」
咲楽さんが、すっと視線を逸らした。
耳が、ほんのり赤かった。
……なんか今日も、よくわからない一日だったな。
凛のことも、咲楽さんのことも。
まあ、いいか。
僕は参考書を閉じて、大きく伸びをした。
やばい同居生活の、二十三日目が終わった。
第4話 完
月曜日の朝。
僕は教室に入った瞬間、空気が違うことに気づいた。
なんか、見られている。
気のせいかと思ったけど、気のせいじゃなかった。
席に着くと、隣の山田が身を乗り出してきた。
「なあ翔、お前最近なんか変わったよな」
「そうか?」
「なんか、シャキッとしてる」
「してるかな」
「してるよ。先週の小テスト、平均点超えてたじゃないか」
「……まあ、ちょっと勉強したから」
「お前が勉強!?」
声がでかい。
周りの何人かが振り返った。
やめてくれ。
「普通にするだろ勉強くらい」
「いや、お前去年の期末、学年で下から三番だったじゃないか」
「それは言わなくていい」
「何があったんだよ、家庭教師でも来たか?」
「…………」
「え、まじで?」
顔に出てた。
「来てない」
「絶対来てるじゃないか!!」
山田の声が、また教室に響いた。
だから声がでかいって。
昼休み。
僕はひとりで購買のパンを食べていた。
窓の外を眺めながら、昨日の夜のことを思い出していた。
咲楽さんが夕飯に挑戦して、今度は味噌汁に砂糖を入れた。
……どうしてそうなるんだ。
でも、「すみません」ってしゅんとした顔が、なんか可愛くて。
って、何考えてるんだ俺は。
「神崎くん」
急に声をかけられて、パンを落としそうになった。
振り返ると、女子が立っていた。
クラスメイトだ。
確か……。
水瀬、凛。
成績学年トップ。
見た目は、さらっとした黒髪のショートで、背筋がすっと伸びていて、いつも涼しい顔をしている。
話したことは、ほとんどない。
「……水瀬? 何か用?」
「少し、いい?」
有無を言わさない口調だった。
なんだろう。
凛が、向かいの席に座った。
そして、まっすぐ僕を見た。
「最近、変わったよね」
「今日それ二回目だ」
「事実だから」
凛が、腕を組んだ。
「先週の小テスト、見たよ。数学、72点だったでしょ」
「……見てたの?」
「たまたま目に入っただけ」
たまたまにしては、詳しいな。
「それが何か?」
「あなた、先月は30点台だったよね」
「……知ってるんだ」
「クラスの成績くらい、だいたいわかる」
凛が、少し眉を寄せた。
「一ヶ月で40点近く上がるって、普通じゃない」
「まあ、色々あって」
「何があったの」
「……勉強した」
「何かきっかけがあったでしょ」
鋭い。
「別に、特には」
凛がじっと僕を見た。
探るような目だった。
でも、それ以上は聞いてこなかった。
「……そう」
短く言って、立ち上がった。
「頑張ってるじゃない」
「……どうも」
「でも」
凛が、行きかけて振り返った。
「調子に乗らないでね。学年トップは、渡さないから」
学年トップなんて目指してないけど。
「……わかった」
凛はそれだけ言って、さっさと行ってしまった。
……なんだったんだ。
僕は落としかけたパンを、もう一度持ち直した。
放課後。
下駄箱で靴を履き替えていると、また声がした。
「神崎くん」
凛だった。
また、か。
「……なに」
「一緒に帰らない?」
は?
「……同じ方向だっけ」
「知らない。でも少し話したいことがあって」
謎だ。
断る理由もなかったので、並んで歩くことになった。
校門を出て、しばらく無言だった。
凛が先に口を開いた。
「昔から知ってるよ、あなたのこと」
「……そうなの?」
「小学校、同じだったから」
言われて、記憶をたぐり寄せた。
……あ。
「水瀬って、もしかして」
「覚えてなかったんだ」
凛が、ため息をついた。
怒っているわけじゃない。
ただ、少しだけ呆れたような顔だった。
「ごめん、全然気づかなかった」
「まあ、いいけど」
「そっか、じゃあ幼馴染みたいなもんか」
「……みたいなもん、ね」
凛が、少し視線を逸らした。
何か言いたそうな顔だったけど、何も言わなかった。
「それで、話したいことって?」
「……最近、楽しそうだなって思って」
「え?」
「あなた、去年まで、なんかぼんやりしてたから」
ぼんやり。
否定できなかった。
「今は、違うの?」
「……なんか、毎日忙しいから」
「忙しいと楽しいは違うでしょ」
「まあ……両方かな」
凛が、ちらっとこちらを見た。
「何があったか、やっぱり聞いてもいい?」
少し考えた。
別に隠すことでもない気がした。
「家庭教師が来たんだ」
「やっぱり」
「山田にも同じこと言われた」
「顔に出てたから」
わかりやすいな俺。
「どんな人?」
「……東大の院生」
「へえ」
「教え方が、すごく上手くて」
「それだけ?」
「え?」
凛が、またこちらを見た。
「なんか、顔が緩んでるけど」
「……緩んでない」
「緩んでる」
緩んでたのか。
