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ルディークvs???
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私はルディークが壁になってくれているので、完璧に隠れている。
「チッ...どけ。」
「断る。いい加減諦めろ。」
ルディークが誰かと話している。
誰だか確認しようとフードに手を掛けたら、手ごと押さえられてしまった。
「ルディ?」
ルディは優しいから滅多に押さえ付けるとかしない。
だから不思議に思って声を掛けたら、ふわっとお姫様抱っこされてしまった。
「おい、団長!副団長!連絡きてなかったぞ!なんでこいつがいるんだ!」
ルディークが怒鳴りながらも、私をお姫様抱っこしたままフードを押さえつけてるので...私にはなにがなんだかさっぱり...。
「仕方ないだろ!私達だって突然だったんだ!」
「クロスティアナ嬢が来たってことは魔法に関することだな!?見せてくれ!」
「団長が相変わらずすぎる!!!この魔法馬鹿!」
興奮して暴れる団長を副団長が押さえ付けるようにして、行動を制限する。
こいつ呼ばわりされている我が国の第一王子様はクロスティアナを捕まえようとしてくるが、ルディークに魔法で妨害されて近づくことが出来ないでいる。
「仕方ない...。団長、副団長、これから俺達は五年間精霊界に行って暮らす。その間にこいつをどうにかしろ。わかったな?」
「ルディーク様!そんな!居なくなるなんて酷い!そして精霊界にも行ってみたい!」
「団長、抑えて抑えて。五年間だったらまだいいほうですよ!一生帰ってこないなんて言わなかっただけましですから!精霊界へはまた今度お願いしてみましょう!いまは駄目です!」
二人してなんか騒いでます。それにしても、また精霊界暮らしですか、そしたら色々したいことありますわねー。
あっちで暮らしてた家がいまどうなってるか知りたいですし。
「おい!五年間も精霊界にいくなんてどういうつもりだ!」
別人物の声...17歳になり立派に育った第一王子であるクリストル・ロ・ディーナ殿下がルディークを睨み付ける。
ルディークは王子を見ながら、フッと笑う。
「まだ五年間で我慢してやるんだ。なんだったら一生帰ってこないこともできるぞ。こっちの世界と精霊界は時間の流れが違うからな。
クロスが精霊界に連れていかれたことに関して、お前は様々な所から非難を受けるだろう。なんだったら王子という立場も暮らしも無くなるだろう。
それに二十歳で成人したら、いまの婚約者と婚姻なんだろう?結婚式には行けないが...よかったな。」
「...っ!」
ルディークは嘲笑いながら、鼻で笑った。
それから私はルディークが魔法を使ったのがわかったぐらいで、なにも見えなくなり、聞こえなくなってしまった。
クロスティアナに魔法が正常に掛かったことを確認したルディークは、嘲笑いながら王子の耳元に顔を近づけ、小さい声で囁く。
「精霊界で子作りはまだしないが、性交は出来る。いままではクロスの年齢や身体を考えて...ねだられても触ってイかせるだけだったが、俺の身体を使ってもっともっと気持ちよくなって貰わないとな。いまから楽しみだ。
お前のおかげで精霊界に行けるんだ、感謝するよ。」
「貴様っ...!」
ルディークは余裕のある嘲笑いをしていて、王子は歯軋りしそうなほど唇を噛み締めてルディークを睨む。
私?ルディークのせいでなにも見えないしなにも聞こえないのよ。なにが起こってるのか誰か教えてくれないかしら?
ルディークはクロスティアナの魔法を解除すると、クロスティアナが持っていた書類を副団長に渡す。
「それじゃあな。あ、クロスが持ってきた書類だけ渡しとく。あとはそっちに任せるからな。頼む。」
「わかった。五年でちゃんと帰ってこいよ。」
「俺も行きたい!」
やっと耳で聞き取れたのは、ルディークと副団長のやり取りと団長の叫びと...静かに流れる川の音。
それに懐かしい草木の匂い。
私はそっとフードを外して、眩しさに目を細めて辺りを見回す。
ああ、精霊界に...のんびり暮らした我が家に帰ってきた。
「チッ...どけ。」
「断る。いい加減諦めろ。」
ルディークが誰かと話している。
誰だか確認しようとフードに手を掛けたら、手ごと押さえられてしまった。
「ルディ?」
ルディは優しいから滅多に押さえ付けるとかしない。
だから不思議に思って声を掛けたら、ふわっとお姫様抱っこされてしまった。
「おい、団長!副団長!連絡きてなかったぞ!なんでこいつがいるんだ!」
ルディークが怒鳴りながらも、私をお姫様抱っこしたままフードを押さえつけてるので...私にはなにがなんだかさっぱり...。
「仕方ないだろ!私達だって突然だったんだ!」
「クロスティアナ嬢が来たってことは魔法に関することだな!?見せてくれ!」
「団長が相変わらずすぎる!!!この魔法馬鹿!」
興奮して暴れる団長を副団長が押さえ付けるようにして、行動を制限する。
こいつ呼ばわりされている我が国の第一王子様はクロスティアナを捕まえようとしてくるが、ルディークに魔法で妨害されて近づくことが出来ないでいる。
「仕方ない...。団長、副団長、これから俺達は五年間精霊界に行って暮らす。その間にこいつをどうにかしろ。わかったな?」
「ルディーク様!そんな!居なくなるなんて酷い!そして精霊界にも行ってみたい!」
「団長、抑えて抑えて。五年間だったらまだいいほうですよ!一生帰ってこないなんて言わなかっただけましですから!精霊界へはまた今度お願いしてみましょう!いまは駄目です!」
二人してなんか騒いでます。それにしても、また精霊界暮らしですか、そしたら色々したいことありますわねー。
あっちで暮らしてた家がいまどうなってるか知りたいですし。
「おい!五年間も精霊界にいくなんてどういうつもりだ!」
別人物の声...17歳になり立派に育った第一王子であるクリストル・ロ・ディーナ殿下がルディークを睨み付ける。
ルディークは王子を見ながら、フッと笑う。
「まだ五年間で我慢してやるんだ。なんだったら一生帰ってこないこともできるぞ。こっちの世界と精霊界は時間の流れが違うからな。
クロスが精霊界に連れていかれたことに関して、お前は様々な所から非難を受けるだろう。なんだったら王子という立場も暮らしも無くなるだろう。
それに二十歳で成人したら、いまの婚約者と婚姻なんだろう?結婚式には行けないが...よかったな。」
「...っ!」
ルディークは嘲笑いながら、鼻で笑った。
それから私はルディークが魔法を使ったのがわかったぐらいで、なにも見えなくなり、聞こえなくなってしまった。
クロスティアナに魔法が正常に掛かったことを確認したルディークは、嘲笑いながら王子の耳元に顔を近づけ、小さい声で囁く。
「精霊界で子作りはまだしないが、性交は出来る。いままではクロスの年齢や身体を考えて...ねだられても触ってイかせるだけだったが、俺の身体を使ってもっともっと気持ちよくなって貰わないとな。いまから楽しみだ。
お前のおかげで精霊界に行けるんだ、感謝するよ。」
「貴様っ...!」
ルディークは余裕のある嘲笑いをしていて、王子は歯軋りしそうなほど唇を噛み締めてルディークを睨む。
私?ルディークのせいでなにも見えないしなにも聞こえないのよ。なにが起こってるのか誰か教えてくれないかしら?
ルディークはクロスティアナの魔法を解除すると、クロスティアナが持っていた書類を副団長に渡す。
「それじゃあな。あ、クロスが持ってきた書類だけ渡しとく。あとはそっちに任せるからな。頼む。」
「わかった。五年でちゃんと帰ってこいよ。」
「俺も行きたい!」
やっと耳で聞き取れたのは、ルディークと副団長のやり取りと団長の叫びと...静かに流れる川の音。
それに懐かしい草木の匂い。
私はそっとフードを外して、眩しさに目を細めて辺りを見回す。
ああ、精霊界に...のんびり暮らした我が家に帰ってきた。
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・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
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