【完結済】私の夫は闇の精霊王

curosu

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*副団長とルディークの話Ⅱ

やれやれと両手を軽く広げて首を振ったルディーク様は何処からか書類の束をいくつも出してきた。

いや、まじどっから出したの?

そういう魔法あるなら俺が知りたいんだけど!

ルディーク様はガン見している俺の思考を読み取ったらしく、フッと笑った。

「この魔法はちょっと特殊だから、また今度な。
ここにある書類はクロスが書いた魔法の改善案と新規の魔法の実験...いや試してみてほしいとのことだ。」

実験って言いましたね?

あえて聞かなかったことにしよう。

俺はとりあえずルディーク様に座ってもらいお茶を渡し、書類を簡単に確認する。

クロスティアナ嬢は毎回ありがたいことに懇切丁寧に詳細が書かれているから質問しなくっても大丈夫そうだ。

他の魔法師連中もクロスティアナ嬢を見習ってこのぐらい記載してくれたら助かるんだが...な...。

確認し終わった後、ごそごそと机を漁って紐が付いたひとつの鍵を取り出しルディーク様に渡す。

ルディーク様は鍵を受け取りはしたが、意味が分かっていないようで首をかしげている。

「ルディーク様、この鍵は私の執務机の一番上にある引き出しの鍵です。この鍵は二つしかありません。持ち主は私とルディーク様。
もし、今後もこういう書類を持ってくるなら私が居ないタイミングもあるでしょう。
そういう時はこの引き出しに入れておいてください。
一番上に書類があれば気がつきますから。
なにか伝えたいことがあれば机のメモ用紙を使って良いので内容を記載し、引き出しへ。
ただ、書類を持ってくる時は団長が居ないタイミングでお願い致します。
緊急なら直接私の所へ来て下さい。」

と身振り手振りつきでゆっくりと説明する。

団長の件を言うときにどんよりした表情でチラッと団長の執務机を見てしまったのは仕方ないことだとしてほしい。

ルディーク様には理解して頂いたようだ。


団長が居たら大変なことになるからな...。

この前もクロスティアナ嬢とルディーク様が精霊界に行ってしまった後は散々な目にあったから...。

王に報告しなければいけないのに、団長と王子がめんど...うーん、迷惑でいいか...迷惑すぎて思わず来客対応用の机を真っ二つにしたのは仕方ないことだろう?

まぁ、来客対応用の机はもともとボロかったしそろそろ変えた方がいいか?と検討していたから真っ二つにしても問題はない。

新しく購入する時期が早まっただけだ。

んで、取り返しがつかなくなった真っ二つになった机は捨てて、経費で新しく良い机を購入した。


来客対応用の机を真っ二つにした後、団長と王子は良い子になってくれたから助かった。

団長は大人しく自分の執務机に向かってこっちをチラッと確認しつつ仕事してくれたし、王子は丁重にお帰り頂いたから、仕事が捗ったんだよな。

王に報告をした時、ストレス発散も兼ねて色々ご報告(愚痴)をしたからか第一王子にドサッと負担が掛かったらしい。

公務が終わらなくって暫く苦しんでいるらしいと噂で聞いた時、ざまあみろと...おっと、御愁傷様と思ったがな。

第一王子にはクロスティアナ嬢との接触禁止が出てる癖に、突然来られたからこっちも困ったことだし、色々口が滑ってしまうのは仕方ないよな?
感想 3

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