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12歳になったよ
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そんなこんなあり、気づけばおれは12歳になっていた。
お姉ちゃんはもう18歳だ。
もう子供が作れる……じゃなくて、お姉ちゃんはお母さんにほんとに似てきた。
おっぱいのおおきさ……じゃなくて、性格がだ。
ここで問題がひとつある。
お父さんのルイスがおれを同盟国のエルフ共和国の魔術学校に入れようとしていることだ。
エルフ共和国は魔術に非常に長けている国である。
そこの学校に入れられるのは本来誇らしいことだが少し、寂しい気持ちもある。
転生した、とはいえ家族だからな。
「父上、ほんとに入学するのですか」
お父さんにそう聞くと微笑みながら返事が返ってきた。
「あぁ、寂しいかもしれんが休みには会えるしお前を戦争に巻き込ませる訳にも行かないしな」
相変わらず、優しいお父さんである。
ちなみに魔術学校は三年制で全寮制らしい。
色々な国から一流の魔術を習いに来るのだとか。
「レイ、寂しくなったらいつでも帰ってくるのよ」
まだ出発する訳では無いのに半泣きのお母さん。
可愛いという思いを殺し、おれは大きく頷いた。
話した日から1週間ほどがすぎた日、おれは出発の日を迎えた。
お父さんが手配してくれた馬車に乗って行くそうだ。
やはり、少し寂しいな。
お姉ちゃんがおれの持ち物を準備してくれている。
「レイ~、ちゃーんとするんだよ」
「わかってるよ、お姉ちゃん」
次はいつ会えるだろうか、この可愛いアオイに。
「ねえ、お姉ちゃん」
そう言いおれは不意に抱きついた。
お姉ちゃんの比較的大きい胸が当たる。
お姉ちゃんは一瞬驚いたような表情を見せるが、微笑みながら頭を撫でてくれる。
「ルイ、さみしいね。だけど、がんばってくるんだよ」
そう言ってくれたお姉ちゃんの手は暖かかった。
準備が出来て、馬車に乗り込むと、3人が手を振ってくれた。
「頑張ってくるね」
外で手を振る3人に手を振り返すと馬車がゆっくり進んだ。
進む速度が早くなるにつれて寂しさがこみあがってくる。
泣かないように上を向いて唇をぎゅっとする。
後ろをふと見ると、お母さんが泣いているのが見えた。
それを支える2人も見える。
「頑張ってくるからね」
ひとりで呟いて決意を固める。
おれが、強くなって帰ってくるんだ。
あっちの世界だと感じることもないような気持ちがあかってくる。
魔術のセンスがあるかは分からない。
だけどやるしかないんだ。
やるきは十分ある。
先をむくことで寂しさを紛らわす。
外を見ると、ルクスダール王国の景色が勢いよく流れていっていた。
お姉ちゃんはもう18歳だ。
もう子供が作れる……じゃなくて、お姉ちゃんはお母さんにほんとに似てきた。
おっぱいのおおきさ……じゃなくて、性格がだ。
ここで問題がひとつある。
お父さんのルイスがおれを同盟国のエルフ共和国の魔術学校に入れようとしていることだ。
エルフ共和国は魔術に非常に長けている国である。
そこの学校に入れられるのは本来誇らしいことだが少し、寂しい気持ちもある。
転生した、とはいえ家族だからな。
「父上、ほんとに入学するのですか」
お父さんにそう聞くと微笑みながら返事が返ってきた。
「あぁ、寂しいかもしれんが休みには会えるしお前を戦争に巻き込ませる訳にも行かないしな」
相変わらず、優しいお父さんである。
ちなみに魔術学校は三年制で全寮制らしい。
色々な国から一流の魔術を習いに来るのだとか。
「レイ、寂しくなったらいつでも帰ってくるのよ」
まだ出発する訳では無いのに半泣きのお母さん。
可愛いという思いを殺し、おれは大きく頷いた。
話した日から1週間ほどがすぎた日、おれは出発の日を迎えた。
お父さんが手配してくれた馬車に乗って行くそうだ。
やはり、少し寂しいな。
お姉ちゃんがおれの持ち物を準備してくれている。
「レイ~、ちゃーんとするんだよ」
「わかってるよ、お姉ちゃん」
次はいつ会えるだろうか、この可愛いアオイに。
「ねえ、お姉ちゃん」
そう言いおれは不意に抱きついた。
お姉ちゃんの比較的大きい胸が当たる。
お姉ちゃんは一瞬驚いたような表情を見せるが、微笑みながら頭を撫でてくれる。
「ルイ、さみしいね。だけど、がんばってくるんだよ」
そう言ってくれたお姉ちゃんの手は暖かかった。
準備が出来て、馬車に乗り込むと、3人が手を振ってくれた。
「頑張ってくるね」
外で手を振る3人に手を振り返すと馬車がゆっくり進んだ。
進む速度が早くなるにつれて寂しさがこみあがってくる。
泣かないように上を向いて唇をぎゅっとする。
後ろをふと見ると、お母さんが泣いているのが見えた。
それを支える2人も見える。
「頑張ってくるからね」
ひとりで呟いて決意を固める。
おれが、強くなって帰ってくるんだ。
あっちの世界だと感じることもないような気持ちがあかってくる。
魔術のセンスがあるかは分からない。
だけどやるしかないんだ。
やるきは十分ある。
先をむくことで寂しさを紛らわす。
外を見ると、ルクスダール王国の景色が勢いよく流れていっていた。
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