悪いスライムじゃないよ?

DM.a

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おわり

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「お父さま、お母さま、おはようございます」

「うむ、おはよう」

「おはよう、アリサ」

「昨日の事なんだが、やはり隠しておくのは難しいか?」

「はい、昨日あの後ステータスを確認したんですが。」
「どうやら私は人を辞めたみたいです」

「!そ、それは一体どういう事だっ!?」

「ステータスを見せますので確認してください。ステータスオープン」

「こ、これは・・・」

「・・・なんてことなの」

「どうやら気付いた時にスライムが居たのは間違いないようですね」
「スライムによって身体を蘇生されたみたいです」

「何てことだ・・・」

「で、でもアリサの記憶は有るのよね?」

「最近の記憶は有りますが幼少期はあやふやですね」

「でも、アリサなんでしょ?」

「それは、間違いないかと思います。自信はありませんが」
「なので、やはり家を出る事にしました。このステータスは流石に不味いでしょう」

「そんな・・・アリサ」

「取り合えずボイルの状態を見てから家を出ようと思います」
「今日ですよね?薬が出来るのは」

「そ、そうだな薬が効けばいいんだが・・・」

「大丈夫よ、アリサが取って来てくれた素材なんだから大丈夫」


それから1時間後薬をセバスが持って帰ってきた。

「ボイル、ゆっくり飲みなさい」

「お姉さま、私の為に無理をなさったようですね。御免なさい」

「何を言ってるのかしら、可愛い弟の為だもの無理なんて事ないわ」

「お姉さま、ありがとうございます」

「さぁ、ゆっくり飲んで。ね」

「はい」

・・・・・・・・

「身体が楽になりました」

「そう?でもまだ顔色が悪いわ」
「鑑定」

「!ボイル、あなた呪いを受けてるわ」

「!ほ、本当かっ!?アリサっ」

「えぇ、間違いないわこれ呪いは解けるけど還った先の人物は死ぬか廃人ね」

「ボイル、心当たりはあって?」

「いぇ、無い・・・ですかね?」

「ふ~ん、確かボイルは第2王子と同級生だったわね」

「そうですけど、まさか王子を疑ってるの?お姉さま」

「いや、その取り巻きならと思っただけよ」
「ボイルは優秀だったから周りから嫉妬を買ってるんじゃないかな?と思ってね」
「どうしますか?お父さま、治すのは当然として何か手を打つ必要が有りますか?」

「うむ、そうだな・・・いやっ、何もしなくていいだろうボイルを治してやってくれ」

「わかりました。ボイル横になって力を抜きなさい」

「はいっ、お姉さま」

・・・結構強いな術を施した人物は確実に死ぬだろうな、後は呪いを頼んだ人物の人数しだいだね、多ければ分散されるし少なければ廃人確定だな
ボイルから黒い霞が5つ窓を抜けて飛んで行った。

「どうやら術者とは別に4人から受けてたみたいね」

「!えっ4人って、王子の周りに居た全員?」

「そうなの?じゃぁその4人は衰弱する程度ね術者は死ぬだろうけど」

「そ、そうですか。お姉さまありがとうございます」

「気にしないで可愛い弟の為だもの当り前よ」

「アリサ、ありがとう」

「お父さまもお母さまも家族の為なら何てこと無い事だわ」

「アリサ・・・」

3日後王子の取り巻き4人が倒れたとお父さまが言っていた。
やっぱりか、術者は流れの人だったのか見つかっていない。
まぁ、どこぞで野垂れ死にしてんだろう。
さて、もういいかなぁ。

「お父さま、お母さま、ドイル、そろそろ出発するわね」

「アリサ・・・」

「お姉さま」

「やっぱり、行っちゃうの?アリサ」

「はい、代わりにこの子達を・・・」
自分の分身を2体ピンク羽スライムを渡す
「この子達は私と繋がってるの、困ったことが有ったらこの子達に言えば私に伝わるわ」
「ちゃんとご飯を上げて可愛がってね」

「勿論よっ」

ってお母さまが気に入って離さない。

「・・・片方は領地に置いててよ?」

「そ、そんな・・・何時も一緒に居るから大丈夫でしょう?」

おかあさま・・・そんな上目遣いでウルウルされても・・・

「仕方ないですね、あっちはあっちで預けに行きます」
「お母さま?お願いしますね」

「わ、わかったわ・・・頑張る」

大丈夫なのかこの母親。

「じゃぁ、行ってくるわね」

「気を付けてな、無理するんじゃないぞ」

「いつでも帰ってきていいからね?アリサ」

「お姉さま、身体に気をつけて。僕も頑張りますから」

「ん、じゃいってきます」ノシ


さぁ、まずは隣の国から攻めましょうかねぇ




あれから数十年お父さまとお母さまはこの世を去り、ボイルは領主となり孫が羽スライムと仲良く遊んでいる。
俺はと言うと、世界各国を廻り最後は魔の森と言う場所の最奥で余生を過ごしている。

んだがっ!一体俺の寿命は何時なんだ?あれからアリサの容姿も変わらないしってスライムだから当然か。
これまでの人生モブだったが今回はモブでも十分満足だ。
だが暇だしまた旅にでるかなぁ。


おわり

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