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帝都決戦
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「全軍!進め!」
1日の休養の後、全軍で進軍を再開した。
一部、船を守る部隊を残してはいるが、エルドニア軍と合わせれば十分な戦力だ。
一刻も早く合流するため進軍を開始する。
それに、各方面も帝都が侵攻を受けたと知られれば引き返す部隊も出てくると予測してのことだ。
エルドニア軍が苦戦しているらしいので早く救援に入っておきたい。
敵の奇襲に警戒しつつ進軍する。
途中多少の小競り合いはあったものの、予め仕込んでいた盗賊ギルドとの連携により、難なく進軍できた。
あれから、盗賊ギルドは各地の拠点が特定され、制圧されたりもしたが、指導者のいない状況でゲリラ的な活動を繰り返してくれていたようだ。
そして、俺たちはついに帝都を目前としていた。
高い城壁を前に、一度陣容を整える。
敵は帝都内にいるようで出てくる様子は無い。
「さて、どうします?」
「帝都内の盗賊ギルドは既に全てが制圧されたしな。強硬突入しかないか。」
帝都の民の印象が悪くなるとも思ったが、今は仕方ない。
俺は全軍に攻撃を命じた。
しかし、門は呆気なく開いた。
そして、敵が待ち構えていると思ったが敵は居らず、民すらもいなかった。
「どういうこと?」
「……全軍!警戒しつつ前進!アーロン兄上の元へ向かうぞ!」
兄上はまだ戦っているははずだ。
敵はそちらにいるのかもしれない。
ならば、挟撃も出来る。
何かがおかしい。
先程から少しずつ霧が立ち込めてきていた。
最初は何も思わなかったが、この霧の濃さはすこしおかしい。
「アル。味方が減っている気がするんだけど。」
レインに言われ味方を確認する。
確かに視界がすこし悪いが、味方全体を見ることは出来ていた。
しかし、最初よりも減っている。
「マイン!もっと部隊を集結させろ!」
どういうことかは良くわからないが、おそらく何らかの攻撃を受けている。
集結させておけば何かあってもすぐわかる。
「……マイン?」
しかし、マインの返答はなかった。
「っ!ゼイル殿!」
そして、案の定ゼイルの反応も無い。
隣にはレインがいる。
レインの手を握り、しっかりといることを感じておく。
「レイン。離れるな。攻撃されてるぞ。」
「ええ、みたいね。」
気付けば霧は先程よりも濃くなり、味方の兵を確認するのも難しくなっていた。
「……なるほど、どおりであなた方を引き離せない訳だ。」
すると霧の中から見覚えのある人物が出てきた。
「セイルズ!」
「お久しぶりですな。若。」
しかし、そのとなりにまだ人がいることに気付く。
「更に懐かしい人物をお連れしましたぞ。」
そのとなりにいる人物が前へと来て、段々と姿が見えてくる。
「っ!そ、そんな……。」
「久しいな。息子よ。」
「……父上!」
そこには実の父アロンがいた。
帝国との戦で死んだと聞いていたが、それは嘘だったようだ。
ならば兄上はもしや……。
「あぁ、安心していいぞ。あいつはお前の味方だ。」
確かに兄上がこいつと共闘するとは考えにくい。
「まぁ、お前にはここで死んでもらうがな。」
「……何?」
アロンは笑っている。
「この戦は帝国の敗けだろう。しかし、この戦でお前が生きていればエルドニアの新たな王はお前だ。しかし、ここでお前が死ねば王位はあいつのものとなる。」
アロンは剣を抜きこちらへと向ける。
「さぁ、わが息子の為に死んでもらうぞ。」
「……俺も息子なんだがな。」
「では、こちらはこちらで始めましょうか。」
「ええ、いいわ。」
レインは薙刀をセイルズへと向ける。
「なるほど、薙刀ですか。異世界人がもたらした技術を継承し、受け継いで来ているのですか。」
