異世界転生、防御特化能力で彼女たちを英雄にしようと思ったが、そんな彼女たちには俺が英雄のようだ。

Mです。

文字の大きさ
39 / 213
学園編-学園武術会

障落ち

しおりを挟む
 今の自分が不幸だ……なんて思ったことはない。
 あの日、あの時……私にあの人が助けられたなんて思っていない……

 ただ……私の能力が後悔《ときもどし》……
 もし、取り戻せるのなら……やり直せるのなら……

 結局、私が出来る事《つぐない》なんてそれくらいだろう……

 壊れたっていい……間違っていたっていい……


 ・
 ・
 ・


 何年前だ?
 私がまだ……11歳だった時……

 時戻しの能力も……両手に宿る闘気も……
 今より、遥かに劣っていて……
 それでもその頃の同い年の者からすれば、それでも私は脅威だった。

 その日も、数人の男子に因縁を付けられたが、
 全員を返り討ちにしてやった……

 そして、決まっていつも、勝者は悪《わたし》だった……

 ただ……いつも私を呼び出す、一人の教師だけは少しだけ他の奴とは違って……


 「まったく……顔が傷だらけじゃないか……せっかくの美人が台無しだよ」
 ひょろっとした少し頼りない男教師……

 「別に……群がっていきがってる野郎をぶっとばしただけ……それに何?美人?誰が?11歳の子供《がき》捕まえて何言ってるの?」
 そう目の前の教師に返す。

 「……うーん、レイフィスは数年後には美人になってると僕は思うけどね……」
 そう返し、少しだけ立場を弁えるように苦笑する。

 「くだらない……私はただ……あいつらに負けたくないだけ……誰に頼ることなく、私を守るだけ」
 そう返す。

 「うん……立派だね……僕なんかよりもずっと……」
 そう教師が私に返す。



 障落《さわりお》ち……
 あの頃は……割と頻繁に起きていたっけ……

 学園の進歩……皆が自分の魔力を上手く制御できるようになり、
 その後は聞かなくなるが……

 何かが原因で己の能力、魔力が侵され……病に落ちる、障落ち……
 最終的には化け物のような姿で己の能力に身体を乗っ取られる。

 無作為に人を襲うだけの化け物……

 人であったときは、その人の魔力や適正で制御されてそれほど脅威でない能力もその障落ちした者はかなりの脅威となる……


 自分がきっかけとなったのかはわからない……

 いつものように数人の近い年頃の男子にからまれて、返り討ちにした……

 その一人が苦しむように黒い霧に覆われて……

 真っ黒い球体の化け物に姿を変えた。

 彼の能力は猛毒……

 人であったころの彼はそれほど脅威と感じる能力では無かった……

 だが……

 球体は仲間であったクラスメイトを飲み込むように……
 そして、その毒で彼等を侵していく……

 震える……
 それでも、不思議と足は動き、わたしはそいつに立ち向かう。

 拳が球体に飲み込まれるように突き刺さり……

 「うっ……」
 一瞬で紫色に変色した自分の腕に恐怖と不快を覚える。

 「戻れっ」
 慌ててそう言い、当時の巻き戻せる時間は今よりも遥かに短い時間ではあったが、
 変色する前の自分の腕がそこにあり、少し安堵する。

 振り返り……逃げるか?

 ……よくわからないプライド……それに……
 先ほどまで殴り合っていた相手だとはいえ……
 障落ちした化け物に取り込まれた彼等を見捨てるのか……?

