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そんなこと知らなかったんですけど
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「悪役令嬢!貴様と婚約破棄する!」
と王子がヒロインを抱きながら、悪役令嬢に対して宣言する。
しかし、ヒロインは突然暴れ、王子を突き飛ばし
「はっ?王子は婚約してたの?なにそれ聞いてないんだけど。」
と王子の胸ぐら掴んで威圧する。
会場内は一気にざわついた。
ざわついた会場内を見て王子はたじたじになりながらも
「こ...婚約はしてた。ヒロインと結ばれるには破棄しないと...。」
と言い訳し始める。
しかし、ヒロインはそれを聞いて激怒した。
「あり得ない!不誠実すぎる!
しかもこんな大勢の前で恥さらしするかのごとく言いふらすとか最低。しかも貴方の妻と言ったら王妃じゃない!
私に王妃とか無理だし務まるわけないじゃない。愛人なら...と考えたかもしれないけど、それでもこんな不誠実な人とは無理。
別れましょ、私達。」
とヒロインが大声で勢い良く言い切り、掴んでいた手で王子を突き飛ばし頬を叩いた。
パァンッと音が響き渡る。
周りが息を飲むのを尻目に、ヒロインは悪役令嬢のもとへ駆け寄り手を重ねながら
「王子と婚約してたなんて知らなかったの。本当にごめんなさい。
それに、王子とは学園にいる間だけの恋人だと思ってたの。
けど、結婚前にあんな浮気男だとわかってよかったと思うわ。
男は浮気をする生き物って言うけど、ずっと一途な人もいるわ。私達、そういう一途な人を見つけた方がいいと思うの。
他にも色々話したいから、ちょっと違うところでお話ししましょう。」
と言い切り、悪役令嬢をエスコートしながら会場から出ていく。
追いすがる王子の声が聞こえた気がするけど、気のせい聞こえない。
------
後日、悪役令嬢とヒロインは親友と言われるほど仲良くなった。
だが、その後の王子とヒロインの仲は悪いようだ。
必死に追いすがる王子に、冷たくあしらうヒロイン。
ヒロインはあまりにも王子がしつこすぎたため、追いすがる王子の方を向いた。
王子はやっとヒロインが自分の方を向いたことに希望をもったような表情をしたが、一瞬で絶望の表情に変わるほどヒロインの表情は険しい。
「ねぇ、あんたは悪役令嬢のことこうやって冷たくあしらってたんだよ?自業自得じゃない。
それに、浮気する人は繰り返すって言うものね。
確かに未来は不確かだけれども、一度許したら何回も繰り返されそうで嫌なの。
だから、もう貴方とは無理。
貴方とは別れたのだから、もう近づかないで、声も掛けないで。」
冷たく言い捨てると、ヒロインは去っていった。
後に残るは固まっている王子のみ。
おわり
と王子がヒロインを抱きながら、悪役令嬢に対して宣言する。
しかし、ヒロインは突然暴れ、王子を突き飛ばし
「はっ?王子は婚約してたの?なにそれ聞いてないんだけど。」
と王子の胸ぐら掴んで威圧する。
会場内は一気にざわついた。
ざわついた会場内を見て王子はたじたじになりながらも
「こ...婚約はしてた。ヒロインと結ばれるには破棄しないと...。」
と言い訳し始める。
しかし、ヒロインはそれを聞いて激怒した。
「あり得ない!不誠実すぎる!
しかもこんな大勢の前で恥さらしするかのごとく言いふらすとか最低。しかも貴方の妻と言ったら王妃じゃない!
私に王妃とか無理だし務まるわけないじゃない。愛人なら...と考えたかもしれないけど、それでもこんな不誠実な人とは無理。
別れましょ、私達。」
とヒロインが大声で勢い良く言い切り、掴んでいた手で王子を突き飛ばし頬を叩いた。
パァンッと音が響き渡る。
周りが息を飲むのを尻目に、ヒロインは悪役令嬢のもとへ駆け寄り手を重ねながら
「王子と婚約してたなんて知らなかったの。本当にごめんなさい。
それに、王子とは学園にいる間だけの恋人だと思ってたの。
けど、結婚前にあんな浮気男だとわかってよかったと思うわ。
男は浮気をする生き物って言うけど、ずっと一途な人もいるわ。私達、そういう一途な人を見つけた方がいいと思うの。
他にも色々話したいから、ちょっと違うところでお話ししましょう。」
と言い切り、悪役令嬢をエスコートしながら会場から出ていく。
追いすがる王子の声が聞こえた気がするけど、気のせい聞こえない。
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後日、悪役令嬢とヒロインは親友と言われるほど仲良くなった。
だが、その後の王子とヒロインの仲は悪いようだ。
必死に追いすがる王子に、冷たくあしらうヒロイン。
ヒロインはあまりにも王子がしつこすぎたため、追いすがる王子の方を向いた。
王子はやっとヒロインが自分の方を向いたことに希望をもったような表情をしたが、一瞬で絶望の表情に変わるほどヒロインの表情は険しい。
「ねぇ、あんたは悪役令嬢のことこうやって冷たくあしらってたんだよ?自業自得じゃない。
それに、浮気する人は繰り返すって言うものね。
確かに未来は不確かだけれども、一度許したら何回も繰り返されそうで嫌なの。
だから、もう貴方とは無理。
貴方とは別れたのだから、もう近づかないで、声も掛けないで。」
冷たく言い捨てると、ヒロインは去っていった。
後に残るは固まっている王子のみ。
おわり
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