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本編
第98話 決戦前の準備
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私に用意された部屋でジェイシス様が来ており、お茶をしながら話をする。もちろん今日は、テーブルを挟んで相向かいで座っていますよ。夜会が終わるまでは禁止されているので、素直に従うジェイシス様。
「アイリ、すまない。俺も話に聞いていたがなかなか尻尾が掴めず、母上の憂いを取り除きたいとずっと思っていたのだ」
「私が役立てるかはわかりませんが、イーサン様やジェイシス様がいない時にマーガレット様と一緒にいます。マーガレット様を守って見せます」
「ふふっ、心強いね。でも本当に頼む。男の我々の前では本性を表さない狡猾な女だ。あの侯爵夫人は誰にも優しく、誰もが仲良くしたいと思う女性なんだ。尻尾を出すかどうかわからない。ただ、母上に悲しい思いはもうさせたくない」
この家族は仲が良く、みんな信頼し合っている。こんないい家族に暗い影を落とす侯爵夫人め。許さん。
1人想いに浸っていると、ジェイシス様が隣にいた。いつの間に!
「禁止令出ていましたよね?」
「うーん、そうだけど、少しぐらいはいいのではないかなぁと。アイリが足りない」
抱きしめられた。このぐらいならいいかな。甘い考えだった?
「アイリ」
だから、耳元で喋らないで。
額、頬、耳、首筋とジェイシス様の唇がおりてきた。
「ねぇ、アイリ。一緒に添い寝しよう。ダメ?同じ屋敷にいるのに離れ離れは寂しいよ」
寂しいと言われてもマーガレット様に怒られる。睡眠大事よ。
「ジェイシス様、添い寝すると恥ずかしくて寝られず寝不足になって、マーガレット様に怒られる未来が見えますけど」
「はぁ、こんなに近くにいるのに、今だけはそばにいて」
部屋の空気が熱を帯び、2人の吐息しか聞こえない、2人だけの世界。
耳元で、愛しているよと囁くジェイシス様。
「はぁ、これ以上はダメだな、止められなくなる。跡はつけていないから安心して。それにしてもアイリはどこもかしこも甘いよ」
イケメンの大人フェロモンが飛び交っている。目の前にイケメンって。はぁ、イケメンって何なのよ。
「アイリ、ふふっ、大丈夫か?」
「大丈夫ではありません。そういえば、だいぶ忙しくなってしまいましたか?」
「ああ、ゴムはすごいな。多岐に渡って使うことができる。あとチョコとコーヒー、これも爆発的に売れている。信頼のおける者たちを配置し、こなしていく。確かにあれをモンテスキュー家だけでするのは危険だった。公爵家にでさえ横槍する者もいる。まぁ、迎え撃つがな」
仕事では頼もしい。モンテスキューだけでは潰されていたかもしれない。相談してよかった。
「でも、本来はモンテスキュー家で全て利益が出せるのに、公爵家に委ねてしまって良かったのか?それも利益共用が折半なんて、こちらとしてはうれしいかぎりだが、モンテスキュー家が多くとってよかったと思うのだが」
「いいのです。お父さまも丸投げしたいみたいです。もういっぱいいっぱいみたいです。お兄さまも別の事業で忙しいので大丈夫なのです。そこは話し合っているので気にしないでください。でも、ジェイシス様やイーサン様が忙しくなりすぎて体を壊してしまうことが心配です」
「ありがとう、アイリ。その心配はないよ。忙しい方が発散できるから、母上やアイリの負担が減ると思うよ」
何ですと,負担が減る?負担が減るって、まさかの。
ジェイシス様はにこりと微笑んだ。
「で、では体を壊さない程度に頑張ってください」
抱きしめられて、ありがとうと言われた。いや、身の危険を感じるので、仕事を頑張ってもらって発散?してもらおう。
「おやすみ、アイリ。これ以上いると母に出禁以上のことを約束されると困るので部屋に戻るよ。おやすみ」
はぁ、暑い。気持ちを沈めないと。
それから入浴時間。はぁ、すぐにでも寝られるわ。でも、最終調整しないといけない最終兵器。完成はしているので、微調整と肝心な時に撮れていない、話が取れないでは困る。プローチ型にするか、宝石型にするかどうしよう。
そうビデオとICレコード。ふふふっ、魔道具の小型化。念には念を入れて、映像と会話。
シナリオを考えないといけない。
家族で王家は挨拶
夫婦でダンス
夫婦で同派閥仲間は挨拶
イーサン様単独仕事仲間はあいさつ
マーガレット様同派閥奥様方と談笑
お花摘みに行くふりをして1人になる。涼みに行って1人になる。
大体ここからよね。女狐侯爵夫人と仲間たちがくる。
マーガレット様囲まれる。
イヤミや嫌がらせを受ける
マーガレット様がお花摘みに行く時に一緒について行くか、後ろの方をそっとついて話を盗み聞きをするか。
そして、ある程度録画して私がマーガレット様を探しにくる。そこであちらがどう動くか。もしくは早くから一緒についていくか。
そうだ、イヤモニが必要よー。人数分。マーガレット様もみんながその会話を一緒に聴いていると思うだけでも心が軽くなると思う。よし、イヤモニだ。イヤモニなら聞こえた瞬間から対応できる。
それにスピーカーのように空気伝道でみんなにその会話が聞こえるようにしたいわね。そうすればその会話がみんなに聞こえる。マーガレット様には会話会話に女狐侯爵夫人とその取り巻きの名前を必ずいうことをお願いしよう。
さて、作り始めよう。
ふふふっ、待っていろよ、女狐侯爵夫人めー。マーガレット様に何十年と嫌がらせをしていた報いを受けなさい。頑張るぞ、オー。
「アイリ、すまない。俺も話に聞いていたがなかなか尻尾が掴めず、母上の憂いを取り除きたいとずっと思っていたのだ」
「私が役立てるかはわかりませんが、イーサン様やジェイシス様がいない時にマーガレット様と一緒にいます。マーガレット様を守って見せます」
「ふふっ、心強いね。でも本当に頼む。男の我々の前では本性を表さない狡猾な女だ。あの侯爵夫人は誰にも優しく、誰もが仲良くしたいと思う女性なんだ。尻尾を出すかどうかわからない。ただ、母上に悲しい思いはもうさせたくない」
この家族は仲が良く、みんな信頼し合っている。こんないい家族に暗い影を落とす侯爵夫人め。許さん。
1人想いに浸っていると、ジェイシス様が隣にいた。いつの間に!
「禁止令出ていましたよね?」
「うーん、そうだけど、少しぐらいはいいのではないかなぁと。アイリが足りない」
抱きしめられた。このぐらいならいいかな。甘い考えだった?
「アイリ」
だから、耳元で喋らないで。
額、頬、耳、首筋とジェイシス様の唇がおりてきた。
「ねぇ、アイリ。一緒に添い寝しよう。ダメ?同じ屋敷にいるのに離れ離れは寂しいよ」
寂しいと言われてもマーガレット様に怒られる。睡眠大事よ。
「ジェイシス様、添い寝すると恥ずかしくて寝られず寝不足になって、マーガレット様に怒られる未来が見えますけど」
「はぁ、こんなに近くにいるのに、今だけはそばにいて」
部屋の空気が熱を帯び、2人の吐息しか聞こえない、2人だけの世界。
耳元で、愛しているよと囁くジェイシス様。
「はぁ、これ以上はダメだな、止められなくなる。跡はつけていないから安心して。それにしてもアイリはどこもかしこも甘いよ」
イケメンの大人フェロモンが飛び交っている。目の前にイケメンって。はぁ、イケメンって何なのよ。
「アイリ、ふふっ、大丈夫か?」
「大丈夫ではありません。そういえば、だいぶ忙しくなってしまいましたか?」
「ああ、ゴムはすごいな。多岐に渡って使うことができる。あとチョコとコーヒー、これも爆発的に売れている。信頼のおける者たちを配置し、こなしていく。確かにあれをモンテスキュー家だけでするのは危険だった。公爵家にでさえ横槍する者もいる。まぁ、迎え撃つがな」
仕事では頼もしい。モンテスキューだけでは潰されていたかもしれない。相談してよかった。
「でも、本来はモンテスキュー家で全て利益が出せるのに、公爵家に委ねてしまって良かったのか?それも利益共用が折半なんて、こちらとしてはうれしいかぎりだが、モンテスキュー家が多くとってよかったと思うのだが」
「いいのです。お父さまも丸投げしたいみたいです。もういっぱいいっぱいみたいです。お兄さまも別の事業で忙しいので大丈夫なのです。そこは話し合っているので気にしないでください。でも、ジェイシス様やイーサン様が忙しくなりすぎて体を壊してしまうことが心配です」
「ありがとう、アイリ。その心配はないよ。忙しい方が発散できるから、母上やアイリの負担が減ると思うよ」
何ですと,負担が減る?負担が減るって、まさかの。
ジェイシス様はにこりと微笑んだ。
「で、では体を壊さない程度に頑張ってください」
抱きしめられて、ありがとうと言われた。いや、身の危険を感じるので、仕事を頑張ってもらって発散?してもらおう。
「おやすみ、アイリ。これ以上いると母に出禁以上のことを約束されると困るので部屋に戻るよ。おやすみ」
はぁ、暑い。気持ちを沈めないと。
それから入浴時間。はぁ、すぐにでも寝られるわ。でも、最終調整しないといけない最終兵器。完成はしているので、微調整と肝心な時に撮れていない、話が取れないでは困る。プローチ型にするか、宝石型にするかどうしよう。
そうビデオとICレコード。ふふふっ、魔道具の小型化。念には念を入れて、映像と会話。
シナリオを考えないといけない。
家族で王家は挨拶
夫婦でダンス
夫婦で同派閥仲間は挨拶
イーサン様単独仕事仲間はあいさつ
マーガレット様同派閥奥様方と談笑
お花摘みに行くふりをして1人になる。涼みに行って1人になる。
大体ここからよね。女狐侯爵夫人と仲間たちがくる。
マーガレット様囲まれる。
イヤミや嫌がらせを受ける
マーガレット様がお花摘みに行く時に一緒について行くか、後ろの方をそっとついて話を盗み聞きをするか。
そして、ある程度録画して私がマーガレット様を探しにくる。そこであちらがどう動くか。もしくは早くから一緒についていくか。
そうだ、イヤモニが必要よー。人数分。マーガレット様もみんながその会話を一緒に聴いていると思うだけでも心が軽くなると思う。よし、イヤモニだ。イヤモニなら聞こえた瞬間から対応できる。
それにスピーカーのように空気伝道でみんなにその会話が聞こえるようにしたいわね。そうすればその会話がみんなに聞こえる。マーガレット様には会話会話に女狐侯爵夫人とその取り巻きの名前を必ずいうことをお願いしよう。
さて、作り始めよう。
ふふふっ、待っていろよ、女狐侯爵夫人めー。マーガレット様に何十年と嫌がらせをしていた報いを受けなさい。頑張るぞ、オー。
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