 迷っているうちに化け物が触手のようなものを伸ばすと右手に絡みつく。

 「ひっ……」
 思わずそんな情けの無い悲鳴をあげる。

 必死に振り払い……

 「戻れっ」
 毒される前の身体に戻る……

 だが、すぐに新しい触手が1本、2本と迫ってくる。

 恐怖に目を瞑るが、それは届くことなく……

 両腕に闘気を纏った教師が立っていて……

 「無事かい……?よかった」
 そう、にこりと微笑む。

 「闘拳……僕の拳《のうりょく》は、その魔力を拳に乗せて攻撃するのと同時に、僕の魔力を凌駕しないデバフ効果を無力化して攻撃できる」
 そう自分の能力を説明する。
 そう……わたしがこの人からこの先に授かる能力……

 「猛毒か……随分と厄介だが……僕の能力なら」
 そう教師は両腕に闘気を宿し……その球体を破壊するため目標を目視する。

 「……せんせい、あの中には……」
 クラスメイトが……

 「……教師失格かもしれないけど……僕が今助けられる命はね、限られているんだ」
 そう、私を見てさびしそうに笑った。

 「過去を見捨て……今を助ける……未来《きみ》を助ける……」
 そう再び、敵《ばけもの》を目視する……

 「くっ!?」
 触手が伸びてくる……

 さすがの先生もその触手を闘気の宿った腕以外で防ぐわけにはいかない。
 その両腕で伸びた触手を弾き返すが……

 「きゃっ!?」
 私の身体に巻きつき……化け物は私の身体を自分の身体の中に飲み込んだ。

 毒の侵食があっという間に身体を侵していく。

 「戻れっ」

 当時の私の能力では巻き戻しで毒に侵される前に戻せても、その体内に取り込まれる前に時間を戻すことはできなく、すぐに身体は毒に侵されていく。

 「戻れっ」
 繰り返すように言葉を唱え続ける。

 後は、私の魔力がどこまで持つか……の問題だ。

 魔力が尽きれば、時間戻しができなく、毒に侵され……全てが終わる。
 数分前に取り込まれただろうクラスメイト……

 同じ体内に取り込まれたはず……でも息の根は聞こえてこない……

 そして、数分後には私も……

 その前に先生が……私ごとその拳で化け物を消滅させるだろう……

 あっけない人生だった……

 こんな能力……巻き戻し……
 いったい何をやり直せるというのか……

 「戻れっ」
 「戻れっ」
 それでも恐怖に怯え、泣きながらもその猛毒から身を逃れる自分に嫌気を覚える。

 早く…早く……終わらせて。
 先生の拳が私ごと化け物を……早く……早く。

 「戻れっ」
 「戻れっ」
 懸命に言葉を繰り返す。

 魔力の限界は近い……なのに終わりは訪れない……

 そして……
 球体を形どっていた触手を一枚、一枚引き剥がすように……

 「見つけた……」
 軟弱とさえ思っていた教師は、やはりいつものように優しく笑いそこに立っていた……。

 その闘気の宿った腕で丁寧に触手を一枚、一枚引き剥がし、
 そして、毒されることのなかったの右手で私の左腕を掴みあげると、その体内の外へと投げ飛ばした。

 ……もう、手加減の必要はない……

 教師は再び唯一変色のしていない両腕に再び闘気を宿すと……
 思わず魅入られるその一撃を化け物に繰り出し障落ちした生徒は消滅する……

 周辺には、私を探す時に見つけたであろう、ほかのクラスメイトが地に転がっている。
 もちろん、息をしているものはいない……

 助かったのは……情けなく過去の自分にすがったわたしだけ……

 そして……

 「せんせいっ!!」
 
 私を助けてくれた教師も体中猛毒に犯されて……その場に膝を着く……

 「よかった……無事……なんだよね?」
 そう……虚ろな目で……

 「せんせいっ!せんせいっ!」
 そう何度も叫ぶ。

 「戻れっ戻れっ」
 そう何度も叫ぶ……

 もちろん、望んでいる事は起こらない。
 彼《せんせい》の身体は元に戻らない。
 私の能力の対象は私だけだ。
 
 「……どうして……」
 泣きじゃくる、私のそんな言葉に……

