貴方なんか興味ありませんわ

curosu

文字の大きさ
5 / 26

旅は順調に進んでます。

馬車にするか、馬だけにするか悩みましたけど...馬車の方がなにかと都合が良いんですよね。

幌馬車にしてしまえば、雨にも濡れないしなにより寝られますしね。

従者役は交代にしてしまえばゆっくり休めますし。

だからといって、荷物は少なめです。

現地調達、もしくは外食することを目的に動いてます。やっぱり、その土地でしか食べられないものとか食べたいじゃないですか。

それに、下手に荷物があると襲われる可能性ありますしね。

撃退しちゃいますけど。


「フェーリナー、次の町まであとどれぐらい?」

「そうですねー...あと一時間と言ったところでしょうか?」

「そっかー。」

「シアン、町についたら飯食おうぜ。腹減った。」

「携帯非常食あるから、ちょっと食べておきなよー。どうせお金あるし。」

「そうだなー。」

レイがガサゴソと携帯非常食を取り出して食べ始めます。

ちなみに旅費は国から貰った経費、ギルドで依頼を受けて貰った報酬、私のいらなくなったドレスを売ったお金等なので、一切お金には困りません。


ギルドで依頼を受けるのはお仕事の一環です。

依頼によってその町がどんな感じか一部わかりますし、ギルドの人達に美味しいお店とか教えてもらってますしね。

ただ、緊急時以外毎日報告書を書かないといけないのはめんどくさいですけどね。

たまにレイやフェリナに頼んでます。疲れはてて起きなかったとかありますしね。


「どーんな町かなー。情報収集しなきゃねー。どっか良い景色のある場所で星空見ながら寝るのもいいなー。」

「くつろいでますねぇ...シアンさ...シアン。これは王宮に戻ったとき大変ですよ?」

フェリナはどうしても名前に様がつきそうになるので、呼び慣れてもらわないとね。

「旅にその話はダメだよー。禁止禁止ー。楽しまなきゃー。」

「そうだぞー。普段の仕事よりこっちの方が楽しいしなー。なぁなぁ、シオン、ずっと旅し続けるのもよくね?」

「それはダメだと思うわー。ってか、全部捨てて来ないと無理よー。」

「そうかー...。確かに家族には会いたいしなー...。」

レイはこれでも妻と子供がいます。

二人とも立派だそうで心配事はないそうですが、穏やかなおしどり夫婦なので、会えなくなるのはきついじゃないでしょうか?

「お土産何にしよっかなー?俺の奥さんはなんでも良いって言うけど、流石に壺とかは無理だろうしー。」

「髪飾りとかの装飾品の方がいいんじゃないかしら?それともご当地のお酒かしらー?」

「なるほどー。」

幌馬車の中にいる私はレイのノロケ話を聞きながら、リアジュウバクハツと心の中で呟いておきました。


「なぜお二人の語尾が伸びるんでしょうか?まったりなのは良いけど、まったりすぎるのもダメなのかしら?」

ぶつぶつ従者席で呟いてるフェリナを見なかったことにした。
感想 4

あなたにおすすめの小説

真実の愛を見つけたとおっしゃるので

あんど もあ
ファンタジー
貴族学院のお昼休みに突然始まった婚約破棄劇。 「真実の愛を見つけた」と言う婚約者にレイチェルは反撃する。

目の前で始まった断罪イベントが理不尽すぎたので口出ししたら巻き込まれた結果、何故か王子から求婚されました

歌龍吟伶
恋愛
私、ティーリャ。王都学校の二年生。 卒業生を送る会が終わった瞬間に先輩が婚約破棄の断罪イベントを始めた。 理不尽すぎてイライラしたから口を挟んだら、お前も同罪だ!って謎のトバッチリ…マジないわー。 …と思ったら何故か王子様に気に入られちゃってプロポーズされたお話。 全二話で完結します、予約投稿済み

失った真実の愛を息子にバカにされて口車に乗せられた

しゃーりん
恋愛
20数年前、婚約者ではない令嬢を愛し、結婚した現国王。 すぐに産まれた王太子は2年前に結婚したが、まだ子供がいなかった。 早く後継者を望まれる王族として、王太子に側妃を娶る案が出る。 この案に王太子の返事は?   王太子である息子が国王である父を口車に乗せて側妃を娶らせるお話です。

いや、あんたらアホでしょ

青太郎
恋愛
約束は3年。 3年経ったら離縁する手筈だったのに… 彼らはそれを忘れてしまったのだろうか。 全7話程の短編です。

地獄の業火に焚べるのは……

緑谷めい
恋愛
 伯爵家令嬢アネットは、17歳の時に2つ年上のボルテール侯爵家の長男ジェルマンに嫁いだ。親の決めた政略結婚ではあったが、小さい頃から婚約者だった二人は仲の良い幼馴染だった。表面上は何の問題もなく穏やかな結婚生活が始まる――けれど、ジェルマンには秘密の愛人がいた。学生時代からの平民の恋人サラとの関係が続いていたのである。  やがてアネットは男女の双子を出産した。「ディオン」と名付けられた男児はジェルマンそっくりで、「マドレーヌ」と名付けられた女児はアネットによく似ていた。  ※ 全5話完結予定  

(完結)元お義姉様に麗しの王太子殿下を取られたけれど・・・・・・(5話完結)

青空一夏
恋愛
私(エメリーン・リトラー侯爵令嬢)は義理のお姉様、マルガレータ様が大好きだった。彼女は4歳年上でお兄様とは同じ歳。二人はとても仲のいい夫婦だった。 けれどお兄様が病気であっけなく他界し、結婚期間わずか半年で子供もいなかったマルガレータ様は、実家ノット公爵家に戻られる。 マルガレータ様は実家に帰られる際、 「エメリーン、あなたを本当の妹のように思っているわ。この思いはずっと変わらない。あなたの幸せをずっと願っていましょう」と、おっしゃった。 信頼していたし、とても可愛がってくれた。私はマルガレータが本当に大好きだったの!! でも、それは見事に裏切られて・・・・・・ ヒロインは、マルガレータ。シリアス。ざまぁはないかも。バッドエンド。バッドエンドはもやっとくる結末です。異世界ヨーロッパ風。現代的表現。ゆるふわ設定ご都合主義。時代考証ほとんどありません。 エメリーンの回も書いてダブルヒロインのはずでしたが、別作品として書いていきます。申し訳ありません。 元お姉様に麗しの王太子殿下を取られたけれどーエメリーン編に続きます。

生命(きみ)を手放す

基本二度寝
恋愛
多くの貴族の前で婚約破棄を宣言した。 平凡な容姿の伯爵令嬢。 妃教育もままならない程に不健康で病弱な令嬢。 なぜこれが王太子の婚約者なのか。 伯爵令嬢は、王太子の宣言に呆然としていた。 ※現代の血清とお話の中の血清とは別物でござる。 にんにん。

 《完結》 どうぞ、私のことはお気になさらず

ヴァンドール
恋愛
実家の伯爵家では、満足に食事も取らせてもらえず毎日、使用人以上に働かされた。  そして縁談が来たと思ったら火遊び好きな侯爵の隠れ蓑としての婚姻だった。