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はしゃぎすぎダメ、絶対。
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私はイリンファ・ショーロット子爵令嬢で、15歳!
ある乙女ゲームの美人系で小動物系の美少女ヒロイン!
いま住んでいる場所は戒律が厳しいと評判の修道院!
...なんでなのぉおおおおおおおお!
-------
いま思えばはしゃぎすぎたんだと思う。
4歳の頃突然前世の記憶が襲ってきて、高熱で数日寝込んだ後からはしゃぎすぎた。
ここが乙女ゲームの世界で、なおかつヒロインで、美少女になると確定していて、推し達が目の前にいるのに加えて恋愛までして、幸せになれちゃうという状況。
そりゃ、絶好調になっちゃうわ。
私以外の人達がヒロインになっても、はしゃいじゃうと思うの。
前世の記憶を思い出した後の私は勉強も程ほどにして、聖地巡回をし、演技の練習をし、歌まで歌って上機嫌だった。
それこそ淑女として問題になるほど。
そのせいで7歳から修道院に入れられてしまった。
16歳からの学園入学前に色々イベントがあったのに...。
街で護衛とはぐれて迷子になったときに助けてもらったりとか...。
諸事情があり王宮でお父様と歩いているときに剣が飛んで来て、当たりはしなかったけれど目の前の地面に突き刺さり、謝りに来てくれたり...。
王宮で散歩してたら広すぎて迷子になったときに助けてもらったり...。
誘拐されて逃げ出したは良いけれど森で迷子になったときに助けてもらったりとか...。
迷子になってばかりだな?
修道院に入れられてたので入学前のイベントが全て無くなってしまった...。
まぁ、聖地巡回のせいで街で迷子になることがなくなるぐらい細かく見回ってしまったから、ある意味イベント潰しもしてしまったし...。
諦めるしかないんだろうな...。
ちょっとイベント参加してみたいって思ったのに...。
とりあえず、学園に入学はできるし...また聖地巡回しにいかなきゃ。
恋愛系は...戒律が厳しい修道院にいるからか結婚する所を間近に見たりお手伝いする機会が多々あって、色々事情があるんだなーって思い知って...。
正直...疲れてしまったというか希望がなくなったというか...。
お父様に結婚するなら、相手は誠実で優しくって一途に愛してくれるような男性って言っておくぐらいでいいかなーって。
貴族だから政略結婚しなきゃいけない可能性もあるからね。
私の意見も聞いてくれるだろうけれど、お父様が私の相手を決めて貰うのも良いかもしれないと思ってもいる。
子爵令嬢だから、まだ上位貴族よりは自由が利くことは感謝しなきゃ。
学園入学の準備はこの前、何年か振りの実家に帰って数日の間に全て整えたので問題はなし。
戒律が厳しい修道院だから実家にはよっぽどのことがないと帰れない決まりがあるので、家族と会うときは修道院じゃないと出来なかった。
実家には学園入学一ヶ月前に戻り、入学一週間前には学園の寮に向かい、寮で学園生活を送る。
結局幼い頃から家には殆ど居ないけれど、家族と不仲じゃない。
出来る限り会いに来てくれたし、手紙も送ってたから寂しくはなかった。
...学園卒業後に修道院に戻らないようにはしないとね。
もう修道院生活はお腹いっぱいです。
ある乙女ゲームの美人系で小動物系の美少女ヒロイン!
いま住んでいる場所は戒律が厳しいと評判の修道院!
...なんでなのぉおおおおおおおお!
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いま思えばはしゃぎすぎたんだと思う。
4歳の頃突然前世の記憶が襲ってきて、高熱で数日寝込んだ後からはしゃぎすぎた。
ここが乙女ゲームの世界で、なおかつヒロインで、美少女になると確定していて、推し達が目の前にいるのに加えて恋愛までして、幸せになれちゃうという状況。
そりゃ、絶好調になっちゃうわ。
私以外の人達がヒロインになっても、はしゃいじゃうと思うの。
前世の記憶を思い出した後の私は勉強も程ほどにして、聖地巡回をし、演技の練習をし、歌まで歌って上機嫌だった。
それこそ淑女として問題になるほど。
そのせいで7歳から修道院に入れられてしまった。
16歳からの学園入学前に色々イベントがあったのに...。
街で護衛とはぐれて迷子になったときに助けてもらったりとか...。
諸事情があり王宮でお父様と歩いているときに剣が飛んで来て、当たりはしなかったけれど目の前の地面に突き刺さり、謝りに来てくれたり...。
王宮で散歩してたら広すぎて迷子になったときに助けてもらったり...。
誘拐されて逃げ出したは良いけれど森で迷子になったときに助けてもらったりとか...。
迷子になってばかりだな?
修道院に入れられてたので入学前のイベントが全て無くなってしまった...。
まぁ、聖地巡回のせいで街で迷子になることがなくなるぐらい細かく見回ってしまったから、ある意味イベント潰しもしてしまったし...。
諦めるしかないんだろうな...。
ちょっとイベント参加してみたいって思ったのに...。
とりあえず、学園に入学はできるし...また聖地巡回しにいかなきゃ。
恋愛系は...戒律が厳しい修道院にいるからか結婚する所を間近に見たりお手伝いする機会が多々あって、色々事情があるんだなーって思い知って...。
正直...疲れてしまったというか希望がなくなったというか...。
お父様に結婚するなら、相手は誠実で優しくって一途に愛してくれるような男性って言っておくぐらいでいいかなーって。
貴族だから政略結婚しなきゃいけない可能性もあるからね。
私の意見も聞いてくれるだろうけれど、お父様が私の相手を決めて貰うのも良いかもしれないと思ってもいる。
子爵令嬢だから、まだ上位貴族よりは自由が利くことは感謝しなきゃ。
学園入学の準備はこの前、何年か振りの実家に帰って数日の間に全て整えたので問題はなし。
戒律が厳しい修道院だから実家にはよっぽどのことがないと帰れない決まりがあるので、家族と会うときは修道院じゃないと出来なかった。
実家には学園入学一ヶ月前に戻り、入学一週間前には学園の寮に向かい、寮で学園生活を送る。
結局幼い頃から家には殆ど居ないけれど、家族と不仲じゃない。
出来る限り会いに来てくれたし、手紙も送ってたから寂しくはなかった。
...学園卒業後に修道院に戻らないようにはしないとね。
もう修道院生活はお腹いっぱいです。
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