 「過去ではなく、今を大事にしたかったから……かな……」
 その教師の言葉の意味はわからなかった……

 「どうして……わたしなんか……」
 私より自分を……
 私ごと、化け物を早々にその拳で叩き潰していたら……

 「単純に……君を助けたかった……」
 そう教師は言う。

 「……どうして……」
 その繰り返す言葉に……

 「……どうして?……そうだな……単純に君は将来美人になりそうだったからかな」
 そう慣れないナンパ染みた行為を恥じるように照れくさそうに笑い……

 「……一つだけ……」
 そう教師が何かを望むように私を見る……

 「僕の能力《ちから》は……他人に伝承できるんだ……」
 そう教師は残る力で私の目を見ながら……

 「……もらって……欲しいんだ」
 そう乞う。

 「……どうして……」
 どうして私なんかに……
 どうして全てを奪ったわたしに……

 「過去《ぼく》は見ず……今《きみ》を見たい……」
 それが、今日……僕が生きていた……理由だ。
 そう言って、強引に私の手を取る教師……

 一人の人間が二つの能力を手に入れる……そんなことが……
 もちろん、二つの能力を持つということは、
 それに担うだけの魔力を要する……

 「だから……僕の変わりに……君《いま》を生きて……」
 がくりと私に能力の授けた腕は重力を逆らうのを止めて……

 「いやだ、戻れっ戻れっ!!」
 私は必死に言葉を繰り返す……
 私の能力はそんな私の望みを叶える訳もなく……
 託された罪《ねがい》だけが私の枷となる……

 この持ち合わせた能力《わたし》の力……
 この託された能力《かれ》の力……

 使いこなさなくては……

 あの程度の化け物に……
 負けることなど二度は許されない……
 過去を繰り返すな……
 今を誰にも負けず生き抜くんだ……

 強い…強い魔力が必要だ……
 私の能力、そして託された能力……
 どちらも使いこなす……
 最凶……わたしは誰もが屈するそんな存在になろう……

 最凶《いま》を生きろ……


 ・
 ・
 ・


 そんな昔の記憶に……
 そんな昔の人物と目の前の転入生《おとこ》を重ね合わせる……

 「……今度こそ……運命……だろ……レス君、君が私の前に現れたのは……」
 そう呟きながら……

 「失うものか……やっとやり直せるんだっ!!」
 遥か過去を目視するように、俺を見る……

 通常では有り得ない……のだろう、二つ目の能力……
 闘気を両腕に宿す……

 闇に身体を染めてまでも使いこなす二つの能力……

 「さぁっ!!」
 始めよう。

 脅威に満ちた目の意味も……
 その闇に染めた覚悟も……

 俺も、オトネも……そして、誰《キルエさえ》も知らないのだろう……


 そんな決意も……今の俺は理解してやることはできない……
 そして、もしそれを理解してやれたとしても……


 負けてやるわけにはいかない……

 オトネと共に……
 文字通りのその最凶を攻略する……

 オトネを英雄にするんだ……

 俺を信じて……捕らえられる者がいる。
 俺を信じて……自分たちの責務を全うする者がいる。
 俺を信じて……学園を裏切り手を貸してくれる者がいる。

 文字通りの最凶《きょうてき》だ……

 今まで以上に……難解だ……

 考えろ……考えろ……

 てめぇの出来る事をただ……

 そして助けろ……

 隣でお前を信じて助っ人に来てくれた少女《オトネ》を……

 そして……
 目の前で過去に囚われる彼女《レイフィス》を……

 それは……
 きっと……その最凶《かのじょ》を打ち倒す事で証明される……

 だから……逃げるな……

 考えろ……それを叶える方法を……

 無能《おまえ》が出来るのはそれだけだ……。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強の職業は解体屋です! ゴミだと思っていたエクストラスキル『解体』が実は超有能でした

服田 晃和
ファンタジー
旧題:最強の職業は『解体屋』です!〜ゴミスキルだと思ってたエクストラスキル『解体』が実は最強のスキルでした〜 大学を卒業後建築会社に就職した普通の男。しかし待っていたのは設計や現場監督なんてカッコいい職業ではなく「解体作業」だった。来る日も来る日も使わなくなった廃ビルや、人が居なくなった廃屋を解体する日々。そんなある日いつものように廃屋を解体していた男は、大量のゴミに押しつぶされてしまい突然の死を迎える。  目が覚めるとそこには自称神様の金髪美少女が立っていた。その神様からは自分の世界に戻り輪廻転生を繰り返すか、できれば剣と魔法の世界に転生して欲しいとお願いされた俺。だったら、せめてサービスしてくれないとな。それと『魔法』は絶対に使えるようにしてくれよ!なんたってファンタジーの世界なんだから!  そうして俺が転生した世界は『職業』が全ての世界。それなのに俺の職業はよく分からない『解体屋』だって?貴族の子に生まれたのに、『魔導士』じゃなきゃ追放らしい。優秀な兄は勿論『魔導士』だってさ。  まぁでもそんな俺にだって、魔法が使えるんだ!えっ?神様の不手際で魔法が使えない?嘘だろ?家族に見放され悲しい人生が待っていると思った矢先。まさかの魔法も剣も極められる最強のチート職業でした!!  魔法を使えると思って転生したのに魔法を使う為にはモンスター討伐が必須!まずはスライムから行ってみよう!そんな男の楽しい冒険ファンタジー!

転生者は冒険者となって教会と国に復讐する!

克全
ファンタジー
東洋医学従事者でアマチュア作家でもあった男が異世界に転生した。リアムと名付けられた赤子は、生まれて直ぐに極貧の両親に捨てられてしまう。捨てられたのはメタトロン教の孤児院だったが、この世界の教会孤児院は神官達が劣情のはけ口にしていた。神官達に襲われるのを嫌ったリアムは、3歳にして孤児院を脱走して大魔境に逃げ込んだ。前世の知識と創造力を駆使したリアムは、スライムを従魔とした。スライムを知識と創造力、魔力を総動員して最強魔獣に育てたリアムは、前世での唯一の後悔、子供を作ろうと10歳にして魔境を出て冒険者ギルドを訪ねた。 アルファポリスオンリー

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神様、ちょっとチートがすぎませんか?

ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】 未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。 本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!  おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!  僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇  ――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。  しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。  自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――  ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。 へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/ --------------- ※カクヨムとなろうにも投稿しています

レベルが上がらない【無駄骨】スキルのせいで両親に殺されかけたむっつりスケベがスキルを奪って世界を救う話。

玉ねぎサーモン
ファンタジー
絶望スキル× 害悪スキル=限界突破のユニークスキル…!? 成長できない主人公と存在するだけで周りを傷つける美少女が出会ったら、激レアユニークスキルに! 故郷を魔王に滅ぼされたむっつりスケベな主人公。 この世界ではおよそ1000人に1人がスキルを覚醒する。 持てるスキルは人によって決まっており、1つから最大5つまで。 主人公のロックは世界最高5つのスキルを持てるため将来を期待されたが、覚醒したのはハズレスキルばかり。レベルアップ時のステータス上昇値が半減する「成長抑制」を覚えたかと思えば、その次には経験値が一切入らなくなる「無駄骨」…。 期待を裏切ったため育ての親に殺されかける。 その後最高レア度のユニークスキル「スキルスナッチ」スキルを覚醒。 仲間と出会いさらに強力なユニークスキルを手に入れて世界最強へ…!? 美少女たちと冒険する主人公は、仇をとり、故郷を取り戻すことができるのか。 この作品はカクヨム・小説家になろう・Youtubeにも掲載しています。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

スキルハンター~ぼっち&ひきこもり生活を配信し続けたら、【開眼】してスキルの覚え方を習得しちゃった件~

名無し
ファンタジー
 主人公の時田カケルは、いつも同じダンジョンに一人でこもっていたため、《ひきこうもりハンター》と呼ばれていた。そんなカケルが動画の配信をしても当たり前のように登録者はほとんど集まらなかったが、彼は現状が楽だからと引きこもり続けていた。そんなある日、唯一見に来てくれていた視聴者がいなくなり、とうとう無の境地に達したカケル。そこで【開眼】という、スキルの覚え方がわかるというスキルを習得し、人生を大きく変えていくことになるのだった……。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

処理中です...