ありふれた日常には戻れない

ロジー

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第一章

第7話 終末の始まり

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「多分近づいてると思う。蟻の時よりサーチの影が大きいからバッタだと思う」
サーチは蟲の種類もだいたいはわかるのか

「タク、アイ行くぞ。まずは俺たち3人で戦力を測る」
「ベア車出せ」

「えっ?俺もすか?」
ベアは行きたくないようだ

「接近戦は俺とアイ、距離がある所からタクが援護するんだからジープはあった方がいいだろ」

「わかりました。俺バッタ嫌いなんすよー」
そんな理由なら、余計に連れて行こう

「俺も行くよ。どのくらいの量が来るかわからないからね」

「ヤギは拠点にいてくれ。ここに近づかれる方がやっかいだ。何かあれば無線で知らせてくれ」
戦力が高いメンバーで出る分、拠点への襲撃は避けたい
何かあればすぐ戻れるようにしないといけない

「いますねー。ジープと同じくらいあるんじゃないすか?」
アイは冷静そうだな
これくらい楽に倒せないようではこの先やっていけないだろう

「イナゴだな。まず俺がどのくらい通用するか試してみるか」
「鳴け、ワルサーP38」
シックスバレット
6つの銃弾に魔素を纏わせる

相当な訓練をしたんだな
タクの銃弾は簡単に蟲を貫いた

「残りの一匹は俺がやる。鳴け、時雨」
居合
見えない刃を飛ばす


<時雨成長率100%>
レベルが2に上がりました

•スキルを獲得しました
火炎の斬撃

•シンクロ率が上がりました
成長速度が上昇しします

レベル?
時雨の成長率が100%になるとレベルが上がるのか
スキルも獲得出来るってこれがランクSの神器
しかも火炎の斬撃って蟲にはかなり効果的じゃないか
シンクロ率?
成長速度が上がるのありがたいな

「一度戻ろう」

--------------------

☆蟲のレベルが急激に上がりました。死者数が急増しています。周りを助けられる神器をもっている方達は保護をお願いします。このままでは日本は蟲によって滅びることになります。どうかよろしくお願いします。17:00より総理からの会見がございますので、テレビ放送をご覧下さい。

--------------------

テレビ放送で総理が言うには、バッタ系の蟲が現れたことで死者数が20%増えてしまったとのことだった
これからまだ強い蟲が現れるであろうことも政府が認めた

--------------------
あの放送から1ヶ月が経ったころ

もっとも恐れていた事が起きた

☆大変申し訳ございません。政府機関の活動は本日で終了します。詳細はテレビ放送をご覧下さい。
国民の皆様、どうか助け合い、生きて下さい。

そして......最悪な光景がテレビ放送に映し出された
蟲によって政府機関の拠点が壊滅した

政府機関が崩壊したのだ

映像は乱れ....やがて消えた

翌日に発表されたのが....
第87第総理大臣 浅倉秀氏 死亡

ありふれた日常は完全に消えた


第一章 終






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