「私はその辺りのことは良くわからないわ。」
セイルズも剣を抜き、構える。
異世界の概念については既にアルフレッドやゼイルから聞いている。
「この空間、あなたがやったのね?」
「ええ!そうです。神具を使い、邪魔が入らないようにいたしました。決戦の場にはもってこいでしょう?」
レインは殺気を放ち威嚇する。
「確かに、あなたの墓場にぴったりね。」
「ふふ、あなたの墓場になるかもしれませんよ。」
「……ここは?」
気づけば辺りに仲間は居らず、自分一人となっていた。
「よぉ、お姉さん。」
「私達のこと覚えてる?」
すると霧の中からあの双子が現れた。
「マインって言ったっけ?あんたなら問題無く殺せそうだからね。」
「あ、ちなみにあの双蛇にはこの空間を出て行ってもらったからあんたはもう終わりだよ。」
この空間と呼んだということはやはりこの異常な状態はやはり魔道具、いやこの規模は神具だろう。
どうすれば抜けられるの気になる所だが、どちらにせよこの二人を倒さなければならないだろう。
剣を抜き、二人へ向ける。
もはや問答は無用だ。
「お、やる気じゃん!いいねぇ!」
銃については知っている。
勝てる見込みは少ないが、やるしかない。
「さぁ、行くぞ!」
「くそ、どうなってるんだ。」
ゼイルは味方の兵と共にいたが、霧が晴れたと思ったら3人ともいなかった。
辺りを見渡し、探してみるも見つからない。
しかし、遠くから剣戟の音が聞こえてきた。
「よし!向こうへ向かうぞ!」
全軍で音のする方へ向かう。
するとそこにはエルドニア軍と帝国が市街地で戦闘していた。
運良く帝国軍の背後を突く形になった。
「ちっ!違ったか!だが、好機だ!かかれ!」
号令とともに全軍が突撃を開始する。
敵も気づいたのか、多少の動きはあったが挟撃され、あっという間に劣勢になっていた。
が、流石は帝国軍。
まだ耐えている。
「くっ!崩しきれんか。さっさと倒してあいつらを探さねぇと……。」
1日の休養の後、全軍で進軍を再開した。
一部、船を守る部隊を残してはいるが、エルドニア軍と合わせれば十分な戦力だ。
一刻も早く合流するため進軍を開始する。
それに、各方面も帝都が侵攻を受けたと知られれば引き返す部隊も出てくると予測してのことだ。
エルドニア軍が苦戦しているらしいので早く救援に入っておきたい。
敵の奇襲に警戒しつつ進軍する。
途中多少の小競り合いはあったものの、予め仕込んでいた盗賊ギルドとの連携により、難なく進軍できた。
あれから、盗賊ギルドは各地の拠点が特定され、制圧されたりもしたが、指導者のいない状況でゲリラ的な活動を繰り返してくれていたようだ。
そして、俺たちはついに帝都を目前としていた。
高い城壁を前に、一度陣容を整える。
敵は帝都内にいるようで出てくる様子は無い。
「さて、どうします?」
「帝都内の盗賊ギルドは既に全てが制圧されたしな。強硬突入しかないか。」
帝都の民の印象が悪くなるとも思ったが、今は仕方ない。
俺は全軍に攻撃を命じた。
しかし、門は呆気なく開いた。
そして、敵が待ち構えていると思ったが敵は居らず、民すらもいなかった。
「どういうこと?」
「……全軍!警戒しつつ前進!アーロン兄上の元へ向かうぞ!」
兄上はまだ戦っているははずだ。
敵はそちらにいるのかもしれない。
ならば、挟撃も出来る。
何かがおかしい。
先程から少しずつ霧が立ち込めてきていた。
最初は何も思わなかったが、この霧の濃さはすこしおかしい。
「アル。味方が減っている気がするんだけど。」
レインに言われ味方を確認する。
確かに視界がすこし悪いが、味方全体を見ることは出来ていた。
しかし、最初よりも減っている。
「マイン!もっと部隊を集結させろ!」
どういうことかは良くわからないが、おそらく何らかの攻撃を受けている。
集結させておけば何かあってもすぐわかる。
「……マイン?」
しかし、マインの返答はなかった。
「っ!ゼイル殿!」
そして、案の定ゼイルの反応も無い。
隣にはレインがいる。
レインの手を握り、しっかりといることを感じておく。
「レイン。離れるな。攻撃されてるぞ。」
「ええ、みたいね。」
気付けば霧は先程よりも濃くなり、味方の兵を確認するのも難しくなっていた。
「……なるほど、どおりであなた方を引き離せない訳だ。」
すると霧の中から見覚えのある人物が出てきた。
「セイルズ!」
「お久しぶりですな。若。」
しかし、そのとなりにまだ人がいることに気付く。
「更に懐かしい人物をお連れしましたぞ。」
そのとなりにいる人物が前へと来て、段々と姿が見えてくる。
「っ!そ、そんな……。」
「久しいな。息子よ。」
「……父上!」
そこには実の父アロンがいた。
帝国との戦で死んだと聞いていたが、それは嘘だったようだ。
ならば兄上はもしや……。
「あぁ、安心していいぞ。あいつはお前の味方だ。」
確かに兄上がこいつと共闘するとは考えにくい。
「まぁ、お前にはここで死んでもらうがな。」
「……何?」
アロンは笑っている。
「この戦は帝国の敗けだろう。しかし、この戦でお前が生きていればエルドニアの新たな王はお前だ。しかし、ここでお前が死ねば王位はあいつのものとなる。」
アロンは剣を抜きこちらへと向ける。
「さぁ、わが息子の為に死んでもらうぞ。」
「……俺も息子なんだがな。」
「では、こちらはこちらで始めましょうか。」
「ええ、いいわ。」
レインは薙刀をセイルズへと向ける。
「なるほど、薙刀ですか。異世界人がもたらした技術を継承し、受け継いで来ているのですか。」
「私はその辺りのことは良くわからないわ。」
セイルズも剣を抜き、構える。
異世界の概念については既にアルフレッドやゼイルから聞いている。
「この空間、あなたがやったのね?」
「ええ!そうです。神具を使い、邪魔が入らないようにいたしました。決戦の場にはもってこいでしょう?」
レインは殺気を放ち威嚇する。
「確かに、あなたの墓場にぴったりね。」
「ふふ、あなたの墓場になるかもしれませんよ。」
「……ここは?」
気づけば辺りに仲間は居らず、自分一人となっていた。
「よぉ、お姉さん。」
「私達のこと覚えてる?」
すると霧の中からあの双子が現れた。
「マインって言ったっけ?あんたなら問題無く殺せそうだからね。」
「あ、ちなみにあの双蛇にはこの空間を出て行ってもらったからあんたはもう終わりだよ。」
この空間と呼んだということはやはりこの異常な状態はやはり魔道具、いやこの規模は神具だろう。
どうすれば抜けられるの気になる所だが、どちらにせよこの二人を倒さなければならないだろう。
剣を抜き、二人へ向ける。
もはや問答は無用だ。
「お、やる気じゃん!いいねぇ!」
銃については知っている。
勝てる見込みは少ないが、やるしかない。
「さぁ、行くぞ!」
「くそ、どうなってるんだ。」
ゼイルは味方の兵と共にいたが、霧が晴れたと思ったら3人ともいなかった。
辺りを見渡し、探してみるも見つからない。
しかし、遠くから剣戟の音が聞こえてきた。
「よし!向こうへ向かうぞ!」
全軍で音のする方へ向かう。
するとそこにはエルドニア軍と帝国が市街地で戦闘していた。
運良く帝国軍の背後を突く形になった。
「ちっ!違ったか!だが、好機だ!かかれ!」
号令とともに全軍が突撃を開始する。
敵も気づいたのか、多少の動きはあったが挟撃され、あっという間に劣勢になっていた。
が、流石は帝国軍。
まだ耐えている。
「くっ!崩しきれんか。さっさと倒してあいつらを探さねぇと……。」
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