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突然の訪問者
いま、私は不機嫌です。
ええ、非常に不機嫌で不愉快です。
原因はお察ししてほしいですけど、不快感をまぎらわせる為に軽く説明致しますわね。
現在、私は黒いレースで出来た過去最高に露出度が高い衣装を着ております。
身体の前側はね、そこまで露出度がいままでと変わらない...いや、手は指先側だけつけるタイプの黒いレースの手袋で、二の腕の一部にヒラヒラしている黒いレースで出来た腕飾りぐらいで、他は露出しているのだけど...。
ええ、背中側がガッツリですね。胸を支えるための首にリボンがあるのと、お尻をカバーしているぐらいで...そりゃもうガッツリと肌が見えております。
もちろん足はガーターベルトですわよ。
えぇ...これ、ファンクラブ会長さんのプレゼントです。
よくこんな露出度が激しい物を...。
あの方は私をどうしたいのかよくわからなくなってきますわね。
そして、ステージにてその衣装で踊らせてもらいまして、情報収集しようと客席に向かったときに...見えてしまったのですわ。
変装しているようですが、下手くそすぎて分かりやすいのですもの。
お忍びは周囲にわからないように変装するからこそお忍びなのですわ!
もちろん、目が合わないように無視して別の方々に話しかけましたわ。
情報収集の方が大事ですもの。
「あー...いまはシメリアか。あれ、気がついてます?遂に来ちゃいましたよ。」
ファンクラブ会長の影さんがこそこそと話し掛けてきました。
あ、この方はニックとお呼びすることになりましたの。
どうせ偽名か通り名でしょうけど、いままで不便だったから聞きましたわ。
「ええ、気がついてます。あえて無視していますわ。視線が痛いのですが、どうにかなりませんの?」
無視している方向からザックザック突き刺さるぐらい、こっちを見ているのですもの。
やめていただきたいですわ。
「どうにもならないねー...。あちらさんは貴女に『お話し』したいようだからねー。あ、そうそう、そっちの王宮からの影さん達に接触できて、テレシア様を守る許可頂きましたんで裏で色々動きつつ守らせてもらいますね。」
「あらそう、良かったわね。」
別の影が独自に動いていると警戒対象が増えて大変だっていうのと、目的が同じようなものだからあえて接触させて引き入れてしまえばお互い利益になりますよね。
まぁ、私の知らないところで決闘があったみたいだけど。
ここに居られるってことは合格したのでしょう。
「んで、どうするの?」
ニックは不安そうな顔をしながら興味津々で聞いてきました。
「どうもしないわよ。こっちからはなにもしないわ。どうせ向こうから来るでしょう。じゃあ、他いくわね。」
軽く手を振りながら別のお客様に向かいます。
ええ、非常に不機嫌で不愉快です。
原因はお察ししてほしいですけど、不快感をまぎらわせる為に軽く説明致しますわね。
現在、私は黒いレースで出来た過去最高に露出度が高い衣装を着ております。
身体の前側はね、そこまで露出度がいままでと変わらない...いや、手は指先側だけつけるタイプの黒いレースの手袋で、二の腕の一部にヒラヒラしている黒いレースで出来た腕飾りぐらいで、他は露出しているのだけど...。
ええ、背中側がガッツリですね。胸を支えるための首にリボンがあるのと、お尻をカバーしているぐらいで...そりゃもうガッツリと肌が見えております。
もちろん足はガーターベルトですわよ。
えぇ...これ、ファンクラブ会長さんのプレゼントです。
よくこんな露出度が激しい物を...。
あの方は私をどうしたいのかよくわからなくなってきますわね。
そして、ステージにてその衣装で踊らせてもらいまして、情報収集しようと客席に向かったときに...見えてしまったのですわ。
変装しているようですが、下手くそすぎて分かりやすいのですもの。
お忍びは周囲にわからないように変装するからこそお忍びなのですわ!
もちろん、目が合わないように無視して別の方々に話しかけましたわ。
情報収集の方が大事ですもの。
「あー...いまはシメリアか。あれ、気がついてます?遂に来ちゃいましたよ。」
ファンクラブ会長の影さんがこそこそと話し掛けてきました。
あ、この方はニックとお呼びすることになりましたの。
どうせ偽名か通り名でしょうけど、いままで不便だったから聞きましたわ。
「ええ、気がついてます。あえて無視していますわ。視線が痛いのですが、どうにかなりませんの?」
無視している方向からザックザック突き刺さるぐらい、こっちを見ているのですもの。
やめていただきたいですわ。
「どうにもならないねー...。あちらさんは貴女に『お話し』したいようだからねー。あ、そうそう、そっちの王宮からの影さん達に接触できて、テレシア様を守る許可頂きましたんで裏で色々動きつつ守らせてもらいますね。」
「あらそう、良かったわね。」
別の影が独自に動いていると警戒対象が増えて大変だっていうのと、目的が同じようなものだからあえて接触させて引き入れてしまえばお互い利益になりますよね。
まぁ、私の知らないところで決闘があったみたいだけど。
ここに居られるってことは合格したのでしょう。
「んで、どうするの?」
ニックは不安そうな顔をしながら興味津々で聞いてきました。
「どうもしないわよ。こっちからはなにもしないわ。どうせ向こうから来るでしょう。じゃあ、他いくわね。」
軽く手を振りながら別のお客様に向かいます。
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