「教え方が上手いって言っただけだろ」
「その割に、顔がにやけてた」
「にやけてない!!」
凛が、小さくため息をついた。
「……男の人?」
「え? いや、女性だけど」
一瞬、凛の表情が動いた。
気のせいかと思うくらい、一瞬だった。
「そう」
「うん」
「……何歳?」
「二十三」
「年上じゃない」
「まあ」
凛が、また視線を逸らした。
「……ふうん」
それだけ言って、黙った。
なんか、機嫌が悪くなった気がする。
気のせいかな。
分かれ道で、凛が立ち止まった。
「私、こっちだから」
「そっか。じゃあまた」
「……神崎くん」
「うん?」
凛が、真っ直ぐこちらを見た。
「その家庭教師の人、信用できる人なの?」
唐突な質問だった。
「……なんで?」
「なんとなく」
「信用してるよ、普通に」
凛が、少し眉を寄せた。
何かを言いかけて、やめた。
「……そう」
「それだけ?」
「それだけ」
凛はそう言って、さっと背を向けた。
「勉強、頑張りなよ」
「……ありがとう」
凛の背中が、遠ざかっていった。
なんか、不思議な奴だな。
小学校の時の記憶を、もう少し掘り返してみたけど、あまり出てこなかった。
まあ、いいか。
家に帰ると、咲楽さんがソファでうとうとしていた。
論文らしき紙の束を胸に抱えたまま、こくりこくりと舟を漕いでいる。
……また寝落ちしてる。
「咲楽さん」
「……んぁ」
「起きてください」
「……データが……有意差が……」
寝言まで研究の話してる。
「咲楽さん!」
「っ……あ、翔くん」
咲楽さんがぱっと目を開けた。
眼鏡が少しずれていた。
髪も少し乱れていて。
……なんかずるい格好してるな、無自覚に。
「おかえりなさい」
「ただいまです。論文読みながら寝てましたよ」
「読みながら考えていたら、いつの間にか」
「それを寝落ちって言います」
咲楽さんが眼鏡を直しながら、ちょっと照れた顔をした。
「……今日の授業、始めますか」
「その前に顔洗ってきてください、目が据わってますよ」
「……失礼な」
「事実です」
咲楽さんが、むっとした顔で立ち上がった。
そして、案の定。
テーブルの角に、足の小指をぶつけた。
「……っ」
「大丈夫ですか」
「平気です、慣れてるので」
「小指をぶつけることに慣れないでください」
咲楽さんが、びっこをひきながらキッチンへ向かった。
……ほんと、何なんだこの人。
東大院生が聞いて呆れる。
でも、なんか。
……いないと困るな、もう。
自分でそう思って、少し驚いた。
一ヶ月前の俺には、想像もできなかった感情だ。
夜の授業が終わって、咲楽さんが研究ノートを開いた。
いつものやつだ。
さらさらとペンを走らせながら、咲楽さんが聞いた。
「今日、学校はどうでしたか」
「普通でした。あ、幼馴染に話しかけられて」
「幼馴染?」
「女子で、水瀬凛って言うんですけど」
咲楽さんのペンが、一瞬止まった。
「……女子の幼馴染」
「小学校が一緒だったみたいで、全然覚えてなかったんですけど」
「仲がいいんですか」
「いや、今日初めてちゃんと話した感じで」
「……そうですか」
咲楽さんが、また何かを書き始めた。
「なんか、咲楽さんのこと信用できるかって聞いてきて」
「私のことを?」
「家庭教師がいるって話したら」
咲楽さんが、ちょっと複雑な顔をした。
「……どう答えたんですか」
「信用してるって」
一秒、間があった。
「……そう、ですか」
咲楽さんの声が、少し柔らかくなった気がした。
研究ノートに何かを書いて。
それから、独り言のように呟いた。
「……複雑ですね」
「え、何が?」
「何でもありません」
また独り言。
「咲楽さん、独り言多いですよね」
「几帳面なので」
「それ、独り言が多いこととは関係なくないですか」
咲楽さんが、すっと視線を逸らした。
耳が、ほんのり赤かった。
……なんか今日も、よくわからない一日だったな。
凛のことも、咲楽さんのことも。
まあ、いいか。
僕は参考書を閉じて、大きく伸びをした。
やばい同居生活の、二十三日目が終わった。
第4話 完
10
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
転生したら、もう会えないはずの彼女が隣にいた
まさき
恋愛
浪人中、彼は一人の女性と出会い、恋をした。
彼女は教師で、半年だけの関係だった。
別れは穏やかで、言葉は足りなかった。
そして彼は、何も伝えられないまま死んだ。
異世界に転生し、平穏な人生が始まる――はずだった。
だが隣にいたのは、
もう二度と会えないはずの、かつての“先生”。
彼女は前世の記憶を持たない。
それでも、彼を見る目だけが、どこか優しすぎた。
これは、
許されなかった関係を、
許される世界でやり直そうとする物語。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる