22 / 36
私は...
しおりを挟む
私は困惑してしまった。
いままでのルナディーク殿下と違い過ぎるし、監禁しようとした理由も理解できない。
...正直、信頼はできない...かな?
許す許さないは置いておいて。
「ルナディーク殿下...。」
声を掛けただけでルナディーク殿下はビクッとされてしまいました。
それから恐る恐るといった感じで目線を上げ、こちらを見ますが...目からの感情で恐怖・怯え・諦めが混じっている気がする...。
その視線を受けながら、ゆっくりと諭すように言い聞かせます。
「ルナディーク殿下、貴方がいままでを省みたということはわかりました。しかし、私は正直ルナディーク殿下を信頼することは出来ません。だから、許す許さないも...いまは決められません。」
ルナディーク殿下の目からの感情に絶望が混じった気がします。それでも私はいま言い聞かせないといけないと感じていました。
「それに、監禁しようとした理由もよくわかりません。私が愛を向けるべき人は王太子であり将来の王であって、候補の段階で恋愛感情に動かされるわけにはいかないのです。
確かに皆様は私の恋愛感情を気にしている傾向がありますが、私が下手に恋をするわけにはいかない立場だと重々承知しているのです。
私に愛してほしいなら、王太子になるしかない...とご理解くださいませ。」
正直、私はどうでも良いのです。
私は王太子妃ですから、やらなければならないこともありますし、一番大切な世継ぎを産まないといけない覚悟もあります。
一番大事なのは国ですし、恋や愛で狂うほど妃教育は甘くないのですよ。
ハニートラップをされて情報漏洩を一部してしまった王妃が過去に居ましたから...。
ハニートラップって基本は女性が男性を誘惑することですが、逆もあるのですよ。
個人的にチャラ男や女たらしは怖いですし。
そんなわけで、恋や愛など信じていないというか...王族であるルナディーク殿下もトラップに掛からないように教育されてるだろうと思うんですが。
私は大丈夫だと思われたのか...なんでしょうね?
恋は病とも言いますし、どうしようもないのでしょうね。
とりあえず私は王太子を大切にしようという気持ちはありますが、候補の人達は友人としてしか考えられないのですよ。
まぁ、陛下は私次第だと考えているだろうから...私としてはリストを出すぐらいで勘弁してもらえないかなーって正直思ってる。
優秀でなおかつ誠実で...国を大事に思ってくれる人が良いなーとは思うけどね。
王太子兼側近候補の中で順位があるらしいけど、私にはその詳しい話は回ってこないし、教えてくれないからよくわからないのよね。
好きな人が出来たとか家の事情とかで王太子は辞めて側近候補へ移行する人もたまーに出てるから、王太子兼側近候補自体は意外と少ないのよね。
側近候補は結構いて、将来の陛下専属サポートや重鎮になる予定。
能力や性格を加味して、既に重鎮の方々のもとで部下として働いている方も一部いるし。
私の専属も増やしてほしいですわね。
公務が大変なんですもの。
そこのところ、お願い致しますね?陛下。
いままでのルナディーク殿下と違い過ぎるし、監禁しようとした理由も理解できない。
...正直、信頼はできない...かな?
許す許さないは置いておいて。
「ルナディーク殿下...。」
声を掛けただけでルナディーク殿下はビクッとされてしまいました。
それから恐る恐るといった感じで目線を上げ、こちらを見ますが...目からの感情で恐怖・怯え・諦めが混じっている気がする...。
その視線を受けながら、ゆっくりと諭すように言い聞かせます。
「ルナディーク殿下、貴方がいままでを省みたということはわかりました。しかし、私は正直ルナディーク殿下を信頼することは出来ません。だから、許す許さないも...いまは決められません。」
ルナディーク殿下の目からの感情に絶望が混じった気がします。それでも私はいま言い聞かせないといけないと感じていました。
「それに、監禁しようとした理由もよくわかりません。私が愛を向けるべき人は王太子であり将来の王であって、候補の段階で恋愛感情に動かされるわけにはいかないのです。
確かに皆様は私の恋愛感情を気にしている傾向がありますが、私が下手に恋をするわけにはいかない立場だと重々承知しているのです。
私に愛してほしいなら、王太子になるしかない...とご理解くださいませ。」
正直、私はどうでも良いのです。
私は王太子妃ですから、やらなければならないこともありますし、一番大切な世継ぎを産まないといけない覚悟もあります。
一番大事なのは国ですし、恋や愛で狂うほど妃教育は甘くないのですよ。
ハニートラップをされて情報漏洩を一部してしまった王妃が過去に居ましたから...。
ハニートラップって基本は女性が男性を誘惑することですが、逆もあるのですよ。
個人的にチャラ男や女たらしは怖いですし。
そんなわけで、恋や愛など信じていないというか...王族であるルナディーク殿下もトラップに掛からないように教育されてるだろうと思うんですが。
私は大丈夫だと思われたのか...なんでしょうね?
恋は病とも言いますし、どうしようもないのでしょうね。
とりあえず私は王太子を大切にしようという気持ちはありますが、候補の人達は友人としてしか考えられないのですよ。
まぁ、陛下は私次第だと考えているだろうから...私としてはリストを出すぐらいで勘弁してもらえないかなーって正直思ってる。
優秀でなおかつ誠実で...国を大事に思ってくれる人が良いなーとは思うけどね。
王太子兼側近候補の中で順位があるらしいけど、私にはその詳しい話は回ってこないし、教えてくれないからよくわからないのよね。
好きな人が出来たとか家の事情とかで王太子は辞めて側近候補へ移行する人もたまーに出てるから、王太子兼側近候補自体は意外と少ないのよね。
側近候補は結構いて、将来の陛下専属サポートや重鎮になる予定。
能力や性格を加味して、既に重鎮の方々のもとで部下として働いている方も一部いるし。
私の専属も増やしてほしいですわね。
公務が大変なんですもの。
そこのところ、お願い致しますね?陛下。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
2,038
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる