2 / 3
親子 2014.01.03
しおりを挟む
年末年始を実家で過ごしている。
私、妻、息子0歳。
関東から九州まではやはり遠く、この時期は、飛行機もなかなかのお金がかかる。やはり遠のく。
赤ちゃん連れだと、なおさら、こちらも周囲も気を使う道中が目に見えていた。
(事実そうだったが)
さすがに、全く帰らないわけにもいかないので、久しぶりの帰省。
親に孫も見せねばな、と、帰省はしたが、やはり疲れた。
ただ、いざ帰ると、そこは実家。
子どもを見守る人も増えて、楽なもんです。
道中の苦労も、たまには良いのかもしれない。
長居しているうちに苦労を忘れ出し、明日には、帰路に着くのに、なんか工夫するんだったはずなのに、何だったかも忘れた。
年末年始のこの時期は、皆地元に帰るのか、散歩をすればなじみの顔に出会った。
そして、親バカな私は、息子が私に似ていると言われ、上機嫌。
出会う人、出会う人、皆、私に似ていると言ってくれた。
だけど、私の母だけは、初日から今日まで、一度も言わない。
私と息子(母からしたら孫ですが)は、やっぱり違うと言い、
私の顔はここがこうで、もっとこうで、こうだった、と。
似ているとは決して言わない。
何だろう、私からすると、ちょっと面白くない。
今も息子をだっこし、あやしている母。
流石に姉達や私を育てた上げただけあり、あやすのは上手。
よくあやしてくれているし、その様子を見るかぎり、孫のことは可愛く思っているみたいだが、ならなぜ似ていると言わないのだろう。
私が思うに、絶対に似てなくはないはず。
だって、孫と祖母で笑い合っていて、母とも似ている部類だろうから。
今も笑ってて、、、
そう言えば、母は、抱っこすると、ずっと笑顔で孫に何か話している。
なんとなく私の記憶の中にもあった、母の笑顔。
デジャブのようなその光景。
そして、気づいた、私の中での母のイメージが、その笑顔だったことに。
母は私を育てる時、それだけ私の顔を細かな点まで見てくれていたのだろうな、と。
きっと他の誰よりも見ていたのだろう。
だから、他の誰も気づかない違いがわかるのは母だけだったんだろうな、と。
私、妻、息子0歳。
関東から九州まではやはり遠く、この時期は、飛行機もなかなかのお金がかかる。やはり遠のく。
赤ちゃん連れだと、なおさら、こちらも周囲も気を使う道中が目に見えていた。
(事実そうだったが)
さすがに、全く帰らないわけにもいかないので、久しぶりの帰省。
親に孫も見せねばな、と、帰省はしたが、やはり疲れた。
ただ、いざ帰ると、そこは実家。
子どもを見守る人も増えて、楽なもんです。
道中の苦労も、たまには良いのかもしれない。
長居しているうちに苦労を忘れ出し、明日には、帰路に着くのに、なんか工夫するんだったはずなのに、何だったかも忘れた。
年末年始のこの時期は、皆地元に帰るのか、散歩をすればなじみの顔に出会った。
そして、親バカな私は、息子が私に似ていると言われ、上機嫌。
出会う人、出会う人、皆、私に似ていると言ってくれた。
だけど、私の母だけは、初日から今日まで、一度も言わない。
私と息子(母からしたら孫ですが)は、やっぱり違うと言い、
私の顔はここがこうで、もっとこうで、こうだった、と。
似ているとは決して言わない。
何だろう、私からすると、ちょっと面白くない。
今も息子をだっこし、あやしている母。
流石に姉達や私を育てた上げただけあり、あやすのは上手。
よくあやしてくれているし、その様子を見るかぎり、孫のことは可愛く思っているみたいだが、ならなぜ似ていると言わないのだろう。
私が思うに、絶対に似てなくはないはず。
だって、孫と祖母で笑い合っていて、母とも似ている部類だろうから。
今も笑ってて、、、
そう言えば、母は、抱っこすると、ずっと笑顔で孫に何か話している。
なんとなく私の記憶の中にもあった、母の笑顔。
デジャブのようなその光景。
そして、気づいた、私の中での母のイメージが、その笑顔だったことに。
母は私を育てる時、それだけ私の顔を細かな点まで見てくれていたのだろうな、と。
きっと他の誰よりも見ていたのだろう。
だから、他の誰も気づかない違いがわかるのは母だけだったんだろうな、と。
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
0
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる